出社にかける時間をもったいないと思ったことがある人も多いのではないでしょうか。毎日満員電車に揺られながら会社に行きたくない人や、自分のペースで仕事を進めたい人におすすめなのが在宅ワーク。
今回の記事では、在宅ワークがある職種に転職するにはどうしたら良いのか解説していく。
在宅ワークがある職種とは
ここ数年、コロナウイルスの影響により仕事が在宅ワークに切り替わっている人も多いのではないだろうか。在宅ワークとは、家や近所のカフェなどで仕事を行うことができる制度で、コロナウイルスが収束しつつある今でもその人気は高い。
在宅ワークがある職種について詳しく紹介していく。
エンジニア
エンジニアは「ITに関する専門的な知識を有した人材」のことを指している。エンジニアとまとめてはいるが、細かく分けると以下のような職種になる。
- ネットワーク
- セールス
- インフラ系
- web
- データベース
- IoT
これらが代表的なエンジニアの例だ。基本的な仕事はプログラミングを開発、運用することが多い。中にはセールスエンジニアと言って、営業もするエンジニアもいることから、幅広く活躍できる場が存在している。
エンジニアの求人はかなり多く、転職市場でも人気の職種だ。未経験でも採用されやすいため、20代や30代の未経験でエンジニアの世界に飛び込む人も少なくない。PCを介した作業がほとんどのため、出社義務がない人や、週1出社であとは在宅ワークという働き方も多い。
IT業界は将来的にも明るいため、興味がある人は飛び込みやすい業界ともいえるだろう。
事務
営業職のサポートや書類作成、電話対応やメール対応が主な仕事となるのが事務の特徴。どの会社にも事務職は必ず存在するため、求人数が多いのもポイント。
飲食やアパレルなどの異業種からの転職も多く、どの業界からでも歓迎されやすい。専門性は低い職種になるが、総務や経理のサポートを請け負うことも。
PC作業が多い会社では、在宅ワークを推進している会社も多い。
ライター
記事の執筆や公正作業などを行うのがライターという仕事。ライターという仕事は幅広く、雑誌に掲載される記事の作成、ネットページの作成などが存在する。基本的にPCで作業することが多いため、在宅ワークの仕事も多い。
ライターは、正社員やアルバイトの他にもフリーランスとして活躍している人も多いため、自分に合った働き方を選ぶことができるのも嬉しいポイントだ。
テレフォンオペレーター
電話で企業に営業を掛けたり、コールセンターとしてお客様対応をしたりするのがテレフォンオペレーターという仕事だ。電話をするのが苦じゃない人や営業が嫌いじゃない人におすすめの職業。
忙しさは会社によって大きく異なるが、ネット環境と電話環境さえあればどこでも仕事することが可能。中には、インセンティブ制の営業電話をし、契約を取るほどボーナスが増える会社もある。
転職サイト選びも重要
在宅ワークの仕事をしたい場合には転職サイト選びも非常に重要になってくる。コロナウイルスの影響もあることから、在宅ワークでの求人は多いが、その分人気も高い。在宅ワークで良い待遇の求人は高い競争率であることが多い。
また、応募の際には自分に合った在宅ワークの仕事を紹介してくれる転職エージェントの利用がおすすめ。
リクルートエージェント
大手転職エージェントのリクルートが手がけるサイトで、求人数も業界トップクラスと非常に多い。様々な業種から選ぶことができるため、入りたい業界が定まっていない人におすすめ。
公開・非公開合わせて50万件以上の求人があるため、まずは登録することを強くおすすめする。
doda
20代と30代の利用者が70%以上を占めており、若者の転職におすすめなのがdodaというサイトだ。転職におけるサポートツールが充実していることや、エージェントと転職サイト両方の昨日が使えるのが特徴。
ただ、サポート期間が基本的に3ヶ月と決まっていることから、ゆっくりと転職したい人にはあまりおすすめできない。なるべく早く転職したい人にはぜひ登録して欲しいサイトだ。
マイナビエージェント
求職者全員と直接、または電話面接を行うため、徹底したサポートが特徴のマイナビエージェント。面接や応募資料の添削も行ってくれるため、書類通過や合格率が高いのも特徴だ。
平日夜間や土曜日も窓口が空いているため、忙しい人でも転職相談をしやすい環境となっている。
エン転職
エン転職では、「入社後活躍」という言葉を非常に重視している。企業と求職者の間になるべくミスマッチが生まれないよう、人材を採用して終わりというものではなく、求職者の「入社後」も大切にしているため、企業にこだわりたい人におすすめのサイトだ。
転職に不安が多い人や、入社後の活躍がイメージできない人はエン転職を利用してみてはいかがだろうか。
在宅ワークのメリット・デメリット
出社する必要がない在宅ワークにはメリットとデメリットが存在するため、それぞれ詳しく解説していく。
メリット
在宅ワークにおけるメリットを紹介していく。
出勤時間がなくなる
意外とバカにできないのが出勤時間がなくなることだ。平成28年総務省統計局「社会生活基本調査からわかる47都道府県ランキング」(2022年12月調査)によると、日本の出勤・通学にかかる時間は往復平均で79分となっている。在宅ワークでは、準備を含めたりすると、毎日2時間くらいの出勤時間が無くなる。
一日あたり2時間時間の猶予ができるのは非常に大きい。自身のライクワークバランスも整うため、仕事以外に時間を使えるようになるのだ。
自分のペースで仕事を進められる
自分のペースで仕事を進めることが出来るのも在宅ワークの強み。オフィスでは周りにずっと人がいることから、雑音で集中できなかったり、集中力が切れても気分転換がしにくいなどの弊害がある。しかし、在宅ワークでは自分のペースで仕事を進めることが出来るので作業効率が上がる人も多い。
私生活のトラブルにも対応しやすい
子供が熱を出したりなど家庭のトラブルは突然に起こる。そんな突然のトラブルにも対応しやすい。子供の面倒や食事を作りながら仕事をしたりすることもできる。
デメリット
在宅ワークにおけるデメリットを紹介していく。
ライフワークのバランスが崩れる人も
自宅が職場になるため、プライベートと仕事の区別ができずかえってライフワークのバランスが崩れる人も。自分で仕事のペースを作ることがまず第一の課題とも言える。
人と接する機会が減る
在宅ワークでできる仕事は、単純作業やPCで完結する作業が多いため、人と接する機会が減る。仕事終わりの飲み会が極端に偏るため、友好関係が狭まってしまう。
わからないことが聞きづらくなる
オフィスで仕事をしていたら、ちょっとわからないことなどは周囲の人や近くの上司に尋ねやすい。しかし、在宅ワークだと、チャットや電話をする手間があるため、わからないことなどが聞きづらくなる。聞けばすぐわかることも聞きづらくなるのも在宅ワークのデメリットともいえる。
業務の進捗が非常に重要
業務の進捗が非常に重要なのが特徴。出社していないことから、上司は「本当に仕事をしているのか」を確認する術は基本的に業務の進捗率で表すしかない。机に向かっていても業務の進捗が遅いと注意を受けたり、出社を促されたりするため注意が必要だ。
職種を選べば在宅ワークは可能!
ITや事務などの職種では在宅ワークが多い。全ての職種が在宅ワークできるわけではないため、職種を選んで在宅ワークを希望することが大切。
また、仕事を探す際の転職サイト選びも重要で、できれば転職エージェントを使って在宅ワークを探すことをおすすめする。