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転職エージェントの利用は複数社がおすすめ!

今の会社に不満を持ち、転職を考えている人も多いのではないだろうか。2022年株式会社マイナビ「雇用動向調査」(2022年12月調査)が行った調査によると、2021年度の転職率は過去6年間で最も多く7.0%という数字になっている。特に20代男性では、2016年には4.7%だった転職率が2022年には14.2%と2倍以上にも増えていることがわかる。

また、近年では転職の際にエージェントを利用する人も増えている。今回の記事では、転職エージェントについての紹介や複数利用するのがなぜ良いのか詳しく紹介していく。

目次

理想は3~5社の利用

エージェントの特徴として、1社につき1人の選任担当者が就く。そのため、その担当者だけでは多くの求人を得ることができず思うように転職が進まないことも。転職をスムーズに行うために複数社の登録がおすすめ。

また、転職エージェントと一言に言っても実は種類があるため、1社だけ登録するよりも複数登録する方が効率的であり、より理想の会社に出会いやすいのだ。

リクナビNEXTの「転職会社(人材紹介会社)を使った転職活動ガイド」(2022年12月調査)によると、転職活動者の平均登録は2.1社、転職決定者では4.2社と倍の開きがある。また、このことから複数登録する方が採用への近道となることがわかる。

多ければ多いほど良いというわけでもない。エージェントの管理も同時に行わなければならないため、理想は3~5社の間である。種類についてはこの後解説していく。

大きく分けて3種類

大きく分けて3種類存在するので詳しく紹介していく。自分の志望業界が決まっているかどうかや、自分の市場価値によってどのエージェントがいいのかは異なる。

総合型

総合型は、幅広い業種から自分に合った求人を探してくれるエージェント。全ての業界を網羅しているため、志望業界が決まっていない人向け。浅く広くというイメージで、「総合デパート型」と呼ばれることも。代表的な総合型は以下の通り。

  • リクルートエージェント
  • パソナキャリア
  • マイナビエージェント
  • ワークポート
  • type転職エージェント

専門特化型

専門特化型は、志望する業種が決まっている人向け。「金融」や「医療」「薬剤師」といった専門性が高い職業や、「営業職」に絞ったものまで存在する。担当者もその業界にいた人が多く、面接や筆記試験等の対策やアドバイスも的確なことが多い。

大手だけではなく、中小企業のエージェントが多いのも特徴。代表的な専門特化型は以下の通り。

  • マイナビ金融エージェント
  • JACリクルートメント
  • ビズリーチ

スカウト型

ハイクラスの転職や、あまり転職を急いでない人におすすめなのがスカウト型。企業側やエージェントから気になった人物に対し直接オファーが届く仕組み。自分のスキルや条件を予めサイトに登録しておいて、オファーを待つだけなので相性の良い求人が届きやすい。

しかし、自分の持つスキルに対して求める条件が高すぎる場合はオファーが全く来ない場合もあるので注意が必要。代表的なスカウト型は以下の通り。

  • リクルートダイレクトスカウト
  • JACリクルートメント
  • dodaスカウトサービス

良いエージェント会社はどこ?

エージェントは総合型、専門特化型、スカウト型に別れている。それぞれから1~2社選び、転職活動をするのが理想的だ。また、会社によっても特徴もある為それぞれの会社の特徴と共に解説する。

リクルートエージェント(総合型)

  • 求人数が多く、実績がある転職サービス
  • 転職にスピード感が欲しい人
  • 高い品質のサービス

大手ならではの信頼と実績が特徴で、これまでに45万人もの転職支援実績がある。サポートの人数も多いため、転職までのスピードも早いためすぐ転職したい人におすすめ。

パソナキャリア(総合型)

  • 年収アップを目指している人
  • 都心だけではなく、日本全国で就職を希望する人
  • 親身なアドバイザー

都心だけではなく地方の求人も持っているのが特徴のパソナキャリア。利用開始時のカウンセリングを重要にしていたりと、親切なアドバイザーが多い。キャリアアップするための求人も多く、自分にスキルがあり年収を上げたい人におすすめ。

マイナビ金融エージェント(専門特化型)

  • 金融業界で働きたい人
  • 豊富な業界知識と、細かいフォロー
  • 様々な選択肢がある

金融業界に特化したエージェントサービス。元業界人も多いことから豊富な業界知識と細かいフォローが特徴。他業界から金融業界へ転職する人も多く利用している。保険会社や銀行、外資系企業など様々な選択肢から自分にぴったりの会社を見つけることが可能。

ビズリーチ(専門特化、スカウト型)

  • スカウトと専門特化両方の機能がある
  • ミスマッチが起こりにくい
  • ハイクラス求人が多い

CMでも有名で、ハイクラス求人が多いビズリーチ。リーダーや次世代リーダー、幹部職、管理職、経営陣などが多く登録している。エージェントからの提案を待つことと、企業からの直接オファー両方があることも特徴。

ビズリーチには無料会員と有料会員2種類の合計3種類の会員種別が存在する。本気でハイクラス転職を狙うのであれば有料会員登録は必須。有料会員は「タレント会員(3,278円)」と「ハイクラス会員(5,478円)」に別れている。自分の有料会員の選択はできず、入力したプロフィールや年収に応じてビズリーチ側が会員の選択を行う。

有料会員登録をすると、自分でヘッドハンターを探すことができるようになる。年収1,000万円以上の求人に応募するためには有料会員への登録をしないと探すのが難しい。

リクルートダイレクト(スカウト型)

  • ヘッドハンターの質が高い
  • 担当コンサルタントを指名できる
  • 現在の年収が低いと転職が難しい

大手リクルートが運営するスカウト専門のエージェントサービス。自分でヘッドハンターやコンサルタントを指名できるため、良い転職に繋がりやすいと評判。無料でサービスも充実していることも使いやすい要因の一つ。

ただ、現在の年収が低いとスカウトが来ないこともあるため、注意が必要。年収500万円以上〜の利用をおすすめする。

dodaスカウトサービス(スカウト型)

  • 面接確約オファーがある
  • スカウトが多く来る
  • メールが多い

面接確約オファーが特徴。企業側が応募者のスキルや経歴をみて、特にいいと思った人に送られるのがこの「プレミアムオファー」だ。書類選考の必要がなく、すぐ面接に進むことができる。企業側が気になっている人間にしか出されないため、内定へと繋がりやすい。

企業からは転職希望者の氏名や住所は非公開のため、こっそり転職活動をしている人でも安心して使うことができるのも嬉しいポイント。

良い転職の為に選択肢は豊富に持とう!

良い転職のために必要なことは、多くの選択肢を持つことである。それはエージェントにも同じことが言える。一つの会社に絞ることは非常にリスクが高い。担当が合わない場合や、望んでいる仕事を持ってきてくれないことも多い。

また、少しでも良い転職をするためには、若いうちが有利。少しでも今の会社から転職したいと考えたらまずは相談してみてはいかがだろうか。

この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1(日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査)』を獲得している。

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