証券会社への転職に有利な資格やおすすめ勉強法を解説

2023年2月22日

インセンティブが多い証券会社へ転職したいという声をよく耳にする。証券会社は実力主義だ。とはいえ結果さえ出せれば妥当な評価や給料をもらえることで知られている業種でもある。

自分の営業力を試してみたい。だから証券会社へ転職したいという願望がある人も少なからずいるだろう。本記事ではそんな強気の若者に向けて証券会社への転職に有利な資格についての情報を届ける。

ぜひ最後まで読んで自分がどの資格から取得すればいいのか見極めて欲しい。それから証券会社への転職への一歩を踏み出しても遅くはないだろう。

証券会社への転職に有利な資格の特徴

では資格の紹介の前に、どのような特徴を持つ資格が証券会社への転職には重宝されるのか見ていこう。

証券会社は金融商品の取引を行う営業を主として行う。そこで投資価値のある会社を見極めることができる知識やスキルが重宝されることは間違いないと言えるだろう。

もちろん投資対象の法人や個人の経営をきちんと客観的に評価するスキルは証券会社に勤めるならばなければならないものだ。具体的にどのようなスキルを指しているのか例を挙げよう。

これらのものが証券マンには必要となる。これらの知識は普通に生活を送っていたところでつくものではない。そこで証券会社では資格を取得する勉強を始める人が多いのだ。

証券会社では投資家に対してなぜ自社の商品に投資価値があるのかという点を説明しなければならない。わかりやすい言葉で説明することはもちろん求められる。しかし金融関係の豊富な知識がなければ投資家を説得することはできないだろう。

そこで証券会社で活躍するような証券マンは金融関係の資格を持っていたり、常に勉強をしていたりする。ライバルと差をつけるために金融関係の資格を取得しておくのはとても有利に働くということをお伝えしたい。

では証券会社への転職に有利な資格を5つ紹介していこう。ただここに挙げるのはほんの一例であることはご理解いただきたい。

金融情報を扱うためには必須となるのがFPという資格だ。この資格は金融業界で実務経験がない場合は3級から取得することになる。証券マンとして活躍するためには1級を目指して勉強して欲しい。

FP取得者の魅力は幅広い金融知識で資産設計を個人の悩みから解決できるという点だ。金融リテラシーが試される世界では1番といっていいほど大切な資格になるだろう。

投資家と営業トークをするのに必要になるのが証券アナリストという資格の知識だ。難易度はFPと比較して上がる。とは言え証券マンにとって役に立つ資格であることに間違いない。

この資格の魅力は投資家に説得力のある助言を行うことができるという点だ。そのことから投資家から高い信頼を得られることが多くなるだろう。

粘り強く勉強を続けてぜひ取得を目指してほしい。

金融リテラシーが全体的に高いと言われる国はアメリカである。金融業界ではとても名が高い資格にも関わらず日本では取得人数が少ない。

この資格の魅力は外資系の会社へのアピールになり得るという点だ。難易度は高いが資格取得に挑戦してほしい。

老後の資金が心配される日本ではDCプランナーという資格はとても重宝される。

この資格の魅力は年金やライフプランの設計に対応できるという点だ。もちろん投資についても対応可能なのでFPと合わせて取得しておきたい資格の1つである。

証券会社に入社したての新入社員はビジネスマナーを1から教わることがほとんどだ。だからこそビジネスマナーがきちんとわかっていると転職にも有利に働く。

この資格の魅力は早い段階でビジネスマナーを学んでおこうという意欲が見てとれるという点だ。より活躍できる人材になれるよう転職する前に取得することをおすすめしたい。

ここまで証券会社への転職に有利な資格を紹介してきた。とはいえこれだけの資格の勉強をどうしたら良いかわからない人も多いだろう。そこでプロ目線でおすすめの勉強法を紹介したい。

まずはどんな勉強でも同じことがいえるがプラン設計をしよう。目標は当然資格取得から証券会社への転職のはずだ。その目標から逆算して学習プランを自分で立ててみよう。

やみくもにただひたすら勉強をしても疲れてしまうことが多い。継続できるプラン設計を時間をとって考えてみることをおすすめしたい。

次に1つずつ資格取得を目指して欲しい。並行して違う資格を目指すと難易度が上がってしまうだろう。確実に1つ資格を取得してから2つ目の目標に向かうことをおすすめしたい。

最後にFP取得を最初に目指して欲しいといった点だ。理由としては他の資格よりは金融の資格の中では難易度が低いからである。難易度が低いものから挑戦することで小さな自信へも繋がるだろう。

小さな自信を一歩に、難易度の高い資格取得を目指すことをおすすめしたい。FP3級取得後、ビジネスマナー検定を受験したい。その後、証券アナリストなどが受験できると良いだろう。

ここまで証券会社への転職に有利な資格や勉強法を見てきたがいかがだっただろうか。証券会社は金融リテラシーの高い投資家から契約を取っていく営業が仕事になる。だからこそ金融の知識はより専門性の高いものが必要とされる。

ぜひ専門的な金融の知識や一流のビジネスマナーを弁えて証券会社への転職に挑戦して欲しい。さあ証券会社への転職という目標に向かって資格を1つずつ取得していこう。

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1（日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査）』を獲得している。