MENU

転職の際に書く履歴書の学歴欄の書き方を徹底解説!

履歴書において、学歴はどこから記入すればいいのかや、転校・休学したときの書き方がわからない人も多いのではないだろうか。人によって事情が異なるため、様々なシチュエーションに対応できる学歴欄の書き方を解説していく。

目次

学歴欄の書き方

履歴書に記入する「学歴欄」と「職歴欄」が一緒の場合、一行目の中央に学歴欄と自分の文字で記入する。そして、2行目から実際の学歴の「入学」と「卒業」の年次に合わせ書き足していく。

応募者が大卒の場合、学歴欄は高校卒業から記入しておくのが一般的だ。高卒の場合には中学卒業から記入するするようにしよう。ただ、厳格な決まりはないため、中学や高校で専門的な課程を学んでおりアピールしたい場合は書いても問題はない。

また、大学の場合は「卒業」で大学院の場合は「修了」、新卒で大学卒業予定の場合は「卒業見込」という書き方になる。基本的には上から下へ時系列順に書いていくのが一般的だが、直近の学歴をアピールしたい場合は敢えて上に持ってきて、逆時系列順に記入していくというやり方もある。

転校をした場合

転校をした場合は入学年次の下に学校名や学部名等、そして最後にに転入学と記入する。転入学の際には、日時を間違えやすいの注意が必要だ。

休学をした場合

休学をしていた場合には、「〇〇高等学校 休学」と記入する。

また、学歴欄に余裕がある場合には休学の理由をすぐ下の行に記載しておくと良い。怪我等で休学していた場合、その行に「現在は治療済み」など問題がないことをアピールしておくことだ。

留学をした場合

海外留学に行っていた場合は学歴欄に記入していく。基本的に1年以上の長期海外留学をしていた人が書くケースが多いが、半年や3ヶ月などの短期留学で書いても問題はない。短期留学ではアピールとして少し弱いかもしれないため、学歴欄には記入せずに自己PR欄等で完結させてもいいだろう。

学部を変更した場合

同じ学校の中で学部を変更した場合には、入学した年月の下に「〇〇大学 経営学科 編入学」と記入する。

留年、浪人した場合

留年や浪人をした場合、特別何かを記入する必要はない。年月は正確に記入し、面接や自己PRで直接理由を話すのがベスト。留年や浪人の経験をプラスに変えれるような言い方をすると印象も良くなる。

社会人になってから再び学生になった場合

一度社会人になってから学生になった場合は学歴欄に学生になった日時を記入する。職歴が間に挟んでいてもあくまで「学歴欄」のため、学歴のみ記載すること。

中途退学の場合

中途退学をした場合には、「〇〇大学 中途退学」と記載しても良い。最終学歴ではないため、記載しなくても問題はないが、記載しておくと最終学歴の後に何をしていたのかわかりやすくなるだろう。

履歴書を提出する際の注意点

採用する企業側からしたら、履歴書はちゃんと書けて当たり前と思っているところも多い。そのため、履歴書の中身がどんなに良くても、ちゃんと書けていなければそれだけで選考に落とされてしまうことも。正しく書くことにより、プラスになることは少ないが、マイナスにはならない。

履歴書を提出する際の注意点を詳しく紹介していく。

字は丁寧に書く

手書きの履歴書の場合、字は必ず丁寧に書くこと。字にはその人の人柄が現れるとも言われているため、適当に書き殴った履歴書や誤字をそのままにしている履歴書は非常に印象が悪いので注意。汚くても問題ないので、丁寧に書くことが非常に大切だ。

省略せず正式名称で記入する

高校や大学名、会社名などは必ず省略せずに正式名称で記入すること。

  • 〇〇高等学校 卒業
  • 〇〇大学 経済学部会計学科 卒業
  • 株式会社〇〇 人事部 部長

このように記載することにより、相手に自分の経歴をわかりやすく伝えることができる。

ボールペンを使ってはっきりと記入する

シャーペンやマッキーでの履歴書の記入は絶対にNGだ。シャーペンで記入された履歴書というだけで落とされてしまうだろう。

ボールペンは、0.5mmや0.7mmなど太めのボールペンを使って濃いめにはっきりと記入していくのがおすすめ。細すぎるボールペンは相手にとって読みづらく、多くの履歴書を見る人事担当にとって印象にも残りにくいのだ。

写真は適切なものを使用する

証明写真は適切なものをしようすること。スーツであり、正面から取れているものが望ましい。スーツの用意が間に合わない場合や、カジュアルな会社の場合はオフィスカジュアル系の少しラフな証明写真でも可能だ。

送り状の送付、封筒への記入

履歴書を企業へ送る際には必ず「送り状」を添えること。送り状とは、相手に何を送ったかを示す書類で、会社の重要書類を送る際によく使われる。

封筒には相手の住所を丁寧に記入し、赤字で「履歴書在中」と付け加えておく。相手が受け取った時にすぐ何の資料かわかるようにするためだ。

また、送る際に担当がいる場合は「〇〇様」、人事部などに送るときは「〇〇会社 人事部御中」と使い分けできるようにしよう。

転職を成功させるためのコツ

自己分析などの下準備

転職において自己分析は非常に大切。自分が何を理由に今の会社から転職するのかを明確にすること。

また、転職の際に重視することを予め順位づけしておくことにより、転職の判断基準が明確になる。転職した後に後悔しないためにも自己分析は怠らないようにすることだ。

良い求人サイトを利用する

良い転職を行うためには良い求人サイトを利用することが大切だ。求人サイトの中にはサポートが手厚く、面接相談に乗ってくれたり、自分の希望に合った求人をしっかりと選んでくれるサイトがある一方で、全員に同じ求人を紹介するエージェントもいる。

今回はおすすめの求人サイトをいくつか紹介していく。

リクルートエージェント

転職エージェントの中で最大手であり、求人数が50万件を超えるのがこのサイトだ。サポートも手厚く、求人も多いことから幅広い年代に支持を集めている。

ほとんど全ての業界を網羅しているため、マイナーな業界への転職も可能だ。専任の担当者が就くのだが、評判が良いことが多い。

エン転職

「入社後活躍」を謳っているのがエン転職だ。人それぞれ何かを変えたくて転職したけれど、いざ実際に転職してみたら後悔したという人も実は少なくない。

しかしエン転職では、求職者が入社後に活躍できるイメージを持った企業しか紹介しないため、ミスマッチが非常に少ない。

求人数はそこまで多くはないのだが、転職者と応募企業から評判が良いのが特徴だ。

履歴書は自分の顔!

履歴書は書類上の自分の顔とも言えるほど大切な書類だ。自分の今までの経歴を表したものが履歴書であるため、自分の経歴をおざなりにしないためにも相手にとって見やすい履歴書を書くことが重要。

学歴欄は自分が勉強してきたことをアピールできるもののため、しっかりと書き方を守ることにより相手にとって良い印象を与える。良い転職のためには良い履歴書を作ることが鍵とも言える。

この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1(日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査)』を獲得している。

目次