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【失敗しない】転職面接はスーツがマナー?|転職活動の身だしなみ

転職活動は人生で数回しか経験しないため、不安がつきものだ。新卒のリクルートスーツを着てもいいのか、普段着ているスーツで問題ないのかなど、とくに面接時の服装に関して疑問に思う人が多いのではないだろうか。

会社によって雰囲気は異なる上に、「服装自由」を指定する企業などもあり、転職先に応じて柔軟に対応する必要がある。

そこで今回は、失敗しない転職面接の身だしなみやスーツ選びについて紹介しよう。

目次

転職面接の服装に関する3つのポイント

転職面接の服装に関して、男女問わず押さえておきたいポイントは以下の3点だ。

  • 清潔感
  • 転職先の社風・TPOに合わせる
  • 全身のバランス

上記3点を意識することで、どのような転職先であっても、服装や着こなしで第一印象を下げてしまうリスクはかなり抑えられるだろう。

清潔感

「清潔感を大切に」とよくいわれるものの、具体的に何を意識したらよいか分からない人も多いだろう。清潔感を出すために気をつけるべきことは、以下の3点だ。

  1. ジャストサイズで着こなす
  2. アイテム全てをしっかり手入れする
  3. 髪型や爪など、体の先端を整える

転職面接はスーツが基本だが、スーツはジャストサイズで着ると最も美しく着こなせる。オーバーサイズはだらしない印象が出るためNGだ。

スーツはクリーニングに出し、靴底がすり減っていないか、アイテムに汚れが目立っていないかなどにも注意しよう。

また髪型や爪など、体の末端は視線が止まりやすい。そのため、身につけるアイテムに限らず、自身の身だしなみを整えるのは言うまでもないだろう。

転職先の社風・TPOに合わせる

どのようなスーツを着用すべきか、アイテムは派手過ぎないかなど、転職時の服装で迷った時に参考にしたいのが、転職先の社風である。いわばTPOに合わせた着こなしが重要だ。

堅い社風の転職先に、明るい色味のスーツやカジュアルすぎる服装は不適切だし、アパレルやクリエイティブな業界の面接時に、無地ブラックのリクルートスーツでは好印象を残せないだろう。

短時間で好印象を残したい面接だからこそ、転職先の社風を意識し、TPOに合わせたスーツのコーディネートを意識しよう。

全身のバランス

TPOに合わせることと近いが、全身のバランスも非常に重要である。

  • 全体的に落ち着いた印象のスーツなのに、腕時計は華やかなブランド物
  • スーツをきれいに着こなしているのに、足元がスニーカー

アイテム全てを品よく揃える必要があるわけではなく、「不自然でない」スーツスタイルができれば十分。転職面接の服装・スーツに関しては、あくまで減点方式と言ってよいため、悪目立ちしない全体のバランスを重視しよう。

【男女別】転職スーツの考え方

転職面接に関する服装の最重要項目は上記のとおりだ。

これらを踏まえ本章では、男女別で、転職スーツの着こなしや選び方に関するヒントを紹介しよう。

男性の場合は落ち着いた印象スーツがベター

男性の場合は、ネイビーやダークグレーの、シンプルで落ち着いた印象のスーツをおすすめしたい。仕事でスーツを着る人も多いかもしれないが、普段着用するスーツは、場合によっては派手すぎる可能性もあるため注意しよう。

いわゆる「リクルートスーツ」は安っぽさが出る上に頼りない印象を与えかねないため、男性の場合は別途ビジネススーツを用意して面接を受けるべきだ。

スーツ以外の各アイテムに関して、個性を主張する必要はなく、シンプルで悪目立ちしない装いを意識しよう。

とくに気をつけたいのが革靴と腕時計だ。紐靴タイプを選び、表面はしっかり磨いておこう。また、普段はブランド物の腕時計をつけるとしても、面接時は主張を控えた方がベター。

面接官の目線で「取引先にあなたを紹介できるか」という視点を持ち、自身のスーツスタイルを客観的に評価することが重要だ。

女性の場合はスーツを基本にパンツorスカートで柔軟に対応

女性の場合も基本的にスーツスタイルで面接に臨むが、パンツ・スカートのどちらを合わせるかで、先方の印象を大きく変えられる。いずれにせよジャケット着用を前提に、自分が与えたい印象や転職先の社風を意識してコーディネートしよう。

色は男性同様ネイビーやグレー系のシンプルな色味がおすすめだが、ベージュなどのやや明るい色味でもよいだろう。基本的にビジネススーツを用意したいが、入社して比較的若い年次の女性であれば、リクルートスーツのインナーを工夫するのも一つの手段だ。

  • 営業職希望:パンツスタイルで活発・快活な印象を
  • 受付や事務職希望:スカートスタイルで落ち着いた印象を

パンツまたはスカートで、一般的に上記の印象の違いがあることから、希望する職種にあわせてうまくコーディネートしよう。

スーツ選びで困った時は、転職先のWebサイトを見るのもおすすめだ。実際に働く社員の写真を参考に、髪型や服装の雰囲気は大枠で掴めるだろう。

男性の場合同様、面接官の立場に立って、会社にふさわしい人物を演出できそうなスーツスタイルを心がけよう。

「服装自由」「カジュアルな装い」を指定された時はどうすればいいのか

転職の面接においてはスーツ着用が基本だが、会社によっては「服装自由」「スーツ以外で」などのカジュアルな装いを指定されることも多くなっている。その際も、重視すべきは転職先の社風やTPOをわきまえた装いだ。

  • 清潔感
  • 転職先の社風・TPOに合わせる
  • 全身のバランス

これらを意識し、社風の堅さに応じた装いをすれば、服装に関して失敗することはまずないだろう。

服装自由であってもジャケットは必須

先方の意図する「服装自由」や「カジュアルな装い」は、あくまでビジネスシーンを前提としている。そのため、男女問わずジャケットの着用は必須だ。

「私服でお越しください」と指示があったとしても、くれぐれもTシャツやスニーカーなどのカジュアル過ぎる装いはNG。

また「スーツ以外でお越しください」と指示があったのにも関わらず、落ち着いた印象のスーツで面接に臨むのも、よい印象は残せない。面接官としては実際に通勤する際の装いを確認したい意図があるはずで、スーツを着て面接に行くと先方は判断しようがない。

先方の意図・文脈を適切に読み取り、TPOに合わせるのが最優先だ。

服装選びに迷った際は、スーツショップの店員や転職エージェントに相談するのも効果的。第三者から客観的なアドバイスをもらいながら、服装でマイナス評価を受けないように注意しよう。

採用する側に「信頼できそう」と思われるスーツの着こなしを心がけよう

転職活動における服装は、男女問わずスーツが基本だ。

  • 自分自身を採用したいと思えるか
  • 社会人としてTPOをわきまえた装いができそうか
  • 取引先に向かわせても失礼がないか

あなたが採用する立場に立った時、上記のような目線で、客観的かつ減点方式で自身の着こなしを評価しよう。

転職活動における面接は、短時間で適性を見極めなければならない。スーツの着こなしは第一印象を大きく左右し、一度ついた印象はなかなか変えられない。

初見で「この人は信頼できそうだ」と思われるよう、全身のバランスを整え、清潔感のある装いで転職活動に臨むとよいだろう。

この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1(日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査)』を獲得している。

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