転職直後のストレスに悩まされる人も多いはずだ。特に入社から3ヶ月間は「3ヶ月の壁」と呼ばれるほどストレスが溜まりやすい。
多くの場合、下の3つのうちいずれかが原因である。
- 仕事内容のギャップ
- 職場の雰囲気や人間関係
- ワークライフバランス
とはいえ、ストレスを適切に対処することで、4ヶ月目以降が楽になるケースも多い。金融業界で転職した人の例を交えながら、本記事で詳しく紹介する。気になった人は、ぜひ最後まで読んでほしい。
転職直後にストレスが増える原因
最初に紹介したように、転職直後にストレスが増える原因は以下の3つである。
- 仕事内容のギャップ
- 職場の雰囲気や人間関係
- ワークライフバランス
それぞれ詳しく見ていこう。
仕事内容のギャップ
仕事内容のギャップがストレスに感じる人は多く、同業種への転職も例外ではない。
- 同じ仕事でも進め方が違う
- 事前に聞かされていた仕事と違う
上記のようなことはよくある話だ。金融業界であれば、決裁の仕方や営業方針などは企業によって異なるため「仕事を進めにくい」と感じやすいだろう。
加えて、以下のような点でも悩む人もいるはずだ。
- 転職先に新卒で入った同期と比べてしまう
- バリバリ仕事をこなす上司のようになれるか不安
- 上司から「もう入って〇ヶ月なのに、こんなこともできないのか」と怒られる
こうした日々が続くと、ストレスが溜まるのも無理はないだろう。
職場の雰囲気や人間関係
職場の雰囲気や人間関係に悩まされ、ストレスを感じる人がたくさんいる。具体的には以下のようなものだ。
- 新しい職場で話ができる人がいない
- 直属の上司がパワハラ気質だった
- 年功序列の企業文化が色濃く、風通しの悪い職場だった
職場の雰囲気や人間関係のストレスを放置しておくと、適応障害やうつ病などで休職するリスクもある。早めに対処することが大切だ。
ワークライフバランス
ワークライフバランスも、転職前後でギャップを感じやすい原因の1つだ。
- 通勤時間が増えた、もしくは電車が混雑している
- 仕事を上手く進められず、残業が多い
- 休日出勤や休日の接待が多い
こうした「生活の変化」も転職では起きやすいからである。特に、残業や休日の接待などでプライベートな時間が削られると、ストレスは溜まる一方なので注意したい。
また、仕事をいち早く覚えようと、休みの日も仕事関係のことをしている人もいるだろう。しかしながら、休日も仕事モードだと体調を崩してしまう可能性がある。まじめな人ほど陥りやすい罠なので注意しよう。
転職直後にストレスが増えたときの対処法
ここまで紹介した転職直後に増えたストレスの対処法として、次の5つを紹介したい。
- 新しいやり方を試してみる
- 自分からコミュニケーションを取る
- 社内で話せる人を作る
- 休みの日は仕事から離れる
- 再転職も検討する
新しいやり方を試してみる
仕事の進め方でギャップを感じた人は、新しいやり方をぜひ試してみてほしい。1ヶ月ほど続けることで「意外とこっちの方がいい」と気づく可能性もあるからだ。
それでも難しい場合は、上司や同僚に改善するように提案してみるのもいいだろう。ただし、人間関係が十分築けていないと「自分に従わない部下」と白い目で見られるので注意したい。
自分からコミュニケーションを取る
転職先の人間関係で悩む人は、自分からコミュニケーションを取ろう。あいさつや雑談を自分から行うことで、仕事のことも相談しやすくなるはずだ。
しかしながら、ノルマが厳しい金融業界では「ギスギスした職場」も少なからずある。具体的には、あいさつしても毎回無視されたり、雑談が全く許されない雰囲気であったりといったところだ。もし、あなたがこのような職場に勤めているなら、別の方法をとることをおすすめしたい。
社内で話せる人を作る
社内で話せる人が1人でもいると、人間関係のストレスは軽減される。何かあったときに気兼ねなく相談できるし、会社で孤独感を感じにくくなるからだ。先ほど紹介したように自分から話すのはもちろん、周りの手助けを積極的に行うように心がけよう。
また、プライベートを大切にしたい人でも、最初の数ヶ月は飲み会や社内行事に参加することをおすすめしたい。職場以外の場所が、仲良くなるきっかけになることも多いからである。頻度が多すぎる場合は別だが、月に1回程度であれば顔を出すようにしよう。
休みの日は仕事から離れる
転職直後は「早く一人前になりたい」と思うはずだ。そのため、休日返上で仕事をしたり、仕事と関連した資格の勉強をしたりする人もいるだろう。
しかし、先ほど紹介した「月に1回程度の社内行事」以外は、極力仕事から離れることをおすすめしたい。というのも、休まずに動き続けて体調を崩すケースも多く、本末転倒だからである。
- 家族との時間を過ごす
- 筋トレやスポーツをする
- 趣味や旅行を楽しむ
上記のようにストレスを発散する時間を確保し、メリハリをつけて働こう。
再転職も検討する
「3ヶ月の壁」と言われるように、ここまで紹介した4つを行えば、4ヶ月目以降はストレスが減ってくるはずだ。そのため、3ヶ月～半年ほど頑張ってみることをおすすめしたい。
しかし、以下のいずれかに当てはまる場合は、再転職の検討も視野に入れたほうがいい。
- 休日出勤が毎週のようにある
- ギスギスした職場で、毎日嫌味を言われる
- 夜は眠れず、出社しようとすると涙が止まらない
身体を壊してからでは遅いので、その前に転職活動を進めよう。
転職のストレスで再転職するときは「転職エージェントの活用」も検討しよう
転職のストレスで再転職するときは「転職エージェントの活用」をおすすめしたい。以下の点で、転職サイトやハローワークなどの転職方法と異なるためである。
- 担当者が実際に職場の雰囲気を見学した上で求人を紹介
- 履歴書や職務経歴書を添削してもらえる
- 面接で求められるポイントが事前にわかる
つまり「ブラック企業に入社する可能性が低い」「転職活動を効率よく進められる」といったメリットを受けられる。ほとんどのサービスが無料で利用できるので、使わない手はないだろう。
また、金融業界で転職を考えている人は、弊社「アドバイザーナビ」をおすすめしたい。数多くのサービスと違う点は以下の4つだ。
- 非公開求人を多数持つ
- 金融に特化したサービスゆえ、業界の最新トレンドやノウハウを教えられる
- 金融出身のキャリアコンサルタントからアドバイスがもらえる
- 実績や経験、ライフプランに見合った求人の紹介
金融業界内での転職を考えている人は、ぜひ候補に入れてほしい。
まとめ
本記事では、転職直後にストレスが増える原因と、その対処法を紹介した。
転職してから3ヶ月間、新しい環境に慣れるまではストレスを感じやすい。そのため、本記事で紹介した対処法を活用して、少しでも減らすようにしよう。
- 新しいやり方を試してみる
- 自分からコミュニケーションを取る
- 社内で話せる人を作る
- 休みの日は仕事から離れる
一方で、ブラックな職場であったり、体調に異変がおきていたりする場合は、再転職も検討しよう。そのとき、担当者が実際に職場の雰囲気を見学したうえで求人を紹介する「転職エージェント」の活用がおすすめである。「今回の転職は転職サイトやハローワークで活動した」という人は、この機会に利用してみてはいかがだろうか。
なかでも、金融業界に転職する人には、弊社サービス「アドバイザーナビ」もおすすめしたい。金融出身のキャリアコンサルタントが、ノウハウや業界トレンドを余すことなくお伝えしている。気になった方は、一度相談していただけたら嬉しい。
