- どのような人が債務整理しているのか知りたい
- 債務整理でどのくらい減額できたのか知りたい
- 債務整理で失敗したケースも知りたい
債務整理とは、借金を減額したり、利息をカットしたりと借金問題を解決するための手続きだ。
実際に債務整理をした体験談を聞く機会は少なく、どのように債務整理を利用した人がいるのか気になる人は多いだろう。
本記事では、どのような人が債務整理をしているのか、どのくらい減額できたのかを体験談を元に紹介する。
また、成功例だけでなく、失敗例についても紹介するので、債務整理を検討する際の判断材料にしてほしい。
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借金80万円を債務整理した男性(40代)の体験談(内容)

40代男性は、任意整理により借金80万円が50万円に減った。この男性の体験談を紹介する。
借金をした経緯
この方は、子どもの急な医療費が必要になったことで借金をすることとなった。
その上、タイミング悪くリストラになり、新しい仕事を探していたため、収入がなくなってしまった。
そのため返済が滞ってしまい、他からも借入するという悪循環に陥り、返済の目途が立たなくなってしまったことが原因で80万円の借金を抱えることとなったそうだ。
債務整理をした経緯
この男性は、司法書士法人杉山事務所に依頼して任意整理を行った。知識が豊富だと感じたため、司法書士法人杉山事務所に依頼したそうだ。
この男性が行った任意整理は、債務整理の一つである。債権者と直接交渉して借金を整理し、主に将来の利息をカットする効果を期待できる。
基本的に元本が減ることはないが、過去に払いすぎた利息があれば、元本が減ることがある。
今回債務整理した男性は、任意整理によって利息がカットされたことで返済総額が30万円減ったのだろう。
債務整理をしてよかったと感じたこと
男性は返済のめどが立ち、先行きが見えて、ストレスがかなり減ったと喜んでいた。任意整理は原則3年間の分割払いで返済する計画を立てる。
無理のない返済額や返済回数となるように交渉するため、今借金返済がつらい人も任意整理後は無理なく返済ができるようになるのだ。
しかし、任意整理は3年で元本を返済する能力がなければ利用が難しい。つまり、一定の返済能力がなければならないのだ。
この男性は一定の返済能力が認められ、任意整理ができたのだろう。
債務整理後の変化
予想以上の減額となり、借金のストレスが減ったことでメンタル面が楽になったようだ。家族との関係が良くなり、仕事のパフォーマンスも向上したというメリットも。
任意整理は裁判所を通す必要がなく、友人や会社に知られる心配が少ないこともメリットの一つだ。
裁判所を通す必要がないというと、自分で手続きを進められるのでは?と思う人もいるだろう。
しかし、専門的な知識が必要となるため、専門家でなければ手続きを行うことは難しい。そのため、弁護士や司法書士といった専門家へ依頼することが一般的だろう。
任意整理によって仕事のパフォーマンスが向上したのは、会社に知られることなく手続きを行えたからかもしれない。
専門家に手続きを依頼すれば、専門家が債権者と交渉を行うため、本人が交渉を行う必要がない。本人は最初の面談以降何もせず、3ヶ月~6ヶ月で手続きは完了する。
男性は、会社などに知られることなく手続きが完了し、借金返済によるストレスも楽になった。任意整理が成功した例といえるだろう。
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借金200万円を債務整理した女性(30代)の体験談(内容)

30代女性は、任意整理によって借金200万円が120万円まで減額した。この女性の体験談を紹介する。
借金をした経緯
この女性は、ホストクラブにハマってしまい、貯金額ではホストクラブの代金を支払えなくなってしまい、借金をしてしまったそうだ。
ホストクラブで断ることができず、借金が膨らんでいき、返済できない額まで到達してしまったことで債務整理をすることになった。
債務整理をした経緯
この女性は、テレビCMでもお馴染みのベリーベスト法律事務所に依頼し、任意整理を行ったそうだ。
やはりCMでよく聞く知名度の高さから、ベリーベスト法律事務所を選んだのだそう。
聞いたことのない法律事務所に依頼するよりも、聞いたことがある法律事務所のほうが安心感があるのだろう。
この方は、任意整理を行ったことで、借金額は200万円から120万円に減額した。利息のカットにより80万円の減額に成功したのだろう。
債務整理をしてよかったと感じたこと
大幅な減額により、給料とアルバイト代で借金の返済ができるようになり、安心を感じていた。
返済の目途が立たず、借金が膨らんでいくことに不安を感じる人は少なくない。任意整理によって80万円もの減額になれば、返済が楽になり、生活がしやすくなるだろう。
債務整理後の変化
任意整理をきっかけにお金への意識が変わったようだ。元々お金にルーズな一面があり、収支を把握できていないことがあったのかもしれない。
家計簿を記載するようになり、お金の管理を以前よりもきっちりと行うようになったと、自分自身の変化を語っている。
借金を無理なく返済できる計画を立てられるようになり、先を見通せるようになったのは大きなことだろう。お金への意識も変わり、債務整理は女性にとってよい転換期となった。
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借金1,000万円を債務整理した男性(40代)の体験談(内容)

40代男性は借金1,000万円を抱え、個人再生を行った。この男性の体験談を紹介する。
借金をした経緯
気晴らしのためにパチスロを始め、最初は小遣いの範囲内で楽しんでいた。しかし大負けするようになり、消費者金融で借金を重ねるようになったことがきっかけとなった。
数社から借金をするようになり、借金は1,000万円まで膨れてしまった。
債務整理をした経緯
数社へ毎月返済しており、借りたお金で返済するようになっていたそうだ。自転車操業が続き、借金を重ね続けていたため、借金を返済するどころか増えてしまった。
そのような生活を送っていたが、いよいよ策が尽き、LINE相談であまた法律事務所の弁護士へ相談することになった。相談した弁護士から個人再生を勧められ、個人再生を行った。
個人再生とは、借金の元本を減額した上で、原則3年で返済する計画を組む手続きである。民事再生とも呼ばれ、借金を最大1/10まで減額できる。
個人再生は、借金の元金を大幅に減額できることが最大のメリットだ。
任意整理は将来的な利息をカットできるものの、元金が減ることはほとんどない。そのため額が大きな借金の場合は、元金を減額できる個人再生を行うケースが多い。
今回の場合、借金額が1,000万円と大きな金額であるため、個人再生が適用されたのだろう。
債務整理をしてよかったと感じたこと
個人再生を行ったことで、毎月の返済に追われなくなったと男性は語っていた。
毎月の返済を心配することがなくなり、精神的に楽になれたことが一番よかったとも話しており、精神面の安定を得られたようだ。
債務整理後の変化
借金額が1,000万円と大きな額であるため、弁護士から個人再生するしかないとアドバイスを受けたそうだ。
個人再生は元金を大幅に減らすことができるものの、官報に住所や氏名が載るため、周りにバレる可能性がある。
また、手続きに同居家族の収入資料などが必要となることから、家族にバレることもあるだろう。
今回の場合も家族へ個人再生を行うことがバレてしまい、離婚騒動に発展するほどの大きな騒ぎとなってしまったそうだ。
個人再生を行うことがバレた結果、家族を失うことになり、借金を整理する代償は大きかったようだ。
また、個人再生を行うとブラックリストに載るため、クレジットカードを利用できなくなる。
利用途中のクレジットカードがあっても強制解約となり、新たにキャッシングをしたり、ローンを組んだりすることもできない。
今までできていたことができなくなり、男性は失ったものも少なくないと感じたようだ。
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借金800万円を債務整理した女性(30代)の体験談(内容)

借金800万円で自己破産した30代女性の体験談を紹介する。債務整理の中で最もハードルが高いと思われている自己破産ですが、どのような経緯で行われたのだろうか。経緯や債務整理後の変化などについて解説する。
借金をした経緯
この女性は、交際していた男性に貢いだことが原因で借金が膨らんだそうだ。さらに、冬季うつ病になり仕事ができなくなったため、返済ができない状態となった。
債務整理をした経緯
この女性の場合、病気によって女性自身の収入では返済を続けることができなくなった。
そのため、任意整理や個人再生のような債務整理は不可能ということになる。任意整理や個人再生は、一定の収入があり、返済する能力がなければ利用できない。
任意整理や個人再生を行って返済額が減っても、借金が0になることはなく、決まった期間の返済は続くためだ。
返済する能力がない場合には、この女性のケースのように自己破産の手続きをせざるを得ない。
債務整理をしてよかったと感じたこと
この女性は自己破産に向けて動いている途中ということだが、すでに督促が届くことがなくなり、安堵している。
専門家へ債務整理を依頼すると、すぐに債権者からの督促は止まる。早い場合は即日で督促が来ることがなくなり、遅くても3日以内には督促が止むことが一般的だ。
これは、依頼を受けた弁護士や行政書士が各債権者へ「受任通知」を送るためである。この受任通知が届くと、債権者は督促を行うことがなくなる。
督促は郵便だけでなく、電話なども含み、全ての連絡が来なくなる。
督促が来なくなり、返済に頭を悩ませる毎日から解放され、精神的に楽になったと女性は語っていた。
債務整理後の変化
自己破産により、女性は800万円の借金を支払う必要がなくなった。しかし弁護士費用は残っている。弁護士費用は返済額よりも少額であるため、以前よりも返済の負担は少ない。
とはいうものの、全ての返済がなくなったわけではないため、負担はゼロではないのだ。
また、女性は「自己破産の手続きで家計簿が必要となり、同居家族に迷惑をかけてしまった」と心境を吐露した。
自己破産の手続きには2ヶ月分の家計簿が必要となる。3月に自己破産の申立をするなら、1月と2月の家計簿が必要だ。
家計簿を作成する際には、1円単位で記載せねばならず、家計簿を作成したことがない人には難しく思うかもしれない。
さらに、毎日記載せねばならず、習慣化されるまでは付け忘れてしまう可能性がある。毎日細かく記載する癖をつける必要があるだろう。
自己破産時に家計簿が必要なのは、本当に借金を0にしなければならないのかを裁判所が慎重に判断するためだ。
自己破産は、今後返済が難しい場合に適用される。収入や支出の状態を把握できる家計簿は、自己破産の必要性を図るために必ず必要な情報だ。
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債務整理した人の中には失敗談も・・・

債務整理をして大幅な減額に成功した人もいるが、中には債務整理を後悔している人もいる。では、どのような後悔をしているのだろうか。失敗した体験談を2つ解説する。
借金400万円を債務整理した男性(40代)の失敗談
400万円の借金を抱えた40代男性は、任意整理によって債務を整理した。この男性は、ギャンブルにハマり、借金を積み重ねてしまったようだ。
一度目はドキドキしていても、二度目三度目と借金するごとに抵抗が薄れ、借金額が増えてしまった。気づいたときには、大きな金額になっており、返済が難しくなった。
男性は、任意整理によって将来的な利息をカットできたものの、弁護士や行政書士に支払う費用の高さに驚いていた。この男性の場合は、弁護士費用に20万円かかっている。
これは、今回減額できた額とほとんど同じである。これでは任意整理をしてよかったのだろうか…と悩む人は多いかもしれない。
また、任意整理であれば、官報に載らず、裁判所を通した手続きでもないため、家族や同僚に知られることがほとんどない。
だが、この男性は家族に債務整理していることがバレてしまった。弁護士との債務整理手続きのやりとりを家族に見られてしまったことが原因となっている。
債務整理によって借金返済が楽になったものの、かかった弁護士費用と減額できた金額が同等であれば、実質プラマイゼロである。
また、家族にバレてしまった点を考慮すると、マイナスともいえるかもしれない。この男性が債務整理をして後悔しているのにも頷ける結果だろう。
男性は、弁護士に手続きを依頼する中で見積もりをしっかりと聞き、損益を理解した上で行うべきだったと感じている。詳細を精査しなかったことが原因となったようだ。
借金50万円を債務整理した男性(40代)の失敗談
40代男性は、失業により収入がなくなり、生活費を補填するために借金50万円を抱えてしまった。さらに、再就職が難航したため返済が間に合わない事態となった。
男性は任意整理による債務整理を行ったが、予想していたよりも減額されなかったことに後悔を感じている。
減額された金額は10万円に満たず、それ以上に相談費用がかさんだ。減額した金額よりも出費が大きくなってしまったのだ。
返済額を減らせるというメリットばかりを見て、よく考えずに手続きを行ってしまったことを男性は後悔している。
借金を抱え、返済が間に合わない事態となると焦り、冷静な判断をしにくくなる。だからこそ落ち着いて考えなければならないのだろう。
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債務整理の体験談を参考に後悔のない選択をしよう

債務整理を行った人の体験談を見ると、多くの人が借金の大幅減額に成功している。その一方で、債務整理が失敗し、後悔している人も一部ではいる。
債務整理は必ずしも成功するとは限らない。人によって状況が異なり、借金額などにも違いがあるからだ。
債務整理をして後悔しないようにするには、専門家へ相談することが大切だ。
失敗する可能性もあることを理解し、専門家に相談した上で、自分に合った選択をする必要があるだろう。
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