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慰謝料は債務整理できるのか?養育費は?債務整理のデメリットや手続きの流れを徹底解説!

この記事で解決できるお悩み
  • 慰謝料が債務整理できるのかどうかを知りたい
  • 養育費は債務整理できるのかどうかを知りたい
  • 慰謝料や養育費が債務整理できなかった時の対処法が知りたい

慰謝料や養育費の支払いに頭を悩ませている方は少なくない。お金のやりくりが厳しくなってくると、「債務整理」という言葉が頭をよぎることもあるだろう。

債務整理とは、借金の返済が難しくなったときに、その借金を整理して返済を楽にする方法である。しかし、慰謝料や養育費は普通の借金とは性質が違うので注意が必要だ。

慰謝料や養育費は本当に債務整理ができるのだろうか。もし債務整理ができないとしたら、他にどんな方法があるのか。

この記事では、法律的な観点も踏まえながら、これらの疑問について解説していく。慰謝料や養育費の支払いに悩む方が、解決に向け一歩を踏み出す助けになるだろう。

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目次

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慰謝料は債務整理できるのか?

慰謝料の債務整理は、条件によっては可能だ。
しかしその判断には複雑な要素が絡むため、慎重な検討が必要となる。


ここでは、慰謝料を債務整理するための条件や方法、知っておきたい3つの注意点を順に見ていこう。

慰謝料が債務整理できる条件

慰謝料を債務整理できるケースとしては、まずその慰謝料は法律的に正式な支払い義務だと認められていることが重要だ。


具体的には、裁判所の判決や、話し合いで決まったことを書面にした和解調書があることが挙げられる。つまり、離婚調停で決まった慰謝料であれば債務整理の対象になる可能性が高い。

一方で単なる口約束や私的な合意では、債務整理の対象とはなりにくい。
例えば夫婦間で口頭のみで決めた慰謝料の場合、債務整理が難しいこともある。

また、慰謝料の中でも「悪意ある行為に対しての慰謝料」や「相手に怪我を負わせた場合の慰謝料」などは債務整理をすることができない。


これは「非免責債権」といって、どのような事情であれ支払い義務がなくならないのだ。

さらに、債務整理は経済状況が著しく悪化していることも条件となる。この点については、収入や資産状況、生活費などを総合的に考慮して判断される。


単に「支払いが面倒だ」という理由では認められないので注意が必要だ。具体的には失業や重病で収入が大幅に減少した場合などが、「経済状況が著しく悪化」に該当するだろう。

「自己破産」で慰謝料を債務整理する方法

慰謝料の債務整理には、主に自己破産個人再生の2種類の方法がある。


自己破産は全ての債務を清算する方法で、「返済の見込みが全くない」という場合に、慰謝料も含めて債務が免除される可能性がある。

これは借金をすべてなかったことにすることであり、裁判所による厳しい審査がある。
さらに破産手続きを行うと、社会的な信用にも大きく影響するため、慎重に検討する必要があるだろう。

具体的には主に以下のような影響がある。 

  • 一定額以上の財産は処分される可能性がある
  • 一部の資格職に就けなくなる可能性がある(破産手続開始決定から復権するまでの間(通常4〜6ヶ月程度)
  • 親族や保証人に迷惑がかかる可能性がある

そのため、自己破産は本当に他に方法がない場合の最終手段として考えるべきである。

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「個人整理」で慰謝料を債務整理する方法

個人再生は一部の債務を減額して返済を続ける方法である。借金の総額を減らすことで、無理のない返済計画を立てられるのが特徴だ。


この方法は、ある程度の収入がある人に適しており、日々の生活を維持しながら債務を返済していくことができる。

具体的な例として、1000万円の借金があり、毎月30万円の返済が必要だった場合を考えてみよう。


個人再生を利用すると、「借金総額を600万円に減額し、毎月の返済額を15万円に設定して5年間で返済する」といった計画を立てることができる。

これにより、返済の負担が大幅に軽減され、生活の再建を図りやすくなる。個人再生のメリットとしては、自宅などの財産を手放さずに済むことや、無理のない範囲で返済できることが挙げられる。

個人再生は自己破産ほど社会的信用を失うことはないが、それでも大きな決断となる。
専門家とよく相談し、慎重に検討することが大切だ。

慰謝料の債務整理の注意点

慰謝料の債務整理を考えるにあたり、3つの重要な注意点がある。

一つ目は、元配偶者との関係悪化のリスクだ。

債務整理により支払いが滞ると、せっかく和解した関係が再び悪化する恐れがある。

特に子どもがいる場合は影響が大きい。例えば、慰謝料の支払いが滞ることで、子どもとの面会や交流に支障が出る可能性もある。

「養育費が予定通り支払われないなら子どもに会わせない」と告げられるケースも少なくない。

債務整理を考えるときは、将来的な関係性も考慮しつつ慎重に判断する必要がある。

二つ目は、慰謝料の持つ道義的な意味合いだ。

慰謝料は単なる金銭の支払いではなく、過去の行為に対する償いという側面もある。

そのため、安易に債務整理を選択すると、社会的な批判を受ける可能性がある。「責任逃れをしている」と思われかねないのだ。

債務整理を検討する際は、この道義的な側面も十分に考慮しなければならない。

三つ目は、債務整理が将来の金融取引に与える影響だ。

債務整理は信用情報に記録され、クレジットカードの作成や住宅ローンの審査など、様々な場面で不利になる可能性がある。

債務整理は確かに有効な手段の一つだが、それによって生じる影響も忘れてはならない。

あなたにとって最善の選択は何か。迷った場合は、専門家に相談するのがおすすめだ。

債務整理のデメリットを詳しく知りたい方はこちらをチェック

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養育費は債務整理できるのか?

結論から述べると、養育費については債務整理の対象とはならない。これは養育費が法的にも社会的にも重要な意味を持っているからだ。

ではその理由と背景について、詳しく見ていこう。

養育費が債務整理できない理由

養育費が債務整理の対象とならない理由は、子どもの利益保護のためだ。「慰謝料が債務整理できる条件」でも紹介した「非免責債権」にも該当する。


養育費は子どもの食費、教育費、医療費など、基本的な生活に必要な費用をカバーするものであり、子どもの健全な成長に不可欠だ。そのため、その権利は守られる必要がある。

これらの理由から、養育費は親の都合で簡単に減額や免除ができるものではない。
親の経済状況が悪化したからといって、子どもの生活に支障をきたすことは許されないのだ。

養育費の性質と責任

扶養義務というのは、法律で決められた親の責任だ。「親は子を養う責任」があり、養育費は「借金」ではなく、親としての「義務」ということだ。そのため、通常の借金のように清算することはできない。

さらに、親としての役目を果たすことは、社会全体でも重要だと考えられている。そのため親が養育費の支払いを放棄することは社会的に許容されにくい。

養育費の支払いは親個人の問題ではなく、社会全体の問題として捉えられているのだ。養育費の支払いが困難な場合は、債務整理ではなく別の対処法を考える必要がある。

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慰謝料や養育費が債務整理ができないときの対処法

債務整理が難しい慰謝料や養育費の支払いに対しては、主に3つの対処法がある。

それぞれの方法について詳しく見ていこう。

話し合いによる解決

養育費については、まず元配偶者との直接交渉を試みるべきだ。支払い額の一時的減額や猶予、分割回数の変更など、状況に応じた柔軟な解決策が見つかる可能性がある。

「半年間だけ3万円の減額をお願いできないか」といった支払いへの意欲と具体的な提案が、話し合いを円滑に進める助けとなるかもしれない。

慰謝料についても同様のアプローチが有効だ。ここで重要なのは、自身の経済状況を丁寧に説明し、誠意を示すことである。互いの事情を考慮し冷静に話し合うことが、解決への近道となるだろう。

調停の活用

話し合いが行き詰まった場合、家庭裁判所の調停を利用することが効果的な解決策となる。

調停とは、裁判所が提供する紛争解決の手段の一つであり、裁判官と調停委員という中立的な第三者が介入して、当事者間の話し合いを支援する制度だ。

調停の特徴やメリットは以下のとおりである。

  • 調停は非公開で行われるため、プライバシーが守られる
  • 法律だけでなく、双方の事情や利害を考慮した柔軟な解決が可能
  • 裁判と比べて比較的短期間で解決できる
  • 裁判と比べて費用が抑えられる
  • 対立構造を避け、当事者間の関係を維持しやすい

調停の進め方は、まず当事者の一方が家庭裁判所に申立てを行うことから始まる。

調停の結果、お互いが納得できる解決案が見出されれば、その内容を調停調書として作成し、裁判所に提出する。

調停を利用することで、感情的になりがちな話し合いに、冷静さと客観性がもたらされる。これにより、より公平な解決策を見出せる可能性が高まるのである。

法的手続きの検討

病気や事故、失業などの理由で経済状況が劇的に変化した場合、養育費の減額申立も選択肢の一つとなる。


ただし、ここで重要なのは、子どもの利益を最優先に考えることだ。


「自分の生活を切り詰めても支払いたいが、現状では困難である」という姿勢を、具体的な数字とともに示す必要がある。

慰謝料の場合は、分割払いの検討も有効な手段となりうる。ただし、10年以上にわたる長期の分割は避けるべきである。なぜなら、お互いの将来設計に影響を及ぼす可能性があるからだ。

いずれの場合も、まずは相手方との話し合いを優先し、互いの状況を理解し合うことが重要である。一方的な主張や感情的な対応は避け、冷静かつ建設的な態度で交渉することが望ましい。


また、子どもがいる場合は、子どもの利益を最優先に考えることを忘れてはならない。「お互いの感情よりも、子どもの将来のために何が最善か」を常に考えながら対応することが大切だ。

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慰謝料の債務整理には力強いパートナーを

慰謝料は条件次第で債務整理が可能だが、養育費は債務整理の対象外となる。しかしこれらの支払いが困難な場合でもすぐに諦めてはいけない。話し合いや調停を活用することも視野に入れ、柔軟な解決策を模索することが重要だ。

債務整理や養育費、慰謝料に関する問題は複雑で、個々の状況によって最適な解決策が異なる。一人で抱え込まず、弁護士や司法書士などの専門家に相談することをおすすめする。

専門家は、個々の状況を詳細に分析し、最適な解決策を提案してくれる。自分では気付かなかった法的な解決策も見つかるかもしれない。

また、交渉や手続きのサポートも期待でき、問題解決に向けた力強いパートナーになる。相手方との交渉を専門家に依頼することで、感情的になりがちな問題を冷静に解決できる可能性も高まる。

適切なアドバイスを得ることで、より良い解決策を見出し、新たな人生のスタートを切ることができる。

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よくある質問

慰謝料の債務整理は必ず認められますか? 

必ずしも認められるわけではない。

個々の状況によって異なり、慰謝料の性質や支払い能力、他の債務の状況など、様々な要因が考慮される。

また、債務整理の方法(自己破産、個人再生など)によっても認められる可能性は異なってくる。

「慰謝料だから債務整理できない」というわけではなく、ケースバイケースで判断されるため、専門家への相談が望ましい。

養育費の支払いが困難な場合、減額は可能ですか? 

経済状況の著しい変化があれば、減額の申立てが可能である。

ただし、裁判所の審査が必要であり、子どもの利益を最優先に考慮した判断がなされる。

単なる収入の減少だけでなく、失業や病気など、やむを得ない事情が必要となることが多い。

減額が認められた場合でも、将来的に状況が改善すれば、再度増額される可能性もある。

つまり、養育費の減額は「一時的な措置」であり、永続的なものではないのだ。

例えば、失業して収入が激減した場合、一時的に養育費を減額することは認められる可能性があるが、再就職して収入が回復すれば、元の金額に戻すことが求められる。

債務整理をすると、将来的にどんな影響がありますか?

債務整理は将来に様々な影響を与える可能性がある。主な影響は以下の通りだ。

  • クレジットカードの作成が困難になる(通常5〜10年程度)
  • 住宅ローンの審査で不利になる
  • 就職や転職の際に影響が出る場合がある
  • 家電の分割払いができなくなる可能性がある
  • 賃貸物件の審査が通りにくくなることがある

これらの影響は永続的なものではなく、時間が経過し生活を立て直していけば、制限も徐々に解消されていく。

慰謝料の債務整理を行う際、相手方の同意は必要ですか?

慰謝料の債務整理を行う際、相手方の同意は必ずしも必要ではない。

自己破産や個人再生などの法的な債務整理手続きを行う場合、裁判所の判断によって進められるため、原則として相手方の同意は必要ない。

しかし、これらの手続きでは、全ての債権者、つまり相手方に通知が行われ、異議を申し立てる機会が与えられる。

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この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社は、2019年5月に設立された金融業界の総合コンサルティング企業で、資産に関する情報発信をしております。
投資家とIFAをつなぐマッチングプラットフォーム「資産運用ナビ」や、クレジットカード・カードローン・FX・債務整理等のお金に関わる情報発信をしております。

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