MENU

自分にとって転職することとは?その意味を考えてみよう

これからの人生や、人間関係や処遇、給与や福利厚生など様々な理由から一度は「転職を考えたことがある」という人は多いだろう。

その時に留まった人、そうでなく転職をした人それぞれ、自分で転職すべきかを悩み、その意味を考えたことだろう。または、特に意味はないけれどトライしてみたという人もいるだろう。

しかし、それぞれに転職を成功させたいという目的は一緒だ。この記事は、このような迷いがある人にぜひ読んでいただきたい。今回は自分にとって転職とは何か、その意味を考えていきたいと思う。

目次

なぜ転職をするのか

なぜ転職をするのか、そのカギを考えてみよう。

転職の軸をもつ

先にも述べたようにまず大事なのは「自分がなぜ転職をしたいのか」というその理由や意味だ。転職成功のカギとして言えるの「自分の思い、考えに軸」があるかどうかということだ。

なんとなく転職したい、とりあえず環境を変えてみたいなど、安易な理由ではこの厳しい時代に自分の思うような転職が成功するとは言えない。現状の自分のあり方よりも、キャリアアップしたい、自己実現を目指したい、今持っている能力をさらに高めたい、新たな世界で自分を成長させたいなどの「未来の自分の軸」が重要だ。

それは面接などでも問われることであり、確たる自分の軸、未来の自分の軸が転職の意味にも繋がってくるのだ。

転職がうまくいかないことも

また、ある程度社会人経験があれば察することができると思うが、転職は自分が希望すればその通りうまくいくというものではないことを覚えておこう。

キャリアアップをするつもりで職を離れたことで、転職がうまくいかずキャリアダウンになることも無きにしもあらずなのだ。他の職種、業界に飛び込んでみても思ったような世界ではなく離れ、元の場所に戻る人も多いのが現実とも言える。

なぜ転職するのか?その意味を考えるというのは「自己分析」にもつながり今後の自分のキャリア形成にも役に立つ。転職を考えた時にはじっくり意味を考え「自己分析」を行ってみることをオススメしたい。

転職をすべき人と、しないほうがいい人

次に、転職すべき人としないほうがいい人について考えてみよう。何をするにもそこにはそれをする「意味」が存在する

そのことがその人にとってプラスであってもマイナスであっても「意味」は為しているかもしれない。しかし、転職として考えた時に「意味がある」というのはその人にとって、その転職がプラスであった時であろう。

転職すべき人

仕事にとってモチベーションや熱量は重要なエッセンスだ。現状の自分のあり方を考えて、さらに名実ともにキャリアアップを図りたい、これからの人生やキャリア形成を熟慮した上で自己実現を目指したい、今持っている能力をさらに高め、新たな環境で実力を試したい、これまで知らなかった新たな世界に飛び込み、一から自分を成長させたいなど、将来に向けての自分を描ける、明確な目標がある人は転職すべきだろう。

転職を目指すことで仕事や人生のモチベーションが高まる。そこには未来への意味があり、大きな可能性を秘めている。環境や自分に生活など様々な条件で余裕があればぜひトライをすべきである。

転職すべきでない人

すべきでない人は明確だ。先にも述べたように、自己分析ができていない人だ。すべき人の逆で特に目標や理由はないが転職をしたい、挑戦したいなどは最も危ない橋と言える。そして、もう一つは、転職したい理由が他社、外的要因にある場合だ。

全てがマイナス、悪いというわけではないことを前置きしておく。人間関係が辛い、仕事内容が自分には合わないなど。このような場合には、可能であれば職場や仕事内容を変えることで解決できることもある。転職を考える前に職場環境を変えることにチャレンジしてみよう。

そのほかにも、給料が安い、理由はないが辞めたいなどについては、なかなか条件や気持ちを変えることはできないが、このような理由ですぐに転職をしていると、今後も転職を続けるスパイラルに陥るのが関の山だ。

転職は回数が増える、重ねるごとに給与や条件がマイナスになる、採用率が低くなりがちなことを覚えておきたい。副業をしながらとにかく続けてみる、資格を取って待遇、キャリアアップを図るなどできる努力をしてみるのも一つの手である。

転職における意味とメリットデメリット

では、転職における意味とメリットデメリットを見てみる。

転職した際のメリット

メリットはやはり「自分の未来が開ける」というところにある。そこに転職の意味があると言っても過言ではないだろう。また、待遇や人間関係で深い闇にあった人には、新たな環境で気持ちを切り替えることができ、モチベーションが上がるかもしれない。

とにかく自分にとって、何かしらの部分で仕事に対する関わり方にプラスがあることと言えるだろう。

転職した際のデメリット

仕事に対する気持ち、給与や待遇などが、転職をしたことでマイナスと感じることがあればそれは意味がなかった、デメリットと言っても過言ではない。やっぱり転職しなければよかった……そんな気持ちを持ちながら仕事をするのはとても辛いものだ。

しかし、転職には必ずこれらがつきまとって然りだ。それを避けるためにも自分をしっかりと見つめ「自己分析」と自分の会社についてよく「企業分析」を行い転職がマイナスにならないようにしたいものだ。

意味のある転職にしよう

今回は自分にとって転職とは何か、その意味を考えていきた。転職で意味を成すのはやはり転職をしたことで自分の将来や未来が広がるということにあるだろう。

「なりたい自分になる」という言葉があるが、それは自分の努力だけでは実現しないこともある。職場環境や人間関係、処遇待遇など様々な面で「我慢ができる」「これくらいなら超えられる」という状況ではないと、仕事に集中することや退職せずに長くその職場で続けていくことができないからだ。

全てが自分にとって安泰だ、ということはどの職場に言ってもあり得ないと言える。しかし、最も重要なのは外的要因ではなく自分自身の軸だ。こうしたい、こうなりたい、という強い気持ちや考え方が意味ある転職へ繋がる。

ぜひ、自分とは?と問いながら意味ある転職を目指して欲しい。

この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1(日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査)』を獲得している。

目次