転職活動は、求人広告を眺めることから始まり、エントリーシートの入力、履歴書の準備、採用試験、面接など1社だけでもやるべきことはたくさんある。
思った以上に長期戦になれば、疲れは溜まる。転職活動を優先して休みをとらないこともあるだろう。しかし、転職活動より休むことを優先すべき状況もある。
この記事では、転職活動で疲れたと思ったら「やるべきこと」と、注意したほうがいい「症状」について解説する。
転職活動に疲れたら、これをやる5選!
転職活動では、一般に複数社に応募し、面接を受ける必要がある。そのため、緊張が続くと転職活動に疲れ、集中して取り組めなくなる。
このような場合にすべきことを紹介する。
1日、程度によっては2~3日休む
転職活動に疲れたら、切りのいいところで丸一日休むとよい。疲れた状態で続けても、効率が悪く、良い結果に結びつかない。
結果を思うように出せなければ、精神的にも疲れてしまい、ネガティブな思考になりがちだ。疲れた場合は転職活動のことを忘れて、十分な休養をとろう。
転職イベント・フェアに参加する
一人で転職先探しをしていると、視野が狭くなる可能性がある。ほかの求職者が大勢集まる転職イベント・フェアなどに参加し、雰囲気を味わえば、やる気にもつながる。エントリーする業界・業種の幅が広がるなど、これまでにない視点で転職活動できたり、息抜きになったりと、気持ちの切り替えがしやすい。
休養は取りたいが、転職活動を続けないと心配な人におすすめの方法だ。
相談できる上司や同僚とキャリアについて語る
上司や同僚、友人などとキャリアについて語るのもひとつだ。個人的な意見を聞くと、ときには共感でき、やる気につながることがある。転職イベント参加と同様、刺激を受ければ、「明日からまた頑張ろう」という気持ちをつくれる。
見逃しているポイントがないか再確認する
前向きに転職活動をするために、これまでの活動を振り返り、改善すべき点はないか確認する。面接でのやり取りを文字に起こしたり、志望動機を読み直したりして振り返ると、新たな気づきを得られるかもしれない。
また転職サイトに掲載されている、転職に成功した人のコメントを読むと参考になるかもしれない。転職活動中だからこそ共感できる内容もあるだろう。
休むと余計にプレッシャーを感じてしまう人は、このような自己分析で次の転職活動に挑んでみよう。
環境を変える
環境を変えるのもひとつの方法だ。求人広告を閲覧したり、志望動機を考えたりすることは、カフェなどでもできる。カラオケ店やネットカフェなどふだんあまり行かない場所で作業をするだけで、十分な気分転換になる。
頻繁に利用すると効果は薄くなるため、2週間に1回など適度に利用すると効果的だ。
このようなときに注意!身体や精神の危険信号を察知せよ!
転職活動をしていると、履歴書の作成や面接対策、採用面接への参加などやるべきことが多く、疲れているけど休めない状況に陥りがちだ。次のようなときには、休むことも考えよう。
履歴書の作成中にぼーっとしてしまう
履歴書の作成中や面接対策を検討中など、採用に直接かかわる作業をしている際に集中できない場合は、いったん休んでみよう。いつの間にかほかのことを考えてしまう状況では、効率的な作業はできないばかりか、細かいミスをしてしまう可能性がある。
ネガティブな考え方をしてしまう
「また採用されなかったらどうしよう」「どうせ採用されないよ」などマイナス思考に陥ると、転職活動に積極的に取り組めない。何をするにもネガティブになり、表情に現れる。少しネガティブ思考だなぁと感じたら、立ち止まってみよう。
やることが多くて、面倒に思う
転職活動中は、一人で黙々と準備しなければならず、会話をするのは採用担当者がメインとなる。昼は1、2時間かけて面接会場へ行き、帰ってから次の面接のための準備をすることもある。活動し始めたころはいいが、1、2ヶ月もこの状況が続くと、やることが多く、面倒に感じた場合には注意しよう。
一時的に応募する企業を減らすなどして、時間的なゆとりを持とう。また電車内では本を読む、音楽を聴くなどリラックスできるよう過ごすか、試験や面接の対策をおさらいするかなど、負担にならないような過ごし方を考えておこう。
採用試験や面接の結果を待つのがつらい
第一候補の企業や面接の感触が良かった企業ほど、結果がいつ来るか待ち遠しくなる。結果を気にしないほうが難しいが、気負いすぎると疲れてしまう。結果を気にしても仕方ないため、結果を待つのがつらいと感じたなら、気分転換をしよう。
「頑張っているのに」と考えてしまう
なかなか転職先が決まらないと、疲れを感じてしまう。特に「頑張っているのに、なぜ?」と感じてしまうと、ネガティブな発想に向かっている証拠だ。頑張っているのに上手くいっていないのは、ほかの求職者も同じだ。
早く転職先を見つけたいと焦るほど空回りしてしまうため、達成しやすい1週間ごとの目標を立てるなど工夫をしよう。
自分の感情を把握し、向き合うことが大切
転職活動をしていると、身体的・精神的な変化が起こることがある。どのような状況になるとネガティブな感情を抱くか、どのような出来事に直面すると気が滅入るか、自分自身を分析し、知ることが大切である。
この点は、転職してからでも同じだ。
気分によって仕事の質が大きく変わると、スムーズに業務をこなせなくなる。転職活動も仕事と同じと考え、仕事で忙しい状況を想像し、どのように向き合うか考えるといいだろう。
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