香港へ転職したいという、金融業の人もいるのではないだろうか。というのも、アジアのなかでも有数の金融センターで、世界で自分の実力を試すにはもってこいの場所だからだ。
そんな香港の企業へ転職するときは、以下のポイントを押さえておこう。
- 実務経験がある仕事でないと難しい
- 現地採用とそれ以外で年収が大きく異なる
- 求人が多いのは2~3月
- 日本の面接とは別の対策が必要
- 日本より生活費がかかる
また、香港で働くメリットも、以下のようにたくさんある。
- 語学力が鍛えられる
- 業務効率が上がる
- 国際感覚が身につく
- 女性が働きやすい
本記事で詳しく紹介するのはもちろん、後半では転職を成功させるたった1つの方法も紹介する。気になった方はぜひ最後まで読んでほしい。
香港の金融業へ転職するときのポイント
香港の金融業へ転職するときのポイントは、以下の5つだ。
- 実務経験がある仕事でないと難しい
- 現地採用とそれ以外で年収が大きく異なる
- 求人が多いのは2~3月
- 日本の面接とは別の対策が必要
- 日本より生活費がかかる
それぞれ詳しく見ていこう
実務経験がある仕事でないと難しい
そもそも、実務経験がある仕事でないと転職が難しい。というのも、香港の就労ビザ取得条件が以下のように厳しいからだ。
- 香港人では代わりがきかない業務を行うのが大前提
- 管理職、もしくは専門職のポストに限られる
- 大卒で5年以上、高卒や専門卒で10年以上働いていないと取得できない
そのため、日本で経験を積み、大きな実績を残す必要がある。もし当てはまっていなかったら、まずは今の仕事に集中しよう。
現地採用とそれ以外で年収が大きく異なる
香港への転職には、以下の3種類がある。
- 現地採用
- 日系駐在員
- 外資系採用
今から転職するのであれば、日系駐在員か外資系採用のどちらかをおすすめしたい。現地採用と比べてはるかに年収が高いからだ。
また、後ほど詳しく紹介するが、香港は物価が日本より高い。特に家賃は顕著で、ワンルームでも30万円を超える。家賃補助があるかどうかは、確認必須といえるだろう。
求人が多いのは2~3月
香港では旧正月前にダブルペイ(年末手当)が支払われる。このことから、手当を受け取ったあとに転職する人が多い、2月から3月の間が狙い目だといえるだろう。
一方、日系企業の現地法人だと、新年度の4月から8月にかけて求人が増える傾向にある。ただし、日系企業も狭き門であることには変わりない。転職を必ず成功させたい人は、2月から活動しよう。
日本の面接とは別の対策が必要
日本の面接と香港の面接は、似ているようで異なる。
似ているのは面接回数と相手だ。面接は2回行われて、1次面接では人事担当者や上司、最終面接では所属部門の部門長や役員が担当する。
一方で、面接のスタンスは以下のように日本と異なる。
- 日本:会社は候補者を選ぶ立場。一方的に候補者へ質問する。
- 香港:会社と候補者は対等な立場。お互いに質問し、応募企業からもPRを受ける。
受け答えできるように準備するのはもちろん、自分から企業へ質問できるようにしておきたい。
余談だが、多くの企業は英語で面接する。語学力向上も忘れてはならない。
日本より生活費がかかる
転職したあとで欠かせないのは「現地での生活」だ。日本より生活にお金がかかるのは覚悟しておかなければならない。イギリスの人材調査会社「ECAインターナショナル」が発表した「駐在員の生活費ランキング」で、香港が1位となっているほどだ。
家賃はもちろん、コーヒーやトマトといった食品も高い。なかには、物価が高いと言われているニューヨークと比べて倍近くかかるものもある。日本円の年収だけを見て転職すると、現地で生活が苦しくなる可能性があるので注意しよう。
香港の金融業へ転職する4つのメリット
とはいえ、香港の金融業に転職するメリットもたくさんある。この章では、そのなかでも代表的な4つについて詳しく紹介しよう。
- 語学力が鍛えられる
- 業務効率が上がる
- 国際感覚が身につく
- 女性が働きやすい
語学力が鍛えられる
なんといっても、語学力が鍛えられるのは大きなメリットだ。
そもそも、香港は元々イギリスの植民地だったという背景もあり、欧米へ留学した人が多い。そんな英語堪能な現地人に加え、世界各国からキャリアを積むために香港へ転職している。英語力を鍛えるには、もってこいの環境なのだ。
また、中国からの移民も多いことから、中国語で話す機会も多い。人によっては、香港に転職しただけでトリリンガルになるかもしれない。
業務効率が上がる
香港の仕事の進め方は、日本と大きく異なる。というのも「いかに合理的で効率よく進められるか」が求められるのだ。
仕事の進め方も日本より自由なので、そういった環境に身を置きたい人にはおすすめといえるだろう。
国際的なビジネス感覚が身につく
様々な国や地域の人がいる香港で働けば、国際的なビジネス感覚が身につく。先ほど紹介したように、香港には様々な国や地域の人がいるからだ。
また、国際的なビジネス感覚は、日本に帰国したあとも大きなアドバンテージとなる。特に、香港への進出を考えている日系企業にとって貴重な存在となるだろう。
女性が働きやすい
香港は男女平等の価値観が強いことから、女性が働きやすい環境である。現地の企業、日系、外資系を問わず女性の管理職が多いのも特徴だ。
また、家事代行サービスやお手伝いスタッフなど「家事のアウトソーシング」も浸透している。日本で働きづらさを感じている女性がいたら、香港に転職するのもいいだろう。
香港の金融業への転職を成功させる、たった1つの方法
そんな香港の金融業への転職を成功させたいなら「転職エージェント」を活用しよう。というのも、以下のようなメリットがあり、安心して転職活動を進められるからだ。
- 現地企業の情報が効率よく手に入る
- キャリアのアドバイスや面接対策を受けられる
- 転職で問題が発生したときにサポートを得られる
- 労働条件の交渉を代わりに行ってくれる
- ビザの手続きを行ってくれるサービスもある
日本の転職活動と違い、働き方や福利厚生がイメージしづらい海外転職こそ、プロからのサポートを受けるようにしよう。
また、弊社「アドバイザーナビ」は金融業界に特化した転職支援サービスを展開している。数多くのサービスと違うポイントは以下の4つだ。
- 非公開求人を多数持つ
- 金融に特化したサービスゆえ、業界の最新トレンドやノウハウを知れる
- 金融出身のキャリアコンサルタントからアドバイスがもらえる
- 実績や経験、ライフプランに見合った求人の紹介
香港の金融業への転職を成功させたい人は、ぜひ弊社を候補に入れてほしい。
まとめ
本記事では、香港の金融業へ転職するポイントとメリットを紹介した。改めて、転職のポイント5つを振り返ろう。
- 実務経験がある仕事でないと難しい
- 現地採用とそれ以外で年収が大きく異なる
- 求人が多いのは2~3月
- 日本の面接とは別の対策が必要
- 日本より生活費がかかる
そんな香港への転職を成功させるには「転職エージェント」の活用も欠かせない。現地法人の情報が手に入るのはもちろん、問題が発生した時のサポートや労働条件の交渉まで行ってもらえるからだ。
なかでも、弊社サービス「アドバイザーナビ」は金融系に特化したサービスである。金融出身のキャリアコンサルタントから、最新トレンドやノウハウを教えてもらえることは、他社にはない魅力だ。気になった方はぜひ、公式サイトをチェックしてほしい。