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転職の求人情報の探し方と注意したいポイント3選

「今の会社は自分に合わない気がする」「こんなことがしたかったはずじゃない」など、ビジネスパーソンならこのようなことを一度は考えたことがあるのではないだろうか。人生一度きりで、理想のライフスタイルを送りたいのは皆一緒だ。

とはいっても、転職活動をしたことがない人からすると、求人の探し方すら分からない人もいるのではないだろうか。

そこで本記事では転職活動初心者に向けて、転職における求人の探し方と、転職先を探す際のポイントについてまとめた。

目次

転職の求人情報を探す方法5選

転職における求人情報をどこから探すかに関して、大きく分けて以下5つの媒体などから情報収集すれば間違いない。

  • 転職サイト・転職エージェント
  • ハローワーク
  • 地元の求人情報誌・求人広告
  • 企業の公式ホームページの採用情報
  • 知人・友人からの紹介

転職サイト・転職エージェント

最も一般的な求人情報のリサーチ方法は、転職サイト・転職エージェントの活用だ。新卒採用の際にマイナビやリクナビなどを使った人も多いだろう。転職者向けには、「マイナビエージェント」「リクナビエージェント」という名称で転職情報を膨大に扱っている。

転職サイトや転職エージェントを利用すると、専任のコンサルタントが自身の要望に合わせた求人情報を紹介してくれるだけでなく、履歴書の添削や面接対策、選考スケジュールの調整などもすべて無料で対応してくれる。

初めて転職活動をするなら、まずは転職サイトに登録することを強くおすすめしたい。

ハローワーク

「仕事探し=ハローワーク」というイメージを持っている人も多いのではないだろうか。ハローワークは、区単位もしくは中規模都市単位で設置された公的な職業案内所だ。

ハローワークで取り扱う求人は地元の企業が中心で、会社の規模は中小企業がメインである。地元に残って仕事をしたい方は、ハローワークを利用するのも一つの手段だ。

しかし、ハローワークに掲載されている求人情報はいわゆる低賃金労働な求人が多い傾向にある。そのため転職サイトを併用するなどして比較検討するのは必須といえるだろう。

地元の求人情報誌・求人広告

大学生や高校生でアルバイトを探す際に、地域の求人情報誌(フリーペーパー)を利用していた人もいるのではないだろうか。現在は紙媒体というよりネットで検索することが主流になっているが、求人情報誌にも正社員の採用情報が掲載されている。

こちらも地元の中小企業に関する募集が多く、職種としては工場勤務などの作業系の業務が中心となっていることが多い。

ハローワーク同様、地元に残って仕事を続けたい人にとっては、求人情報誌もチェックしておいて損はないだろう。

企業の公式ホームページの採用情報

転職サイトやハローワークなどに掲載せず、企業の公式ホームページのみで求人を募集していることも多い。公式ホームページで企業について情報を整理しながら求人情報を見られるのはメリットといえるだろう。

しかし、求人を募集している企業を探す難しさ、自身の知っている企業が検索の中心になるため選択肢が限られるなど、手間がかかる上に選択肢が少ない点はかなりネックになる。

知人・友人からの紹介

人によっては、知人や友人からの紹介で転職先が見つかるケースもある。知人や友人が勤めている会社で人材が不足していたり、友人の知人が経営している会社が求人を募集していたりなど、人のつながりで生まれるご縁もばかにならない。

企業の公式ホームページですら募集していないこともあり、実は高待遇な勤務条件が用意されることもあるため、日頃から人的ネットワークを構築しておくのは重要だろう。

自分に合った仕事の探し方

転職活動を始めると、ありとあらゆる企業の求人を目にすることになり、どのように比較検討し、選考を受けたい企業を選べば良いか分からなくなる。転職活動に失敗しないために、自分に合った仕事を探すために重要なことは、大きく分けて以下の2点だ。

  • しっかり自己分析をする
  • 転職先に求めるもの・転職する目的を明確にする

無数にある転職先の中から自分に合った仕事を探すには、まずは「自分の軸」が定まっていないと話にならない。

どんな仕事がしたいのか、福利厚生の中でとくに重視したい内容など、転職によって現職よりも幸せに近づく環境を手に入れるため、満たしたい項目が何なのかリストアップしよう。

  • 土日は必ず休める
  • 手取りを20%アップさせたい
  • 家でも働ける仕事に就きたい
  • 家族との時間を今より増やしたい

現状の不満と、不満を解消できる解決策として転職先に求めたい内容を明確にすることが重要だ。満たしたい項目を5つほどリストアップし、各項目について転職先を5段階評価するような比較検討をすれば、転職先の選定・自分に合った仕事が見つかりやすくなるはずだ。

求人情報を探すにあたって注意したい3つのポイント

転職活動における自分の軸が明確になった上で、求人情報を探すにあたって注意したいポイントを紹介する。大きく分けて以下の3点に注意すれば、理想の転職先が見つかりやすくなるはずだ。

  • 会社の規模・知名度で判断しない
  • 掲載された情報を鵜呑みにしない
  • 業種・業界に対して先入観を持たない

会社の規模・知名度で判断しない

転職先の規模や知名度を重視したいなら、これらを軸に判断しても構わない。しかし会社の規模や知名度だけでは、会社の魅力・働きやすさなどはわからないはずだ。知名度は高くても、勤務実態はかなりの長時間労働を強いられることもあるだろう。

中小企業の方がむしろ優れた技術をもっていることだってあるし、大規模な会社に比べて小規模な会社の方が自身の意見を通しやすい傾向にある。

先ほど紹介した「転職活動の目的・転職先の選定基準」が明確になっていれば、会社の規模や知名度は気にする必要がないのだ。

会社の規模や知名度だけで判断すると、現実とのギャップに苦しむ可能性があることを覚えておこう。

掲載された情報を鵜呑みにしない

転職サイトや求人情報誌に掲載された情報は、会社の良いところだけを切り取っていることもある。掲載された情報を鵜呑みにせず、公式ホームページやサービス利用者の口コミなど、さまざまな角度でその会社をリサーチするのが重要だ。

その点、転職エージェントであれば専任のコンサルタントがさまざまな情報をもっており、各業界に精通している。効率よく、広く情報収集をしたいなら、転職エージェントを活用すると良いだろう。

「転職したらブラック企業だった」という事態を避けるためにも、掲載された情報は鵜呑みにせず、さまざまな情報をリサーチして、転職先選びに失敗する確率を下げよう。

業種・業界に対して先入観を持たない

転職先を探すにあたって、業種や業界に対する先入観を持つのはやめておこう。先入観を持ってしまうと、転職先の候補は自然と狭くなってしまう。その結果、応募できる選択肢が限られ、結果として理想的な転職先を見つけづらくなるのだ。

「営業はキツい」「介護業界はキツい」などと世間で言われることもあるが、それはあくまでその人の体験談にすぎない。実際に働いてみないとわからないこともあり、業種・業界のリサーチや企業研究を通じて、自身の評価軸にもとづく客観的な比較検討を心がけよう。

先入観を持ったがゆえに敬遠した業種・業界に、実は理想的な転職先が見つかる可能性もある。あらゆる可能性を捨てないためにも、広い視野で転職情報をチェックしよう。

転職先に求める条件を明確にして求人情報を見極めよう

金融業界への転職は未経験では難しい?転職を成功させるためのスキルや資格

転職活動を始めるのは難しいことではない。本当に難しいのは、会社情報の集め方や転職先をどのように比較検討するかだ。

転職サイトなどに掲載された情報は鵜呑みにせず、さまざまな角度で企業研究を進め、自身が転職先に求める条件をもとに、転職先を客観的に評価しよう。

転職活動を始めるなら、まずは転職サイトに登録するのがおすすめだ。自己分析をサポートしてくれるエージェント・コンサルタントもいるため、客観的なアドバイスを受けつつ、理想の転職先を見つけよう。

この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1(日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査)』を獲得している。

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