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転職の書類選考期間はどのくらい?

転職の際に必ずといっていいほどあるのが書類選考だ。今回の記事では、転職の書類選考に掛かる期間を紹介していく。要する期間は当然会社によって異なるため、参考程度に留めておいてほしい。

また、転職の際になかなか返信が来ない理由や転職選考期間中にやるべきことも詳しく解説する。

目次

多くの場合は1週間前後

書類選考にかかる時間は大体1週間前後のことが多い。月曜日に書類を提出したのであれば、翌週の月曜までには連絡が来るであろう。注意しなければならないのは、大型連休を挟むと選考の時間が伸びがちということだ。

企業の多くは大型連休に合わせて休みを取るため、選考のチェックもその期間はできないことが多い。1週間前後が目安と言われているが、「営業日」を基準として考えた方が良い。営業日で換算すると大体5日から7日程度となる。

大企業の場合は1~2週間前後

大企業の場合は少し時間がかかるケースも。会社の規模が大きければ大きいほど採用人数も多い傾向にある。また、大企業は転職市場では人気も高いため応募総数も非常に多くなりがち。そのため、大企業の場合は1~2週間長い場合だと1ヶ月近くかかることもある。

大企業の場合は、担当→人事部長→応募している部署へ連絡というように連絡すべき部署が多いのも時間がかかりやすい要因の一つ。

中小企業の場合は3日~1週間

中小企業の場合は1週間前後で書類選考が終わることが多い。採用数、応募数共に大企業に比べて少ないため、選考に時間がかからない。企業が本当に採用したいと思う人物は他社に取られないためにすぐ連絡してくることも多く、採用への本気度がわかりやすい。当日や翌営業日に書類選考の連絡が来る人もいるため、連絡の速さで期待度が現れやすい。

大企業に比べ、人事担当同士や部署間の距離も近いことも早さの要因。

返信が来ない理由について

転職の際に何社かに応募すると、「1週間経ったけど返信が来ない・・・」と悩む人も多いのではないだろうか。書類選考の返信が1週間経ってもこないのは実は珍しいことではない。転職をしている中で1社から2社くらいは返信が来ないことも多い。

この章では、なぜ返信が来ないのか特に多い理由について多いものを紹介していく。

選考に落ちている

まず第一に考えられるのは選考にそもそも落ちてしまっていることだ。会社によっては「書類選考通過時にのみご連絡を差し上げます」と明記しているところも少なくない。そのため、連絡が来なかった場合にまず確かめるのは合否に関わらず連絡をくれる会社なのか、返信までの日数が明記されているかということだ。

「1週間以内にご連絡いたします」と「1週間を目安にご連絡いたします」では意味が変わってくるので注意が必要。また、書類選考の連絡の速度は企業の本気度を表していることもあるため、連絡が遅ければ遅いほど不採用になることが多い。なかなか連絡が来ない場合は他社への応募に踏み切るのもありだ。

別部署での採用を検討している

書類選考の連絡が遅くなる要因として、募集していた部署採用が定員となってしまったため、他部署で採用できるか検討しているケースもある。応募者が持つスキルが他部署に適していたり、能力が高くどうしても採用したい場合に他部署と交渉し、部長や上層部の許可が出てから応募者に連絡するため時間を要するのだ。

選考に時間がかかっている

応募者が想定よりも多く、選考に時間がかかってしまっているため、連絡が遅くなるケースもある。企業の大小を問わず、求人を出した際には応募数を大体想定するものだ。企業側は応募数を想定し、中途採用にあたる人員を予め割り振っているため、想定以上の応募者の対応には時間がどうしてもかかってしまう。

大型連休の前後は業務が立て込み、連絡が遅くなることも

年末年始やゴールデンウィークの前後はどの会社でも業務が立て込んでしまいがち。そのため、大型連休の前後で書類選考を受ける場合は、企業の休業日を確認しておこう。会社によっては10日近く休みのところもあるため、2週間近く書類選考の連絡が来ない可能性もある。

また、外資系では日系企業よりしっかりと休む会社も多いため、より時間がかかってしまうこともあるので注意が必要だ。

企業への連絡の取り方

選考期間は1週間程度で終わるところが多いが、前の章で挙げたように様々な理由で選考が長引く可能性がある。長引いた場合の時間を少しでも有効活用するために転職の選考期間中にやるべきことを紹介していく。

連絡が来ない場合はこちらから連絡を取る

1週間~2週間ほど経っても連絡が来ない場合は、自分から連絡をしてみよう。相手がもし多忙だったら失礼に当たらないか気にする方も多いが、マナーを守れば連絡をしても失礼にあたることはない。主な連絡の仕方として、電話・メール・エージェント経由があるので詳しく紹介する。

メールでの連絡の仕方

メールでの連絡は題名に名前を入れることが好ましい。本文は長くなりすぎないよう簡潔に、そして相手の忙しさを考慮しているという旨を文面に入れておくと良い印象に繋がりやすい。例文を紹介していく。

(題名)「営業部の中途採用の進捗について(山田 太郎)

(本文)

お世話になっております。

〇〇月〇〇日に営業部の中途採用の書類選考を受けさせていただきました山田太郎と申します。

その後の選考の進捗を教えていただきたく思います。

他社からも内定をいただいたのですが、貴社への入社志望が高いためぜひ選考の進捗を伺いたくご連絡させていただきました。

お忙しい中恐縮ではございますが、よろしくお願いいたします。

山田 太郎

電話での連絡の仕方

電話での連絡の場合は必ずしも担当に直接つながるわけではない。そのため、気をつけなければいけない点がいくつかある。

  • ハキハキとわかりやすく喋る
  • 自分の名前と要件を必ず言う
  • 担当が不在の場合、自分宛に折り返しをもらうか何時ごろ電話すれば良いか聞く
  • 最後には必ず御礼を言い、すぐに電話を切らない

たとえ担当が相手ではない場合でもマナーと礼儀を守ることが非常に大切だ。

エージェントに聞いてみる

転職エージェント経由で応募した場合は、担当のエージェントに進捗状況を聞いてみると良いだろう。担当のエージェントであれば何度か電話やメールのやりとりをしているため連絡を取りやすのではないだろうか。

他の企業への応募の準備をする

他の企業へ応募の準備をすることもおすすめ。連絡がどんなに待っても来ず、こちらから催促しても連絡が来ない場合は次の会社を探しにいく方が良いだろう。転職は時間効率も非常に大切なので、一つの会社に時間をかけすぎないように意識することが早く転職をするコツだ。

自分から行動を起こしてみよう

転職において合否の連絡が来ない時、慌てずに連絡をしてみることが大切。会社の中には不合格の場合、連絡をしない会社もある。しかし、ただ業務が立て込んでおり連絡が出来ていない可能性も。2週間ほど待って連絡が来ない場合はメールや電話、エージェント経由で連絡をしてみることをおすすめする。

また、転職はすぐ応募したら決まるというわけではない。「1つの会社に応募して選考を待って・・・」を繰り返すと転職までに時間がかかってしまう。なるべく同時並行で数社の選考を受けつつ転職を進めていく方が効率的である。

この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1(日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査)』を獲得している。

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