転職初日は、「前向きなスタートを切りたい」と考える人も多いのではないだろうか。
今回の記事では、
- 「前日から備える方法」
- 「第一印象をよくする方法」
- 「不安な心と向き合う方法」
以上3つの方法を紹介するので、新しい第一歩を軽快に踏み出そう。
【転職初日】前日から備える
いつもより早めに起きて準備をはじめても、小さなアクシデントが重なり気付けば「あれ?もうこんな時間…?」と、慌てて家を出たことはないだろうか?
「どうにか間に合った…。」と思えば、大事な書類を忘れていたりと、慌てることでマイナスの物事も一緒に通勤してしまう。
そのような最悪の事態を避けるために、【前日から備える】ことをおすすめする。
当日の持ち物をチェック
立った状態でもメモすることができる大きさのノートや、愛用しているボールペンはインクが出るかなど、しっかりとチェックしておくといい。
意外と忘れがちなのは、
- シャープペンシルの替芯を追加しておくのを忘れ、使いたいときに芯がない
- 水性ボールペンを愛用しているが故に、書類用の油性ボールペンを忘れた など
また、会社指定の書類(例:マイナンバー関連など)も、勘違いで別の書類を用意していないかチェックしておくと、当日慌てることなく準備ができる。
会社までの経路をチェック
可能であれば、一度新しい職場に行ってみることだ。自分が思っていた以上に複雑な場所にある場合や、「会社の近くで買おう。」と思っていたのに近くにコンビニが無いケースもあるだろう。
特に大きなビルに入っている場合は、朝のエレベーターが非常に混んでいるため、それが理由で遅刻してしまう可能性も否定できない。
「何時であればエレベーターが空いているか」など、担当者に事前に確認しておくと安心だ。
【転職初日】第一印象を極める
「第一印象が大切」という言葉を、いろいろな人から聞いたことはないだろうか?
初対面の人にはじめて抱く「印象」のことで、約3秒で決まる。
この第一印象は、非常に強く相手の印象に残るため、【第一印象をいいイメージにする=今後の人間関係をスムーズにしていく】とも言えるだろう。
メラビアンの法則を参考にする
コミュニケーションにおいて、「視覚」「聴覚」「言語」が大切な情報になる。
メラビアンの法則は、この大切な3つの情報を%にしたもので、下記は各情報に対する印象の割合だ。
これを知ることで、コミュニケーションで何が大切かがハッキリと分かってくる。
- 視覚情報(相手の見た目、表情、視線の向きなど):55%
- 聴覚(話すテンポ、声の質、声の大きさなど) :38%
- 言語情報(相手が話す内容など) :7%
上記の内容を見ただけでも、会話の内容と関係のない視覚情報がどれだけ大切かということが理解できる。
「笑顔でハキハキとしゃべること」を意識している人が多いが、意外と見落としがちなのは、担当者などが説明をしているときなどの態度だ。
大勢で話を聞いていると、資料を見たりしている人が多い。そのため、担当者の目をしっかりと見て、相槌をしながら聞くことで、実際に話していなくてもいい印象を与えることができる。
身だしなみは、清潔感を意識
清潔感を意識した服装や、髪型が与える影響力は大きい。
可能な限り清潔感のある見た目になるよう、気を配ることで本来の自分のよさに気付いてもらうことができる。
以下の内容は簡単にできる方法のため、ぜひ試してほしい。
- 服にシワがないかチェックする
- シワがある場合
水(霧吹きに入れるとやりやすい)や、衣類用のスプレーを服に吹きかけてシワを伸ばす
- 上記やり方でもシワが伸びない場合
スチーマーか、アイロンを使う
- シワがある場合
- メイクが派手にならないよう、意識する
- 肌馴染みのいいブラウン系のアイシャドウを使う
- 肌に合う色のチークを、ふんわりとナチュラルに入れる
- チークに合わせた色のリップを塗り、ティッシュオフする
- 髪はまとめておく
- 長い髪の毛:高すぎない位置でポニーテール等にしておく
- 短い髪の毛:巻きすぎずにワックスやオイルなどでボリュームを押さえる
※どちらも、会社規定に従った方法でまとめる(匂いのキツいものは厳禁)
- 靴やカバンの汚れをチェック
- 汚れていたら、素材に合ったクリームなどでふき取る
- 傷のある部分は、色のついた専用のクリームなどで色を足す
また、髪が伸びて不潔な印象になっていないか確認(髪色も含む)、シャツをクリーニングに出しておく、替えのストッキングを用意しておくと安心である。
【転職初日】不安な気持ちを「慣れるためにできること」に変換する
時間と共に動き続けているのがビジネス。そのため、「ほったらかしにされた」「歓迎されなかった」「嫌な顔をされた」など、これからが不安になるシーンがあるかもしれない。そのようなとき、どう心と向き合うかが前向きなスタートを切る重要な鍵になるだろう。
まずは、深く考えないこと。相手がそのような態度をした裏側にはさまざまな事情がある場合が多い。
例えば、「アクシデントが起きたから」「忙しく心身ともに余裕がなかったから」「今日中にしないといけないことが沢山あるから」など、理由を聞けば納得のいく答えがあると心構えしておくといい。
それでも、深く考えてしまいそうな場合は、慣れるためにできることを考えるといい。
学生時代、はじめは不安で「大丈夫だろうか…。」と門をくぐったはずだ。だが、少しずつ環境になれていくにつれ、そのような不安は感じなくなっていったのではないだろうか。
皆、環境に慣れるには時間がかかるため、「早く慣れるために何ができるか?」と考え行動していくと、気付いた頃にはあの時の不安は消え去っているだろう。
慣れるために行うといい方法は、「人の名前」を覚えるということだ。挨拶をした際に「名前」「役職」「特徴」を書いておくと思い出しやすく、会話をつなげることができる。
例:サトウ トオルさん(可能であればフルネーム)、リーダー、趣味が釣り
【転職初日への不安】は、前日からの行動と心構えで変わる
転職初日は緊張や不安が大きく、小さなアクシデントが起きただけで敏感に反応してしまい、大きなアクシデントに繋げてしまうことがある。
だが、前日やそれより前からさまざまな準備をしておくことで「ネガティブな気持ち」は減っていき、自信をもって初日に挑めることだろう。
新しい環境でのスタートをいいものにするために、ぜひ3つの方法を試してみてはいかがだろうか。