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30代の銀行員が転職するには?おすすめの転職先と転職成功のポイントを解説

この記事で解決できるお悩み
  • 30代の銀行員の転職のコツが知りたい
  • 30代の銀行員におすすめの転職先が知りたい
  • 30代の銀行員の転職実態が知りたい

30代になると銀行と自身の将来が想像できるようになり、不安を抱える人も多い。

この不安を解消するために転職を検討している人もいるだろう。

しかし「30代の転職」は難しいとのイメージがあり、諦めてはいないだろうか。

昨今は人手不足で30代であっても、これまでの実績と経験をアピールできれば、好条件での転職が可能だ。

この記事では30代銀行員が転職するためのポイントやおすすめの転職先について解説している。

最後にはおすすめの転職エージェントも紹介しているので、少しでも転職を考えている人は参考にしてほしい。

目次

30代の銀行員の転職実態

30代の銀行員の転職実態に関して、以下の4つを解説する。

  • 30代の銀行員の主な転職理由
  • 35歳でも転職できる?30代銀行員はいつまで転職できるのか
  • 30代銀行員は転職で給与を上げられるのか
  • 30代銀行員はどこに転職しているのか

30代の銀行員の主な転職理由

30代の銀行員の主な転職理由は以下の5つだ。

  • ノルマにおわれるのがきつい
  • 業界の将来性に不安を感じた
  • 転勤が嫌
  • プライベートの時間を確保したい
  • 成果が正当に昇給・昇格に反映されなかった

一つずつ解説していく。

ノルマにおわれるのがきつい

銀行員には毎月さまざまな商品のノルマがある。

  • 投資信託や国債、保険などの販売件数
  • 金融商品の販売手数料
  • カードローンの申し込み件数
  • 定期預金の口座開設

とくに銀行で取り扱っている商品は、他社との差別化が難しく、ノルマ達成が非常に困難だ。ノルマを達成するために毎日何件もの訪問営業を行わなければならず、肉体的・精神的に参ってしまう方もいる。

また最近は各商品の販売手数料が無料または下がっており、ノルマを達成するのがより難しくなっている。

業界の将来性に不安を感じた

業界の将来に不安を感じて、転職を考える人もいる。近年は楽天銀行や住信SBIネット銀行などのネット銀行をメインバンクにする利用者が増えた。

とくに20代・30代は、従来の銀行よりもネット銀行をメインにしている。

ネット銀行は手数料が安く、スマホ上で入出金の確認や振込などが簡単に行えるため、非常に使い勝手が良い。

また銀行によっては証券会社との連携で、普通預金金利がアップしたり、無料で証券口座に入出金できたりといった特典もある。

そのため従来の銀行はサービス面でネット銀行に勝てず、業界の先細りする未来が見えるため将来性に不安を感じ、転職を検討する銀行員が多い。

転勤が嫌

銀行員は2年〜5年に1度の転勤がある。頻繁な転勤が嫌で、転職を考える銀行員もいる。

頻繁な転勤は長期的な人間関係を築くことが難しく、結婚や子育て、出産を考えにくくなる。

とくに30代は子育て世代のため転勤によって学区が変わると、子供の教育にも大きな影響が出る。

そのため30代の銀行員は、転勤を理由に転職を考える人が多い。

プライベートの時間を確保したい

銀行員はプライベートの時間の確保が難しい。金融商品の中には有資格者でないと販売できない商品があるため、銀行員は資格取得が奨励されている。

決められた期日までに資格を取得できないと評価が下がったり、商品の販売が認められないため、ノルマが達成できなかったりなどのデメリットがある。

資格取得のために、仕事終わりや休日は勉強をするため、プライベートの時間が確保できないと悩む銀行員は多い。

また地域住民との関係性を深めるため、休日にお祭りやボランティアなどの行事へ参加しなければいけないケースもある。

このような事情から銀行員はプライベートの時間が確保しにくい。そのため自由な時間を求めて、転勤を考える人がいる。

成果が正当に昇給・昇格に反映されなかった

銀行はまだまだ年功序列を採用しているところが多く、成果が正当に昇給・昇格に反映されないため、モチベーションがなくなってしまうとの理由で転職を考えている人もいる。

先述したように銀行員のノルマは厳しい。ノルマを達成し、成果を上げたとしても、正当に評価されなければ、今の環境で頑張る意欲がなくなってしまうのは当然と言える。

そのため仕事ができると自負している人ほど、成果が正当に評価される業界や業種へ転職するケースが多い。

35歳でも転職できる?30代銀行員はいつまで転職できるのか

従来30歳を超えると転職はできないと言われてきた。しかし現在は人手不足もあり、30歳以上の転職が当たり前になっており、35歳の銀行員でも転職は現実的である。

ただし30代は20代と比べ、前職での実績や経験が重視されるため、異業種の転職は極めて難しい。そのため30代で転職を検討するならば、同業への転職がおすすめだ。

同業とは銀行や信用金庫だけでなく、もう少し広く金融業界という意味である。たとえば信託銀行や証券会社、IFA、その他金融に関わるホールセラーが該当する。

上記の業界は高度なスキルや知識が求められるため、20代には少し重い求人であるケースが一般的である。

そのため、10年近くの業界経験や培ったスキルを求めている企業が多い。

一部の求人では、金融業界での営業経験が15年以上としているものもある。

しかしこのような条件の厳しい求人は、管理職をはじめとした少人数のポジションであることが一般的で、そもそも出会うことが難しい。

また運良く出会えたとしても、書類選考や面接の一発勝負になるため、転職エージェントによるバックアップが非常に重要である。

30代銀行員は転職で給与を上げられるのか

30代銀行員が転職で給与を上げることは十分現実的だ。とくにこれまでの経歴を活かして金融業界での転職を行えば、収入アップは難しくない。

実際に下記のような成功事例がある。

  • 31歳銀行員年収900万円
    • 信託銀行1,000万円
  • 35歳銀行員年収1,100万円
    • 金融機関向けホールセラー年収1,300万円

上記のような数百万以上の収入アップは少ないが、今以上の待遇での転職は十分に現実的である。

30代銀行員はどこに転職しているのか

30代銀行員の転職先として多いのは、以下の2つだ。

  • 同業他社・他の金融機関
  • 事業会社の経理・事務・営業

同業他社・他の金融機関

先述したように同業他社や他の金融機関への転職は、長年の経験や培ったスキルが活かせるため、即戦力としての活躍が期待できる。

そのため成果を上げていれば、30代であっても求人は豊富にある。

事業会社の経理・事務・営業

銀行員で学んだ知識を生かして、事業会社の経理・事務・営業職に転職する人もいる。

銀行員はお金に関する知識が豊富で、事業会社でもこれまで得たスキルを活かすことで活躍できる人も多い。

ただし異業種への転職となるため、これまでの経験がどのように活かせるのか、転職先へしっかりとプレゼンする必要がある。

30代の銀行員におすすめの転職先

30代銀行員におすすめの転職先について、以下の3つを解説する。

  • 30代の銀行員におすすめの転職先
  • 個人営業/ウェルスマネジメント
  • 金融機関向けホールセラー

30代の銀行員におすすめの転職先

前項で述べたようにおすすめの転職先は、これまでの経験と知識が活かせる金融業界である。

金融業界は今までの経験が無駄にならず活かされるため、面接に合格しやすい、また入社後も活躍しやすいというメリットがある。

一口に金融業界と言っても、以下のように細分化されている。

  • 信託銀行
  • 証券会社
  • IFA
  • M&A仲介会社
  • 保険会社
  • オペレーティングリース
  • 不動産会社

大きく分けると、「個人営業/ウェルスマネジメント」と「金融機関向けホールセラー」の2つに区分できる。

個人営業/ウェルスマネジメント

個人営業/ウェルスマネジメントとは、顧客に直接対応するポジションだ。とくにウェルスマネジメントは、個人が保有している資産を管理・運用するサービスまたはポジションである。

近年はネット銀行やネット証券会社と差別化するために、富裕層向けの個人営業やウェルスマネジメントに力を入れる金融機関が増えている。

ウェルスマネジメントのサービスは資産運用や管理だけでなく、事業承継や相続、M&Aなど多岐にわたるため、幅広い知識と経験が求められる非常にやりがいのある仕事だ。

金融機関向けホールセラー

金融機関向けのホールセラーは、金融機関が提携している会社を周り、自社商品の理解を深めてもらうための勉強会や研修、顧客に同行する職種である。

ホールセラーの求人があるのは、保険会社や運用会社、不動産、オペレーティングリースが一般的だ。

金融のプロに自社商品を説明するため、非常に深い知識が求められる。1つのことを突き詰めるのが好きな方におすすめの転職先である。

30代の銀行員が転職活動で活かせるスキル・資格

30代の銀行員が転職で活かせるポイントは、営業スキルと資格などの専門性の2つがある。順番に解説していくので、転職活動の武器を見つける参考にしてほしい。

営業スキル

30代での転職で営業スキルは最も重視されるポイントだ。営業スキルを確認するポイントは、主に成果だ。

成果が出ていれば一定の営業スキルが身についているとみなされる。一方でどのように説明しても成果が伴わなければ、営業スキルはないと判断される。

上位5%の営業成績だと非常に優秀と判断される。20%以上だと、相対的には優秀と判断されるのが一般的だ。

少なくとも上位20%以上の営業成績を残せている人は、好条件で転職が成功する可能性は極めて高いと言える。

またこれから転職の準備を考えている人は、上位20%以上を参考にするのがおすすめだ。

資格等の専門性

保有資格等で専門性をアピールすることも非常に有効だ。難易度別に推奨する資格は下記の表を参考にしてほしい。

難易度資格名
宅地建物取引士
簿記2級
CFP
証券アナリスト
1級ファイナンシャル・プランナー(FP)
中小企業診断士

※難易度は相対的なものだ。難易度「低」の資格が簡単に取得できるという意味ではない。

とくにCFPや証券アナリストを30代までに取得できると、転職活動が有利に進められる。

30代の銀行員の転職を成功させるには

30代の銀行員が転職を成功させるためのポイントについて、以下の3つを解説する。

  • 30代銀行員の転職面接のポイント
  • 30代銀行員の転職における自己PR(履歴書作成)の重要性
  • 銀行員の転職に詳しいエージェントへの相談

30代銀行員の転職面接のポイント

30代銀行員の面接のポイントは、20代とは異なることに注意が必要だ。

20代の場合は入社後のビジョンや社会人としての素地、成長予知が見られる。

一方で30代は即戦力を期待されているため、これまでの実績や知識が問われる。

営業成果だけではなく、成果を出すための考え方や努力などの過程も重視される。

過程の説明がうまくできると、入社後も成果が出せると判断され、好印象を与えられる。

また30代は個人の営業成績だけでなく、マネジメント経験やチームでの成績も問われる場合がある。

そのため個人成績だけでなく、チーム成績のことについても言及できると、より転職面接の成功に近づく。

30代銀行員の転職における自己PR(履歴書作成)の重要性

一般的に30代になると履歴書・職務経歴書などの書類選考が難しくなる。そのため書類選考が最初の関門と言える。

履歴書・職務経歴書のどちらも重要だが、より力を入れるべきなのは職務経歴書だ。さらにその中でも職歴と自己PRの内容が、書類選考を通過するためには重要である。

職歴欄は営業成績や資格を数値ベースで記載し、根拠を持たせると良い。たとえば以下のように記載する。

  • 〇〇年度 投資信託販売金額〇〇万円(目標達成率〇〇%/〇〇人中〇〇位)
  • 〇〇年度 CFP取得

職歴欄で問題となるのは、期待できるような実績や資格を保有していない場合である。このような場合は、本当に記載できる内容がないかを転職エージェントに相談するのが良い。

転職エージェントは多数の支援実績から、あなたは気づいていないが評価されやすい実績をアドバイスしてくれる。

自己PR欄は、これまでの実績と自己PRに関連性を持たせなければならない。30代は10年近くの社会人経験があるため、何かしらの成果を出していると判断される。

成果が上げられた理由を、落とし込めると評価の高い自己PRができる。

銀行員の転職に詳しいエージェントへの相談

転職活動を成功させるためには、書類作成や面接準備などの対策が欠かせない。しかし30代は仕事も家庭も忙しく、転職だけに時間を割くことは非常に難しい。

30代銀行員が効率的に転職の準備を進めるには、金融業界に詳しい転職エージェントに相談するべきである。

とくにアドバイザーナビは、金融業界特化型の転職エージェントの中で最もおすすめだ。求職者の利用料は無料で、相談から内定まで一切費用がかからない。

また金融業界に特化しており、非公開求人も充実しているのが魅力だ。また担当者は大手証券会社出身者をはじめとした業界に精通した人が担当しており、専門的な相談や悩みも対応できる。

そのため転職を検討している人は、一度話を聞いてみると有益なアドバイスがもらえる。相談は下記のリンクから行える。

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