カードローンにはカードを発行しないWeb完結型の商品と、ローンカードを発行する2種類がある。
カードを増やしたくない方にとっては、カードレスで借入できるサービスに魅力を感じるだろう。
Web完結型カードローンは、インターネットだけで申込・借入・返済まで一連の手続きが完了する。
ローンカードを発行しない分郵送物を省略できるため、職場や家族に借りることを知られたくない方におすすめだ。
本記事では、Web完結型カードローンの特徴・借入方法・メリット・注意点などを詳しく解説していく。
カードレスで使えるカードローンとは?
一般的なカードローンは、発行されたローンカードを用いて借入を行うことが多い。
しかし、カードレスで使えるカードローンはインターネット専用の借入サービスだ。
近年では、申込・借入・返済までの流れをすべてネットで完結できるWeb完結型のカードローンが増加している。
このタイプのカードローンは、専用の借入サイトから申込すれば審査が通り次第、即日あるいは翌日から融資を受けることが可能なのだ。
借入時にローンカードの発行が不要であり、口座に入金された金額を即座に利用できることが大きな特徴である。
返済は口座振替で行われることが一般的だ。さらにインターネットを利用しているため、24時間いつでも申込可能な金融機関が多い。
これらの特徴から、緊急時の資金調達にも向いている。一方で、トラブルが発生した際に担当者につながりにくいなどのデメリットもあるため、利用する際には注意が必要だ。
Web完結カードローンのカードレスによる借入方法は?
カードレスでの借入がしたい場合は、Web完結カードローンの利用がおすすめだ。ここでは、申込からカードレスによる借入までの流れを詳しく解説する。
Webサイトで必要事項の入力
インターネットを利用したカードローンの申込は、24時間365日受付している金融機関が多くある。
カードレス型のカードローンを申込すると、Webサイト上で必要事項の入力をしなければならない。
入力が必要な項目は、主に以下の8点だ。
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 電話番号
- 職業内容
- 勤続年数
- 勤務先名
- 収入金額
審査の際には、勤務先に現在も在籍しているのかについて確認されることもあるため、正しい情報の入力が大切だ。
さらに、希望の借入額と返済期間を選択しなければならない場合もある。その際は、自分の返済能力に合わせて入力する必要がある。
あらかじめ返済シミュレーションを受けるなどの返済プランを立てておくといいだろう。
既存のローンやクレジットの有無・件数・支払い状況を明確に記入するためにも、まずは自分の現在のお金の流れを把握しておこう。
また、振込先の口座情報・メールアドレス・本人確認書類の種類と番号などもWeb画面上で入力する必要がある。
これらの情報を正確に入力することで、スムーズな審査と借入が可能となるだろう。
Webサイトで本人確認書類の提出
前述した必要事項を入力すると、本人確認書類の提出が求められる。
以下の本人確認書類をいずれか1点用意しておこう。
- 運転免許証
- 健康保険証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 住民基本台帳カード(顔写真付き)
ただ、健康保険証の場合は、Web完結で利用できないもしくは郵送による確認が必要になる可能性はある。
金融機関によっては、顔写真入りの本人確認書類以外の提出は受付できない場合もある。
そのため、注意事項にもしっかり目を通しておく必要があるといえる。
さらに、どの本人確認書類でもいえることだが、現住所が異なっていると本人確認書類の再提出を求められることも留意しておいて欲しい。
2020年2月4日以降に申請されたパスポートには所持人記入欄が存在しない。
そのため、現住所が記載されている本人確認書類などを併せて提出することが求められる。
本人確認書類の画像をアプリもしくはWebからアップロードする前に、情報が新しいものであるかをチェックしておこう。
審査をスムーズに進められるはずである。
審査結果の連絡
カードローンの申込を行うと、Webサイト・電話・入力したメールアドレスのいずれかに審査結果が連絡される。
Web申込の場合、入力したメールアドレスに審査結果が通知されることが多い。
メールアドレスに通知が来た場合には、メールに記載されている専用のパスワードを入力すれば確認可能だ。
そのため、カードローン会社のドメイン登録をしたり迷惑メールに振り分けられていないかをチェックして欲しい。
電話で審査結果が通知される場合には、申込の際に入力した電話番号にカードローン会社から直接かかってくることが一般的だ。
オペレーターから審査結果が伝えられ、審査を通過した場合には次の手続きについて説明される。
また、審査は必ずしも即座に行われるわけではないのを理解しておこう。
土曜・日曜・祝日を挟む場合や、夜中に申込を行った場合には、審査に日数がかかることを考慮しておいて欲しい。
審査に時間がかかる場合は、1〜3営業日程度で結果が通知されるケースが大半だ。
審査を通過できなくても、不承認の理由については伝えられないことも覚えておこう。
契約
カードローンの審査が通ったら、次に借入契約が必要だ。 契約はWeb上の電子契約によって行われる。
契約の詳細は、審査結果の通知メールや電話で伝えられることが多いため、受信したメールを誤って破棄しないように注意して欲しい。
Web契約の場合は契約画面に本人確認のためのログインをした後、契約内容を確認して同意ボタンをクリックすることで完了する。
契約時には、金利・返済期間・返済日・返済方法などの詳細が確定する。また、一般的な返済方法には口座振替が指定されることが多い。
金融機関によっては、契約締結時に契約概要や返済額表などを記載した法定書面が交付されることもある。
内容を必ず確認し、疑問点があればカードローン会社に問い合わせすることを忘れずに行おう。
借入
カードローンの契約後は、指定口座への振込やアプリからカードレスで借入ができる。
契約時に登録した借入対象の銀行口座に、契約で定めた借入限度額の範囲内で任意の金額を振込可能だ。
また、アプリ対応ならローンカードがなくても、セブン銀行ATMやローソン銀行ATMでの借入ができる。
即日振込を利用する際は、金融機関によっても条件が異なるため確認しておこう。
初回自動借入に設定しておくと、契約手続き完了と同時に振込してもらえることもある。
カードローンは複数回に分けて借入も可能だ。利息は日割計算で求められるため、資金が必要な時期に合わせて利用しよう。
さらに、契約時の借入限度額を超える借入依頼はできない。なので、限度額の変更は別途担当者に相談する必要があることを認識しておこう。
カードローンの金利計算について詳しくは知りたい方はこちら。
カードローンをカードレスにすることのメリットは?
カードローンをカードレス型にするメリットは、主に下記の5点である。
- スマートフォンで完結するためどこでも手続きができる
- カードローンによっては審査通過後すぐ使える
- Web完結により書類が届く心配がない
- カードの紛失が起こらない
- 24時間・土日関係なく引き出せる
ここでは、上記で紹介したWeb完結型カードローンの5つのメリットを、それぞれ詳しく紹介していこう。
スマートフォンで完結するためどこでも手続きができる
カードレス型のカードローンは、店舗や自動契約機に足を運んで契約する手間を省くことが可能だ。
スマートフォン1台さえあれば、申込・借入・返済まですべての手続きが完結できる。
申込や返済依頼の手続きに行く時間が省け、融資も即日受けられるケースが多いので緊急時の資金調達にも便利だといえる。
口座残高が少なくなったときや大型店舗で買い物する際にも、借入が即座にできる場合が多いので使い勝手もよいのだ。
スマートフォン1つですべてが完結するため、利便性が高いことが大きな魅力の1つとなっている。
カードローンによっては審査通過後すぐ使える
カードローンの審査通過後、最短即日での借入が可能であることもカードレス型だからこそのサービスだ。
Web振込をすれば、申込後すぐに資金が必要な場合でも、即日または翌営業日には借入できるものが多い。
そのため、緊急時の資金調達にも迅速に対応できるだろう。
例えば、緊急入院などで突然の出費が発生した場合でも、Web申込をすれば翌日には借入が可能な場合がある。
審査に必要な情報はオンラインで入力するだけで済むことから、スピーディーに借入手続きが進められる。申込から審査通過後の借入までの流れが早いのは、借入側にとって嬉しいポイントとなるだろう。
このように、カードレス型のカードローンは緊急時の資金調達に迅速かつ、スムーズに対応できることが大きなメリットだ。
Web完結により書類が届く心配がない
カードローンの利用を検討している方の中には、郵送物によって家族に借入が発覚することを恐れている方もいるだろう。
カードレスにするメリットの1つとして、Web完結により書類の郵送が不要になるため、書類やローンカードが郵送物として送られてくる心配がない点が挙げられる。
本人確認書類や所得証明書などの提出書類も、スマートフォンで写真を撮影してアップロードするだけで完了する。
家族や職場に借入していることを知られる心配がなくなるだけでなく、郵送による書類の受取を待つ時間もなくなる。
そのため、スムーズに契約できる可能性が高い。
また、郵送の場合は届くまで日数がかかるだけでなく、書類の紛失や書類不備で再提出が必要となるなどのリスクがある。
Webであれば記入漏れがあるとエラーが発生するため、その場で修正が可能だ。
このように、カードレス型のカードローンは書類郵送の手間とリスクを避けられるため、気軽に借入しやすいといえる。
カードの紛失が起こらない
カードローンをカードレスにするメリットの4つ目は、カードの紛失・盗難のリスクがなくなる点が挙げられる。
カードレスではローンカード自体が存在しないため、紛失・盗難の心配が全くない。
そのため、カードレスはセキュリティ面でも安心だ。また、カードの再発行手続きが不要になる分、その手間と再発行にかかる費用の節約も可能だ。
加えて、スマートフォン1台で管理できるため、カードローン自体の管理が楽になる。
カードレスなら専用のアプリから利用履歴を確認でき、カードを持ち歩く必要がないので財布もかさばらない。
このようにカードレス型のカードローンにすることでカード管理の手間を省き、紛失・盗難の心配からも開放される。
ストレスなく利用できるのは嬉しいポイントだ。
24時間・土日関係なく引き出せる
カードレス型のカードローン最大の特徴と魅力はスマートフォン1つで申込・借入・返済まで完結できることだ。
お金を借りたいけれど、時間も有効に使いたいと感じている方は、ぜひカードレス型のカードローンを検討してみて欲しい。
カードローンをカードレスにした際の注意点は?
カードレス型の魅力について理解できただろうか。次はカードローンをカードレスにした際の注意点についても紹介していこう。
カードレス型のカードローンの注意すべきポイントは4つあるため、それぞれ詳しく解説する。
すべてのATMで利用できるわけではない
メリットで触れているように、カードレス型のカードローンは提携しているATMが多い傾向にある。
しかし、すべてのATMで利用できるわけではないことを念頭において欲しい。
カードローンを提供しているどの企業サービスを利用するかによって、利用できるATMは異なるのだ。
そのため、申込する際には必ず提携しているATMを調べることをおすすめする。
借り過ぎには注意
カードローンの利用限度額内であれば何度でも借入できるため、お金を借り過ぎてしまう傾向にある。
借入の利用限度額はあくまでも、お金が借りられる合計額を示しているに過ぎない。
借り過ぎを防ぐためには、借入の申請をする前に、現時点での借入を含めた返済シミュレーションを受けてみて欲しい。
借入を行う都度、返済プランを見直すことで、借り過ぎを防ぐことが可能だ。
ATMの手数料がかかるときがある
利用するカードローンによっては、ATMの手数料がかかる場合がある点に注意が必要だ。
また、提携しているATMの利用時間によっても手数料が発生する場合もある。
手数料を抑えたい場合は、どのATMであれば手数料がかからないのか・手数料がかかる時間・手数料の価格をあらかじめ把握しておくことをおすすめする。
時間帯によってカードローン口座から直接現金を引き出せない場合がある
24時間利用できるとお伝えしていても、時間帯によってカードローン口座から直接現金を引き出せない場合がある。
それぞれの提携しているATMや銀行によっては、メンテナンスや休業日が設けられているためだ。
また、深夜や祝日は利用できないこともある。
このような利用できない日時については、公式サイトやカードローン専用アプリでお知らせされていることが多い。
利用したい日時に現金の引き出しが可能かどうかをチェックしたり、お知らせの通知をオンにしたりしておくことで、いざというときに引き出せないといったトラブルを回避することが可能だ。
カードローンをカードレスにした場合の借入場所や返済方法は?
カードローンのカードレス型におけるメリット・デメリットは理解できたと思うか。
これまでにお伝えしてきたメリット・デメリットを踏まえた上で、カードローンをカードレスにした場合の借入場所や返済方法についても紹介していこう。
振込で行う方法
カードレス型で借入と返済を行える場所として、銀行が挙げられる。借入金を定められた銀行口座に振込む。ただし、ローンカードなしで借入と返済を行える銀行は限られている。
カードレス型は一部の店舗でしか取り扱われていない。あらかじめ、取り扱いのある銀行の店舗を調べる必要があることを念頭において欲しい。
口座振替で行う方法
口座振替は毎月自動で引き落とされる返済方法である。カードレス型では、最もスタンダードな方法だ。
手数料がかからなかったり、返済日を忘れる心配がなかったりと、ご自身にかかる負担とリスクを減らせるメリットがある。
口座にお金を入れておくことだけは意識しておいて欲しい。
スマホATMで行う方法
スマホATMとは、カードローン専用アプリを利用して借入と返済を行う方法だ。セブン銀行をはじめ、提携しているコンビニ銀行ATMではローンカードがなくても利用できる。
アプリでQRコードを読み取ると、取引番号が表示されるため、その番号を入力することで取引できる。
しかし、取引時間や借入の上限金額が低めに設定されているため、利用する際には注意が必要だ。
カードレスのカードローンを申込しても審査が必要?
カードローン専用アプリやWeb完結のカードローンでも、審査は必ず受ける必要がある。
手軽に利用できることはメリットだが、金利が高かったり返済期間が短かったりするデメリットも考慮しておいて欲しい。
カードレスにしたけどカードはあとで発行できる?
カードレスにしたものの、やはりローンカードを持っていた方が利便性が高いと感じる方も中にはいるだろう。
そのような場合、後からローンカードを発行することも可能である。
ただ、本人確認書類を再度準備して、無人店舗や自動券売機にて発行手続きを行う必要があるのは理解しておきたい。
時間の確保やローンカードを発行できる店舗を調べておく必要があるため、手間がかかることは覚悟しておくべきだ。
自動契約機からの申込でもカードレスを選べる?
自動契約機からカードレス契約ができる金融機関もある。しかし、自動契約機から契約する場合は、基本的にローンカードが発行される。
その場でローンカードが発行されるため、郵送物を避けたい方は自動契約機を利用するのがよいだろう。
もし、カードレス型を利用したいのであれば、専用アプリやWeb完結での契約がおすすめだ。
専用アプリやWeb完結であれば、郵送物が届くこともなく、審査を通過できれば即日で融資を受けられる。
どうしても自動契約機を利用したいのであれば、公式サイトやコールセンターに問い合わせてみて欲しい。
カードローンはWeb完結のカードレスでさらに便利に
今回は、カードレスのカードローンについて紹介した。カードローンはスマートフォンや専用アプリやWeb完結で、さらに便利に利用できるようになっている。
審査は必要なものの、カードローンを利用する際の手間は、少なくなってきているといえるだろう。これからカードローンの利用を検討している方は、ぜひ参考にして欲しい。
低金利で借入できる企業もあるので、金利もあわせて確認してみるといいだろう。
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | みずほ銀行カードローン | 三井住友銀行カードローン | SMBCモビット | アイフル | 楽天銀行スーパーローン | プロミス | プロミスレディース | アコム | オリックス銀行カードローン | 横浜銀行カードローン | |
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(実質年率) | 金利年1.8%~年14.6% | 年2.0%~年14.0% | 年1.5%~年14.5% | 年3.0%~年18.0% | 年3.0%~年18.0% | 年1.9%~14.5% | 年4.5%~年17.8% | 年4.5%~年17.8% | 年3.0%~年18.0% | 年1.7%~年14.8% | 年1.5%~年14.6% |
借入限度額 | 10万円〜500万円 | 10万円〜800万円 | 10万円〜800万円 | 1万円〜800万円 | 1万円〜800万円 | 10万円〜800万円 | 1万円〜500万円 | 1万円~500万円 | 1万円〜800万円 | 10万円〜800万円 | 10万円~1,000万円 |
無利息期間 | ー | ー | ー | ー | 最大30日間 | ー | 最大30日間 | 最大30日間 | 最大30日間 | 最大30日間 | なし |
審査時間 | 最短即日 | 最短当日 | 最短当日 ※1 | 最短30分 | 最短20分 ※申込状況によっては希望に添いかねます | 最短当日 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短20分 ※申込時間や審査により ご希望に沿えない場合がございます。 | 1週間程度 | 最短即日 |
融資速度 | 最短翌日 | 最短当日 | 最短当日 ※1 | 最短即日 | 最短20分 ※申込状況によっては希望に添いかねます | 最短翌日 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短3分 ※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 | 最短20分 ※申込時間や審査により ご希望に沿えない場合がございます。 | 1週間程度 | 最短即日 |
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