金融業界に転職したい人にとって気になるのが「年収」ではないだろうか。
結論から言えば、同じ金融業界でも、業種や企業規模によって大きく異なる。そのことを知っておかないと、転職してから後悔するかもしれない。
悲しい事態を防ぐためにも、以下の5つのポイントを必ず押さえておこう。
- 今の仕事で実績を作る
- 専門的なスキルを身につける
- 明確なキャリアプランを描く
- 実力が正しく評価される企業を選ぶ
- 大企業や外資系に転職する
本記事でそれぞれのポイントを詳しく解説する。最後まで読むと、年収を上げるために今自分がすべき行動がわかるはずだ。
【業種別】金融業界で転職したら年収はいくら?
金融業界の転職で年収を上げるには、業種ごとの傾向を知っておく必要がある。はじめに、以下の5つの業種について、それぞれの傾向を見ていこう。
- 銀行
- 証券会社
- 保険会社
- クレジットカード会社
- リース会社
銀行
銀行の年収は、メガバンクと地方銀行(地銀)で大きく異なる。以下に示す、東京商工リサーチの調査結果を見れば、一目瞭然だろう。
- メガバンク:767万円
- 地銀:620万円
- 第二地銀:548万円
また、一般職と総合職の年収では天と地の差がある。
- 一般職:300~400万円
- 総合職:600万円以上
年収を上げたいのであれば、必ず総合職で就職しよう。
証券会社
証券会社の年収は500万円~600万円ほどで、メガバンクよりは少し安い。
ただし、20代から30代にかけての年収の伸び方が特徴的だ。マイナビエージェントの調査によれば、20代の平均年収は414万円なのに対し、30代の平均年収は651万円と大きく上がっている。実務や資格を通じて、専門性が身についた所以だろう。
保険会社
マイナビエージェントの調査によれば保険会社の平均年収は438万円だ。ただし、年収は人によって大きく差がある。なぜなら、多くの企業が売上に応じて年収が上がる「インセンティブ制度」を採用しているからだ。
売上を伸ばすことができれば年収1,000万円も夢ではない。ただ、全く売り上げが得られなければ、年収300万円以下の人もいる。厳しい世界だと覚えておこう。
クレジット・信販
マイナビエージェントの調査によればクレジット・信販の年収は442万円である。
ただし、大手だと800万円を超える企業も多く、企業規模の大きさと年収が比例しているといえる。大企業に転職できれば年収1,000万円も可能だろう。
リース会社
マイナビエージェントの調査によればリース会社の年収は464万円である。
ただし、クレジット・信販と同じく大手リース会社だと平均年収が800万を超える。年収を上げたいなら大企業に転職しよう。
金融業界の転職で年収を上げるために大切な5つのポイント
ここまで紹介したことを踏まえて、金融業界に転職して年収を上げるためのポイントを以下の5つだ。
- 今の仕事で実績を作る
- 専門的なスキルを身につける
- 明確なキャリアプランを描く
- 実力が正しく評価される企業を選ぶ
- 大企業や外資系に転職する
1つずつ詳しく解説しよう。
今の仕事で実績を作る
年収を上げるためには、なんといっても「実績」が欠かせない。
逆に言えば、輝かしい実績があれば「当社でも活躍してくれそう」と面接官は期待を抱く。そのぶん年収アップも期待できるだろう。
また、実績を正しくアピールする力も、年収アップのためには必要だ。「自分を営業する」と思って、職務経歴書や面接でアピールしよう。
専門的なスキルを身につける
専門的なスキルがあれば、企業から年収を上げてでも欲しい人材と思ってもらえる。実務経験はもちろん、資格を取るなどスキルの証明も持っておこう。
また、以下のような「金融専門職」になると大きく年収を上げることが可能だ。興味がある仕事があれば、ぜひチャレンジしてほしい。
- アナリスト:経済状況の調査や分析をする仕事
- ディーラー:自社の資金で株や為替の取引を行う仕事
- アクチュアリー:保険商品の企画や開発に携わる仕事
- ファンドマネージャー:投資家から得た資金を運用する仕事
- コーポレートファイナンス:法人の財務活動や資金調達を支援する仕事
明確なキャリアプランを描く
年収を上げるには明確なキャリアプランが欠かせない。「入社したい!」という熱意が面接官に伝わりやすく、採用につながりやすいからだ。
年収だけにとらわれ過ぎず、以下のことを考えてみよう。
- どうしてその会社や業種がいいのか
- 入社してからどのように活躍したいか
- 10年後、どのような姿でありたいか(管理職、金融専門職など)
実力が正しく評価される企業を選ぶ
金融業界のなかには、いわゆる「年功序列」が色濃く残っている企業もある。
40代以上であれば、年功序列の企業でも高収入が見込める。だが、20代や30代だとなかなか年収を上げられない。
そのため、20代や30代の人は、専門性や成果に応じて年収アップが望める企業に転職するのがいいだろう。
大企業や外資系へ転職する
銀行やクレジット・信販で特に顕著だが、大企業や外資系とそれ以外で年収が数百万円変わってくる。年収を上げたい人は、企業規模の大きさにも目を向けておこう。
すでにお気づきの方もいるかもしれないが、年功序列が色濃く残った中小企業に転職すると年収アップは難しい。入社を決める前に、口コミサイトで「社風」「年収」などの項目を確認しよう。
金融業界の転職で年収を上げたいなら「転職エージェント」がおすすめ
金融業界の転職で年収を上げたいなら、転職エージェントを活用しよう。というのも、転職エージェントを活用することで以下のメリットを受けられるからだ。
- 履歴書や職務経歴書を添削してもらえる
- 面接で求められるポイントが事前にわかる
- 年収アップや入社日などの条件交渉を代わりにしてくれる
つまり、日々の仕事で忙しく転職活動に時間を割けない人をサポートしてくれる、心強い味方だ。ほとんどのサービスが無料で利用できるので、使わない手はないだろう。
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- 金融出身のキャリアコンサルタントからアドバイスがもらえる
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実力が正しく評価される企業へ転職し、年収を上げたい人はぜひ弊社にお任せいただきたい。
まとめ
本記事では、金融業界の転職で年収を上げるポイントを紹介した。
金融業界と一言でいっても業種や希望規模、専門性などで年収は大きく異なる。この記事で紹介した以下の5つのポイントを押さえながら、転職活動を進めよう。
- 今の仕事で実績を作る
- 専門的なスキルを身につける
- 明確なキャリアプランを描く
- 実力が正しく評価される企業を選ぶ
- 大企業や外資系に転職する
そして、転職するときは企業と年収交渉をしてくれる「転職エージェント」の活用も欠かせない。無料で登録できるので、ぜひこの機会に利用してはいかがだろうか?
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