今回は、税理士の転職は実際40代で可能なのか徹底解説していく。ここで40代の方に朗報だ。
そもそも年齢はそこまで転職に関係ないことも多い。その理由について詳しく解説していこう。
税理士の転職は40歳で可能なのか
それでは税理士の転職は実際40歳で可能だ。その理由について解説していく。
そもそも転職に年齢は関係ない
転職35歳限界説は特に有名な話だ。
あくまでも該当するのは未経験での限界が大体35歳と言うことだ。
業種や職種を変えてのリスクは非常に高いが、キャリアが確立され、充分な実績を示すことが出来ていれば、キャリアアップも多くの人が成功している。
税理士の資格保有者の年齢が高い
実際に税理士の平均年齢は、他の職種や業界よりもはるかに高いのだ。
最も多いのが60代なので、平均年齢がどうしても高くなるのも納得と言えるだろう。40代でもまだ若手に数えられる位なのだから、長く仕事と向き合える業界と言えるだろう。
銀行員で仕事の合間を縫って勉強して、税理士になった例もある。社会人で取得する人も多い資格だ。それでも合格率が低いのは、今も昔も変わらない。
即戦力を求められることが多い
税理士のみならず、どの業界でも共通することではあるが、基本的に即戦力を必要としている。一から育てる余裕がある法人などであればいいが、個人事務所ではそうもいかないだろう。
よって、税理士のようにキャリアが蓄積される仕事であれば、転職は容易であると言えるだろう。
年齢も関係ないとされる点も、即戦力であるかどうかが大きいからだ。
科目合格数に左右されるところがある
試験では決められた5科目で合格点数に達していると税理士としての資格を付与される。全11科目の内の最低5科目と言う訳だ。
大手の法人事務所では試験に何科目合格したかまで見る企業もある。勿論、その科目を落としたからと言って、税理士として携われない訳ではないがブランドの問題と言えるだろう。
これから受験する方は、この合格科目数にも着目して勉強していくと良いだろう。
税理士の転職は35歳までは嘘?40代に朗報あり
転職において35歳が転職の限界説があると言われているが、税理士の転職には35歳限界説があるのかどうかについて言及していく。
ポテンシャルでの評価は無くなる
全て資格とこれまでのキャリアで判断されるのが税理士の世界だ。ポテンシャルはあくまでも仕事をしていく上での業務の効率の良さ程度に留まるだろう。
実際はスピードよりも正確性や信頼性が問われる仕事なのでポテンシャルがほぼ存在しないと言っても過言ではない。
長い期間働いてもらえる点が企業にとっては良い
企業に取って生涯働き続けてくれることほど、嬉しい事はないだろう。なぜなら、人材確保に多額の費用が掛かる上に、研修にも費用が掛かるからだ。同じ人が長い間、勤務してくれる事ほどありがたい話はないと言えるだろう。
面接の際に、長期間働きたい意思とその理由もあるとより一層成功率を上げることが出来る。お互いにとって良い関係で契約出来るように企業側の考えも汲み取ることが大切だ。
若手半人前だと転職は厳しい
税理士になって間もない内は転職はオススメできない。特に資格を取得したばかりは経験を買うという意味もある。
新卒や資格を取得したばかりであれば、将来性を見て育てて行こうとなるだろう。中途半端な転職を繰り返していると、「またすぐに辞めそうだな」と書類上で相手にいい印象を与える事は出来ない。
若手の内は、下積みとしての経験値を優先にした方が良いだろう。
税理士の転職に40代でも成功した事例を紹介
それでは税理士の転職に40代でも成功した事例を解説していこう。ジャスネットキャリアの「税理士 40代以上の転職成功事例」からデータをお借りした。
40代で独立した例
元々、家族の税理士事務所の手伝いをしていた。仕事の合間で勉強をし、見事に資格を取得。
更にキャリアアップも視野に入れて、他の税理士事務所に転職を成功させる。
その後に、オフィスを借り、今では従業員も雇い、税理士事務所を開業させ、地域に大きく貢献している。
金融業界で元々ある程度の知識は身についていた銀行員。早朝と夜で毎日4時間の勉強を続けて、見事に5科目取得。
その後は地元の友人の個人事務所のアシスタントとして勤務後に、自宅兼事務所として税理士事務所を開業させるまでに至った。
子育てに余裕が出来てパートを始めるが収入の低さから、資格取得を決意。家事、育児や早朝と自分の時間を作り、独学で勉強をし、3年後には見事試験に合格。
その後、FPの資格も取り、大手税理士法人事務所に転職を成功させる。
更に副業として、企業専門のコンサルタント業務をスタート。今年度には独立も検討しており、法人化して地元でスタッフを雇い、事務所を開業予定。
科目合格や資格によっては転職できるケースも多い
科目試験に合格している数や資格の数は特に重要視される。周りとの差を広げるためにも押さえておくべきポイントとも言えるだろう。
将来性を考えるなら、FPや官報も取得することでキャリアコンサルタントとしての道も開ける。自分の可能性を広げる意味でもメリットであることは確かだ。
成功するためにも資格の保有は必須と言えるだろう。勉強に励む時間を作ることが出来れば誰にでもチャンスはあると言える。その中で最後まで継続出来るモチベーションがあるかどうかの差だ。
税理士の転職は40代でも挑戦可能!転職エージェントに登録して協力を得よう
結果的に税理士は資格職でもあるのでスキルさえあれば何歳まででも転職に挑戦可能である。ただ自分だけでは失敗に終わる可能性も高い。そこで転職エージェントに登録しておきたい。
ここではおすすめの転職エージェントを5つ紹介する。
パソナキャリア
過去には転職エージェントランキングでも1位の経験もある、質の高いアドバイザーが揃っているサイト会社だ。様々な業界の求人表を取り扱っているが、担当者は、人事や経理に勤めていた方が多いので内部事情にも詳しい専門性の高いアドバイスが期待される。
中でも転職成功者の3人に2人は年収アップに成功しているということなので、今の収入に満足していない人にぜひオススメだ。
REXアドバイザー
公認会計士や税理士の転職を専門に扱っている会社だ。アドバイザーの担当のフォローが手厚いことでも有名である。面接や企業の情報収集など欲しい情報や対策を綿密に行ってくれる。
求人票の90%が会計士・税理士向けの案件でもある。だから他では取り扱っていない未公開求人も多数用意している。
MS-Japan
こちらでは首都圏専門の求人票を扱う。個人事務所や法人までの求人票はもちろんのことだが、他に一般企業の経理や会計への求人表も豊富に扱う。情報の正確性やサポートの質が高いという声も多い事から正しい判断をしてくれることは間違いないと言えるだろう。
さらに企業独自で転職セミナーや個別相談会を開催している事でも有名だ。
ジャスネットキャリア
「公認会計士」「税理士」「経理」の求人が専門だ。業界に通じた担当者が、転職希望者の要望を聞き取り、最適な求人票を抜粋してくれる。中でも創業者が会計士の方だった事もあり各大手企業との繋がりもあるだけでは無く、会計業界の事情にも詳しいのも特徴だ。
担当者が業界経験者であることがほとんどなのでより、話は通りやすいと言えるだろう。
普段は表に出ないような話も聞けるので押さえておくと良いだろう。
マイナビ税理士
転職業界では誰もが聞いたことがあるだろう。大手企業「マイナビ」が専門に扱う転職サイトだ。
求人数の90%が非公開求人であることから、優良企業ばかりでなく、就職難易度の高い大手企業からの求人内容が多い。そのため、キャリアや学歴、資格など内部面でも厳しい選考を潜り抜けなければならない。そのためにアドバイザーが的確なアドバイスを出してくれる。
特に面談時の応募種類の添削や面接対策など丁寧にサポートしてくれる事で多くの転職成功者を出している。
これらの転職エージェントにいくつか登録して比較検討すると間違いないだろう。
本日の記事が転職の際の手助けになれば幸いだ。