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【転職】資格を持っていたら有利になる?イチオシの資格とは?

「資格があれば有利に転職を進められる」というイメージがある人も多いのではないだろうか?だが、すべての資格が転職で有利になる訳ではない。貴重な時間を割いてまで取得した資格が、役に立たない結果になることもある。

今回の記事では、

  • 有利に進めるための資格は、2種類にわけられる
  • 貴重な時間を使ってまで取得するメリットとは?
  • せっかくなら少しでも有利になる資格がいい【イチオシの資格一覧】

以上3点について紹介していくので、他の転職希望者よりも一歩でも多く先を歩けるようにしてはいかがだろうか。

目次

転職活動で有利になる資格は【2種類にわけられる】

有利に転職活動を進められる資格は、2つの種類にわけられるのだ。では、その種類について解説していこう。

その資格がないと業務を行えない「必須の資格」

専門性の高い職業で必要な資格で、例えば弁護士資格・医師免許などほとんどが国家資格である。

その資格を所持していないと、業務を行うことができないため、資格を持っていないものは応募できない。大学や専門学校などで学ぶ必要のある国家資格などが多い。

有利に転職を進められる資格

資格は「この分野に関しての知識と能力を持ち合わせている」という証明書のような役目になる。

また、「資格を取得するために努力を続けた」というアピールにもつながるので、面接官も応募者に対してポジティブなイメージを受けるだろう。

在職中でも資格を目指すメリットとは?

有利に転職を進められると分かっていても、在職中に勉強の時間を取るのはなかなか簡単ではないだろう。

では、どのようなメリットがあるのだろうか?ひとつひとつ確認していこう。

給与額UPにつながる可能性がある

会社が指定している資格を所持している場合、資格手当を支給してくれるケースがある。現在行っている業務に関連した資格であれば、「今ある知識や能力の高さ」などを活かして資格を目指せるだろう。

また、「持っている人が比較的少ない資格」や「必置資格」を目指すことで今よりもキャリアをアップすることが可能になる。

必置資格とは、「業務を行うにあたって最低でも1人はその資格を保有していないといけない」という決まりがある資格で、有名なものであれば「電験三種」などがある。難易度の高い必置資格が多く、上記で紹介した「電験三種」は合格率が約8%だ。

難易度が高い分勉強は大変になるが、これから先の転職でも大きく役に立ち、年収を大幅にUPさせることができるだろう。

選べる求人の幅が大きく広がる

上記で紹介した「必置資格」など、持っている人が比較的少ない資格に合格することができれば、今までよりも大きく選べる求人の幅を広げることが可能だ。

また、内定をもらえる可能性も難易度が高ければ高いほど上がっていくため、理想の条件に近い会社への転職を決められる可能性がさらに出てくるはずだ。

やみくもに資格を取得するのは非効率

ここで注意してほしいのは、「前から興味のあったあの資格の勉強をはじめよう。」と、今の業務に全く関係のない分野の勉強をはじめるのは非効率である。

なぜなら、転職を希望する業界・職種で役に立つ知識や能力にならないため、「資格を持っていても評価の対象にならない」ためだ。

そのため、転職を考えている業種や職種で活躍できる資格を目指す方が転職を有利に進めることができるだろう。

「これから私はどのようなキャリアを積んでいきたいか」「5年後・10年後はどのような働き方をしていたいか」などを、深く考えた上で資格を選ぶのが適切だと言える。

有利に転職を進められるイチオシの資格

職種などによってイチオシの資格は変わってくるため、分野別にひとつずつ紹介していこう。

事務などの仕事で活躍する資格

  • マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)
    学校や仕事で使うことが多い「Word」や「Excel」などをどれほど使いこなせるかの能力の高さを証明する資格のこと。
    現在はパソコンを使った仕事内容も多く、接客業などでも「Excel」などを使いこなせるほうが効率的に業務を回すことができるため、資格を所有している方が有利になるだろう。

    最近では、スマートフォンの普及によりパソコン離れも進んでいるため、基本的なパソコンの操作だけではなく、「事務的な仕事を行える」ことをしっかりとアピールできる。
  • 日商簿記検定
    経営活動に関する「記録」「計算」などを行い、それらの情報を整理することで経営成績などを明らかにするための能力の高さを証明することができる。

    製造業に関する簿記(工業簿記のこと)の知識を必要とする2級は、難易度もその分上がるため、3級に比べると大きくアピールすることができる資格だ。

専門的な分野の仕事で活躍する資格

  • 基本情報技術者
    「ITの基礎知識」をはじめ、アルゴリズム・プログラミング・経営などのITに関わる幅広い知識が必要な資格だ。
    ITエンジニアやプログラマーだけではなく、Webデザイナーなどの職種でも活躍する資格になっているため、ITに関わる職種に就いている場合は目指すべき資格と言えるだろう。
  • 電気工事士
    趣味でDIYをする人にも最近注目されている「電気工事士」は、第一種と第二種があり、扱える電圧の大きさや工事の規模が変わってくる。
    電気設備を扱う仕事に就く場合は、危険度が高い電気に関連する知識や能力が必須になるため、目指しておくといいだろう。
  • 危険物取扱者
    消防法で決められた危険物を、取り扱うことができるようになる国家資格である。「甲種(こうしゅ)」「乙種(おつしゅ)」「丙種(へいしゅ)」の3種類があり、扱える危険物の幅などが変わる。

    ガソリンスタンドで働く際にも役に立つ資格になるので、給与額をアップさせたい人・スキルアップしたい人にもおすすめの資格になる。

計画しているキャリアプランに合わせて選ぶ

これからどのようなキャリアプランを積んでいくか、計画している人も多いだろう。そのキャリアプランに合わせて、取得を目指す資格を選ぶ方がよりよいワークバランスを保つことができる。

また、女性の場合は妊娠・出産・育児で環境が変わり、「土日祝の出勤は難しい。」「夜まで働くことができない。」などの条件が出てくる。そのような条件に備えて、目指すべき資格を考えていくほうが、後々いい結果につながるはずだ。

並大抵の努力では「仕事と家庭を両立」させる事は難しく、自分を犠牲にしないといけないシーンが多くある。だが、資格を取得することで「両立することが楽になる」のであれば、目指す価値があるだろう。

資格試験に合格=理想が叶う可能性が上がる

資格取得を目指すと言うことは、正直簡単なことではない。自分の自由時間を減らしたり、仕事をこなしながら勉強を進めていくというのは大変なことだ。

しかし、資格試験に合格すれば、現在の自分の市場価値では難しい理想を、叶えることができる可能性が上がるのだ。

「給料の金額をあげたい。」「仕事と家庭の両立を少しでも楽にしたい。」「さらに上のキャリアを目指したい。」などの理想があるのであれば、合格を目指し勉強を始めてみてはいかがだろうか。

この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1(日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査)』を獲得している。

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