カードローンは急な出費や資金繰りに対応するための便利なサービスである。
しかし、利用する際には、そのデメリットも理解しておく必要がある。
デメリットを認識していないと、返済能力を超えた借入や多重債務に陥る危険性があるからだ。
本記事では、カードローンのデメリットを詳しく解説する。さらに、カードローンのメリットと安全な利用方法についても紹介する。
重要なポイントを押さえ、カードローンを安全に利用できるようにしよう。
カードローンのデメリットは?
カードローンにはどのようなデメリットがあるのだろうか。具体的には、次の5つのデメリットが考えられる。
- 無計画に利用して借りすぎてしまう
- 金利が比較的高い傾向にある
- 多重債務の危険がある
- 金融機関によっては融資に数日かかってしまう
- 家族に利用を知られる可能性がある
それぞれのデメリットについて詳しく解説する。
無計画に利用して借りすぎてしまう
カードローンのデメリットの1つは、無計画に利用して借りすぎてしまうことだ。
カードローンは、手軽にお金を借りることができる便利なサービスである。
電話・アプリ・WEBなどから簡単に申込ができ、審査もスピーディーなので、急な出費にも対応可能となる。
しかし、その手軽さゆえに無計画に利用して返済能力以上に借りすぎてしまう場合があるだろう。
カードローンはあくまでも借金であり必ず返さなければならないため、自分の収入や支出を把握し、返済計画を立てておく必要がある。
金利が比較的高い傾向にある
カードローンには、比較的金利が高いデメリットもある。カードローンは銀行や消費者金融などいくつもの金融機関がサービスを提供している。
中でも、特に消費者金融のカードローンは金利が高めに設定されているケースが多い。
消費者金融のカードローンは審査が通りやすく、即日融資も可能といったメリットがある。
ただ、その代わりに金利が高い場合が多いのだ。例えば、代表的な消費者金融であるアコムでは、3.0%〜18.0%の間で金利が適用される。
代表的な銀行系カードローンであるみずほ銀行の金利が2.0%〜14.0%となることを考えると、消費者金融の金利の高さが分かる。
実際にかかってくる利息の差額を計算してみよう。カードローンの利息は、以下のような計算式で求められる。
仮に50万円をアコムとみずほ銀行で30日間借りて最大金利が適用された場合、以下のように利息が算出できる。
- アコム
- 50万円×0.18×30日÷365日=約7,397円
- みずほ銀行
- 50万円×0.14×30日÷365日=約5,753円
実際に適用される金利は、借入額や返済期間によって異なる。ただ、住宅ローンの平均的な金利が3%以下であることを考えれば、カードローンの金利の高さが分かるだろう。
多重債務の危険がある
カードローンの別のデメリットは、多重債務の危険があることだ。
多重債務とは、複数の金融機関から借入を行い、返済能力を超える状態に陥ってしまうことだ。
多重債務になると、返済に追われて生活が苦しくなったり、延滞金などの負担が増えたりする。
また、信用情報にも悪影響が及び、今後の借入や住宅購入にも影響を及ぼす可能性がある。
カードローンは、返済額を自分で決められるメリットがある。
しかし、返済額を少なくして複数の金融機関から借入を行ったり、1社のカードローンの返済ができなくなり、その返済額を他のカードローンで借りて支払うことを繰り返すと、多重債務に陥る危険がある。
金融機関によっては融資に数日かかってしまう
カードローンのデメリットとしては、金融機関によっては融資に数日かかってしまうことも挙げられる。
カードローンは基本的に即日融資が可能だ。しかし、金融機関によっては対応していない場合がある。
例えば、銀行では、カードローンを融資する際に警視庁データベースへ情報照会することが義務付けられている。
これは、反社会勢力との関係を遮断する必要があるからだ。そのため、即日審査を受けることは出来ず、結果が出るまでには数日かかる。
また、カードの発行や郵送などが必要な場合もある。こうした手続きを行うために、融資まで数日かかってしまい、お金が必要な時に間に合わない可能性があるだろう。
そのため、カードローンを利用する時は、金融機関の融資スピードも確認しておく必要がある。
家族にバレる可能性がある
カードローンを利用すること自体が悪いわけではないため直接のデメリットとは言えないが、家族には隠しておきたいという人も多いだろう。
基本的には個人単位で申し込むことが可能で、家族に内緒で利用できるサービスだ。
しかし、確実に家族に利用を知られない保証はない。カードローンの明細書や契約書などが家族に見つかったり、金融機関からの電話や郵便物が届いた所を見られてしまうこともあるだろう。
また、カードローンのカードを家族に見られてしまったり、お金の出所・使い道・生活の様子などを怪しまれたりすることも考えられる。
カードローン危険性についての詳しい解説はこちら。
カードローンのメリット
カードローンにはデメリットも存在するが、それを上回る多くのメリットがある。
メリットを活かして利用するなら便利なサービスといえる。具体的には、次のようなメリットが挙げられる。
- 担保・保証人なしで利用できる
- アプリやWEBから簡単に申込ができる
- 急な出費に対応できる
- コンビニのATMから借入・返済が可能で利便性が高い
カードローンのメリットについても1つずつ解説する。
担保・保証人なしで利用できる
カードローンのメリットの1つは、担保・保証人なしで利用できることだ。
一般的な銀行の融資では、借入をする際に自分の財産を担保としたり、信用力のある人を保証人として立てる必要がある。
しかし、カードローンの場合は自分の収入や信用情報を元に審査を行うため、担保や保証人が不要だ。
これにより、お金を借りるための手続きが簡単になるとともに、プライバシーも守られるメリットがある。
アプリやWEBから簡単に申込ができる
アプリやWEBから簡単に申込ができるのも、カードローンのメリットだ。
多くのカードローンでは、スマートフォンやパソコンからインターネットを通じて申し込める。
必要な書類を撮影して送信するだけで、審査結果がすぐに分かる仕組みである。
また、カードの発行も不要で、契約が済めば指定した口座に即日振り込まれる場合もある。手間や時間をかけずに必要な資金を借入できることがメリットだ。
急な出費に対応できる
カードローンのメリットの1つには、急な出費に対応できることも挙げられる。
具体的には、医療費や車の修理費など予期せぬ支払いが発生した場合がある。
また、給料日前に現金が不足した場合にもカードローンは役立つだろう。
また、借入限度額内であれば何回でも借入可能なので、必要なときに必要な分だけ借りられるのもメリットだ。
自分の収入や支出に合わせて柔軟に利用できるサービスといえる。
コンビニのATMからも借入・返済が可能で利便性が高い
最後に、カードローンはコンビニのATMからも借入・返済が可能で、利便性が高いこともメリットとして挙げられる。
多くのカードローン会社はセブンイレブンやローソンなど全国展開しているコンビニのATMと提携しているため、24時間365日いつでも利用可能だ。
コンビニのATMは街中や駅近くなどに多く設置されていることが多く、自宅や職場から近い場所で借入・返済ができる。
カードローンは、自分の都合やライフスタイルに合わせて利用できるサービスなのである。
デメリットや危険性を回避する上手な借り方は?
ここまで解説してきたように、カードローンにはデメリットや危険性がある。
ただ、これらのデメリットは回避することが可能だ。具体的には、次の5つのポイントに注意して利用しよう。
- 計画的に借入を行う
- 返済の遅れを防ぐために返済通知メールなどを活用する
- 低金利のカードローンを選ぶ
- 複数社への申し込みは極力避ける
- 公的機関へ相談する
それぞれのポイントを詳しく解説する。
計画的に借入を行う
1つ目のポイントは、計画的に借入を行うことだ。
カードローンは利用しやすいサービスである。しかし、無計画に借入していると返済が追いつかないほど借金が増えてしまうことがある。
そのため、借入前に必要な金額や期間を確認して、返済計画を立てることが大切だ。
その際、自分の収入や支出と照らし合わせることで計画を立てやすくなるだろう。
また、借入の目的や用途も明確にしておけば、無駄な出費を抑えられる。
返済計画を立てる際には、各社で提供されているシミュレーションツールも利用してみよう。
例えば、三井住友銀行では以下のような3種類のシミュレーションが用意されている。
- 毎月返済額シミュレーション
- 借入総額、返済期間、借入金利を入力することで毎月の返済額が求められる
- 返済期間シミュレーション
- 借入総額、毎月返済額、借入金利を入力することで返済がいつ終了するのか分かる
- 返済総額シミュレーション
- 毎月の返済日、借入残高、借入金利、前回入金日を入力することで返済期間や累計返済額と利息額が分かる
さらに、計算後は返済計画表をPDFでダウンロードすることも可能だ。返済までの段取りを組みやすくなるため、ぜひ活用してもらいたい。
返済の遅れを防ぐために返済通知メールなどを活用する
2つ目のポイントは、返済の遅れを防ぐために返済通知メールなどを活用することだ。
カードローンの返済は、毎月決まった日に口座から自動引き落としをされるケースが多い。
しかし、口座残高が不足している場合は引き落としができず、延滞金や遅延損害金が発生する可能性がある。
返済日や残高を忘れないようにするために、返済通知メールや予定通知アプリなどのサービスを活用することがおすすめだ。
例えば、大手消費者金融であるレイクではメールお知らせサービスがあり、返済日が近づくとリマインドメールが送信される。
ただ、メールアドレスの登録が必要になるので忘れずに行おう。
また、返済忘れを防ぐためには、自動引き落としで返済できる口座振替を選択してもよい。
低金利のカードローンを選ぶ
低金利のカードローンを選ぶことでも、カードローンのデメリットを回避できる。
カードローンの金利は借入金額や期間によって異なるが、約15~18%程度で定められることが多い。
金利が高ければその分利息も増えてしまう。少しでも金利の低いカードローンを選ぶことにより、返済の負担を軽減できるのだ。
カードローンの金利を比較する際は、インターネットや雑誌などの情報源を活用できる。
また、単純な金利の差以外でも無利息期間の有無によっても金利を比較することができる。
無利息期間とは、利息が発生しない期間のことを指す。期間中は何度利用しても利息がかからないため、実質的に金利0%で借入が可能なのだ。
ただし、適用条件は会社ごとに異なる点や、対象者が初回利用者に限定される場合が多い点には注意しておこう。
なお、消費者金融カードローンより銀行カードローンのほうが金利は低い傾向にある。
その分審査に時間がかかり、融資を受けられるスピードは遅いので自分の状況に合わせて選ぼう。
複数社への申し込みは極力避ける
カードローンのデメリットを回避するためには、借入先を増やしすぎないことも大切なポイントだ。
カードローンは複数の会社から借入できるが、それだけ多くの返済義務を負うことになり、多重債務に陥りかねない。
また、複数の金融機関から借入すると、個人の借入状況や返済履歴などを記録する信用情報機関にそのことが登録される。
今後のカードローンやクレジットカードの審査に影響を与え、借入が困難になる可能性があるのだ。
もし複数社に借入をして返済が滞りそうな場合は、おまとめローンも検討してみよう。
おまとめローンとは、複数の借入を1つにまとめる商品である。
借入金額をまとめることで適用金利を下げられる可能性があり、結果として返済額を抑えられる場合がある。借入を他社からしている場合は、おまとめローンが使えないか確認してみよう。
ただ、おまとめローンを提供している会社は限定される。そのため、基本的には必要最低限の金額と会社数で利用しよう。
公的機関へ相談する
事故や病気など予期せぬアクシデントにより、カードローンの支払が滞ってしまうこともあるだろう。
どうしても支払いが出来ない時は、公的機関へ早めに相談することも検討すべきだ。
相談窓口としては以下のような機関が挙げられる。
- 消費者生活センター
- 国民生活センター
- 法テラス
- 弁護士会・司法書士会
また、借金整理の方法は次の4種類から選択することになる。
- 任意整理
- 担当者に仲介してもらい、借主と貸主で返済計画の再調整を行う
- 特定調停
- 簡易裁判所へ申し立てて調停してもらい、借主の出来る範囲で利息返済を行う
- 個人再生手続
- 裁判所へ申し立てて借主の借金の一部を免除してもらい、残りを分割で返済していく
- 自己破産
- 裁判所へ申し立てて借主の全財産を貸主に渡して清算し、残りの額を免除してもらう
借金の額が大きくなるにつれて、取るべき対応策も厳しくなっていくことが分かる。
仮に自己破産となると、カードローンどころか日常生活を過ごしていくのも難しくなる。
公的機関への借金相談は無料で行える。事態が深刻になる前に相談するようにしてもらいたい。
緊急時には即日融資のカードローンがおすすめ
カードローンには融資までに数日かかってしまう場合もある。このデメリットを回避したい場合は、即日融資が可能な消費者金融のカードローンを選ぶことがおすすめだ。
即日融資のカードローンでは、申し込みから審査、契約、振り込みまでが最短で当日中に完了可能できる。
即日融資が可能なカードローンは多くの消費者金融が提供している。中でも、特におすすめなのは次の4社だ。
- プロミス
- アコム
- アイフル
- SMBCモビット
各カードローン会社の主要な特徴について解説しよう。
カードローン | プロミス | アコム | アイフル | SMBCモビット |
---|---|---|---|---|
審査時間 | 最短20分 | 最短20分 | 最短20分 | 最短30分 |
即日融資 | 可 | 可 | 可 | 可 |
無利息期間 | 最大30日間 | 最大30日間 | 最大30日間 | – |
借入限度額 | 500万円 | 800万円 | 800万円 | 800万円 |
プロミス
プロミスは最大500万円まで融資可能なカードローンを提供している会社だ。
インターネットやスマホから24時間いつでも申込が可能で、審査結果は最短20分で通知される。
また、契約後はプロミスATMや提携ATMから即日で現金が引き出せる。申込から借入・返済まですべてWebで完結でき、カードレスで手続きが可能だ。
また、プロミスを初めて利用する人には、最大30日間の無利息期間が設けられている。これにより、緊急時の強い味方になってくれるだろう。
プロミスの特徴 | |
---|---|
審査時間 | 最短3分 |
融資時間 | 最短10秒 |
無利息期間 | 最大30日間 |
Web完結 | 〇 |
金利 | 4.5%~17.8% |
借入限度額 | 800万円 |
金利 (実質年率) | 年4.5%~年17.8% |
---|---|
審査時間 | 最短20分 |
融資速度 | 最短3分 ※状況によりご希望に沿えない場合がございます。 |
無利息期間 | 最大30日間(初回限定) ※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。 |
借入限度額 | 1万円~500万円 |
収入証明書 | 以下に該当する場合は収入証明書の提出が求められます。※ ・プロミスの利用限度額が50万円を超える場合 ・プロミスと他社貸金業者の合計借入金額が100万円を超える場合 ・前回プロミスに収入証明書を提出してから3年以上が経過している場合 |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満18歳以上74歳以下(高校生を除く) |
担保・保証人 | 不要 |
アコム
アコムは最大800万円までのカードローンを提供している。インターネットやスマホから24時間申込ができ、最短20分で審査結果が分かる。
契約を済ませると、アコムATMや提携ATMから即日で現金が引き出せる。
また、アコムを初めて利用する場合は、最大30日間金利が0円で借りられるキャンペーンを実施しているのも魅力的だ。
そのため、無利息期間がないカードローンより、利息を抑えて借入できる。
金利 (実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
---|---|
審査時間 | 最短20分 ※お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。 |
融資速度 | 最短20分 ※お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。 |
無利息期間 | 30日間(初回限定) |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
収入証明書 | 以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要 ・当社のご契約が50万円を超えるお客さま ・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま |
WEB完結 | 一部可能 |
申込条件 | 満20歳以上72歳までの定期的な収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |
アイフル
アイフルは創業50年以上を誇る老舗の消費者金融である。最短20分で融資可能なほか、原則的に電話確認なしで借入できるカードローンだ。
アイフルでは女性専用ダイヤルがあり、女性のオペレーターが対応してくれるため、女性でも借りやすい。また、初回契約日翌日から最大30日間の無利息期間がある。
さらに、大手消費者金融の中では銀行グループの傘下ではないため、独自の審査基準を持っているのも強みである。
柔軟に対応してくれる可能性が高いため、資金で困っている時に相談する価値はあるはずだ。
金利 (実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
---|---|
審査時間 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
融資速度 | 最短18分 ※お申込み時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。 |
無利息期間 | 最大30日間(初回限定) |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
収入証明書 | 以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要 ・当社のご契約が50万円を超えるお客さま ・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | 満20歳以上69歳までの定期的な収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |
SMBCモビット
SMBCモビットは三井住友カードが提供しているカードローンだ。
即日融資に対応しており、最短30分で審査結果が分かる。
また、申込はWEB完結が可能で、電話での在籍確認もない。
そのため、周りに知られずにお金を借りたい人におすすめだ。
SMBCモビットは全国の銀行やコンビニなどの提携ATMが利用可能で、その数は120,000台(※2022年4月現在)と借入・返済しやすいのもメリットだ。
金利 (実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
---|---|
審査時間 | 最短15分 ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります |
融資速度 | 最短即日 ※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります |
無利息期間 | なし |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
収入証明書 | 提出の場合あり |
WEB完結 | 可能 |
申込条件 | ・20歳~74歳 ・安定した収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |
家族に知られたくなければ郵送物なしのサービスがおすすめ
カードローンを利用する際に、家族に知られたくない人もいるだろう。しかし、カードローンの申込や契約の際に、郵送物が届いて家族に借金をしていることを知られてしまう可能性がある。
家族に借金が知られることを防ぎたい場合は、郵送物のないサービスを選択することを推奨する。
このサービスを使えば、申込や契約の際に郵送物を完全に無くせる。
手続きはオンラインまたはカードローン会社の窓口およびATMで完結可能だ。
先ほど紹介した4社の即日融資カードローンは、カードレス契約やWEB完結申込みを通じて、郵送物なしで利用できる。
さらに、三井住友銀行を含む他の金融機関でも郵送物なしでの借入サービスを提供しているので、選択肢を広げて検討する価値はある。
ただし、それぞれのカードローン会社によって郵送物なしにする方法や注意点は異なる。各社のサービス詳細については、公式HPで確認しておこう。
闇金(違法業者)から借りないように注意
カードローン利用時には、特に闇金(違法業者)から誤って借入れを行わないよう注意が必要である。
インターネットや電話などで勧誘してくる業者の中には、闇金と呼ばれる違法業者も存在する。
闇金業者からの借入れは、法定上限を超える高金利や、暴力的な取り立てなどのリスクを伴う。
さらに、闇金業者は契約書や明細書の発行を避け、借入金額や利息の計算方法を不明瞭にすることがある。
そのため、借りたお金を返したにもかかわらず借金が減らない事態に陥る可能性があるのだ。
高額な借金の罠に陥らないため、闇金業者を正確に見極める方法を学んでおこう。
違法業者の見分け方は?
カードローン契約前には、業者の信頼性や評判を慎重に確認し、違法業者からの被害を防ごう。
具体的には、次のような特徴がある業者は避ける必要がある。
- 法定上限を超えた金利が設定されている
- 審査基準が不明瞭である
- 過度な勧誘をしてくる
- 個人情報を不正に取得したり漏洩させる
金利に関しては、法律で定められた上限を超える金利(20%以上が目安)を請求する業者は違法である。
また審査には、収入や借入状況などをほとんど確認せず、簡単に貸付を承認する業者は適切な審査を行っていない可能性があるだろう。
また、違法業者には勧誘がしつこい特徴もある。電話やメールなどでしつこく勧誘してくる業者には注意しよう。
個人情報の取り扱い方もチェックポイントだ。個人情報を不正に取得したり、第三者に漏洩したりする業者は個人情報保護法に違反している。
こうした特徴を持つ業者は違法業者の可能性が高いので注意が必要だ。
また、カードローン契約時には、契約書や利用規約をよく読んで理解することも大切である。
もし、分からない点や不安な点があれば業者に質問したり、専門家に相談したりできる。
ほかにも、業者の登録番号やホームページを確認したり、消費者金融協会や国民生活センターなどの相談窓口に問い合わせてみると良いだろう。
カードローンのデメリットを回避したいなら
本記事ではカードローン利用時のデメリットとその回避策について解説してきた。
カードローンには、無計画な利用による過剰な借入に繋がりやすい、高金利である、多重債務のリスクがあるといったデメリットがある。
また、金融機関によっては融資に時間がかかることや、家族に利用が知られてしまうリスクも存在する。
これらのデメリットは、計画的な借入、返済通知メールの活用、低金利カードローンの選択、複数社への申込みを避けるなどの戦略によって回避可能だ。
カードローンのデメリットを回避しながら、賢く利用しよう。