「未経験なのだが、外資系の金融業界に転職できるのだろうか。」
「外資系金融業界に未経験で転職するとしたら、成功する確率はどのくらいあるのだろうか。」
外資系の金融業界に転職したくても、未経験だとこのような悩みがある方は多いだろう。
今回は未経験での外資系金融業界への転職の難易度や、必要な資格などを詳しく解説する。最後まで読むことで、外資系金融業界に転職する秘訣や必要な資格などを理解することができるだろう。
未経験で外資系の金融業界に転職成功するための秘訣
まず未経験で外資系の金融業界に転職成功するための秘訣を特別に語っていこう。
外資系金融機関の需要を知る
外資系金融企業は、完全成果主義のプロフェッショナルな人材を求めている。少数精鋭ですぐに結果を出せる人物を求めているのだ。
外資系金融業界が常に求めている人材は、激しい変化に即座に対応ができ、新しい仕組みにすぐについていける人材なのだ。さらには誰にも負けない豊富な知識を持っていることも武器になる。
幅広い業務を総合的に網羅している人の転職は難しい
外資系金融業界では、自分が何をするべきなのかを熟知しているスペシャリストを求める傾向が強い。
そのため日系企業に多いと言われる、業務を総合的に手広く網羅している「ゼネラリスト」の転職は難しいと言われているのだ。外資系金融業界への転職は、自分の目指すポジションのみに絞って自己PRする必要がある。
未経験で外資系の金融業界に転職希望が多い企業5選
転職するのに、外資系の金融機業界が人気な理由は日系企業よりも年収が高く、待遇もよいからだ。
中でも高い人気を誇る5つの企業を紹介しよう。
シティグループ
シティグループは、アメリカ、ニューヨークのマンハッタンに本社がある、金融関連企業の持ち株会社だ。
資本金は100億円以上。年収は600~1,800万円。73%と高い有休消化率が特徴だ。
年収が高いだけでなく、土日祝日や年末年始の休暇がしっかりと取れる。さらには育休・産休、日本ではめずらしい生理休暇、パーソナルケア有休休暇などが整備されている所も人気の理由の一つである。
社内には従業員が休憩やミーティングに使用できるフリースペースはもちろん、子育て中の女性には嬉しい託児所も完備されている。さらに、外資系企業には珍しく、福利厚生もしっかりと整っている。
社員の年齢や性別ではなく、実力や可能性に応じて評価してくれる会社と言えるだろう。
- 参考:City JAPAN
ゴールドマン・サックス
ゴールドマンサックスは、アメリカ合衆国に資本がある金融系企業グループ。株式や債券などのブローカー業務だけではなく、保険や投資銀行の業務も行なっている。
東京の六本木にある東京支社の資本金は4億9,000万円である。
昇給・賞与は年に各一回あり、完全週休二日制になっている。さらには祝日と年末年始も休め、有給休暇もしっかりと保証されている。社員の多様性を認め、トレーニングプログラムや各種支援サービスが整っている。
バークレイズ
バークレイズ証券は、ロンドンに資本を置く国際金融グループである。
リテールや投資銀行などの事業を展開している。資本金は329億円。
平均年収は900万円ほど。業務量は多いのだが、育児休暇や病欠に対する理解は比較的高いと言われている。
- 参考:バークレイズ証券株式会社
UBSグループ
UBSグループは、スイスチューリッヒに拠点を置く金融機関である。またUBSグループの平均年収は1,100万円と、高収入だ。さらにUBS証券株式会社の資本金は321億円で、安定した大企業と言える。
仕事は完全実力主義だが、完全週休二日制。年末年始休暇もあり、勤続年数による年次有給休暇だけではなく、産休やボランティア休暇など嬉しい制度もある。
社宅や、従業員の支援プログラム、福利厚生もしっかりしていて、日系企業に長年勤めていた人でも働きやすい職場であるだろう。
- 参考:UBSグループ 日本
クレディ・スイス証券株式会社
クレディ・スイス証券株式会社は、早期のうちから日本に参入した証券会社である。
資本金は781億円。ベース給は700~900万円ほど。インセンティブなどを含めた平均年収は1,000万円前後である。日系企業のような福利厚生は充実していないのが残念だが、交通費と家賃補助はある。
女性従業員の雇用促進や年次有給休暇100%を目指している。顧客との信頼関係を築ける高いコミュニケーション能力を持っている人が求められている。
未経験で外資系の金融業界に転職成功するのは難しいのか
即戦力を求められる外資系金融業界に未経験で転職するには難しいと思うだろう。しかし、新卒~27歳くらいまでの求職者は職歴ではなく、学歴で判断される可能性があるという。
学歴だけではなく、スキルも重要だ。詳しく見ていこう。
学歴での判断がある可能性がある
20代前半から半ばくらいまでは、実力の差がまだあまりないため、職歴ではなく学歴を基準に判断される可能性がある。出身大学だけではなく、成績やサークル活動などで培ったスキルも評価されるという。
もし、最終学歴が不利だと思われる場合は高校時代まで振り返ったり、就職に役立つ資格を取ったりするのも良いだろう。
TOEICやIELTSの資格
外資系企業には必須の語学力。もちろん資格の有無も書類選考時によくチェックされる項目だ。資格の有無はスキルを客観的に評価できるため、重視される。
特に社会人歴が浅いならよりその傾向が強いと言えるだろう。語学に自信があるならば、TOEICやIELTSの受験を考えるべきである。TOEIC換算で850点以上あれば外資系金融業界で働くための英語力は持っていると言えるだろう。
金融業界に関する専門用語や会議や業務連絡で用いられる英語が難しいためだ。
ITの資格
IT系の外資系企業ならば語学系の資格だけではなく、IT系の国家資格を取るのも良いだろう。
社風が合うかは大事
職歴や経歴、学歴で十分に評価できない場合は即戦力かどうかよりも、社風に合う人物かどうかもチェックされることがある。
人気の企業では、応募者を絞り込むために性格や将来の目標などを重視する。事前に企業研究をし、自分の性格など、相性を確かめることが大切なのだ。
未経験で外資系の金融業界に30代で転職可能か
外資系金融業界に30代で転職する場合は、実務経験や実績が重視される。面接官は実績や経験、さらにマネジメント経験があるかを重点的にチェックしている。
20代から現在までの実績や経験
30代での転職には学歴よりも、前職での実績や経験がより重視される。
どれだけ自分の実績について具体的に話せるかがカギになるため、20代からのキャリアについて細かく振り返っておいた方が良いだろう。
歓迎条件にマネジメント経験があれば要注意
年収が高ければ高いほど、マネジメント経験を必須としている企業は増えるのだ。マネジメントとは管理職経験や、プロジェクト推進、チームリーダーの経験などである。
応募する際は「必須条件」や「歓迎スキル」の項目をよく確認しよう。
転職成功への確率をあげるコツ
これについては転職エージェントの活用がオススメだ。転職エージェントを利用すると、過去の面接の内容やエージェント独自が持っている企業の情報を手に入れる事が出来る。
多くの情報は必要はない。これは、よく一貫性にない面接内容になってしまう危険性がある原因ともなる。
何より質の高い情報から分析していくことが大事だ。ここで特に使えそうな情報を元に対策を行う事が出来るとよりよいだろう。また、多くの転職を成功者を出しているエージェント会社の協力は非常に大きな助けになるはずだ。
アドバイザーナビでの金融業界転職サポートサービスの紹介
弊社「アドバイザーナビ」では元金融機関勤めのキャリアコンサルタントが在籍している。全員が金融業界の事情を知っているため、納得してもらえる情報も提供できる。
さらに、さまざまな金融機関出身の人を転職成功に導いた実績がある。それから非公開好条件も多く用意している。もちろん希望者の重要視するポイントにマッチした条件で企業を提示できる。
そのうえ、転職後のサポートも行っているので安心要素が一つ増えるであろう。
最後に
最後に、転職エージェント会社は複数あるので、それぞれ登録して自分自身に最も合うアドバイザーと転職活動を進めていくといい。エージェント会社によって手に入る情報や知恵も変わってくる。
特に、自分自身が必要としている情報を持っている会社や信頼のある大手エージェント会社に依頼するのが最も効果的だろう。