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悔いのない転職にするには?転職での後悔の理由とその回避方法を徹底解説

「戻りたい」「転職なんかしなければよかった」そんな後悔や悔いある転職は絶対に回避したい。後悔の理由は自身の理由や転職先の理由など様々だ。

この記事では、悔いのない転職にするにはどのような行動をすべきか、後悔の理由やその回避の方法を徹底解説したい。

目次

後悔した人の特質とは

はじめに、転職後に後悔した人の特質、特徴を見てみる。自分に思い当たる部分がないかチェックしてみよう。

自己分析ができていない

転職をするにあたり、どんな業界や職種に転職したいかを検討し、書類の作成や面接へと進んでいく。この行程の全てにおいて「自己分析」が必須と言っても過言ではない。

  • 自分がどういう性格なのか
  • どんなスキルを持っているのか
  • 自身の強み、実績とは
  • なぜ転職するのか
  • どんな仕事をしていきたいのか

など、じっくり考え分析する必要がある。自己分析ができていれば自ずと自分に相応な転職先が決まる。そして書類や面接などでも理由を的確に表現できるだろう。自分の強みを理解しながら、本当に足りないことは何かを見つけることができる。

しかし、自己分析ができていなければ「フィットしているだろう」と思っていた転職先でも違和感を覚えて、結果退職することになる。転職の場合は、新卒とは違い「スキル」「強み」「実績」などを問われるので、この部分もフォローしておこう。

転職すれば現状を打開できると思っている

仕事の現状や待遇などに不満があり、職場が悪い、退職をすればいい方向に行くのでは。現状を打開し変えられるのではないか、という考えに至って退職をする場合もあるだろう。しかし、どうして仕事がうまくいかない、職場にフィットしないか考えたことはあるだろうか。

「職場やその環境などのせいでうまくいっていない」と考えている間はどの職場にいっても上手くはいかないケースが多い。自分の考え方やものの見方を変化させていかなければ現状を打開できないことも発生する。ここも自己分析に近いものがあるが、本当に職場を離れることで現在問題となっている部分が解決できるのか、他に自分で努力することで問題解決に至らないかを再考してみることも大事であろう。

 転職活動の際の情報収集不足

「労働条件が違った」「働く環境が悪すぎる」など転職活動の際の情報収集の不足による後悔もあるだろう。近年、IT化が進み、転職情報を得るのはインターネットでの情報がほぼといったところ。しかし、その信頼性、信用度はいかばかりか。良点だけを記載することもできるのがネット情報の取捨選択の難しいところと言える。

最近、転職エージェントによっては、職場の環境などをリアルに伝えるために動画で職場の様子、働く人の生の声などを発信しているところもある。不安に思う点は面接時に確認、働いた人の感想や提供情報のある口コミサイトを確認するなどして、情報収集は徹底することをおすすめしたい。

情報は取捨選択をしながらも、多く持ち得る人が有利に立てると言える。

転職で後悔した理由とは

後悔の理由は人それぞれだが、その理由を紐解いてみる。

仕事における理想と現実の差

これは誰にでもあるが、見ていた、聞いていた、憧れていた理想と実際に働いてみると現実は全く違っていたということがあるだろう。未経験や異業種への転職は特にこの面を感じやすいといっても過言ではない。労働量や労働条件もそうだが、自分の能力と合致していないこともあるかもしれない。

これまで銀行で経験を積んできて、ある程度の経験を積んで、キャリアアップを目指しIT業界へ転職をしたが、中々自分の力を活かせる環境になかった、などということもあるだろう。逆にさらに学習や資格の取得が必要な職場だったということも。

仕事のイメージや人気が高い、その業界間で転職がしやすいなどの理由で転職をするとこのような差が生まれて然り。やはり、口コミや転職した人の意見なども取り入れてみることが必要と言える。

労働条件の確認不足

労働条件が違うという転職の理由もあるだろう。口頭で労働条件を聞いたものの、働き始めてみると、休日や時間外手当の支給条件が違うという例を挙げるには困らないであろう。

このような場合、何が問題であったのか。それは、雇用契約書又は労働条件通知書を受領したかどうかである。

雇用契約書は、労働者と雇用主の間に結ばれる労働契約の内容を明確にすることを目的とした契約書である。ただし、雇用契約書は法的に作成を雇用主に義務付けていない。

そのため、雇用契約書が作成されない場合は、労働基準法で作成が義務付けられている「労働条件通知書」の交付を求めると良い。

突発的な行動や焦りで転職した

人間関係や社内のトラブルなどが続き嫌気がさし何も考えずに退職、現状より給与が高いなどの目先の理由でやめてしまったなどもあるだろう。

現状を変えたい、転職が決められない焦りから、条件なども考えず突発的な行動に出ると、必ず転職は失敗します。不満や焦りがあっても、熟慮を重ね長く、一生就業できる場を検討すべきである。

自己分析は客観的な意見を蓄積

先のも記したように、転職活動は自己分析を確実に行なう事が採用への近道だとも言える。しかし、自己分析は自分で行うものと、客観的なフィルターを通すと想像もしていなかった適性が見つかることもある。

転職エージェントなどでは、専門の相談員が相談に応じ、WEBでの診断、さらには自己分析のセミナーなどもある。利用し、客観的な意見を蓄積することで新たな世界が広がることもある。

労働条件に関する書類は入社前に確認

入社後に後悔しないために、労働条件に関する書類は入社前に確認することをおすすめする。労働条件に関する書類は、労働者の保護だけを目的とするものでなく、雇用主にとっても、契約期間や従業場所、従事する業務の内容、始業時刻と終業時刻、所定外労働時間の有無、休憩時間や休日・休暇、賃金の決定、支払方法、支払日、退職や解雇に関することなど、就業するにあたって必要な事項を全て網羅し、「言った」「言わない」のトラブルに発展するリスクを未然に防ぐことが可能だ。

因みに、労働条件通知書は、作成と交付が義務付けられており、定められた記載事項を記載し交付しない場合、30万円以下の罰金が科される。

労働は契約行為であるという「認識」を持つことが、トラブルの未然防止の近道と言える。

後悔のない転職をしよう

この記事では、「後悔のない転職にするには」をテーマに転職にするにはどのような行動をすべきか、後悔の理由やその回避の方法を解説してきた。

就業先の理由や自己の理由、様々あるがまずは「自己分析」をしっかり行うことで、後悔の残らない自分の適職を探っていこう。そして、情報収集を行うことで「こんなはずではなかった」という事態を避けよう。

様々な情報の取り方があるが、現場の生の声まで探ることが重要だ。条件面でも法律に則ったものがあるので、不安な点は担当者に確認するなど綿密な準備でトラブルを回避する。この記事を参考に、後悔のない転職をしてほしい。

この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1(日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査)』を獲得している。

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