アコムのおまとめローンの審査が厳しいというイメージを持っている人もいるかもしれない。
実際のところ、どうなのだろうか。
結論から書くと、おまとめローンの審査基準は他のカードローンと同じである。
そのため、通常のカードローンに申込むときと同じように準備すれば問題ない。
この記事ではおまとめローンの審査方法や借換えローンの契約方法、それに伴うメリット・デメリットなどを詳しく解説する。
おまとめローンの審査に不安を持っている人、おまとめローンについて詳しく知りたい人は是非参考にして欲しい。
アコムのおまとめローン審査は厳しい?
おまとめローンの審査基準は他のカードローンと同じである。
アコムのおまとめローンの貸付条件は以下の通りである。
- 20歳以上の人
- 安定した収入があり返済能力のある人
- アコムの基準を満たす人
おまとめローンもカードローンも、審査のポイントは「お金を貸しても大丈夫な人物か」「返済能力はあるか」と共通している。
おまとめローンという理由で変に意識する必要はないことを覚えておこう。
アコムのおまとめローンを利用するメリットとは?
アコムのおまとめローンには、金利が下がり返済総額が減る可能性があることや、返済がしやすくなる2つのメリットがある。
それぞれのメリットについて正しく理解し、おまとめローンを有効に活用できるようにしておこう。
金利が下がり返済総額が減る可能性がある
1つ目のメリットは金利が下がり返済総額が減る可能性があることだ。
日本には利息制限法があるため借入金額に応じて金利の上限が決まっている。
借入金額が大きいほど上限金利は低くなる。
利息制限法で定められている金利は次の通りだ。
借入金額 | 上限金利 |
10万円未満 | 年率20.0% |
10万円以上100万円未満 | 年率18.0% |
100万円以上 | 年率15.0% |
例えばA社から60万円、B社から50万円を借入するとそれぞれに最大18.0%の金利が適用されるが、まとめて110万円にすると最大15.0%の金利が適用される。
上限金利に近い金利で借入をしていた場合、おまとめローンを利用することで金利が下がる可能性がある。
先ほどの例において46回で返済する場合、金利が下がる前後の返済総額を比較してみると次のようになる。
借入先 | 借入額 | 金利(年率) | 月々の返済 | 返済額 | 返済総額 |
A社 | 60万円 | 18.0% | 18,150円 | 834,916円 | 1,530,672円 |
B社 | 50万円 | 18.0% | 15,125円 | 695,756円 | |
おまとめローン | 110万円 | 15.0% | 31,588円 | 1,453,047円 | 1,453,047円 |
月々の返済額は別々に借入した場合が33,275円、まとめた場合が31,588円であり1,687円減らすことができる。
返済総額はおまとめローンを利用することで77,625円減らすことが可能だ。
このように月々の返済額を減らしつつ返済総額を減らす可能性があることは大きなメリットである。
返済がしやすくなる
2つ目のメリットは返済がしやすくなることだ。
複数社から借入をしていると返済日や返済額が異なるため管理が難しい。
会社ごとに返済日や返済額を把握し、毎月複数回の返済手続きを行うため手間も発生する。
おまとめローンを使うと返済日や返済額を管理する必要が無くなり、月1回の手続きで済むため返済が容易になる。
管理も手間も省けることはおまとめローンのメリットと言える。
アコムのおまとめローン利用にデメリットはある?
アコムのおまとめローンには、返済総額が増加する可能性があることや、まとめられない場合があるというデメリットがある。
ここからは、これらのデメリットについて詳しく解説する。
返済総額が増加する可能性がある
1つ目のデメリットは返済総額が増加する可能性があることだ。
返済総額が増加するパターンは、金利が上がる場合と返済期間が長くなる場合の2つがある。
以下、それぞれのパターンについて詳しく解説しよう。
金利が上がってしまう場合
金利が上昇すると、返済総額が増加する可能性がある。
借入の金利は審査の結果を踏まえて申込時に決まる。
そのため、必ずしも金利が下がるわけではないのだ。
例えばA社から60万円、B社から50万円借入をしてそれぞれの金利が10.0%だとする。
この110万円を借換えするためおまとめローンに申込をした結果、最大金利である15.0%が適用されることがあるのだ。
A社とB社の金利が15.0%より大きければ110万円にまとめると必ず金利は低くなる。
しかし、金利が15.0%以下であれば金利が上がってしまう可能性がある。
損をしないためにおまとめローンを利用する前は自分が借入している金利を確認することが大事である。
長い返済期間を設定した場合
返済期間をまとめる前より長く設定すると返済総額が増加する可能性がある。
おまとめローンで金利を下げても返済期間が長くなると利息が増え、返済総額が増えてしまう。
先ほど紹介した返済総額の計算に対して返済回数を変えてみると次のようになる。
借入先 | 借入額 | 金利(年率) | 返済回数 | 返済額 | 返済総額 |
A社 | 60万円 | 18.0% | 46 | 834,916円 | 1,530,672円 |
B社 | 50万円 | 18.0% | 46 | 695,756円 | |
おまとめローン | 110万円 | 15.0% | 58 | 1,553,050円 | 1,553,050円 |
このように返済期間を1年間伸ばしてしまうと金利が下がっても返済総額は増えてしまう。
おまとめローンを申込む際には返済期間も確認し、返済総額が増えないよう注意して欲しい。
まとめられない場合がある
デメリットの2つ目はまとめられない場合があることだ。
アコムのおまとめローンでまとめることができるのは貸金業者からの借入に限られる。
そのため貸金業者ではない銀行のカードローンや信用販売であるクレジットカードのショッピング枠はまとめることができない。
自分の借入がおまとめローンの対象であるか事前の確認が必要だ。
アコムの最短での借入方法について
おまとめローンを最短で借入したい場合の方法について解説する。
通常のカードローンと違うので是非参考にして欲しい。
最短でアコムからお金を借りるためのタイムリミット
最短でアコムからお金を借りるためのタイムリミットは、正確には定められていない。
ただ、一般的な目安として昼の12時が挙げられる。
また、即日融資を受けるポイントについては後述するので確認してほしい。
最短でアコムからお金を借りるために気を付けるべきこと
最短でお金を借りるためには、事前に振込に必要な情報を確認することがポイントだ。
振込には元金や金利、振込先の口座情報などが必要になる。
そのためアコムのフリーコールに事前に連絡して即日振込に必要な情報や書類の確認が必要になる。
フリーコールのおまとめローン対応時間は平日9:00~18:00だ。
振込手続きをスムーズにするためには、事前に必要な情報や書類を準備しておくことが重要だ。
アコムのおまとめローンについて詳しくは知りたい方はこちら。
アコムのおまとめローン契約の流れ
アコムのおまとめローンの契約の流れは以下の通りになる。
- 申込
- 必要書類提出
- 審査
- 契約・借入
- 返済
ここでは契約の流れについて解説する。
通常のカードローンとは違う部分があるため是非参考にして欲しい。
申込
まずはおまとめローンの申込を行う。
申込方法はインターネットと無人契約機(むじんくん)の2種類がある。
ただしどちらも通常のカードローンとは違い申込時に電話をする必要がある。
それぞれの申込方法を説明しつつ、どのタイミングで電話が必要なのか解説する。
まずはインターネットでの申込については、アコムのホームページから申込のボタンを押して必要事項を入力する。
必要事項を入力が完了すると申込の手続きは終了だ。
申込の手続きが終了するとアコムよりメールが届き、必要書類提出に移る流れとなる。
注意して欲しいことは必要書類を提出する前にフリーコールに電話する必要があることだ。
ホームページの申込には商品を選択する項目がない。
電話しないと手続きが進まないので、覚えておこう。
また、おまとめローンは総量規制の対象外である借換え専用のローンであり、対象となる借入金額を把握しておかなければならない。
必要書類も通常のカードローンと異なる場合があるので、提出前におまとめローンを申請したい旨を伝えておこう。
自動契約機(むじんくん)を利用する場合は自動契約機(むじんくん)に行く前に電話する必要がある。
電話しないまま行くと借入金額が間違っていたり必要書類が不足したりして無駄足になる可能性がある。
出向く前に電話して借入の状況や必要書類などの確認を行い、準備物を整えて申込に向かおう。
また、アコムのおまとめローンについては平日の9:00~18:00の受付になる。
こちらも通常のフリーコールの時間とは違うので覚えておいて欲しい。
必要書類提出
申込が終了したら必要書類の提出に移る。
必要書類については事前に電話で確認した書類を確実に準備しよう。
代表的な必要書類は以下の通りだ。
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
- 収入証明書(源泉徴収票・給与明細書・確定申告書など)
インターネットで申込をした際は届いたメールのURLを開き書類をアップロードする。
自動契約機(むじんくん)の場合は必要書類を持って行き提出すればよい。
書類が揃っていないと審査ができないので、確実に準備しよう。
審査
必要書類の提出が完了したら審査に移る。
審査結果によって借入金額や金利などが決定する。
インターネットの場合はメールで結果が届き、自動契約機(むじんくん)の場合はその場で待機して審査の結果を待つ。
1時間以内で審査が終わることが多いが、それ以上かかる場合もあるので注意しよう。
契約・借入
審査結果に問題がなければ、無事契約成立となる。
インターネットの場合は審査結果の通知メールのURLを開いて手続きを進めると契約完了になる。
自動契約機(むじんくん)の場合はその場で契約手続きを行う。
契約が終われば借入が可能となる。
ただし、おまとめローンは借換え専用ローンのため原則現金の借入はできない。
アコムが契約者名義で現在の借入先に振込を行う。
融資を受けるためには現在の元金や金利、振込先の口座情報などが必要になるのだ。
早く融資を受けたい人は電話の時点で必要な情報を確認し、事前に準備しておこう。
返済
アコムからの借入先への振込が完了し、目的が達成されたら返済をしていく必要がある。
基本的には月に1回、契約時に決められた額の返済を行うことになる。
加えて、アコムのおまとめローンは一括返済や繰上げ返済も可能だ。
返済総額が下がるので余裕がある場合は検討しても良い。
金利 (実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
---|---|
審査時間 | 最短20分 ※お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。 |
融資速度 | 最短20分 ※お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。 |
無利息期間 | 30日間(初回限定) |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
収入証明書 | 以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要 ・当社のご契約が50万円を超えるお客さま ・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま |
WEB完結 | 一部可能 |
申込条件 | 満20歳以上72歳までの定期的な収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |
アコムおまとめローンの基本情報について
アコムのおまとめローンは消費者金融やクレジットカードのキャッシングをまとめることが可能な借換え専用のローンである。
アコムのおまとめローンの基本情報は次の通りだ。
申込可能な年齢 | 20歳以上 |
---|---|
最短審査時間 | 20分~(カードローン等と同じ) |
ついて | 即日融資に可能 (ただし午前中に借入手続き終了) |
契約極度額 | 1~300万円 |
適用金利 | 7.7~18.0% |
借入方法 | 振込 |
返済方法 | 元利均等返済方式 |
ここではおまとめローンの基本情報について解説する。
是非参考にして欲しい。
申込可能な年齢
申込可能年齢は20歳以上で、アコムの通常のカードローンと同様である。
令和4年4月から成人が18歳以上になったが、アコムのおまとめローンの借入条件は20歳以上なので注意して欲しい。
最短審査時間
最短審査時間は他のカードローンと変わらない。
審査は最短20分で終了するが、夜間や提出書類不備などの場合は時間がかかる可能性もある。
例えば夜間に審査をしても翌日の回答になる場合がある。
夜間でなくても在籍確認や提出書類の不備などがあれば審査に時間がかかる。
そもそも審査を通過しない可能性もあるため、実際に審査してみないとわからないことを覚えておこう。
即日融資について
即日融資は条件が揃えば可能だが、振込手続きを午前中までに完了させる必要がある。
融資は借入先への振込で行われる。
即日融資を受けるためには当日中に借入先の口座に着金しなければならない。
一般的に振込先の着金は14時~15時のため午前中に振込手続きを終わらせる必要がある。
振込には返済先の元金や金利、振込先の口座情報などが必要だ。
即日融資を受けたい人は事前に電話で融資に必要な情報を確認し準備して申込を行おう。
ただし、午前中に振込の手続きをしても即日融資が受けられない可能性があることは理解する必要がある。
契約極度額
契約限度額は1〜300万円であり、他社からの借入総額が300万円以下であればまとめることが可能だ。
ただし、300万円以下であれば必ず満額の融資を受けられるわけではない。
契約時に審査があり、結果次第では借換額に満たない可能性がある。
審査結果で契約金額が決まることを理解しておこう。
適用金利
貸付利率は7.7%〜18%であり、実際に適用される利率は申込時の審査によって決まる。
ただし、おまとめローンの借入金額が100万円以上であれば利息制限法により利率上限は15.0%となる。
自分が借入している金利を事前に確認し、金利が下がるのか比較できるようにしておこう。
借入方法
借入方法は借入先への振込となる。
現金を借入することは原則不可なので覚えておこう。
返済方法
返済は元利均等返済方式である。
各回の返済額は貸付金額の2.0%以上または1.5%以上となっており、それ以下には設定できない。
月々の返済額や返済期間については審査や申込の際に確認しておこう。
月々の返済額が一定となり返済計画を立てやすいが、返済初期は元金が減りにくいという特徴がある。
資金に余裕ができたら繰上げ返済を検討すると良いだろう。
アコムのおまとめローンを利用する際の注意点
アコムのおまとめローンを利用する際には、2つの注意点がある。
これら2つの注意点について解説する。
1つ目は資金使途が賃金業者債務の借換えに限られることだ。
通常のカードローンとは違い旅行やレジャー、冠婚葬祭など自由に使えないので注意しよう。
また、貸金業者ではない銀行のカードローンや信用販売であるクレジットカードのショッピング枠はまとめることができない。
2つ目は追加の借入ができないことだ。
おまとめローンは返済専用の商品となるため、追加の借入ができない。
カードローンとは違い追加の借入ができないリスクを把握したうえで返済計画を立てる必要がある。
アコムカードローンの特徴とは?
おまとめローンを利用している時に追加借入をしたい場合はアコムカードローンがおすすめだ。
アコムのカードローンには以下の特徴がある。
- 30日間金利0円サービスがある
- 都合に合った方法で借入と返済が可能
- 利用用途が自由
これらの特徴は、おまとめローンのデメリットを補完する役割を果たす。
ここではアコムカードローンの特徴について解説する。
30日間金利0円サービスがある
1つ目の特徴は30日間金利0円サービスがあることだ。
借入をしてから30日以内に返済すれば利息を払う必要がない。
例えば急に10万円が必要になったとしてもアコムカードローンで借入をしても次の給料日に全額返済すれば一切の利息を払わないで済むのだ。
30日間金利0円サービスを利用することで、お得に借入することが可能だ。
ただし、初めて借入する人に限られ、2回利用することができない点には注意しておこう。
都合に合った方法での借入と返済が可能
2つ目の特徴は都合に合った方法で借入と返済が可能なことだ。
アコムカードローンは限度額内であれば借入も返済も自由である。
10万円借入した場合にすべて使うことも、5万円を使って残りの5万円を急な出費のために確保することもできる。
必要であれば追加借入も可能だ。
返済方法もインターネット・ATM・振込など自分にあった返済を選択できる。
一方、おまとめローンは追加の借入はできない。
このようにアコムカードローンは都合に合わせた借入と返済が可能という特徴があるのだ。
利用用途が自由
3つ目の特徴は利用用途が自由であることだ。
アコムカードローンは冠婚葬祭や病気、旅行や買い物などどんな出費にも対応ができ、おまとめローンの利用制限を補うことが可能である。
どうしても融資が必要な人はカードローンを検討するのも良いだろう。
ただし、おまとめローンの金額や返済状況によってはカードローンを利用できない可能性があることは理解しておこう。
アコムのおまとめローンの前に借換え専用ローンを検討してみよう
アコムの借換え専用ローンは、複数の借入を1本化できる便利な商品だ。
また、借換え専用ローンの審査は通常のカードローンと同じであり、特別厳しいわけではない。
おまとめローンには「返済総額が減る可能性がある」「返済が容易になる」といったメリットが存在する。
ただ、「返済総額が増える可能性がある」「使用用途が借換えに限られる」「追加借入ができない」というデメリットも考慮する必要がある。
アコムの借換え専用ローンを正しく理解し、メリット・デメリットを含めて自分に合っているか見極めることが大切だ。
金利 (実質年率) | 年3.0%~年18.0% |
---|---|
審査時間 | 最短20分 ※お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。 |
融資速度 | 最短20分 ※お申し込み時間や審査によりご希望に沿えない場合がございます。 |
無利息期間 | 30日間(初回限定) |
借入限度額 | 1万円~800万円 |
収入証明書 | 以下のいずれかに該当するお客さまは収入証明書が必要 ・当社のご契約が50万円を超えるお客さま ・他社を含めたお借入総額が100万円を超えるお客さま |
WEB完結 | 一部可能 |
申込条件 | 満20歳以上72歳までの定期的な収入がある方 |
担保・保証人 | 不要 |