金融転職で刺さる志望動機のポイントが気になる人もいるのではないだろうか。
結論から言うと、以下の5つを押さえておくことが大切だ。
- なぜ金融業界で、なぜ応募した業種なのかを書く
- なぜその企業に応募したのかを明確にする
- 入社後に成し遂げたいことを書く
- NGな内容を避ける
- 転職理由や自己PRと一貫性を持たせる
特に「なぜその企業に応募したのか」が明確でなければ「うちの会社じゃなくていい」と面接官に思われ、落とされやすい。悲しい事態を防ぐためにも、しっかりと考えたいところだ。
各項目について本記事で詳しくお伝えするのはもちろん、志望動機の例文も5つ紹介する。気になった方はぜひ最後まで読んでほしい。
金融転職で刺さる志望動機のポイント
最初に紹介した「金融転職で刺さる志望動機のポイント5つ」について、本章で詳しく紹介しよう。
なぜ金融業界で、なぜ応募した業種なのかを書く
世の中にはさまざまな業界がある。また、金融業界内でもメガバンクや証券会社、生命保険会社など取り扱う商品は多岐に渡る。
そんななかで「なぜ金融業界を選んだのか」「なぜこの業種を選んだのか」が伝わらなければ、「他の業界・業種でもいいんじゃないか?」と面接官に思われ落とされやすい。特に、未経験転職や、金融業界内で異なる業種に転職する人ほど心がけたいところだ。
なぜその企業に応募したかを明確にする
冒頭でも紹介したが、「なぜその企業に応募したか」がわからない志望動機だと落とされやすい。にもかかわらず、どの企業にも通用するような志望動機を提出し、落とされる候補者がたくさんいるのが事実だ。
本命の企業であれば、事業内容はもちろん、経営理念や営業理念、社会・地域への貢献といったところまで調べあげたうえで書くことをおすすめしたい。加えて、「競合他社と比較した結果」を説明できれば、見た人に熱意が伝わるだろう。
入社後に成し遂げたいことを書く
厳しいことを言うようだが、転職では「即戦力」が求められる。自分のスキルや経験を活かして、会社へどのように貢献できるかも忘れずに加工。
業界や業種はもちろんのこと「応募した企業だからこそできること」を言葉で伝えられたら、他の人と差をつけることが可能だ。難しいとは思うが、ぜひ考えてみてほしい。
NGな内容を避ける
志望動機で避けたいNGな内容もいくつかある。下のようなことを書くと印象を悪くしてしまうので、絶対に避けよう。
- 給料や福利厚生などの待遇面
- 「経済を回したい」など、他の業界でもできること
- 数字に強い(コンピューターやアプリが普及しているため)
転職理由や自己PRと一貫性を持たせる
金融業界で求められる志望動機の特徴といえるのが「転職理由や自己PRに一貫性を持たせる」ことである。なぜなら、他の業界以上に「誠実な人」が求められるからだ。
というのも、金融業界の企業がひとたび不祥事を起こせば、金融庁から業務停止命令が下される可能性がある。「この人は嘘をついている」と選考時点で思われたら、採用後のリスクを懸念して落とされるだろう。
転職理由や自己PRと比較して矛盾点がないか、本番前にしっかりと確認しよう。
金融転職の志望動機の例文
ここまで紹介した5つのポイントを踏まえて、金融転職でよくある5つの応募先の志望動機例文をそれぞれ紹介する。少しでも参考になれば嬉しい。
- メガバンク
- 地方銀行
- 証券会社
- 保険会社
- リース会社
メガバンク
メガバンクへの転職を成功させたいなら「その銀行で働きたい理由」をしっかりと伝え、最後に自分が成し遂げたいことを添えるようにしよう。
私が銀行を志望したのは、金融で日本の産業を支え、明るい将来を描ける人を増やしたいと考えたからです。なかでも貴行は、国内トップレベルの銀行として信頼されていることに加え、海外拠点の多さも魅力だと考えています。こうしたことから、お客さまにより多くの付加価値を与え、最適な提案ができるのではないかと考えました。入行後はこれまでの経験を活かしながら、お客様の課題を解決し続けるバンカーになりたいです。
地方銀行
地方銀行は、地域とのかかわりが密接なことが特徴である。なぜこの地域に貢献したいのかというのも伝わるようにしよう。
私が貴行を志望した理由は、生まれ育った地元の発展に貢献したいと考えたからです。貴行は地域の中小企業や個人事業主と強い信頼関係がある上、多彩な金融商品を取り扱うなど、さまざまな面でサポートされていると感じました。前職で培ったコミュニケーション能力と問題解決能力を活かし、貴行の一員として地元の企業を支えることで、地域産業の発展に貢献したいと考えています。
証券会社
証券会社は金融業界のなかでもノルマが厳しいと言われている。そのため「向上心の高さ」を志望動機に織り交ぜるといいだろう。
私は前職で銀行の法人営業を行っておりました。仕事を通じて株式や債券についての知識を得るうちに、証券業界の法人営業に興味を持ちました。なかでも貴社は営業理念に「顧客第一」を掲げており、私が前職で大切にしてきた「長期的な信頼関係の構築」という価値観と合っているのではないかと考えています。取り扱う商材は変わりますが、前職の経験を活かし多くのお客さまに喜ばれる提案をしたいです。
保険会社
保険会社といっても「生命保険」と「損害保険」の2つに分けられる。ここでは生命保険を例として紹介しよう。
私は個人や家族に近く寄り添いたいと考え、生命保険業界を志望しました。きっかけになったのは数年前に遭った交通事故です。1ヶ月の入院生活でしたが、生命保険に入っていたおかげで収入面に不安がなく治療に専念できました。なかでも貴社は、新しい保険商品の開発に積極的で、顧客のニーズに合った寄り添い方ができると感じました。前職で培った課題解決力を活かしながら、貴社とお客様に貢献したいと考えております。
リース会社
リース業界は海外への投資が増えている。なので、志望動機で海外について言及することをおすすめしたい。
私が貴社を志望した理由は、企業のニーズに合ったプランを提案できており、国内だけではなく海外の企業からも支持されていることが魅力だと感じたからです。前職である法人営業の経験を活かして取引先企業のニーズをつかみ、適切なプランを提示して売上に貢献できればと考えております。また、将来はアフリカ向けの海外営業として、貴社の世界シェア拡大に貢献したいです。
金融転職の志望動機で失敗しないためにも、転職エージェントに添削してもらおう
金融転職における志望動機のポイントや例文を紹介したが、それでも不安な人が多いだろう。金融は人気の業界ゆえに転職難易度が高いから、そう思うのもうなずける。
そんなあなたにおすすめしたいのが「転職エージェント」の活用だ。なぜなら、志望動機の添削や面接対策を無料で行ってくれるサービスだからである。特に、応募先の価値観に詳しい担当者からアドバイスがもらえるので、面接官に刺さる志望動機を作れることが魅力だ。
なかでも、弊社「アドバイザーナビ」は金融業界に特化した転職支援サービスである。数多くのサービスと違うポイントは以下の4つだ。
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まとめ
本記事では、金融転職における志望動機のポイントと具体例を紹介した。
志望動機でライバルと差をつけるためにも、この記事で紹介した5つのポイントを押さえておきたい。なかでも「この企業を選んだ理由」がないと確実に落とされる。自分の言葉で説明できるように、しっかりと企業研究を進めよう。
とはいえ、この志望理由で大丈夫か不安な人も多いはずだ。そんな人はぜひ、転職エージェントに登録してほしい。応募先の価値観や社風をよく知る担当者に志望理由を添削してもらえるので、選考を有利に進められるだろう。
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