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転職に迷った時は?おすすめの適職診断ツール

「転職活動をしたい。だけど自分に合っている仕事が分からない」そのような方におすすめしたいのが、『適職診断ツール』の活用だ。世の中には様々な転職診断ツールが存在するが、上手く活用することで、あなたにマッチした職業を知ることができる。

転職活動に迷った際の一つの判断材料として頼れる存在となるだろう。では、具体的にどのような適職診断ツールが存在するのだろうか。それぞれの特徴、メリット・デメリット等について詳しく解説しよう。

目次

転職診断ツールとは?

転職診断ツールとは、ウェブサイト内で提示される数十個の質問に回答することで、あなたの性格タイプが明らかとなり、向いている業界・職業等が判断されるサービスだ。

多くの場合、「なぜあなたはその職業に向いているのか」という理由も添えて回答が表示されるため、自分のどのような性格を活かせばその職業で成果を出せるのか、という部分まで知ることができる。

転職診断ツールの多くは、ウェブサイト上でも誰もが無料で診断することが可能だが、企業側が適職を調べるために利用する場合もある。

適職診断ツールを利用するメリット

次に、転職活動において適職診断ツールを理由するメリットについて解説しよう。

転職活動のヒントとなる

転職活動を行う理由は人それぞれ異なるが、どのようなきっかけであっても、「よりキャリアアップし、自分の可能性を最大限広げたい」と誰もが思うだろう。しかし、選択肢を闇雲に広げてしまうことはあまりおすすめできない。

なぜなら、選択肢を広げてしまうあまり、膨大な業種・職種が頭の中に散らばり、「結局、どんな仕事がやりたいのか?向いているのか?」が分からなくなってしまうからだ。転職活動という広大な海を航海するために、道しるべが必要である。

あなたの性格・志向性に基づいて「向いている職業」というヒントを知ることができるのは、あなたにとって心強いヒントとなるだろう。

自分の強みを知ることができる

転職診断ツールを活用することで、あなた自身が知らなかった自分の強みを知ることができる。他者の長所には気が付くにもかかわらず、自分自身のストロングポイントにはなかなか気づけない、実感できないという人も少なくはない。

転職診断ツールを使えば、あなたの性格・仕事の取り組み方、力を発揮できる社内環境等の細やかな部分まで知ることが可能だ。提示された質問項目に沿って回答するだけで、自分自身の強みを知ることができるのは、自己分析を図る上でも非常にメリットとして働くだろう。

また、企業選びの軸として役立てる点はもちろんのこと、企業面接であなたの強みを聞かれた際の材料として活用することも可能だ。

適性のある職種が把握できる

あなた自身が適性のある職種を知ることができる点もメリットの一つだ。経験のない職種へチャレンジする際の適性チェックは勿論のこと、経験を積んだ職種へ再チャレンジする際の適性判断にも活用できる。

中には、「営業職の適性テスト」等、特定の職種に対する適性チェックツールも存在する。明確に志望職種が決まっており、特定の職種の適性を見極めたいのであれば、職種限定型の適性チェックを活用することも方法の一つだ。

適職診断ツールを利用するデメリット

適職診断ツールの利用は、メリットだけではなくデメリットも存在する。では具体的に、どのようなデメリットが存在するのだろうか。詳しく解説しよう。

信頼性はあまり高くない

適職診断ツールで明らかとなる診断結果は、決して絶対的なものではない。あくまで、過去のデータを基に導き出された参考データであることを念頭に置いておいてほしい。

適職診断ツールごとに診断結果が全く異なる場合もあるため、全て真に受けてしまうと、「結局、どの職種が一番向いているのだろうか?」と迷子状態になってしまいかねない。あくまで転職活動のヒントとなりうる、参考データの一つであると認識しておいてほしい。

転職の幅が狭まる恐れがある

適職診断ツールは、転職活動という広い海を航海するための道しるべとなり得る、と前半で解説した。一方、可能性が狭まってしまう側面もあるという認識も必要である。

適職診断ツールの活用は、1パターンの転職診断ツールのみ活用するよりも、複数パターンの適職診断ツールを併用することをおすすめしたい。いずれの適職診断ツールも判断基準が全く異なるため、それぞれ異なった診断結果を得られるだろう。参考情報は多い方が良い、という考えの下、活用してほしい。

無料で使用できる適職診断サービス

適職診断サービスの多くは、無料で使用することが可能だ。その中で、おすすめの適職診断ツールを5つ紹介しよう。

適職診断 キャリアインデックス

提示される計39種類の質問に回答していくことで、以下の診断結果を得ることが可能だ。

<診断結果で分かること>

  • 仕事観
  • 長所・短所
  • ビジネスにおける強み
  • 仕事に求めるもの
  • 性格と傾向

診断結果を基に総合的なアドバイスを得ることができるため、総合的に自己分析を図りたい人におすすめである。また、診断結果は文章とグラフの両方で表示されるため、自分のストロングポイント・ウィークポイントの両方を知ることができる点も魅力の一つだ。

マイナビジョブリシャス診断

マイナビジョブリシャス診断は、株式会社マイナビが提供する適職診断サービスだ。20個の質問に回答することで、27種類のジョブタイプ別に分けて、あなたの適職を知ることができる。

<診断結果で分かること>

  • ジョブタイプ
  • 基本的な仕事性格

診断結果は、計画性/感情面/正確面等の多岐に渡った視点から下されるため、転職活動の計画を詳細に立てる上でも役に立つツールだ。また、より詳しい診断結果を知りたい場合は、マイナビへ無料の会員登録を行うことで、より詳しい分析結果を知ることができる。

グッドポイント診断

グッドポイント診断は、株式会社リクルートが運営する「リクナビNEXT」内の適職診断サービスである。あなたの思考を分析するための質問が計22個提示され、回答すると、18種類中、あなたの強みが5つまで診断される。

<診断結果で分かること>

  • 仕事選びの価値観
  • あなたの隠れた性格

グッドポイント診断は非常に精度が高いという評価もあるため、適職診断ツールと言ったらグッドポイント診断、という声もあるほどだ。質問回答の所要時間が約30分と長めなため、時間に余裕があるタイミングでトライしてみてほしい。

AMBI ジブン分析

AMBIは、20代~30代のハイクラス転職支援に特化している転職サイトである。その中で、自分自身の市場価値を知ることができる「ジブン分析」というサービスが展開されている。約15分ほどの診断テストを通して、下記項目を診断結果をして知ることが可能である。

<診断結果で分かること>

  • あなたの仕事の価値観(職業、職務を選ぶ時の判断基準・重要視する要素)
  • あなたの人物タイプ(5タイプ別に分類)
  • あなたの得意な職務(適性があると思われる仕事内容、苦手な仕事内容)

AMBI ジブン分析は、AMBIに会員登録をしなければ利用することができない。ひと手間かかるが、会員登録・ジブン分析の活用自体は無料だ。自己分析を行う上で非常に参考になる情報を知ることができるため、ぜひ活用してみてほしい。

エゴグラム適職診断

エゴグラムは、世の中の診断テストでもTOPクラスに認知されているテストである。仕事に限らず、あなたの日常的な行動パターンから性格を分類し、適職診断が下されるツールです。

設問は計50問と多めだが、質問項目はシンプルでありサクサクと直感で答えられる仕様のため、回答時間は10分もかからない。

<診断結果で分かること>

  • CP:厳しさ
  • NP:理論性
  • A:論理性
  • FC:自由奔放さ
  • AC:協調性

診断結果では、上記で掲げたエネルギーの高さがグラフで表示され、具体的な性格特徴と適職のアドバイスをもらうことができる。気軽に適性チェックを受けてみたい人にはおすすめの適職診断ツールである。

まとめ

適性診断は、あなた自身を客観的に分析し、転職活動に役立てることができるツールである。今や、ネット上でコストをかけずにトライできるため、いざ転職活動で迷ってしまったら、気軽に試してみることをおすすめする。

しかし、あまりに選択肢を狭めてしまうと、広がる可能性があった転職活動の選択肢に気づけない場合もある。せっかくの転職活動だからこそ、可能性を狭めるのは勿体ないと個人的には思う。そのため、あくまで一つの参考情報として活用してみてほしい。

この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1(日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査)』を獲得している。

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