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1年目の銀行員が転職するには?銀行1年目で辞める時に考えるべきこととは

この記事で解決できるお悩み
  • 銀行1年目で転職するか迷っている
  • 1年目銀行員でも転職できるのか知りたい
  • 1年目銀行員におすすめの転職先が知りたい

「憧れていた仕事が実は自分に合っていなかった」という経験をする新社会人は少なくない。

その会社に入社し、実際に仕事をしてみない限り、実態を知るのは難しいためだ。

学生から人気の高い銀行員であっても、同様のことは起こる。しかも、メガバンクに就職しても1年目で「辞めたい」と感じる人もいる。

そのときに考えるのが転職だが、入行1年目の銀行員にとって転職は慎重に考え、行動すべき事柄だ。

そこで本記事では、入行1年目の銀行員は転職していいのかや、おすすめの転職先などを紹介する。

せっかく入行したが転職したいと考えている銀行員は、ぜひ参考にしてほしい。

目次

1年目銀行員の主な転職理由

入行1年目の銀行員が「転職したい」と思う理由はさまざまだ。ここでは、その主な理由を紹介する。

プライベートの時間が取れない

銀行員はプライベートの時間を取ることが難しい職業だ。これを入行1年目から痛感し、転職を考える人は多い。

まず、入行1年目の銀行員の多くは資格取得に向けた勉強に追われる。

たとえばFP試験は毎年1月・5月・9月に実施されるため、9月の試験日に向けてFP資格取得の指示を出す銀行は多い。

資格を取得できないとクビになるわけではないが、取得できないと出世コースから外れる可能性は高い。

そのため、入社1年目の銀行員の多くは試験勉強に必死になり、プライベートの時間がない。

また、銀行は行事ごとの比較的多い職場なので、プライベートの時間はさらに減る。入社1年目から「生活のほとんどを銀行に捧げている」と感じてしまう人もいるだろう。

ノルマが想像以上にきつかった

銀行員にはノルマが多い。 銀行によっては入社1年目の新人も例外ではない。

支店に配属されると、貸付や預金獲得、口座開設などさまざまなノルマをまず課せられる。入社1年目の場合は口座開設数のノルマを課せられるのが一般的だ。

一方、最近では新NISAの制度スタートに伴い、投資信託の新規獲得といったノルマを、入行1年目から課すケースもある。

その他にクレジットカードの獲得など、銀行員は思っている以上にノルマの厳しい職業なのだ。

就職前は「ノルマがあるのは営業だけ」と思っていた人も多いだろう。銀行員は支店配属の場合、全員営業マンであり、必ずノルマが課せられる。

人間関係のストレスを感じている

「人間関係のストレスが想像以上」と感じ、転職したいと考える入行1年目の銀行員も多い。

大なり小なりの人間関係のストレスがあることは、就職前から承知しているだろう。

しかし実際に入行してみると、人間関係のストレスが自分の想像を超え、転職したいと思うほど精神的に辛くなる人もいるのだ。

職場の人間関係が良好かどうかは運次第だ。支店配属は本部が決めることであり、入行1年目の銀行員の意向は入らない。

理想的なキャリアを描けない

入行1年目から理想的なキャリアを描けずに、転職したいと考えるひともいる。

たとえば、配属された支店の支店長が出世コースから外れていたり、仕事に対して意欲的な先輩社員が少なかったりすると、将来的な自分を彼らに重ねてしまいがちだ。

理想的なキャリアを描けないため、仕事に対するモチベーションは低下しやすい。「これならいっそ転職した方が」と考えるのも無理はない。

思っていたよりも年収が低い

銀行員は高収入というイメージがあるだろう。実際に、銀行に長く勤めれば年収は段階的に上がっていく。

出世すれば40代で年収1,000万円以上も夢ではない。その一方で、入行1年目は思っているよりも年収が低いと感じる人もいるだろう。

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」によると、金融業における20代前半(20〜24歳)の平均年収は約203万6,000円であり、その他の産業と比較して最も低い。

年齢アップに応じて平均年収は上がり、ピークを迎える40代後半(45〜49歳)では平均年収がトップクラスになるが、入行1年目の年収は思っているよりも低い。

銀行以外の業界に転職した同窓生の1年目年収を自分と比較し、「転職したい」と思う人も多いだろう。

銀行員1年目で辞めてもいいのか

続いて、入行1年目の銀行員が銀行を辞めてもいいのかどうか、その判断基準について解説する。

判断を誤ると人生設計そのものが狂ってしまうので、慎重に判断してほしい。

銀行を辞める判断基準とは?

入行1年目の銀行員が銀行を辞めると、在籍期間が短いという理由から、転職において「努力できない人」と判断される可能性が高い。

企業は新卒・中途採用者を1人雇用するだけでも多大なコストを支払っているため、「うちに入社してもすぐ辞めるのでは」と考えるのは当然だ。

流石に自分の市場価値を落とす原因になるため、入行1年目の銀行員が銀行を辞めるのは、よほどの理由がない限りは控えよう。

ただし、「ストレスから精神的・身体的な不調を患っている」など深刻な理由がある場合は、即時転職をおすすめする。

入行1年目で銀行を辞めていい人

入行1年目の銀行員が銀行を辞めると、転職における市場価値を下げる可能性が高い。

それを勘案した上で「それでも転職したい」と強く思う人は、銀行を辞めてもいいだろう。

ただし、同じ入行1年目とはいえ入行後数ヶ月で辞めるか、年度の終わりに辞めるかでは転職活動時に与える印象は大きく異なる。

こうした感覚的な要素は、転職エージェントに相談するのがおすすめだ。

入行1年目で銀行を辞めない方がいい人

一方で、特筆した理由がない人は入行1年目で銀行を辞めないのが得策だ。

たとえば、学生時代はどうしても入社したい企業だったが、実際に入社してみるとイメージと違ったなどの理由から銀行を辞めても、次の転職先でも同じような問題が起こる可能性が高い。

入社前に企業に抱くイメージと入社後の実態とでは、良くも悪くも必ずギャップが生じるためだ。

今の銀行でそのギャップを受け入れられないなら、転職後も同じように悩むことだろう。

また、「どうしても入社したいから」といって、銀行や企業の規模を落とした転職は慎重に検討すべきだ。

規模が落ちれば、年収が下がり、関わるビジネスの規模も落ちる。そのため、仕事に対するモチベーションが著しく低下するケースが少なくない。

銀行を辞めるべきかどうかを判断するのは、転職エージェントに相談してからでも遅くはないだろう。

1年目銀行員におすすめの転職先

「入社1年目でも銀行を辞めたい」と強く思っている人に向けて、おすすめの転職先を紹介する。

繰り返しになるが、入社1年目の銀行員の転職は慎重を期すべきだ。それでも転職したいと思う人は、参考にしてみてほしい。

「今の職場が合っていない」という人におすすめの転職先

入行1年目で「今の職場が合っていない」と感じ、どうしても転職したいという人は下記の順番で、自分にあった転職先を選ぶといいだろう。

  1. 同業種、同職種への転職
  2. 同業種、異職種への転職
  3. 異業種、同業種への転職
  4. 異業種、異職種への転職

入行1年目の銀行員とはいえ、研修を終えた人材や数ヶ月従事した人材は、一定の知識・スキルが備わっていることになる。そのため、「同業種、同職種への転職」が成功率が最も高い。

最近では「第二新卒」として、新卒就職から3年未満の人材を積極採用する企業も増えている。

第二新卒人材は前職でビジネスマナーや一定の知識・スキルを身につけているため教育コストが低く、なおかつ就職の失敗経験があるため、企業とのミスマッチをなくそうと努力する人材が多いため、重宝されるのだ。

つまり、入行1年目の銀行員が転職をする場合は、第二新卒人材として「同業種、同職種への転職」をするのがセオリーと言える。

「とにかくすぐ転職したい」という人におすすめの転職先

入行1年目で「とにかくすぐ転職したい」という人は、職場や仕事に対して、何らかの大きな問題を抱えているケースが多い。したがって、すぐに転職するという判断は間違いではない。

しかし、焦って「同業種、同職種への転職」を行うと、同じ過ちを繰り返すことになるので注意しよう。

入行1年目の銀行員は「同業種、同職種への転職」が最も成功率が高いので、同業種・同職種の求人を選びがちだ。その場合、現職とまったく同じ悩みを抱えてしまうケースが多い。

「とにかくすぐ転職したい」という気持ちはあっても、「同業種、異職種への転職」か「異業種、異職種への転職」を検討しよう。

「急がば回れ」という言葉があるように、一見すると遠回りに見える転職活動が、最終的には「転職してよかった」と思えることが多い。

まずは情報収集を徹底することが大切

入行1年目の銀行員が転職を成功させる上で重要なのは、まず「情報収集の徹底」だ。

銀行員として就職すると「営業職がすべて」と思いがちだが、世の中にはさまざまな職種がある。

ノルマが存在しない職業もあるので、まずは固定概念を捨て、自分の転職理由を明確にした上で情報収集を徹底してほしい。

ただし、異業種や異職種の情報収集は難しいケースも多いだろう。求人票に「マーケター」や「エンジニア」と記載されていても、業務実態まで把握することはできないだろう。

まず、周囲に異業種や異職種に就職している友人・知人がいれば、ぜひ話を聞いてみよう。

同時に、転職エージェントにも相談し、さまざまな話を聞いた上でどういった業種・職種に転職するか慎重に検討しよう。

1年目銀行員の転職は業界特化のエージェントに相談しよう

本記事では、入社1年目の銀行員は転職していいのかや、おすすめの転職先などを紹介した。

入社1年目の銀行員は転職は判断が難しい部分も多いが、自分の気持ちと現状、そして将来的なビジョンも踏まえて慎重に検討し、判断しよう。

入行1年目の銀行員が転職で正しい判断をしたり、情報収集を適切に行ったりするためには、転職エージェントに相談するのがおすすめだ。

たとえばアドバイザーナビは、金融業界特化型の転職エージェントとして、入行1年目の銀行員の転職もサポートした経験が豊富だ。

入行1年目で転職した銀行員の話や、他業界の事情など、聞くだけでもためになることが多いので、まずは気軽に相談してみてほしい。

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