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転職の進め方や方法について徹底解説!

リクナビNEXT「転職は当たり前の時代に?転職に対するイメージと本音をアンケート」(2022年12月調査)のよると、転職・転職活動をしたことがある人は6割以上で、40代に限定すると8割以上にもなる。日本では終身雇用が一般的ではあるがここ最近では転職に前向きな人が増えていることがわかる。

まだ転職をしたことがない人は、進め方や方法について悩む人も多いと思うので徹底解説していく。

目次

転職準備には2週間から1ヶ月ほどかける

転職の準備期間は一般的に2週間〜1ヶ月ほどの時間を要する。ここでの転職準備とは、「転職したいと考えてから〜実際に応募するまでの期間」を表している。

準備することは大きく分けて3つあるので詳しく紹介していく。

自己分析

自己分析を行うことは転職において最も大切なことと言っても過言ではない。なぜ自己分析を行う必要があるのかは3つの理由が存在する。

  • 他社と比べて自分の長所と短所を探る
  • 自分に本当に合う会社や業界を見つけるため
  • 本当に今転職する必要があるか見極めるため

自己分析を行わないまま転職活動をしてしまうと、履歴書の自己PRや面接の際にうまくアピールすることができなかったり、矛盾したことを言ってしまい面接で落とされることも多い。

また、転職に成功したとしても実際に入社してみたら自分に合わない会社、業界と気付く人も少なくないため注意が必要だ。本当に今転職する必要があるか見極めるためにも必ず自己分析はすること。

自己分析がうまくいかない人は、自己分析ツールを使用するのも一つの手だ。性格診断テストや自分にあった業界診断など多くのツールが存在する。きっかけ作りに使ってみてはどうだろうか。

履歴書の準備

次は履歴書の準備だ。一言に履歴書といっても実は色々なフォーマットがあるため、自分に合った履歴書を選ぶ必要がある。A4やA3といったサイズの違いから、学歴欄や職歴欄の多さなど多種多様に存在する。

留学経験がある場合は学歴欄が多いものを、転職が多い人は職歴欄が多いものを使うといった使い分けをすると良い。

履歴書を書くときのポイント

履歴書を書くときのポイントについて簡単に紹介する。

  • なるべく空白は作らない
  • 学校名、会社名は略さずに記入する
  • 短期間しか勤務していない場合でも記載する

履歴書は自分の顔とも言われており、手書きの場合は丁寧に書くことも非常に大切。最近では履歴書は手書きで無くても良い会社もあるため、転職したい会社にあらかじめ確認しておく必要がある。

履歴書を下書きして、本書するなどしっかりと準備をするには3日ほどの時間を見ておくと良い。

情報収集

転職準備の3つ目は情報収集だ。どの業界や会社に行くかなどの情報収集は欠かせない。特に自分が今まで勤めていた業界以外に転職を希望する場合は尚更だ。

株式会社リクルート「転職する業界と業界研究のやり方」(2022年12月調査)が転職成功者500人に取ったアンケートによると、転職の際に約84%の人が「業界を絞って転職活動をした」としている。業界を絞ることにより、時間をかけて研究を進めることができるため、転職では有利に働く。

転職の方法は主に3種類

転職の方法は主に3種類あるので紹介していく。どれにでもメリット、デメリットはあるため、うまく活用しながら転職活動をしていくことが大切。また、早く転職したい場合は1つの方法に絞るのではなく、転職サイトとエージェントや転職サイトとハローワークなど色々な方法で転職先を探すのも良い。

エージェントを利用する

転職のエージェントを利用するのが最近ではおすすめ。志望する業界が決まっていない場合でも、エージェントに相談すれば自分に合う業界や会社の求人を紹介してくれる。しかし、サポート期間が決まっていたり、採用に対して消極的な会社も存在する。メリットとデメリットを詳しく紹介していく。

  • メリット
  • 専任のアドバイザーが一人一人に就くため、相談しながら転職を進めやすい
  • 面接や一部筆記試験に対してのフィードバックをしてくれる
  • 応募手続きや面接日程の調整、内定後の給与の相談も請け負ってくれる
  • デメリット
  • 応募まで数日時間がかかる
  • エージェントによっては合わない可能性もある
  • サポート期間が3ヶ月のみと決まっている会社もある
  • 掲載料が掛からないため、採用に対して消極的な会社もある

転職サイトで自分で探す

転職サイトで自分で転職先を探すやり方もある。ネットで転職サイトを見つけ、気になった求人に応募できるため自分のペースで転職を進めることができる。しかし、非公開求人に応募できないなどのデメリットもある。詳しくは以下で紹介していく。

  • メリット
  • 手軽に求人を探することができる
  • 掲載料がかかるため採用に積極的な会社が多い
  • 自分のペースで転職を進めることができる
  • デメリット
  • 非公開求人に応募することができない
  • 自分の市場価値を正確に知ることができない
  • 面接の対策を受けられない

ハローワークを使う

厚生労働省が運営しているハローワークでも仕事を探すことができる。掲載が無料なため、中小企業も多く登録しているのが特徴だ。また、全国にハローワークがあるため、地元で就職をしたい人にもおすすめ。しかし、大企業の登録はないことや専門性が高いスキルを発揮しにくいなどのデメリットもあるので詳しく紹介する。

  • メリット
  • 多くの選択肢から仕事を探すことができる
  • 中小企業が多く登録しているため、アットホームな職場が目立つ
  • 全国ネットで仕事を探すことができるため、IターンやUターンの人におすすめ
  • デメリット
  • 大企業の登録がほとんどない
  • 高い専門スキルは発揮しにくい
  • 良い労働条件で働くことは難しい

転職する際の注意点

転職してから想像とのギャップに悩まされる人も実は少なくない。本章では、転職する際の注意点を紹介していく。

なるべく在職中に転職活動を行う

転職活動ははなるべく在職中に行う方が良いだろう。もちろんパワハラを受けてたり、よほど今の会社が嫌なのであればべつだ。転職において、無職の期間というのはマイナスに働くことはあってもプラスに働くことない。また、就職をしながら転職活動をすることで採用が決まりにくいということはほとんどないからだ。

それ以外にも自分が求める待遇で仕事が見つからないこともあるので注意が必要。

内定後に退職届を提出する

今いる会社への退職届は必ず内定が確定してから出すようにすること。選考がうまく進んでいるからと退職届を出してしまうと痛い目に遭う可能性も。会社へは14日前までに退職届を出せば法律上は問題ないが、引き継ぎ等も含めて1ヶ月前には言えるようにすると良い。

内定した転職先には「引き継ぎや有休消化」のことをしっかり伝え、全てを終えて何月に入社できるのか明確にすることが大切だ。

応募する企業をよく調べる

応募する企業をよく調べておくことも非常に大切だ。転職でよくある失敗例として「会社に入ってみたら想像と違った」という人も少なくない。それは給料などの待遇であったり、労働環境や仕事内容など様々だ。

少しでも会社とのミスマッチを無くすために事前の下調べは手を抜かずしっかりやることをおすすめする。

自己分析を怠らない

自己分析を怠ってしまうのも転職に失敗しやすい人の特徴だ。自分にとっての優先順位を決めることも自己分析の一つだ。

給与が高いが、労働時間が長い方がいいのか、給料が低いが労働時間が短い方がいいのかなどを予め分析しておく必要がある。

転職活動は早めがおすすめ

転職活動はなるべく早めに動くのが良い。20代では第2新卒やポテンシャル採用も多いため、比較的簡単に転職をすることができる。

しかし30代後半になってくるとマネジメント経験や法人の営業経験など高いスキルが要求されることが多い。また、年齢を重ねるにつれて他業界への挑戦も難しくなってくる。

転職を少しでも考えているのであれば、エージェントにまずは相談してみるのも良いかもしれない。

この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1(日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査)』を獲得している。

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