一時的にお金が必要な人にとって、カードローンは便利な商品だ。しかし、多くのカードローンでは安定収入の存在が条件となっている。
長期的にひとつの企業で勤務しやすい男性に比べて、女性はライフスタイルの変化によって離職や勤務形態の変更を余儀なくされるなど不安定になりがちだ。
そんな融資を受けることに不安や悩みを持つ女性を対象にしているのが、女性向けのカードローンである。
この記事では、女性向けカードローンのメリットや利用に際しての注意点を解説する。おすすめのカードローンも紹介しているので、自分に合った商品を見つけて欲しい。
女性向けカードローン「レディースローン」はどう選ぶ?
まずは、女性向けカードローンの選び方について整理しよう。
押さえておきたいポイントをいくつか挙げるが、自分にとって最も重視する部分を明確にすれば、よりニーズにあった商品を選べる。
優先すべき点はどれなのか、考えながら参考にしてほしい。
女性専用窓口があるか
女性専用窓口があるかどうかは、カードローン選びの重要なポイントだ。
男性の担当者にお金の相談や申告をするのは、抵抗があるかもしれない。
特にデリケートな事情があるケースでは、異性に話すのは難しいこともある。
そんなときは、女性専用ダイヤルや女性担当者が窓口となっている商品を選びたい。
電話越しのオペレーターや相談窓口の担当が女性というだけで、安心して事情を話せるだろう。
さらに、女性専用窓口から申し込めば、審査時の在籍確認も女性によって行われることが多い。
職場に男性からの電話がかかると不審に思われる心配がある場合は、女性専用窓口の活用を検討してほしい。
来店不要で手続きできるか
来店せずに手続きできるかどうかも、大切な選択基準となる。
カードローンを申し込む際、自動契約機に入るのは人目が気になる。
店舗から出てきたところを知り合いに目撃されるのも心配だ。
そのため、手続きは電話やWebで完結できる先を選ぶと良い。
以前はカードの受け取りには来店が必要だったが、現在は出向くことなくすべての手続きを完結できるカードローンも多い。
自動契約機を探して受け取りに行くのは、時間も手間もかかるが、自宅にいながら申し込めれば、スピーディな借り入れも可能になる。
プライバシーと利便性との両面で、来店不要のサービスは魅力的だ。
在籍確認なしで手続きできるか
カードローンの審査では、勤務先に連絡を取り実際にその職場に勤務しているかを確認する在籍確認が原則実施される。
しかし、借り入れの事実を職場に知られるのではないかと不安に感じる女性も少なくない。
電話での在籍確認に抵抗がある場合は、電話での確認なしで手続きできるカードローンを探すことも選択肢の1つだ。
一部のカードローン会社では、収入証明書の提出によって在籍確認の電話連絡を回避できる。
借り入れが発覚するリスクをできる限り抑えたいのであれば、こうした柔軟な対応ができる先を選びたい。
在籍確認の有無や方法は、女性がカードローンを選ぶ際の重要な判断基準となる。
プライバシーを守りつつ、必要な資金を調達できるサービスを選べば、安心してカードローンを利用できる。
借り入れや返済の利便性は高いか
手続きだけではなく、その後の使い勝手が良いかどうかも、選定時に確認してほしい。
カードローンの中には、アプリを使って振込キャッシングができるものもある。
郵送でカードや書類を受け取る必要がない。
返済についても、コンビニATMを使えるところであれば、日常生活の買い物のついでに手続きを済ませられる。
もしくは、インターネットバンキングを利用できる先を選べば、さらにスムーズな返済が可能だ。
金利の高さはどうか
利便性や手続きの簡単さも大切だが、金利も重視すべきだ。
金利はたった数パーセント違うだけでも、長い期間借り入れを続けると利息は数万円単位で変わってくる。
金利は、借り入れた額に応じて決まる場合が多い。
借りたい額が100万円以下など比較的小さい場合は、最高金利が適用されることが多いため、最も高い数字同士を比べると良いだろう。
また、無利息期間を設けている商品もある。
次の給料までのつなぎとして借り入れる、返済のめどが立っているなど、短期間完済できそうな場合は、この無利息期間を上手く活用すると良いだろう。
女性向けのおすすめカードローン8選
女性向けカードローンは、多くの金融機関や貸金業者で用意されている。
しかし種類が豊富で、自分に最適な商品を選ぶのは難しいと感じる人もいるだろう。
ここでは、女性におすすめのカードローンを8つ紹介しよう。
女性向きと一口に言っても、それぞれのカードローンは異なる特徴を持っている。
相談体制や金利、付与されるポイントなど各商品の強みをまとめているので、興味のある商品を絞り込んでみて欲しい。
アイフル「SuLaLi」はデザイン性の高いカードが特徴
融資スピード(最短) | 20分 |
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金利(実質年利) | 18.0% |
無利息期間 | 最大30日間(初回のみ) |
利用限度額 | 10万円 |
カードレス | 利用可 |
webで完結 | 〇 |
自宅への郵送物回避 | 〇 |
詳しくはこちら |
アイフルのSuLaLiは、女性オペレーターが対応する専用ダイヤルがある。異性に打ち明けづらい事情や相談であっても、話しやすいよう配慮されている。
デザイン性の高いおしゃれなローンカードも魅力的だ。アパレルやコスメの会員カードのように洗練されたデザインであるため、ローンカードであることが分からない。
また、カードを持ち歩くのに抵抗がある場合は、カードなしの借り入れにも対応している。
プロミス「レディースキャッシング」はコストを抑えた利用ができる
融資スピード(最短) | 20分 |
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金利(実質年利) | 4.5% ~ 17.8% |
無利息期間 | 初回借入の翌日から30日間 |
利用限度額 | 500万円 |
カードレス | 利用可 |
webで完結 | 〇 |
自宅への郵送物回避 | 〇 |
詳しくはこちら |
プロミスのレディースキャッシングにも、女性専用の申し込みダイヤルがある。
また、大手消費者金融系カードローンの中では、最大金利が17.5%ともっとも低い水準だ。
収入が少ないから、少しでもコストを抑えて借り入れしたいというニーズにも応えている。
さらに、無利息期間の柔軟性の高さにも注目してほしい。
多くのカードローンは、契約日から無利息期間がカウントされる。
しかし、プロミスは利用日から30日間が無利息期間となる。利用者が最大限無利息期間を活用できるように配慮されているのだ。
とりあえず契約だけで、借り入れは少し先にしたいといった女性の複雑な事情にも柔軟に対応できる。
ベルーナノーティスは無利息サービスが繰り返し使える
融資スピード(最短) | 30分 |
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金利(実質年利) | 4.5% ~ 18.0% |
無利息期間 | 14日間 |
利用限度額 | 300万円 |
カードレス | 不可 |
webで完結 | 〇 |
自宅への郵送物回避 | × |
ベルーナノーティスは、主婦向けの大手通販サイトであるベルーナと同じ系列会社だ。知名度が高く 親しみのある人も多いだろう 。
申し込み可能年齢が80歳までと、幅広い年齢層の人も利用できる仕組みが整っている 。また、WEBからの申し込みなら、最短30分から審査が完了し24時間以内に融資を受けられる。
最大の特徴は、完済すれば何度でも利用できる14日間無利息サービスがある点だ。
直近の借入日から3ヶ月以上経過していることなど条件があるが、無利息が何度でも何度でも利用できるのは、実に心強いサービスだ。
イオン「輝く女性サポートローン」は低金利が魅力
融資スピード(最短) | 翌日 |
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金利(実質年利) | 3.8%~8.8% |
無利息期間 | なし |
利用限度額 | 700万円 |
カードレス | × |
webで完結 | 〇 |
自宅への郵送物回避 | × |
イオン銀行の輝く女性サポートローンは、資格取得や自分磨きなどでまとまった資金を借り入れしたい人向けの商品だ。
最大金利が8.8%と、きわめて低い水準で設定されている。
イオンの通常のフリーローンは最大金利が13.5%であるが、女性の未来を応援するため、特別な低金利でサービスを提供していている。
借入まで来店不要で、自宅にいながら手続きがすべて完了する点も安心だ。さらに利用後の返済も、インターネットバンキングを通じて、簡単に行える。
アコムのカードローンは女性の利用率が上昇中
融資スピード(最短) | 25分 |
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金利(実質年利) | 4.5% ~ 18.0% |
無利息期間 | 60日間無利息(Web申し込みの場合) |
利用限度額 | 500万円 |
カードレス | 利用可 |
webで完結 | 〇 |
自宅への郵送物回避 | 〇 |
詳しくはこちら |
アコムでは、女性専用のカードローン商品を扱っていない。
しかし、アコムでは「働く女性のカードローンサービスの充実」に力を入れており、パートやアルバイトの方への融資も柔軟に行っている。
さらに在籍確認や郵送物についても配慮されており、「周りにバレないか」といった不安も解消できると好評だ。そのため、アイフルの女性の利用率は直近で約35%に上昇している。
他にも、クレジットカードにカードローン機能を付帯できる点も特徴的だ。カードを見られてもクレジットカードなので、ローンを利用していると気づかれにくい。
財布にいれるカードの枚数も減らすこともできるというメリットもある。
楽天銀行スーパーローンはポイントがどんどん貯まる
融資スピード(最短) | 即日 |
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金利(実質年利) | 1.9% ~ 14.5% |
無利息期間 | なし |
利用限度額 | 800万円(専業主婦は50万円) |
カードレス | 不可 |
webで完結 | 〇 |
自宅への郵送物回避 | × |
詳しくはこちら |
楽天銀行スーパーローンは、スマホやパソコンで申し込めるため、いつでもどこでも申し込みができる。仕事の合間や、家族がいない時間など都合に合わせて手続きができるため便利だ。
利便性の高さ以外にも、利用に応じて楽天ポイントが貯まることも大きな強みである。ショッピングや銀行など楽天のサービスを多く使っている人は、より多くのポイントが付与され、使い方によっては利息とポイントを上手く相殺できる可能性もある。
さらに、審査が優遇されるといったこともあるため、楽天経済圏の方は積極的に検討してほしい。
PayPay銀行カードローンは返済の負担を軽くできる
融資スピード(最短) | 即日 |
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金利(実質年利) | 1.59%~18.0% |
無利息期間 | 30日間 |
利用限度額 | 1,000万円 |
カードレス | 利用可 |
webで完結 | 〇 |
自宅への郵送物回避 | 〇 |
PayPay銀行のカードローンは、決済アプリPayPayを通じての借入れもでき、使いやすさは抜群だ。
知名度の高いキャッシュレスアプリなので、利用していても違和感がなく借り入れも周囲にバレにくい。
返済は、標準的なプランに加えて「ゆとりコース」という毎月の返済額を抑えたプランも選べる。
主婦やパート、アルバイトの人にとって毎月の返済負担が減ると、資金のやりくりもしやすいだろう。
さらに、ゆうちょ銀行のATMが利用可能であり、全国各地での入出金も不自由がなく、利便性が高い。
フタバ女性ローンは相談のしやすさが安心
融資スピード(最短) | 即日 |
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金利(実質年利) | 14.959% ~ 17.950% |
無利息期間 | 初回に限り最大30日間 |
利用限度額 | 50万円 |
カードレス | 利用可 |
webで完結 | ×(契約書の受け取りと送付) |
自宅への郵送物回避 | × |
フタバ女性ローンは、昭和37年のサービス開始以来、50年以上女性に特化したローンのサポートを実施している。
これまで多くの女性に利用されてきたノウハウを活かして、柔軟でスムーズな審査に力を入れている。
特に「安心して利用できる」に注力し、接客にはこだわりを持って対応している点も見逃せない。
審査は最短で行われ即日振り込みも可能。急な冠婚葬祭や子供の費用などにも素早く対応してくれる。
そもそも女性向けのカードローンとは?
この章では、女性向けのカードローンについて詳しく解説する。
女性向けのカードローンがなぜ存在するのかや、便利な使い方について確認しておこう。
女性向けカードローンの特徴と種類
女性向けのカードローンとは、女性が利用しやすいサービスが用意されているカードローンを指す。
種類は2つあり、女性だけが申し込める女性専用タイプと、女性向けのサービスに特化しているだけで性別を問わず誰でも申し込めるタイプに分かれる。
このうち女性専用カードローンは、男性は申し込みができないため注意したい。
女性向けカードローンは、女性だけの金利優遇や借り入れ条件の特典はない。
基本的には通常のカードローンと申し込み方法や返済ルールなどは、一般のカードローンと比べて大きく変わらない。
しかし融資を受けたい女性のニーズを基に、特有の不安を解消することにフォーカスした商品として提供されている。
なぜ女性向けカードローンがあるのか
日本貸金業協会の調査によると、貸金業者から借り入れ経験がある人の男女の割合は、男性が62.9%、女性が37.1%だ。(※)
カードローンの利用者は、男性が過半数を占めている。
まだまだ女性の利用は抵抗感があり、申し込みがしづらい状況にあるのが現状だ。
近年は女性の社会進出が進んだとはいえ、まだ家庭内で家事育児の大部分を担当している女性も多く、仕事をしていても勤務実態はパートやアルバイトということもある。
そんな女性特有のライフスタイルや課題を解決するために、カードローン会社がより親しみやすく利用しやすい商品として作られたのが女性専用カードローンだ。
多くの女性カードローンは、女性スタッフが対応している。
同じ女性がお金の悩みに寄り添い、適切なアドバイスをしてくれるだけで不安が解消することもあるだろう。
女性向けカードローンは、女性がマネープランを考えるうえでの手助けとなるのだ。
女性向けカードローンの活用例
女性向けカードローンは、どんな使い方をされているのだろうか。
借り入れ目的に関するアンケート調査によると、女性がカードローンを利用したのは「普段の生活を維持するため」という回答が全体の約65%を占めた。(※)
家計を預かり、日々やりくりをしている女性の生活を支える、という意味でも女性カードローンの存在は大きいと言える。
また、利用目的の次に多いのが「娯楽・交際のため」だった。
さらに結婚している人は、「子供の教育費のため」という回答も目立った。
美容のためにエステに使いたい、ブランドのバッグが欲しい、子供にお金をかけたいという異性には相談しづらい、共感されにくい事情で借り入れしたいときも、女性カードローンなら借り入れの相談をしやすいだろう。
女性向けカードローンの審査基準は緩い?専業主婦でも借りられる?
女性向けカードローンは、利用のしやすさを追求しているため「審査が通りやすい」「借りやすい」というイメージを持たれていることがある。
実際はどうなのだろうか。ここでは、女性カードローンの審査や主婦でも借りる手段についてみていこう。
女性向けだが審査が甘いわけではない
女性向けカードローンは、さまざまなサービスを用意し申し込みの心理的なハードルを下げている。
しかし、決して審査が通りやすいわけではないので注意してほしい。審査なしで、借り入れできるカードローンは存在しない。
収入がない主婦が申し込めるカードローンであっても、一般のカードローンと同様の審査が実施される。
審査で見られるポイントは、次の通りだ。
借り入れ希望額が年収の3分の1を超えていないか
カードローンは、貸金業法によって申込者の返済能力を超える貸し付けをおこなってはいけないと定められている。
収入からかけ離れた極端に高い金額を希望しないことが重要だ。
他社からの借り入れ件数が多すぎないか
借り入れ状況は信用情報として各社で共有され、審査時の判断材料となる。
すでに複数の借り入れ先があれば、返済能力が低いと判断され、審査が通過しづらくなることもある。
安定した収入を確保できているか
現在の収入を、長期に渡って維持できるかと言う点も重視される。
正社員かアルバイトかといった雇用形態や、勤務先の企業規模なども審査に影響する。
多くのカードローン業者では、審査通過の可能性が高いかどうかを簡単にチェックができるツールを用意している。
ぜひ本申し込みの前に活用してみてほしい。
専業主婦でも借りられる女性向けカードローンもある
教育費や生活費など、一時的な資金需要がある専業主婦でも借り入れ可能なカードローンは存在する。
例えば、一部の銀行系カードローンは、配偶者に収入があれば申し込みができる。
無収入の主婦であっても、夫の収入があることで返済能力があるとみなされるためだ。
ただし、主婦への貸付けは金融機関によって方針が異なる。
メガバンク系は「安定した収入がある人」が要件のため、収入のない専業主婦は対象外となっている。
主婦が申し込めるのは、主にネット銀行や地方銀行だ。
ネット銀行は幅広い層を対象とし、主婦にも優しい貸付条件を設定している。
地方銀行も、特に既存取引のある顧客には柔軟な対応をすることが多い。
ただし、自身の収入がない場合は配偶者の収入を返済に充てなければならないため、十分な返済計画を立てることが重要である。
消費者金融系カードローンの一部は配偶者貸付が利用できる
消費者金融系カードローンは、原則収入のない主婦による申し込みを受け付けていない。
貸金業者は、総量規制(年収の3分の1以上の融資を禁止するルール)の対象になっているためだ。
つまり年収が0円であれば、貸付金額も0円となってしまう。しかし、一部の消費者金融系カード会社では配偶者貸付を行っている。
配偶者貸付とは、配偶者にも融資を行う制度のことだ。
申し込みをした人が無収入であっても、世帯に収入があれば返済能力があると見なし貸し付けを行う。
この仕組みを利用すると、専業主婦でも消費者金融系カードローンのスピード審査や利便性を活用できる。
ただし、配偶者貸付を利用する場合は夫の同意が必須となる。申し込み時は配偶者直筆の同意書が必要だ。
その他にも、婚姻関係の証明書や夫の収入証明書などの書類を用意しなければならない。
レディースローンのメリット
女性向けのカードローンは、他のカードローンに比べて女性の悩みや不安に対応している。
男性のニーズとは異なる部分もあり、女性が利用しやすいように設計されているのが特徴だ。
ここでは、主要な3つの特徴を解説する。
女性オペレーターによる対応で相談しやすい
お金を借りたいけど不安や疑問があると、金融機関や貸金業者に電話をして確認したいと思うだろう。
そのとき、男性のオペレーターが相手だとうまく質問や疑問を伝えられない可能性がある。
そのため女性向けカードローンでは、問い合わせ先に電話をかけると自分と同じ女性のオペレーターによる対応を受けられるのが一般的だ。
女性に話を聞いてもらうことで、男性オペレーターよりも安心して自分の抱える悩みや不安を話せる。
Webで申し込みが完結できるカードローンもある
借り入れを申し込む際に、店舗に入ることへ抵抗を感じる人もいるだろう。
カードローンを利用しようとしていることを周囲に知られたくない場合、店舗へ足を運んでいるところを見られると、バレてしまう可能性がある。
そこで店舗を利用したくないというニーズに対応するため、Webだけで申し込みが完了するサービスを提供しているカードローンも用意されている。
周囲にバレたくない人だけでなく毎日忙しくて時間が取れない女性でも、店舗を探して訪れる必要はない。
年収が少なくても審査に通りやすい
年収が少ないために審査に通らないかもしれない、と不安を抱えている女性もいる。
特にパートやアルバイトなどの雇用形態で仕事に従事している女性は、フルタイムで働いている女性に比べて年収は低くなりがちだ。
一般的なカードローンの審査では、年収が高いほど有利になるため、年収の低さを気にする女性も多いのではないだろうか。
このような悩みに対して、年収が少なくても審査に通りやすい女性向けカードローンが提供されいる。
レディースローンのデメリット
収入が低い女性や専業主婦でも利用できるカードローンだが、その内容を正しく理解することが大切だ。
誤った認識で利用を始めてしまうと、期待した用途に使えない場合や、デメリットが生じる可能性もある。
女性向けのカードローンを利用する前に、注意点も整理しておこう。
高額の借り入れは難しい
女性向けカードローンには、融資限度額が低めに設定されているものが多い。
申し込みをしたものの必要額を借りられず、通常のカードローンを選ばざるを得ないケースもある。
数万円程度の借り入れであれば問題ないが、多くの資金が必要な場合は、検討している商品の限度額で十分かどうか、事前の確認が欠かせない。
また、契約できる利用限度額は、収入や他社からの借り入れ状況などを考慮した審査によって決定される。
一般的に50万円を超える借り入れの場合、年収証明書の提出が必要となる。これらの書類を提出できない場合は、50万円以上の借り入れは不可能だ。
収入が低い場合や収入がない専業主婦の場合は、高額な借り入れは難しい。
金利が優遇されているわけではない
カードローンを選ぶ際は、可能な限り低金利の商品を選びたいところだ。
しかし、女性向けカードローンの金利は、他のカードローンと同等であり、特別な優遇があるわけではない。
特に中小規模の消費者金融系女性向けカードローンは、限度額が低く金利が高く設定されている傾向がある。
使いやすさだけに着目して選択すると、金利の負担が予想以上に大きくなってしまいかねなし。女性向けカードローンだけに選択肢を限定してしまうと、より低金利の商品を見逃してしまうことも可能性もある。
商品を検討するときには、通常の商品まで視野を広げ、金利についても十分に比較検討することが大切だ。
女性向けカードローンは家族や職場にバレずに借りられる?
家族・友人・職場の人など、周囲にカードローンの利用を知られたくないという女性も多いのではないだろうか。
どのようなカードローンでも完全にバレない保証はありませんが、極力リスクを減らすことは可能だ。
カードローンの利用が周囲にバレる主な要因は以下の通りとなっている。
- 申込時に店舗や契約無人機を利用するとき
- 電話で問い合わせや申し込みの会話を聞かれたとき
- 契約書やカードが家に届いたとき
- 勤務先への在籍確認があったとき
- カードローン専用のATMを利用しているとき
- ATM利用時の利用明細書を見られたとき
- 返済が滞ったときに家に届く督促状などを見られたとき
バレる危険のある要因は複数あるが、どれも適切な対応を取ることでバレる危険を回避できるだろう。
女性向けのカードローンでは、なるべく周囲にバレないような配慮を行っていることが多い。
女性向けカードローンの審査に通るためのコツ
カードローンの利用を決めたら所定の申し込み手続きを行い、審査を受けよう。
審査でチェックされる項目は、収入やクレジットカードを含めた他社からの借り入れ状況や、過去の滞納などの信用履歴などだ。
審査は総合的な返済能力を判断するため、確実に通る方法はないが、以下の3つのポイントは最低限注意しておこう。
申込書には正確な情報を記載する
カードローンの利用を決めたら、申込書に記入して申請を行う。Webから申し込む際には、フォームに必要事項を記入して送信する。
このとき、あいまいな記憶に頼って不正確な情報を記載しないように注意しよう。申告内容に虚偽が確認されれば、審査に通ることはない。
年収を実際よりも多く記載したり他社からの借り入れ額を少なく申告したりすると、不正とみなされる。
たとえ一旦は、審査を通過したとしても、虚偽の申告が発覚した場合は契約取消となる。
借り入れた金額の返済を一括で求められるなどデメリットしかないため、正確な情報を入力しよう。
複数社から借り入れがある場合はひとまとめにしてから申し込む
申し込む時点で他社からの借り入れがある場合は、総量規制に抵触する可能性がある。
総量規制とは、全ての借り入れを合わせて最大年収の3分の1までしか借り入れできない制度のことだ。
複数の企業から既に借り入れを受けている場合、申込時に総量規制に引っかかれば審査には通らない。
申し込む前に一度全ての借り入れ状況を整理し、現状の借り入れ残高を確認しておくとよいだろう。
複数社のカードローン申し込みを1度にしない
なるべく審査に通過する確率を上げたいからといって、一度に複数のカードローンに申し込むと審査に悪い影響を与える可能性がある。
カードローン審査では、情報信用機関に登録された情報を確認する。このとき、審査の担当者は他社の申し込み状況もチェックするのだ。
短期間に複数のカードローンに申し込みをしているとわかれば、収支状況が良くないと判断されかねず、返済能力に疑いを抱かれてしまうだろう。
融資を受けたい場合は、一社に集中して申し込む方が効果的といえる。
女性向けおすすめカードローンをニーズに合わせて上手く活用しよう
女性は生活費・教育費・スキルアップなど、様々な目的で一時的にお金が必要になることがある。
また、ライフステージの変化により給与が上がりにくかったり、勤務形態が変わったりといった悩みも存在する。
専業主婦で収入がない女性でも、突発的な出費への対応が必要になることは少なくない。
そんなとき、女性向けカードローンは効果的な選択肢の一つとなる。
同性が対応する女性専用ダイヤルや、プライバシーを守りつつ、必要な資金を調達できるサービスを自身のニーズに応じて選んでほしい。
女性向けカードローンはパートアルバイトでも申し込みが可能で、一部では「配偶者貸付」により専業主婦への貸付も行っている。
ただし、審査は通常のカードローンと同様で、女性向けだからといって通過しやすいわけではない。
また、限度額も低めに設定されている点にも注意が必要だ。
利用を検討する際は、金利による実際の負担額もしっかりと確認し、貸付条件を比較した上で申し込み先を決定しよう。
とはいえ女性の立場に配慮した女性向けカードローンは、悩み多き女性にとって利用しやすいサービスだ。
自己資金ではどうにもできない時は、キャッシングの内容をしっかり理解した上で、賢く活用してほしい。