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金融業界から経理に転職できないって本当?成功させるポイントを紹介

金融業界から経理に転職できないって本当?成功させるポイントを紹介

金融業界から経理に転職できないという噂を聞いた人もいるのではないか。

たしかに以下の点で、転職が難しい要因になりやすいといえる。

  • 決算書の作成経験がない
  • 資格によってはアピールにならない
  • 未経験転職扱いになる

一方で、以下のように「求められる資質やスキル」が似ているため、20代であれば転職できる可能性は十分ある。

  • 決算書を読み解く力
  • 財務や税務、法務の知識
  • 正確に仕事を進める力

この記事で詳しく紹介するので、気になった方はぜひ最後まで読んでほしい。

目次

金融業界から経理に転職できないと言われる理由

金融業界から経理に転職できないと言われる理由

最初に紹介したように、金融業界から経理に転職できないと言われる理由は、以下の3つだ。

  • 決算書の作成経験がない
  • 資格によってはアピールにならない
  • 未経験転職扱いになる

それぞれ詳しく紹介しよう。

決算書の作成経験がない

金融業界、とりわけ銀行員は「決算書を読み解く力」に長けており、経理職でも活かせるといえる。しかしながら、経理職では決算書を作る仕事もあり、金融業で作り手の仕事を経験している人は少ないのではないだろうか。

そのため、経理のキャリアがある人の方が即戦力になり、候補者にいた場合は負ける可能性が高い。このことに気づかずに転職活動を進めていると「転職できない」と感じるだろう。

資格によってはアピールにならない

金融業界でまじめに働いていれば、さまざまな金融関連の資格を取得するだろう。しかし、経理職で有利になる資格は少ない。

なかでも、金融業界で人気のある以下の資格は、経理業務であまり役に立たない。この資格があるから活躍できる、といったアピールには気をつけよう。

  • 銀行業務検定
  • 証券アナリスト
  • アクチュアリー

未経験転職扱いになる

ここまで紹介した2つの理由から「未経験転職」として取り扱われるのも、転職できないと言われている一因である。

「銀行で出世コースから外れた人が、出向として取引先で経理として働く」のはよくある話だ。こうした実態もあって、お金を取り扱う経験者として選考に臨めると考える人も多いはずだ。

しかしながら、業務内容や求められる資格が異なるため「経理としての経験はゼロ」とみなされる。そのため、30代以上の一般転職で経理に携わるのは難しいといえるだろう。

金融から経理への転職を成功させるアピールポイント

金融から経理への転職を成功させるアピールポイント

ここまで紹介したように、金融から経理への転職は簡単ではない。

しかし、求められるスキルや資質は似ており、ポテンシャルが評価される20代であれば十分転職可能だ。

  • 決算書を読み解く力
  • 財務や税務、法務の知識
  • 正確に仕事を進める力

転職成功のために、上記の3つを書類や面接でアピールしよう。

決算書を読み解く力

先ほど「決算書の作成経験が求められる」と紹介したが、決算書を読み解く力が全く求められないわけではない。銀行ほどではないが、必要なスキルであることに変わりはないだろう。

ただし「読み解く力があるので、御社で活躍できます」といったアピール方法だと落とされやすい。「読み解いた経験に加えて、経理に必要なスキルや知識も持っています」と伝えるようにしよう。

財務や法務、税務の知識

金融業界で培った財務や法務、税務の知識は、経理業務で活かしやすい。知識を活かした経験があれば、書類や面接で積極的に伝えるようにしよう。

加えて「会計業務」の知識があると、同じ金融業界からの候補者と差をつけやすい。

おすすめは「会計業務の資格を取得する」ことである。なかでも以下の資格は知識があることの証明になるので、持っていない人はこの機会に取得したいところだ。

  • 日商簿記検定(2級以上)
  • FASS検定
  • 給与計算検定
  • ビジネス会計検定
  • 公認会計士

正確に仕事を進める力

金融業界と同じく、経理も正確に仕事を進める力が求められる。1つのミスが命取りとなり、経営を左右する可能性もゼロとは言えないからだ。

とはいえ、正確性だけをアピールすると「他にアピールすることがないのではないか」「正確でも仕事が遅いのではないか」と思われてしまう。ミスなく仕事ができるのは、社会人として当然だからだ。

  • 正確に業務を進めるために工夫したこと
  • スケジュール管理も正確に行っていること

上記のようなことも、あわせて伝えるようにしよう。加えて、「経理でどう活かすか」まで書くと強力なアピールになるはずだ。

金融から経理への転職を成功させるためには「転職エージェント」の活用がおすすめ

金融から経理への転職を成功させるためには「転職エージェント」の活用がおすすめ

ここまで、金融から経理への転職で活かせるポイントを紹介した。とはいえ、本当にこれで大丈夫か不安な人もいるだろう。

そんなあなたには「転職エージェント」の活用をおすすめしたい。というのも、キャリアコンサルタントが以下のように転職成功に向けてサポートしてくれるためである。

  • 履歴書や職務経歴書を添削してもらえる
  • 面接で求められるポイントが事前にわかる

つまり、経理への転職におけるアピールポイントが間違っていないかチェックしてもらえる。無料で利用できるサービスがほとんどなので、使わない手はないだろう。

また、経理とあわせて金融業界内の転職も考えている人は、弊社「アドバイザーナビ」をおすすめしたい。数多くのサービスと違う点は以下の4つだ。

  • 非公開求人を多数持つ
  • 金融に特化したサービスゆえ、業界の最新トレンドやノウハウを教えられる
  • 金融出身のキャリアコンサルタントからアドバイスがもらえる
  • 実績や経験、ライフプランに見合った求人の紹介

金融でのキャリアも考えている人は、ぜひ1度ご相談ください。

まとめ

まとめ

本記事では、金融業界から経理への転職ができないと言われる理由と、成功させるポイントを紹介した。

金融業界から経理への転職が難しいのは、求められる資格やスキルが若干異なるゆえに「未経験転職」と取り扱われるからである。とはいえ、求められるスキルや資質は似ているため、20代であれば十分転職可能だ。以下の3つに対するアピールを用意し、転職活動に臨もう。

  • 決算書を読み解く力
  • 財務や税務、法務の知識
  • 正確に仕事を進める力

そのうえで、アピールポイントが間違っていないかアドバイスしてもらえる「転職エージェントの活用」をおすすめしたい。履歴書や職務経歴書の添削、面接対策などを無料で行ってもらえるサービスが大半なので、使わない手はないだろう。

また、金融業界のキャリアも考えている人には、弊社サービス「アドバイザーナビ」もおすすめしたい。金融出身のキャリアコンサルタントが、ノウハウや業界トレンドを余すことなくお伝えしている。気になった方は、一度相談していただけたら嬉しい。

この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1(日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査)』を獲得している。

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