税理士の平均年収は800万近くだ。他業種に比較してもかなり高いといえるだろう。
そんな税理士業界でもっと年収アップをしたいならどうすればいいか解説していきたい。
税理士が転職して年収アップできる転職先
ここでは税理士が転職して年収アップできて1000万以上もらえる転職先を解説していく。
Big4税理士法人
税理士として働いている方にとっては、誰しも一度はBIG4へ就職を考えたのではないだろうか。
世界中に展開しているグローバル企業での勤務は、自信のキャリアに置いても非常に大きな経歴になる事は間違いないだろう。それでいて、高い年収が約束されている。
仕事はもちろん多忙な毎日を極める。しかし独立を視野に入れている人であれば、経験を積む事が出来るだけでも大きな要因となるだろう。
大手税理士法人でマネージャー以上の地位
先ほどのBIG4で無くても、年収が高い職場は多数ある。その中でも、マネージャー以上の地位まで登り詰めると高い年収が約束される。
ただしそれに伴うだけの仕事量と責任には耐えることが必要となる。
特化型の会計事務所に所属
一般企業専門の税理士になってくると、企業に合わせた税務処理をしていくことになる。
それぞれ役割分担をすることで業務を効率よく進める仕組みだ。そのため、1人で担当する範囲が決められてしまう。より自分の仕事に特化したスキルを身につけることが出来るだろう。
ハイレベルな税務を行う事務所
中には個人事務所で法人に近いレベルで仕事を請け負う事務所も存在する。特に企業レベルの資産を保有している富裕層の税務処理を担当する場合もある。
先ほどの法人よりも全体的に業務に携わる場面も多い。今後のことを考えると、非常に良い経験となるだろう。
上場企業の税務室
企業と契約して専属で対応する場合にも、高年収は狙いやすいと言えるだろう。税金に関する事務や会計や節税などリスク管理も含めて企業の大事な柱として勤務する。
その分の責任も勿論、ついてはくるが正しいジャッジを下すことで税務・会計の面で企業の利益に貢献できるのも税理士としての特権である。情報収集も任せられることもあり、最新の海外の税務状況は常に掌握しておく必要がある。
税務だけでなく、専門的な知見も必要といえるだろう。
税理士の転職エージェントの見極めポイント
高収入を求めるなら転職エージェントへの登録が必須だろう。ここでは税理士の転職エージェントの見極めポイントを大公開していく。
税理士業界に精通したキャリアコンサルタントがいるか
実用的な会社を活用する上で、担当者が業界に精通している担当者かどうかは重要なポイントだ。それぞれ各業界で得意な分野と得意先がある。リサーチの段階であらかじめ確認しておくと良いだろう。
税理士業界に特化したサイトか
営業している企業ごとにそれぞれ特徴がある。もし、税理士向けの転職先を探しているのであれば、業界に特化している企業であるかは必ず確認しておこう。
サポート体制に問題がないか
それぞれの会社ごとにアフターフォローやサポートしてくれる範囲が違う。自分が特に支援して欲しい項目はどこか事前に見積もりを立てておこう。全て担当者に任せっきりにしてしまうと、自分の希望する条件や転職先を選ぶことができない可能性がある。
そうならないためにも、主導権は常に握っておきたい。事前に調べて利用することが大切だ。
アドバイザーとの相性は大丈夫か
自分自身の担当者は、必ずしも相性抜群とはならないだろう。連絡がマメな担当者もいれば、最低限の要件しか送らない人も中にはいる。
さらに要望とは全く違う条件の求人票を持って来たりするなどこちらの要望を話半分で聞いている担当も中にはいる。こちらから担当を選ぶことは出来ないので複数の会社に登録しておくことが必要だ。
税理士で転職をして年収アップをしたいなら転職エージェントをうまく利用しよう
ここでは税理士業務未経験で転職したいなら転職エージェントをうまく利用するコツについて解説する。
戦略的に転職エージェントを利用すること
戦略的に転職エージェントを利用すれば、転職成功率は上がる。転職エージェントは、非公開求人を持っており、税理士の非公開求人を持っている場合もある。そのため、個別に税理士未経験での非公開求人をもらえる可能性がある。
また、大手転職エージェントは、内部の採用プロセスを熟知して独自のノウハウを蓄積している。たとえば、採用担当者の好みや過去採用に至った方の傾向など一般的には知り得ない情報を持っている。
蓄積してきたデータを用いて模擬面接や職務経歴書も一緒に考えてくれるため、転職エージェントを活用していない他の求職者よりも圧倒的に優位に立てるだろう。
転職を成功させるためにも、転職エージェントはうまく活用したいところだ。
利用する際の注意点も以下の通りに4つほどある。
- 経験やスキルは正直に伝えよう
- 担当者と綿密なコミュニケーションを取っていこう
- 自分で情報収集を行おう
- 転職する目的を明確に志望動機にまとめておこう
1つずつ詳しく見ていこう。
経歴やスキルは正直に伝えることが大切
転職を希望するなら、経歴やスキルは担当者に正直に伝えることが重要だ。偽っても本当に転職者にマッチした条件にはならない。また、不採用になることもある。その場でやり過ごしても面接官には見抜かれてしまうため、正直に伝えることはとても大切だ。
担当者と綿密なコミュニケーションを取ることも重要
担当者とは綿密なコミュニケーションを取ることが重要だ。しっかりと伝えなければわからないことも多い。些細なことでもよいから相談するようにしよう。担当者も気を遣ってこまめに隙間時間や休日に連絡してくるだろう。その時は気兼ねなく返事をして欲しい。
自分で情報収集を行う意欲も大事
自分で情報収集をすることも重要だ。転職には積極性も大切になってくる。どの企業のどの職種に興味があるのか、しっかりと下調べをしたうえで担当者に伝えよう。下調べをしなければ先方に対して全く知識のない状態での転職になるため、大変難しくなるだろう。
志望動機をきちんとまとめて転職の目的を明確にすることが大切
最後に、転職する目的を明確にしておくことをすすめる。目的が決まっていないとサポートの質が落ちてしまうからだ。求めるものが給料なのか、社風の雰囲気なのかでも選ぶポイントが違うからだ。
自分の人生なので、しっかりと目的、目標をもって転職してほしい。
税理士が年収アップ目的で転職するなら考えておきたいこと
ここからは事前に考えておくべきポイントについて紹介していく。
年収アップが目的であるならば必須の内容だ。
今後の将来を考えた転職であるか
恐らく、今後、税理士業界から直接離れる事はないだろう。これだけ安定している仕事であるのだから活かさない手はない。もしも他の道を歩むならコンサルタントの道についても知っておいて欲しい。将来、役に立つ事は間違いないだろう。人脈にも強くなる点からも将来性は抜群にいいと言えるだろう。
待遇は自分が望んでいるものか
事前に年収と合わせて待遇についても確認しておくかリサーチしておくと良いだろう。中には年収に残業代や休日出勤の分も含めれている法人も中には存在する。カラダを壊すまで働くことにならないように事前に待遇や年収は再確認しておくべきだ。
人脈を広げる環境にあるか
税理士であれば個人で事務所を持つ計画を立てている人も多いのではないだろうか。今後の取引先としても付き合って行けるような人脈を作れる環境にあるかも非常に重要だ。思いがけないところで仕事をする機会にも恵まれるのが人脈である。事務所内で黙々とパソコンに向き合う仕事では無く、クライアントと積極的に関われる仕事であるか。
人脈は自分の将来の財産にもなる。持っておいて損はないと言えるだろう。
税理士という国家資格を持って転職するならば、やはり年収アップを期待したいところだ。どうやって年収アップをするのか対策は練れただろうか。本日の記事が転職の助けになれば幸いだ。