MENU

転職面接でよくある質問集!ここさえ押さえておけば面接は怖くない!

転職活動において、必勝の鍵となるのは「事前対策」だ。内定を勝ち取るためには、書類選考・面接等と企業側が設ける各種選考フローを通過し、「採用したい人材」であると見なされなければならない。

その上で、最もあなたという人間をアピールすることができるのが『面接』という場だ。面接で繰り広げられるあなたと企業との言葉のキャッチボールはいざ本番当日にならなければ100%知ることは不可能だが、それでもある程度シミュレーションを立てることができる。一般的に、面接の場で聞かれることが多い質問はおおよそ定義されているのだ。

そこで本記事では、面接でよく聞かれがちな質問パターンとベストアンサー例を紹介しよう。本記事が、あなたの面接対策のヒントとなれたら幸いだ。ぜひ一読してほしい。

目次

面接の勝敗を握るのは事前準備!その理由は?

本記事での冒頭でも述べたが、事前準備をしっかりと行うか否かが面接の勝敗を大きく分ける。その理由として、面接は「一発勝負」だからだ。

書類選考は、提出前までであればいくらでもブラッシュアップを図ることができるが、面接はそうもいかない。また、書類選考では適性検査を除いて「ベストを尽くせなかった・・・」と後悔する機会はそうそうないが、面接は場の空気、思わぬ質問を受けたことによる戸惑い、心身のコンディション等で、100%ベストを尽くせないことも少なくはない。

そのような意味で、面接とは一発勝負であり、ベストコンディションを発揮するために事前準備が必要なのだ。また、「しっかりと事前準備したぞ」という確かな事実は自然とあなたの自信となり、発する言葉・表情もより良いかたちとなるだろう。

面接でよくある質問集&ベストアンサー例

続いて、面接官からよくある質問例とベストアンサー例について紹介しよう。ベストアンサーはあくまで一例だが、下記のようなポイントを押さえて回答すれば、間違ったアンサーは避けられる。ぜひ参考にしてみてほしい。

Q1.自己紹介をお願いします

この質問の目的

面接の初っ端に、「自己紹介をお願いします」という質問を受けることが多い。面接官がこの質問をする意図は、「”あなた”が自分という人間を簡潔に分かりやすくアピールすることができるか?」という基本的なビジネススキルを知りたいためだ。

この問いに対してスムーズに回答できるか否かが、あなたの第一印象を大きく左右するだろう。

ベストアンサー例

「〇〇と申します。

この度は、貴重な機会をいただきましてありがとうございます。

〇年に〇〇大学卒業後、株式会社〇〇で営業職として3年間従事しています。

自社商材である△△を世に広めていきたいという気持ちをもって日々奮闘し、

入社1年目では新人賞を受賞し、3年目では課長職まで昇進することができました。

これまでの営業経験とマネージメント経験を活かしたく思い、御社を志望しました。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。」

☆ここがポイント!

  • まずは御礼の一言を述べる
  • 1~2分程度で話を簡潔にまとめる
  • 面接官が気にするポイントに絞って話す

Q2.志望動機を教えてください

この質問の目的

この質問の意図は、シンプルにあなたの志望動機が筋の通ったものであるか、企業のニーズにマッチしているかを判断するためだ。企業側は、どの企業の選考でも当てはまるような志望動機は聞きたくないことが多い。

「なぜうちの会社が良いのか?入社後、どのような活躍ができるのか?」というように、志望動機をとにかく深掘りしてくるだろう。その大前提をふまえて、あなたが「なぜ、その企業への入社を志望するのか」をあなた自身の言葉で伝えることが鉄則である。

ベストアンサー例

御社を志望する理由は2つあります。まず1つ目は、私は御社の商品を長年愛用し続けています。2つ目の理由は、3年間営業アシスタントとして培ってきた経験・スキルを活かせると考えているためです。高い利便性・デザイン性を兼ね備えた御社の商品に対して、非常に魅力を感じています。私は、簿記検定2級を取得しており、現職でも日々、業務の正確性の追求と効率化に取り組んで参りました。これまでの経験を活かして、長年憧れを感じていた御社に貢献したいと考え、御社を志望しました。

☆ここがポイント!

  • 長すぎ厳禁!簡潔に話すべし
  • 丸暗記はNG!あなた自身の言葉で話そう
  • 最後の締めくくりまでしっかりアピール

Q5.最後に、何か質問等はありますか?

この質問の目的

この質問は、面接を通してあなたが疑問に思っていることをクリアにし、企業理解度を上げることを目的としている。加えて、何らかの質問をしてくれるか否かによって、あなたの温度感を確認したい意図も隠されている。

むしろ後者の方が意味合いとして大きいだろう。言い換えると、「何か質問はありますか?」=「質問なしなんてありえないですよね?」と言い換えても良い。質問することは、あなたの姿勢を最後にアピールするチャンスなのだ。

ベストアンサー例

☆熱意を見せるパターン

「実際に入社した後は、どれくらいの期間を経て実務に入れるのでしょうか?」

☆責任感を示すパターン

前職のお客様は〇〇を重視する方が多く、〇〇に気を配っておりました。御社はお客様に対して〇〇という姿勢を大切にされているとお伺いしているのですが、加えて〇〇に気を配ることが大切ではないかと考えているのですが、いかがでしょうか?その他に気を使うべきことはありますでしょうか?」

面接で好印象を残すために!注意すべきポイント

続いて、面接官に好印象であると思ってもらうために注意してほしいポイントについて詳しく解説しよう。以外と見落としがちなポイントもあるため、しっかりと目を通しておいてほしい。

目線をキョロキョロさせない

まず、目線をむやみやたらにキョロキョロさせない。これは必ず意識してほしい。目線が不安定だと、どうしても「自信がない人」「落ち着きがない人」というマイナス印象に繋がってしまい、選考という場では何一つメリットとして働かない。

どっしりと構えて、目の前にいる面接官に視線を合わせることが鉄則だ。ちなみに、最近はZOOM等のオンラインツールを介したWEB面接も主流だが、WEB面接においても、目線の向け方は気を付けてほしい。

画面越しであっても、意外とあなたの表情は伝わるのだ。相手と視線を合わせることへの苦手意識が拭えない方は、面接官の眉間辺りに視点を合わせると良い。相手側は、違和感なく目線が合っているように感じるでだろう。

話し言葉、語尾に気を付ける

日常生活で使っている話し言葉、語尾に注意を払うことも重要だ。たとえば、相槌で使っている「うんうん」等は話し言葉であり、ビジネスシーンでは不適切だ。相槌としては、「はい」が適切だ。また、気が抜けると素が出てしまいがちな語尾も注意しておくと良い。

「あの~」「え~」「えっと」等はマイナス印象に繋がってしまい、ビジネスシーンでの会話に慣れていないと見なされるためNGだ。また、面接官へ発する言葉は、長文になり過ぎないよう、適度に段落を「。」で切ることを意識しよう。

文脈が長すぎてメリハリがないと、「結局、この人は何を言いたいの?」と思われかねないからだ。

WEB面接の場合は背景や照明に気を付ける

オンライン面接を行う場合、背景・照明を最適化させることも重要だ。特に自室でオンライン面接に挑む際は、背景に洗濯物等の余計なものが映っていないか、面接直前にギリギリとなって片づける羽目にならぬように気を付けよう。

背景は、基本的に白背景を選ぶことをおすすめする。また、自宅に家族がいる場合には、オンライン面接中に家族が誤って部屋に入ってしまわぬよう、あらかじめ配慮してほしい旨を伝えておくことも重要だ。

照明に関しては、極端に暗すぎたり明るすぎなければ、神経質になる必要はない。実際にWEBカメラを繋いで初めて、照明の明るさ暗さに気が付く場合もある。直前になってバタバタしないよう、面接開始10分前にはログインして映り感をチェックしておくことが、デキる大人の面接準備だ。

まとめ

以上、面接の重要性とよくある質問例とアンサー例、好印象を与えるためのポイントを解説した。

本記事でも結論付けたように、面接は事前準備が勝敗を握る鍵となり、事前準備を図ることで、あなたは「自信」という心強い武器を得ることができる。

自信は、あなたをより一層、魅力的に輝かせてくれるだろう。ぜひ、確かに胸の中に宿る心強い「自信」という武器と共に、面接をクリアしてほしい。

この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1(日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査)』を獲得している。

目次