転職エージェントは近年かなり注目されており、CMで見かける人も多いのではないだろうか。数ある中から自分にあったエージェントを選ぶことは非常に大切。おすすめの金融エージェントと特徴について詳しく紹介していく。
転職にはエージェントを使おう
金融業界の転職エージェントの利用者は年々増えてきている。求人サイトでは、自分で数多くの求人から探す必要があるが、実際にその求人が自分に合ってるかどうかを知ることは難しい。
しかし、転職エージェントであれば面談を行い、自分にあった求人を持ってきてくれる。金融業界専門であれば金融業界で働いていた人がほとんどのため、安心して相談ができる。
エージェントには3種類ある
- 総合型 ・・・様々な業種に対応しており、求人数が豊富なのが特徴
- 専門特化 ・・・業種や対象を限定。「20代などの若手専門」や「金融業界専用」など
- サーチ型 ・・・企業から案件を受けて人材を探す。ヘッドハンティングがあるのもこのサーチ型。
大きく分けて上記の3種類に分類されるため、それぞれの特徴をつかんで自分に合ったエージェント選びが大切だ。
業種が決まっていない人は総合型、業種が決まっている人は専門特化、すぐ転職をしたいわけではなくいい条件があるまでじっくり待ちたい人はサーチ型がおすすめ。
おすすめの金融エージェント
エージェントによって得意な領域が異なるため、慎重に見定めるのがポイント。
今回は大手企業の中からおすすめをいくつか紹介していく。
リクルート・エージェント(総合型)
大手企業のリクルートが運営する会社で求人数は500,000件以上と非常に多いのが特徴。総合型だが、同社HPによると、非公開求人も100,000件以上あるため登録しておいて損はない。転職の際にはリクルートを利用している人も非常に多い。
リクルートでは、「早期退職返金制度」というものが設けられており、紹介した人材が半年以内に退職した場合はリクルートが企業へ手数料を返還する制度がある。そのため、企業は安心して人材を取る事ができるため、転職が成功しやすい傾向にある。
マイナビ金融エージェント(専門特化型)
こちらも大手企業であるマイナビが手がける会社。新卒採用でお世話になった人も多いのではないだろうか。金融業界に特化した企業だが、ネームバリューもあるため、求人が多く集まりやすい。金融業界で働きたいが、細かいことはまだ決まっていない人におすすめ。金融業界内の様々な職種から求人をアテンドしてくれる。
ロバートウォルターズ(専門特化型)
ロバートウォルターズは1985年にイギリス・ロンドンで設立された外資系の人材紹介会社。ロバートウォルターズ社の最大の特徴は、外資系・日系グローバル企業に特化しているという点だ。扱う業種は金融以外にも、ITや不動産、自動車、サプライチェーン、エネルギーなど幅広いのも特徴の一つ。
外資系で働きたい人や日本の海外支社で働きたい人には特におすすめ。英語ができる人材を多く求めており、公式でも「英語を活かした転職ならロバートウォルターズ」と謳っている。
ビズリーチ(サーチ型)
ビズリーチは高年収、高待遇を狙いたい人におすすめの転職サイト。ハイクラス専門のエージェントで、年収1,000万円以上の求人が3分の1以上を占めている。管理職や、役員、経営層も利用する人が多いため求人の年齢層は若干高め。
注意しなければならないのは、一部に有料プランが含まれているという点だ。基本的には無料で利用できるが、一部機能が有料会員しか利用できない。有料プランは「タレント会員(3,278円/月)」と「ハイクラス会員(5,478円/月)」の2種類がある。自分で有料プランの選択することはできず、ビズリーチ独自の年収を中心とした審査で振り分けられる。
ビズリーチに重点をおいて転職活動をするには有料プラン登録は必須だ。無料プランでは本当にいい求人を見つけるのは難しく、有料プランでの活用をおすすめする。無料会員ではこちらからアクションを起こせず、スカウトを待つしかないが、有料プランであれば逆にアポイントを取る事ができるので転職活動をスムーズに進めることができる。
エージェント利用での注意点
普通の転職サイトとは違い、転職エージェントはそれぞれに担当がつくため、自分に合った求人が見つかりやすい。
一方で注意すべき点はいくつかあるため紹介していく。
スキルや希望などははっきりと伝える
転職エージェントを利用する上で一番大切なのは自分のスキルや希望をはっきりと伝えることだ。これを伝えないことには担当は動きづらくなる。後回しにされ続け、やがて求人の連絡が全く来なくなるケースもあるので注意が必要。
エージェントとの信頼関係を構築し、こまめに連絡をとりつつ、自分のスキルと年収などの希望をはっきり伝えることが良い企業への転職活動の第一歩だ。
なるべく複数のエージェントを利用しよう
企業は1つのエージェントに求人依頼を出すのに200~300万円かかると言われている。そのため、大手企業でない限り全ての会社に求人を出すのは難しい。リクルート、マイナビにしか応募求人を出していないケースも多いため、複数のエージェントの利用がおすすめ。
総合型と総合型という組み合わせよりも、総合型と専門特化型、専門特化型とサーチ型などタイプが違う利用が効率的である。
- 担当者が合わないことも
担当が必ず自分と合う人であるとは限らない。合わない担当だと思った場合はサポート窓口から担当を変えてもらうことも可能だ。
サポート期間が決まっていることも多い
中には「登録してから3ヶ月」というサポート期間が決まっている会社もある。一般的に転職にかかる期間が3ヶ月と言われていることと、転職が決まらないと会社へ手数料が入らないためこのような期間を設けているのだ。
じっくり就活したい人や、転職をしなくてもいいと考えている人はサポート期間中にいい会社に巡り合わない可能性もある。時間をかけたい人はサポート期間に縛りがいない会社を探そう。
自分に合った会社選びが大切
転職エージェントにもタイプがあるため、自分に合った会社をまずは見つけることから始めよう。
普通の求人サイトでは見つからない非公開求人に応募するには転職エージェントが最適。特に金融業界では非公開の求人が多いためキャリアアップのためにはぜひ利用してみてはいかがだろうか。