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コンサル転職のメリット・デメリットを紹介

転職市場でも人気が非常に高いコンサル。業務内容や特徴について気になる人も多いのではないだろうか。今回は、コンサルへ転職する際のメリットやデメリットと併せて紹介していく。

目次

業務内容や特徴

コンサルタントは顧客に対し経営などのアドバイスを行い、顧客に対し最大限の利益を提供するよう努めるのが最大の仕事。平均給与も高く、転職業界では人気の職種。ただ、その一方で業界全体で「顧客ファースト」を第一に考えており、顧客から依頼された書類や提案資料をすぐに作成しなければならないことから、長時間に及ぶ残業や休日出勤も多い。

業務内容は大きく分けて2つあるのでわかりやすく紹介していく。

コンサル部門

コンサル部門は、顧客と直接接点を持つ部門だ。顧客の課題を見つけ提案し、顧客の利益が最大限になるよう常に努めなければならない。サポート部門に比べ、激務であるのが特徴だ。

書類作成はサポート部門に頼むこともあるが、急ぎの場合が多いので自分で作ることになる。

サポート部門

コンサル部門のサポートを行うのが特徴。書類の作成や契約書、請求書の管理などバックオフィス全般を取り扱う。顧客の要望に直接答えるわけではないのでコンサル部門に比べると業務量は少ない。

業務量が少ない代わりに、給与はコンサル部門に比べて落ちることが多い。

メリット・デメリット

コンサルタントへ転職を考えているのであれば、メリットとデメリットの両方を知っておく必要がある。ハイクラス転職市場でも非常に人気の高いコンサルタントだが、離職率が高いのも特徴だ。良い転職にするために正しく理解することが大切。

メリット

コンサルで働くことのメリットを紹介していく。

給料が高い

コンサル業務は非常に利益率が高い業種。主にかかるコストは人件費だけのため、給料が高い傾向にある。また、求人の中には外資系企業も多いことから給与が理由にもなっている。30代や40代で年収2,000万円を超える人もいるため、夢がある職業と言えるだろう。

成長ができる

コンサルで過ごした1年は通常の企業の3年分と言われるほどの圧倒的成長が見込まれる。コンサルは業務量も多く、顧客に対して全て尽くさなければならない分、成長することができるのだ。

コンサルの中で学んだことは他業界でも活かすことができるため、一度コンサルに入ってから別の業界に転職する人も実は少なくない。

経営について学べる

顧客に対し、高い利益を追求するため経営に関するアドバイスを多く行うのがコンサルの主な仕事だ。そのため、経営についての知識を最前線で吸収することができる。また、大手顧客の役員クラスや経営者と話す機会も多いため、直接話して経営者の考え方を学ぶことができる。

将来独立をするために、コンサルに就職する人も珍しくない。

将来へのキャリアが広がる

コンサルという仕事は非常にやりがいがあると同時に業務量が多い。そのため、多忙ではあるが様々なスキルを得ることができる。そのため、コンサルから転職する際には高い市場価値になる。コンサル経験者は転職市場でも人気が高く、様々な業界で働くことが可能だ。

デメリット

コンサルで働くことのデメリットを紹介していく。

激務であることが多い

コンサルという仕事は、給与が高い反面で非常に激務であることが多い。近年ではライフワークバランスの改善によって多少マシになりつつはあるが、業界全体としてはまだ根付いていない。

というのも、多くの企業が「顧客ファースト」を掲げているからだ。顧客のための資料作りは依頼を受けた即日に行わなければいけないことや、土日であっても顧客からの要望があれば出勤しなければならないことも多い。

また、終電で帰れないケースも多く、会社の中には仮眠室や終電後のタクシー手当が出る会社も。

成果至上主義

コンサルは顧客と信頼関係を築くと同時に多くの利益をもたらさなければならない。コンサルタント費用は数百万〜という相場のため、契約して成果がなかなか出ないと契約を切られたり、担当を変えるよう迫られたりするケースもある。

顧客からお願いされた資料の提出が遅かったり、満足のいかない出来だと、前の担当者と比べられ文句を言われることも少なくない。顧客に依頼された資料はなるべく早く提出し、利益を上げるために全力を出さなければならないのもコンサルの特徴だ。

提案が空振りになることも少なくない

契約している顧客の全員がコンサルに対して全幅の信頼を許しているわけではない。会社の経営層となると、50代や60代が多いため、「自分より若いコンサルの提案など聞くものか」と考える人もいるだろう。

そのため、自分が如何に良い提案をしたとしても空振りで終わるケースもある。

社内の「便利屋」になる可能性も

顧客からの信頼が悪かったり、上司からの信頼がなくなってしまうと、社内の便利屋になってしまう可能性もある。コンサルは非常に厳しい仕事で、成果を出せない人物をクライアントに当て続ける訳にはいかない。そのため、担当の顧客をつけてもらえず、社内の書類作成や雑務などの担当になる人も中にはいる。

コンサルは皆、顧客にとって良いパートナーでいられるように努力し続けるのだ。

コンサルから転職しやすい職種

コンサルの経験はどの業界でも非常に優遇される。今回紹介する業界以外でも入りやすいが、今回は待遇が比較的良い業種に絞り紹介していく。

コンサルからコンサル

コンサルからのコンサルへ転職する人は多い。同じ業界であっても、違う会社に行けばクライアントも大きく異なるため、自分の成長のために転職する人が多いのだ。コンサル会社を何社も渡り歩いてゆくゆくは自分の会社を立ち上げたいと考えている人も多い。

投資銀行

コンサルと業務が似ている部分がある投資銀行への転職も有利に行える。特に金融のコンサルをしていた人は、顧客の資産管理を経験している。

そのため、顧客の資産を増やすための知識の土台を持ち合わせているため、投資銀行で活躍できる場も多いのだ。

証券会社

証券会社は株だけではなく、不動産や土地などの金融商品を多く取り扱っている。コンサルは顧客に対し投資の一環で金融商品や不動産などを進めるケースも多い。自分が培った人脈を元に証券会社へ転職していくケースもある。

総合商社

コンサルが持つ高い能力や、体力と精神力は総合商社でも役に立つケースが多い。そのため、コンサル出身の商社マンも多く存在している。日本の商社は給与も高く、ライフワークバランスも取れているため、コンサルの経験を活かしつつ商社へ転職していく人も。

コンサルへの転職はおすすめ!

コンサルタントは非常に激務ではあるが、やりがいも大きい仕事だ。コンサルを数年経験するだけで自分の市場価値も高まる。コンサルの1年は他の会社の3年分と言われるほど密度の濃い業界のため、挑戦する価値はあるのではないだろうか。

コンサルへの転職は未経験でも可能なため、エージェントを利用しつつ転職活動していくことが転職への近道だ。

この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1(日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査)』を獲得している。

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