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転職活動を始めるのは無職になった後が良い?徹底解説!

いざ、次のキャリアを目指すことを決意した場合。考えなければならないのは「転職活動を始めるタイミング」だ。実際、現職と並行しながら進める人、仕事を完全に辞めてゼロベースから進める人のいずれかでパターンが分かれる。それぞれにおいてメリット・デメリットは異なるため、一概に「どちらが良い」とは言い切れない。

そこで本記事では。それぞれのパターン別のメリット・デメリットについて解説しよう。もしあなたが同じターニングポイントにぶつかった際は、ぜひ本記事を参考にしてみてほしい。

目次

無職で転職活動を行うメリット&デメリット

まずは、現職に就かない状態で転職活動を行うメリットについて詳しく解説しよう。

メリット①:情報収集に集中できる

現業と並行してしまうと、どうしても情報収集に時間をかけられないというデメリットがある。だからこそ、時間がたくさんあることはあなたにとって嬉しい以外の何者でもないメリットだ。

さらに、自己学習等を通してあなた自身の価値を高める行動もできる余裕があるだろう。

メリット②:きちんと休むことができる

仕事に追われない状況だからこそ、精神的にリラックスした状態で過ごすことができる。物事を進めるためにはON/OFFのメリハリももちろん大事ではあるが、無理だけはしていけない。

疲れた時は、無理せずにしっかり休むことが大切だ。つい頑張ってしまう、休みベタな人はあえてこのように自由な状況に自分を置くのもありかもしれない。

メリット③:失業手当をもらうことができる

無職で一定の条件をクリアしているのであれば、失業手当を得ることができる。せっかく国が定めたありがたい制度なのだから、条件を満たしているのであれば遠慮なく受け取ってしまおう。

手続きは若干面倒ではあるものの、もらえるものはもらっておいて、憂いをなくすべきだ。

メリット④:今日にでも働き始めることができる

現職に就いていないからこそ、今すぐでも新たな勤め先へ進むことができる。現職がある状況で次の入社手続きを進めるのは、社内調整や交渉等がどうしても入るため、非常に億劫かつエネルギーを消耗するものだ。

無職の状態であれば、そのような煩わしさは何も考える必要がない。何の制約・縛りを受けずに次の道へ進むことができるだろう。

デメリット①:お金が入らない

仕事を辞めるのであれば、半年程度の生活費分の貯金を。

収入がないことそのものがストレスになってしまう場合もある。そのような事態にならぬよう、ネクストキャリアを検討し始めた段階で、財布のひもを堅くするなりして、お金を貯め始めておいた方が良いだろう。

デメリット②:決まらないとプレッシャーが大きい

自由とは素晴らしいものだが、一方で不安定さというものも含んでいる。もし、強く志望する企業と出会えたのに「不採用」とバッサリ言われてしまったら、それまで頑張ってきたことが無駄だと感じてしまうかもしれない。

自由な状況だからこそ、プレッシャーやストレスも感じる可能性も捨てきれないのだ。

デメリット③:採用状況によって、焦りとの戦いになる

思っていたよりも、選考が長期化してしまう可能性はつきまとうものだ。

「本当に再就職できるだろうか」「自分を欲しがる企業など存在しない」等、ついつい悪い方に考えてしまい、焦ってしまう可能性もある。転職活動は自分との闘いであるからこそ、内なる心に秘める焦りの気持ちに決して屈してはならない。

退職・転職どちらを先にするべきか?

退職と転職活動をいつにするかは、年齢以外にも考えておきたい重要なポイントがある。置かれた環境は、人によって千差万別だ。ここでは、優先順位を決める4つのポイントを紹介しよう。

預金はあるのか

無職となってしまうと、多くの場合は安定した収入を見込めない。たとえ働けなかろうが生活費は出ていくからこそ、預金状況は決して楽観視できない様相だ。

面接交通費等、転職活動を継続するだけでも一定の出費がかさむ場合もある。 働いていれば給与は受け取れるが、お金があることは生きるために絶対に必要なのだ。 預金がないのであれば、現職を辞めずに転職を志す道をおすすめする。

現職が忙しいか否か

現職が忙しい状況が続いてしまうと、転職活動に割ける時間が充分に取れず、結果的に活動期間が長引いてしまう可能性がある。

オフに無理をして心身を酷使してしまうと、休息の時間が持てなくなり、身体的にも精神的にも疲れてしまう。心身をリフレッシュさせるための時間は必要である。

労働環境

将来をつぶされてしまうと思ったら、素早く去ってしまうことをおすすめする。長時間労働、極度のパワハラ・セクハラにメンタルがやられてしまったら、転職どころか働くことそのものが難しくなってしまい、人生そのものに悪影響がある。

心身のコンディションを整えるために、まずは今の劣悪な労働環境から離れるべきだ。

志望する分野の難易度

転職先の職種の難易度が高く、特定の技能を身につける必要があるならば、学ぶことに専念する意味はある。どのような道へ進むにしても、スキルアップは素晴らしいことだ。 働きながらでは、どうしてもスキルアップを見据えた勉強が片手間になりやすい。

忙しいにもかかわらず、難しい課題を意欲的に取り組むことは決して容易ではないのだ。 転職期間の過ごし方について面接で聞かれることも珍しくはないが、あなたの価値を高めるために、勉強に専念していたなら好感度は上がるだろう。

速やかに転職するために

既に辞めた状態ならば自由は確保できるが、乗り越えなくてはいけない不安要素もある。だからこそ、事前準備は大切なのだ。その上で大切にしてほしいポイントについて目を通してもらいたい。

暮らせるお金を確保する

なにはともあれ、生活費が枯渇しないように備えておくべきだ。失業保険は正当な権利であるため、必要があれば受給することをおすすめする。しかし、もちろん即日ではないので注意しなければならない。受給まで場合によってはそれなりに待たなければならない。

そのため、なるべく収入の4ヵ月~6ヵ月分の生活費は確保しておくようにしよう。さらに、失業保険は前職の給与と同額ではない。また、転職活動中には交通費が必要となり、急な出費など経費がかさむことが予想される。経済的な余裕を持っておくことは、あなたの心の中に安心にいう気持ちが残してくれるだろう。

家族に助けてもらうこと

あなたが困った時、家族の力は絶対必要になる。失業手当は普通は多額ではないため、節約や貯金を取り崩す必要が起きるかもしれない。

また、晴れて転職できたとしても、収入が下がってしまうケースもありえなくはない。金銭的な不安が原因で家族の間に亀裂が入ったら、転職活動に集中することも難しくなってしまう。その場合は、いち早く家族へ伝えよう。

具体的な目標を立てる

意味もなく転職活動が長期化してしまわないように、次の会社の入社時期を決めてしまおう。目標があれば、その目標から逆算した上でスケジュールを立てることができる。

転職活動に向けて準備しやすくなり、スムーズに動きやすくなるはずだ。ゴールを把握していないままダラダラ走り続けることは、非常にエネルギーを費やすものだ。しっかりと目的・ゴールを決めた上で走り切れるようにあなた自身を管理しよう。

まとめ

短い期間に転職を勝ち取るためには、あらゆる要素で自己管理を徹底しなければならない。職場で管理されているのとは違い、全ては自分自身で自主的に取り組まなければならない。カギは、モチベーションを維持すること。

無事に転職出来たら「こうなりたい」「ああしたい」という目標を妄想しながら、日々の転職活動にコツコツ打ち込もう。それでもどうしても行き詰まった時には、プライベートを満喫してリフレッシュ時間を作るのもおすすめだ。

無理しすぎないよう、適度にガス抜きをして転職活動に臨んでほしい。あなたが理想の未来へ進むことができる日を切に願っている。

この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1(日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査)』を獲得している。

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