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転職活動が辛いのは当然?対処法と向き合い方を解説

転職活動が辛いのは当然?対処法と向き合い方を解説

転職活動は、はっきり言って思い通りに進むことの方が稀だろう。転職活動したビジネスパーソンの多くが思うような成果を出せず、辛いと感じたはずだ。

転職活動が辛いと感じた時は、適切に感情を処理すべきである。なぜ辛いと感じたのか、その原因をはっきりさせることで対策を打てるようになるだろう。

本記事では、転職活動が辛いと感じる原因や、辛さを感じた時の対処法をまとめた。辛いと感じたまま転職活動を長期化させるのでなく、自身に合った対処法を試して転職活動を成功に導こう。

目次

転職活動が辛いと感じる理由5選

転職活動に対して辛いと感じる理由は、大きく分けて以下の5つが挙げられる。

  1. 終わりが見えない
  2. 不採用が続いてメンタルを保てない
  3. 体力的・時間的に余裕がない
  4. 希望の求人が見つからない
  5. 思ったより出費がかさむ

終わりが見えない

そもそも、転職活動に必要とされる平均期間は3ヶ月とされる。履歴書の作成や書類選考、面接などの各段階で想定される期間を逆算しても、スケジュール通りに進まず時間だけがすぎてしまうこともあるだろう。

業界研究や自己分析も終わりがないし、応募してもいつ返事がくるか分からず、見通しの見えなさからくる不安感が辛さに変わることもある。

希望する条件の内定がもらえたらゴールなのだが、条件を満たす企業があるかも分からない。こうした「終わりの見えなさ」は、転職活動を進める上で大きな負担になるだろう。

不採用が続いてメンタルを保てない

せっかく選考に進んでも、不採用が続くことはザラにある。決して人間性やスキルなどを否定されたわけではないのだが、「不採用通知」を受け取ると正常なメンタルを保ちづらくなるのはやむを得ない。

「不採用=その会社とマッチしなかった」だけで、自分にスキルがないわけではない。不採用が続くとネガティブに考えがちだし、退職してから転職活動に臨む人の場合はなおさら焦るだろう。

しかし、焦れば焦るほど選考企業にもそのオーラなどが伝わってしまう。不採用が続くのはしんどいことだが、原因を分析して次につなげる努力を積み上げて状況を打破しよう。

体力的・時間的に余裕がない

転職活動の辛さは、体力的・時間的な余裕のなさが原因の場合もある。

業界研究や自己分析に始まり、履歴書などの作成、求人探し、面接をするのは思いのほかハードだ。とくに、現職で働きながら転職活動する場合は調整に苦慮するだろう。

転職活動は3ヶ月ほどで終了すると言われるものの、実情は人それぞれだ。長期化するほど体力・気力ともに消耗するのは紛れもない事実である。

希望の求人が見つからない

転職先の企業に求める条件は、挙げ出したらキリがない。転職活動を開始して実際に求人情報を検索すると、該当する求人はごくわずか、または全くないといったこともあるだろう。

希望する条件の求人が見つからないと応募すらできないし、転職するからには現職よりも条件の良い企業に転職したいのは当然だ。

求人を探す際は、転職に関する譲れない条件・軸を定めることが重要である。「これだけは譲れない」だけは条件にして、絞り込む条件を多少広げる覚悟が必要なこともあるだろう。

思ったより出費がかさむ

転職活動を進めると、面接用のスーツを新調したり、写真撮影したりするのにお金がかかる。オンラインが主流となっているが、実際に会社へ訪問したりとなるとそこまでの交通費や時間調整のためのカフェ・飲食費用も積み重なるとバカにならない金額になるだろう。

交通費などは応募する企業数に比例するため一概に言えないが、退職後の転職活動なら、月給3ヶ月分程度を生活資金を含め余裕を持って用意しておくべきだろう。

金銭的な負担は程度問題こそあれど、精神的な余裕にも直結するから侮れない。

転職活動の辛さを乗り切る対処法4選

転職活動で感じた辛さに対しては、大きく分けて以下の4つで対策をとれるはずだ。

  1. 一度離れて休息をとる
  2. 誰かに相談する
  3. 転職の軸を見直す
  4. 理想の未来のためだと言い聞かせる

一度離れて休息をとる

転職活動を通して「辛い」と感じるなら、まずは一旦離れて休息をとろう。そのまま追い込んで病んでしまっては元も子もない。

現職で働きながら転職活動している場合は、絶対的な期限もないはずだ。一旦目の前の仕事に全力で取り組むことで、新たな気づきが生まれるかもしれない。

転職活動から一旦離れることで、転職先に求める条件を考え直すきっかけにもなるだろう。まずはしっかりと休息をとり、リフレッシュした上でどうしたいか考えてみよう。

誰かに相談する

転職活動に行き詰まりを感じて辛くなった際は、誰かに相談するのもおすすめだ。在職中の転職活動は同僚に相談できないから、知人やパートナーが相談相手になるだろう。

客観的なアドバイスを受けることで、転職活動の考え方を見直すヒントがみつかるかもしれない。もし身の回りで転職活動に関して相談できる人がいないなら、転職エージェントを利用するのも良いだろう。

キャリアアドバイザーなら豊富な知識を備えているし、状況に応じた適切なアドバイスをもらえるはずだ。

転職の軸を見直す

転職活動が思うように進まず辛いときは、転職の軸を見直すタイミングかもしれない。

  • 自身のスキルに見合った求人に応募できているのか
  • 転職先に求める条件を絞りすぎていないか
  • そもそも転職したい理由は何だったのか

転職活動がうまくいかないということは、必ずどこかに原因がある。その原因の一つが転職の軸である可能性も高いだろう。

一旦転職活動から離れつつ、「なぜ転職したいと思ったのか」という根本的な理由から深堀し直すのもおすすめだ。

理想の未来のためだと言い聞かせる

最後はやや精神論めいた内容になるが、転職活動をしているのは、思い描く理想の未来に近づくために違いない。

  • 今より手取りが増える
  • 毎日定時で帰れる・家族との時間を増やしたい
  • 本当にやりたい仕事がある

理由は何であれ、転職できた先には明るい未来が待っているはずだ。その未来に向かうためには、現状を打破して乗り越えるしかない。

転職活動で辛いことが続くとネガティブ思考に陥りがちだが、ポジティブ思考で理想の自分を追い求める途中段階であると言い聞かせよう。

転職が辛いなら現職にとどまるのも一つの手段

転職活動が辛いときに覚えておきたいのが、「現職にとどまるのも一つの手段」ということだ。これは現職を続けながら転職活動している人限定であるが、転職することが現状を変える唯一の手段というわけではない。

  • 転職する目的が明確なのか
  • キャリアプランやビジョンはあるのか
  • 今より高い市場価値を見出してくれる企業はありそうか

こうした転職先に対する目的などが明確なら、転職活動は続けた方が良いだろう。しかし一旦立ち止まって、「転職することが本当に正解なのか」じっくり考えてみる価値はあるはずだ。

場合によっては、部署異動などで状況が好転する可能性を見出せるかもしれない。必ずしも転職が唯一の正解とは限らないから、さまざまな選択肢があることを覚えておこう。

無理しない転職活動を進めるのが最も重要

転職活動で辛さを感じることなく転職先を決められるほうが稀で、多くのビジネスパーソンがどこかでつまづき、辛さを覚えるだろう。転職活動は現状を打破して新たな環境を求めるチャレンジである以上、辛さや苦しみを覚えて当然ともいえる。

辛さを覚えたときは、とにかく無理をしないことだ。妥協して転職先を決めても意味がないし、納得いく転職活動を進めるのが重要である。

行き詰まりを感じるなら、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談しても良いだろう。一人で抱え込むのではなく、客観的なアドバイスを受けながら原因を突き止めれば、必ず満足いく転職先が見つかるはずだ。

この記事を書いた人

アドバイザーナビ株式会社。野村證券出身者が2019年に創業した会社で、金融に特化した転職エージェント業務を行なっている。『金融機関勤務者が転職に使いたいサービスNo.1(日本マーケティングリサーチ機構2020年3月調査)』を獲得している。

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