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転職エージェントは使わないほうがいい?覚えておきたい心構え

「転職エージェントは使わないほうが良い」という口コミを見たことがある人もいるのではないだろうか。口コミはあくまで主観的なものだから鵜呑みにする必要はないが、使うべきか悩む人も多いだろう。

実際のところ、スキルのあるビジネスパーソンならツールが何であれ問題なく転職できるし、利用すべきかどうかはケースバイケースだ。

そこで本記事では、転職エージェント以外の転職方法やメリットデメリットを解説しよう。

目次

転職エージェントを使わなくても転職できる

外資系の金融業界に転職したいなら転職エージェントを利用しよう

当然だが、転職自体はどのような方法を使っても良い。転職活動の進め方は人それぞれだし、求人情報を扱うサイトは豊富にあるからだ。

例えば、転職サイトには履歴書作成を手助けしてくれるツールや、自己分析用のツール、細かく絞り込める求人検索機能がある。転職サイトなら、自分の意思とペースで転職活動を進められるだろう。

転職活動を進める際に活用できるツールや方法を具体的に紹介しよう。

あらゆる転職方法を一挙に紹介

ここでは、転職エージェント以外の転職活動の進め方について紹介しよう。具体的には以下の6つが挙げられる。

  1. 転職サイト
  2. ハローワーク
  3. 地元の求人情報誌・求人広告
  4. 企業の公式ホームページから直接応募
  5. 知人や在籍社員からの推薦、紹介
  6. Indeedを使う

このなかでも特に転職サイトが最もおすすめだ。求人情報が豊富に掲載されているし、転職を考え始めた人が手始めに登録して求人を調べるには打ってつけである。

そのほかにも、ハローワークや求人情報誌なら地元の求人情報にアクセス可能だ。希望する転職先が決まっている場合は、公式ホームページから応募しても良いだろう。知人や在籍社員からのつながりで転職する場合も想定される。

転職エージェントを使わない方が良い人の特徴4選

転職エージェントを活用しない方が良い人の特徴は、大きく分けて以下の4つである。

  1. 優柔不断な人・担当者とのやりとりが面倒な人
  2. 行きたい企業が決まっている人
  3. 自分で履歴書や職務経歴書を書ける人
  4. 入社日や年収交渉などができる人

優柔不断な人・担当者とのやりとりが面倒な人

アドバイザーもビジネスとしてあなたにサービス提供する以上、報酬目当てで私欲を満たすための求人紹介もあるだろう。そのような紹介に対し、自分の転職先に求める軸・条件をぶらさない意思の強さが求められる。

意見に流されやすく断るのが苦手なタイプの人は、転職サイトなどを使った方が良いだろう。

そして、担当者とのやりとりが面倒で、自分でスケジュールの管理などをおこないたい人もエージェントを使う必要はないだろう。

行きたい企業が決まっている人

「この企業に入ってやりたい仕事がある」などと、明確な目的が決まっている場合も、個別で企業に連絡を取れば問題ない。

転職活動でこのように目的意識が明確な人はむしろ珍しいと思うが、豊富な求人情報にアクセスする必要がなければ転職サイトも不要だ。

自分で履歴書や職務経歴書を書ける人

そのほかにも、転職活動に関するサポートが不要という方も、自身で転職活動を進めた方が効率的だ。

履歴書や職務経歴書に関しては、一度書いてしまえば大部分はほかの企業でも転用可能だし、ネットで調べれば情報も出てくるだろう。

入社日や年収交渉などができる人

転職の面接においては、入社日や年収交渉なども直接自身で行うことになる。新卒の就職活動においては経験したことがないから、この点は人によって得手不得手があるだろう。

総じて言えることだが、自分の意思・希望が明確で、自ら考え行動できるビジネスパーソンなら、転職サイトなどを使えば十分だろう。

転職エージェントに否定的な意見や口コミの共通点

ここでは、転職エージェントに否定的な意見・口コミをまとめた。

  • 応募を急かされて成果報酬目当てなのが見え透いている
  • 希望した条件に該当しない求人紹介ばかりが提案される
  • アドバイザーとの相性がイマイチ
  • アドバイザーや企業とのやりとりがうまく進まなかった

ビジネスモデルからしても、アドバイザーの行動が理解できないわけではない。しかし、本気で転職を検討している人からすると、到底望まないやりとりになってしまうだろう。

人対人のやりとりである以上、相性の問題はつきものだ。この点に関しては、複数社を利用して担当者を比較すれば解消される可能性が高いだろう。

アドバイザーが企業とあなたの間に入る以上、日程調整などは逆にしづらいこともある。この点は直接やりとりできた方が間違いなくスムーズだ。

転職エージェントを使わない場合のデメリット・覚えておきたいこと

転職エージェントを活用しない場合のデメリット・覚えておきたいことも踏まえて、転職活動の進め方を検討した方が、後悔なく転職活動できるだろう。具体的には以下の5点を覚えておこう。

  1. 応募から内定まですべて自分がおこなう
  2. 想定外の求人・非公開求人にはアクセスできない
  3. 客観的な市場価値を把握できない
  4. 面接対策を受けられない
  5. 面接の失敗は取り返せない

転職エージェントに登録すると、キャリアアドバイザーから、求人の紹介、履歴書・職務経歴書の添削、面接の日程調整、面接対策、年収交渉などのサポートを受けられる。言い換えると、転職サイトなどを利用した場合は、上記をすべて自分で行う必要があるのだ。

ほかにも、自身の視点では考えられなかった求人を紹介されることもあるし、アクセスできる求人にも限りがある。

客観的な立場から自身の市場価値を判断してくれるし、面接対策によって転職の成功確率はグッと高まるだろう。

さらにエージェントの多くは、面接終了後に採用担当と連絡をとっており、面接で伝えきれないあなたのスキルなどをプッシュしている。面接で仮に失敗したとしてもカバーしてくれており、一人で面接に臨んだ場合は挽回の機会などないから、この点も押さえておこう。

転職エージェントを活用した方が良い人

最後に、転職エージェントを活用した方が良い人の特徴を5つ紹介しよう。

  1. 転職できる自信がない人
  2. 現職で多忙な人
  3. さまざまな非公開求人を見たい人
  4. 転職先の人間関係をリサーチしたい人
  5. 客観的なアドバイスが欲しい人

現職で忙しいビジネスパーソンなら、転職活動のトータルサポートを受けておいて損はしないだろう。

エージェントに公開されている求人情報は全体の2割から3割程度と言われており、登録することでアクセスできる求人の方が圧倒的に多い。さまざまな求人を見て転職先を検討したい人も活用は必須だろう。

また、転職先の人間関係を確認したい人は、アドバイザーが企業の裏事情的な情報も蓄積しているから直接確認するのが最も手っ取り早い方法だ。

納得できる転職活動を進めるためにも、客観的な意見を取り入れたいビジネスパーソンもいるだろう。自分の意見だけでなく、プロの立場で客観的なアドバイスをもらうことで、より納得のいく転職活動ができるだろう。

もちろん担当者によってスキルや知識量、相性も異なる。そのため、複数社に登録して比較検討しつつ、さまざまな求人にアクセスできるようにしておくのがおすすめだ。

転職エージェントは活用した方が転職を有利に進められる

転職活動はどのような進め方をしても問題ない。しかし、進め方に少しでも悩むならエージェントに登録しておいて損はないだろう。そもそも登録・利用は無料だし、一意見として参考程度に取り入れるだけでも十分なはずだ。

転職サイトを使っても転職活動に必要な情報にアクセスできるし、自身の転職活動スタイルに合わせて使いこなすのが重要である。本記事があなたの転職活動に少しでも役に立てば幸いだ。

この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1(日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査)』を獲得している。

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