「転職したいけど、30代だし…もう遅いのだろうか?」と悩む人も多いのではないだろうか?
環境が大きく変わる結婚や出産などの「ライフイベント」は、時にいくら頑張っても現職を続けられない理由になることがある。
今回の記事では、「30代の女性が転職を成功させるための重要なポイント」を中心に紹介していくので、ぜひ実践してみてほしい。
「正直、30代女性の転職は難しいの?」
20代の転職に比べると、難易度はあがってしまうのは事実だ。だが、前職で得たスキルや経験などを活かした方法で進めていけば、転職を成功に導けるだろう。
女性にはライフイベントが多く起きるため、キャリアプラン(結婚や出産を想定したもの)を深く練り直していかなければならない。
深く練られたキャリアプランであれば、「そのキャリアプランなら、すぐにライフイベントは起きなさそうだな。」と面接官を安心させることができる。
もし「この人は、結婚などを想定して考えてないのか。」と、不安を感じるようなキャリアプランの場合だと、採用してもらえる可能性は減ってしまうはずだ。
仕事とプライベート両方の未来を見据えていくことが、30代女性の転職をいい結果に導く方法だと言える。
女性の転職を成功に導くポイント4選
成功へ導くためのポイントを紹介していくので、ひとつひとつ注意して転職活動を進めていっていくとスムーズに進むはずだ。
勢いだけの行動はしない
「転職したいから、仕事を先に辞めよう。」「今見つけたこの求人の条件いいな。応募しよう。」と、勢いだけで行動するのは止めた方がいいだろう。
もし、勢いだけで退職し、なかなか転職先が決まらず「無職の期間」が長くなってしまうと、計画性がない人などのマイナスイメージにつながる。
理想的な求人を見つけた場合でも、「本当に自分のキャリアプランはこれ以上練られないのか?」と自問し、企業についても企業の文化や口コミなどしっかりと調べた上で、応募した方がいいだろう。
この行動を怠らなければ、入社後のミスマッチを防ぐことができ、得た情報は面接でも大きな力になるはずだ。
思い立ったらすぐに行動する
「転職したい。」と感じたらすぐに転職活動をはじめるといい。まずは、自分のキャリアプランやライフプランを練り直していき、優先順位をつけた希望条件を出していくとスムーズだろう。
自分にとって優先したい条件はなにか、その条件を優先させるために「正社員」がいいのか「パートタイム」がいいのかを見極めていこう。
自分の「経歴」「実績」「スキル」を整理する
長い時間をかけて得た「経歴」「実績」「スキル」は、転職をする自分自身の強力な味方になってくれる。
その過去を「強力な味方」にしていくには、時間をかけてでも今まで得たものを思い起こし、整理していくことが大切だ。
- 経歴を思い出せるだけ細かく思い出す
- 何か形のして残せた実績をメモする
- 個人的に「やってよかった」と感じた結果と方法を振り返る
- どのような仕事をして、どのようなスキルを得たか再度確認する など
少々面倒ではあるが、自分の過去に得たものを「強力な味方」にするためには頑張ってみてほしい。
資格を取る・勉強をする・講座を受けるなどでレベルアップする
「1レベルだけでもレベルアップする」という意識を持って、常に行動をしていくのが理想的である。
現職と生活、そして転職活動を両立させるだけでも大変ではあるが、毎日5分だけでも勉強する時間を作れれば、将来の自分が大きく変わるだろう。
それだけではなく、「今のまま」で転職先を探していると、「本当に大丈夫かな…。」と不安な気持ちに襲われることも多い。
だが、毎日5分勉強時間を作っていると「でも、毎日勉強しているし大丈夫。」と、前向きな気持ちに変えられるようになるだろう。
実際に勉強する時間を作るとなると大変だが、モチベーションやポジティブな気持ちを維持し、知識として身につくのでオススメだ。
30代女性こそ、転職のプロ「転職エージェント」に相談しよう
敷居が少し高く感じる「転職エージェント」だが、実は転職活動において、最大の味方になってくれるだろう。
転職エージェントは、転職サイトに載っている公開求人だけではなく、多くの非公開求人を保有しているので「転職サイトに載っていない好条件の求人」を紹介してもらえるのだ。
「公開できない求人って、大丈夫なの?」と感じる人もいるかもしれないが、安心してほしい。なぜなら、「新規事業の責任者を探している(計画を知られたくないため非公開)」「求めている人材に出会えたら採用したい(急いでいない)」などの理由があるからだ。
そのような理由の求人は、好条件のものが多く、キャリアアップを目指すことができ、「ただの転職」ではなく「上を目指した転職」となり、実のある転職となるだろう。
「本当に自分でもキャリアアップできるのかな。」「自分にはスキルもないし…。」「ワークバランスを重視したい」と悩んでいる女性にこそ、特にオススメしたい。客観的に自分自身の市場価値を見てもらえ、「価値のないスキルや経験」と思っていても、実は強みになるものだったケースも多々ある。
また、妊娠・出産・育児を経験している転職エージェントや、女性の転職のノウハウを熟知しているアドバイザーがいるため、遠慮なく本当の希望条件を相談することが可能だ。
妊娠などの経験があるアドバイザーには、「実際にどう乗り越えたか」などの実体験やコツなども聞けるため、転職以外の不安も減らせるだろう。
スピーディーに効率を重視しながら転職をしていたい女性には、ぜひ転職エージェントに登録してみてはいかがだろうか。
環境を変えるなら【今】が絶好のチャンス
環境を変えるには、大きな勇気が必要になる上に、不安などのマイナスな感情と戦わないといけなくなる。だが、乗り越えた先には思っていた以上の喜びや達成感、心機一転の新しい気持ちが待っているはずだ。
「今が絶好のチャンス」と意識し、転職をチャレンジしなかったがゆえの「後悔」を味わうことのないよう、ポジティブ思考で前に進んでみてはいかがだろうか。