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銀行員が他業界の営業職に転職するなら?転職のポイントを徹底解説

この記事で解決できるお悩み
  • 銀行員から他業界の営業職に転職したい
  • 銀行員から他業界営業職への転職難易度が知りたい
  • 営業職への転職におすすめの会社が知りたい

「銀行員は他業界の営業職に転職するのは難しい?」「銀行員として培ったスキルを活かせる会社はある?」

現在銀行で働いていて転職を検討している人の中には、このような疑問や不安を抱えている人も多いのではないだろうか。

そこで本記事では、銀行員が他業界の営業職に転職するメリットから他業界営業職への転職の難易度、そして転職先としておすすめな会社について解説していく。

また、銀行員から他業界営業職への転職を成功させるためのポイントについても言及しているため、転職を迷っている方はぜひ最後まで読んで参考にしてほしい。

目次

銀行員が他業界の営業職に転職するメリット

銀行員が他業界の営業職に転職するメリットとしては、主に以下の3つが挙げられる。

銀行員が他業界の営業職に転職するメリット
  • 早期のキャリアアップにつながる
  • 営業やマーケティング等のスキルアップにつながる
  • ワークライフバランスが改善できる

それぞれ見ていこう。

早期のキャリアアップにつながる

他業界に転職することで、早期のキャリアアップにつながる点は大きなメリットといえる。

銀行員の場合、年功序列の風潮が残る会社も多く、実績を残したとしても昇進や給与アップにつながりづらいケースがある。

しかし、銀行業界以外の営業職は、収めた実績に応じて大きなインセンティブが受け取れる会社も少なくない。

そのような企業に転職すれば、年収を数百万円単位でアップさせることも夢ではないだろう。

また、ベンチャー企業やスタートアップ企業などであれば、特に実力主義であるケースが多い。

そのため、若手であっても能力によっては早い段階で管理職のポストにつけることもある。

このことから「年収をアップさせたい」「実力で評価してもらいたい」という方は、他業界の営業職に転職することで、早期のキャリアアップにつなげられる可能性を高められるだろう。

営業やマーケティング等のスキルアップにつながる

営業やマーケティング等のスキルアップにつながるのもメリットの一つだ。

他業界の営業職に転職するということは、今までとは全く異なる商品を扱うこととなる。

そうなると、銀行員として培った営業スキルに加え、取り扱う商品に関する知識の拡充や新たなアプローチ方法の模索などに取り組まなければならない。

そうすることで、さらなる営業スキルの向上が見込める。

また、自社商品の販売を拡大させるためには、市場調査やデータ分析などを行う必要もある。そのため、調査・分析の結果を踏まえて効果的な販売戦略を立てるといったマーケティングスキルも向上させられるだろう。

このことから「営業スキルをさらに高めたい」「営業スキル以外にもマーケティングスキルなどを身につけてどの業界でも活躍できる人材になりたい」と考えている方にとっては、転職することで業務の幅が広げられるため、大きなメリットが得られるはずだ。

ワークライフバランスが改善できる

ワークライフバランスが改善可能な点も、他業界の営業職に転職するメリットである。

銀行員の場合、ノルマが厳しかったり、年度始や年度末といった繁忙期には業務量が増え残業が多くなってしまったりすることで、ワークライフバランスが乱れてしまうケースも少なくない。

一方で、他業界の営業職においては、柔軟な働き方を可能とするようリモートワークを積極的に取り入れている会社も多くなっている。

リモートワークによって通勤時間が削減できるため、銀行員のときよりもワークライフバランスを改善できる可能性が高いのだ。

ただ、業界や転職先によっては、銀行よりもノルマが厳しかったり残業が多かったりするケースがある。

そのため、ワークライフバランスを改善することを目的として転職するのであれば、自身の中での条件(年間休日125日以上、残業20時間以内など)を明確にしておくと良いだろう。

銀行員から他業界営業職への転職は難しいのか

実際、銀行員が他の業界の営業職へ転職したいと考えた場合、どれほどの難易度なのだろうか。

ここでは、以下2点について解説していく。

  • 営業職に求められる資格・スキル
  • 銀行員が他業界営業職への転職で活かせるスキル・資格

それぞれ具体的に見ていこう。

営業職に求められるスキル・資格

一般的に、営業職に求められる人物像として当てはまるのは、以下のスキルを有する人だ。

  • コミュニケーション能力
  • 交渉力
  • 向上心

営業を行う上で、最も重要なスキルと言えるのが「コミュニケーション能力」である。

顧客がどのような課題を抱えているのか。その課題を解決するためにはどのような手段を取り入れるべきなのか。

この能力は、販売する商品が変わったとしても必要なスキルとなる。

また、交渉力も営業担当者には大事なスキルだ。コミュニケーション能力があったとしても、実際の成約につながらなければ会社にとっての利益を生み出せない。

さらに、向上心も持ち合わせている必要がある。顧客にとってより良い提案をするためにも、常に知識の拡充に取り組むことが重要だ。

営業職に求められるスキルとしては上記のものが挙げられるが、資格については転職先の業界にもよる。

例えば、IT業界に転職したいのであればITパスポート試験、コンサルティング業界に転職したいのであれば中小企業診断士といった資格を取得していると、転職先にて知識を活かした営業ができるだろう。

銀行員が他業界営業職への転職で活かせるスキル・資格

銀行員が転職活動を行うにあたって、どの業界でも活かせるスキルとして挙げられるのは「営業スキル」だ。

銀行でリテールを担当している場合は金融商品を扱うこととなるが、金融商品は「目に見えない商品」である。

目に見えない商品の提案・販売はより営業力が必要とされるため、銀行のリテール担当として優秀な実績を収めていることで、高い評価が受けられるのだ。

中でも、銀行で法人営業を担当していた人であれば、評価されやすい傾向にある。

なぜなら、法人営業では財務諸表などから企業の財務状況を分析する能力や、経営者と信頼関係を築くためのコミュニケーション能力などが必要不可欠であるからだ。

加えて、営業職での採用において「自ら顧客を開拓する力があるか」は重視されるポイントである。

そのため、新規開拓を行った経験があるのであれば、転職活動を優位に進められるだろう。

銀行員から他業界営業職への転職で活かせる資格は、先述したとおり転職する業界や会社によって異なる。

例えば、不動産業界やその他法人営業を主体とする会社へ転職したい場合、宅地建物取引士や日商簿記2級以上などの資格を有していると評価されやすい。

また、食品業界やメディア業界など、上記の資格とは関係のない業種への転職を希望しているとしても、成長意欲があるという証拠にはなるため、転職活動でアピールすることは可能だ。

営業職への転職におすすめの会社

銀行での担当職種によって異なるものの、営業職への転職におすすめの会社としては主に以下の2つが挙げられる。

  • 富裕層や経営者を相手とした事業会社
  • 金融機関を相手とした事業を行う会社

それぞれ詳しく見ていこう。

富裕層や経営者を相手とした事業会社

富裕層や経営者を相手とした事業会社には、不動産投資商品の提供を行う会社や経営コンサルティングなどを行う会社などが含まれる。

銀行にて法人(経営者)を相手としたリテールを担当していた人は、このような事業会社への転職を検討することがおすすめだ。

中でも、20代の人の場合は、企業の合併や買収をサポートするM&A仲介会社の営業職へ転職するケースが多く見られる。

自身の銀行員としての実務経験を活かして、最適な事業会社を選択してほしい。

金融機関を相手とした事業を行う会社

銀行員からの転職先として、金融機関を相手とした事業を行う会社も人気がある。

このような業態を扱う会社にはさまざまな種類があるが、中でもホールセラーを行う事業会社への転職が人気だ。

ホールセラーとは、取引先の金融機関の所属員に対し、商品知識や販売方法などの勉強会を実施したり、実際に商品提案の場に同行したりして、営業力の向上を後押しすることを目的とした職種である。

ホールセラーを行う具体的な事業会社としては、保険や不動産、オペレーティングリース等が挙げられる。

これらの事業会社へは、20代の若手社員のみならず、30代や40代でも転職可能なことが多い。

銀行員として培った知識や営業スキルなどを活かし、活躍できるだろう。

銀行員が他業界営業職への転職を成功させるには

銀行員が他業界営業職への転職を成功させるため、ここでは以下の3点について解説していく。

  • 面接対策のポイント
  • 自己PR(履歴書作成)の重要性
  • 銀行員の転職に詳しいエージェントへの相談

それぞれ見ていこう。

面接対策のポイント

面接対策として重点的に準備するべきポイントとしては、以下の4つが挙げられる。

  • 転職したい理由
  • 会社への志望動機と志望度
  • 現職での業務内容
  • 現職での実績

転職活動においては、転職したい理由を詳しく聞かれることとなる。

なぜ転職したいのか、今の会社ではなぜダメなのか。これらを明確にした上で、面接を受ける業界のどのような点に関心があるのかをわかりやすく伝えられるようにしよう。

また、会社への志望動機と志望度についても深掘りしてほしい。

どのような実務経験やスキルが活かせると考えられるのか、といった点を絡めながら説得力のある志望動機を練り上げよう。

加えて、現職における自身の業務内容をわかりやすく説明する準備も必要だ。

銀行業界とは全く関係ない業界の面接を受けるのであれば、採用担当者が業務内容をイメージしづらいこともあるだろう。

誰が聞いても自身の業務内容がイメージしてもらえるよう、わかりやすい言葉で説明できるようにしてほしい。

そして、現職での実績についても重点的に準備する必要がある。

銀行でリテールを担当している人の場合、同期や同じ職種の人たちの中で上位10%に入った、新規で◯◯件の成約をした、といった数字で見える実績を押し出したくなるだろう。

しかし、採用担当者が知りたいのは数字ベースの実績だけでなく、どのようにしてその実績を残せたのかといった「結果が出るまでの過程」なのだ。

実績を出すためにどのように目標設定を行ったのか、目標設定を行った上でどのように行動に移したのか。

実行フェーズについてわかりやすく説明できるようにしよう。

それだけでなく、目標設定を踏まえて行動計画を策定したとしても、必ず上手くいくとは限らない。

実際に行動していく上でどのような課題が見つかったか、そしてその課題をどのように解消したかまで説明できると良い。

そうすることで、課題解決能力の高さについてもアピールできるだろう。

自己PR(履歴書作成)の重要性

先述したとおり、営業職に求められる人材は「コミュニケーション能力」「交渉力」「向上心」を兼ね備えている人材である。

そのため、実績や実績を残すために工夫した点などを織り交ぜながら、自身が求められる人物像にマッチしていること、そしてどの業界にも通用する「営業スキル」があることをアピールしてほしい。

例えば、銀行で法人(経営者)をターゲットとしたリテールを担当している場合は、採用担当者からすると、企業財務に関する知識や経営者と渡り合えるだけの高度な論理的思考などを持ち合わせているというイメージを持つだろう。

その点を存分にアピールすることができれば、高い評価が受けられるはずだ。

また、資格を保有していることも自己PRとなる。評価されやすい資格としては「宅地建物取引士」や「日商簿記2級」などが挙げられる。

例え転職先の業界や会社に関連性の低い資格しか保有していなくても、その資格を取得するために努力をしたということが示せるため、自己PRにつなげよう。

自己PRは、面接のときに聞かれるだけでなく、履歴書を提出する際にも記入しなければならない。

限られた時間、枠の中で簡潔にわかりやすく伝えられるよう、転職エージェントの力を借りながら時間をかけて練り上げていくことが重要だ。

銀行員の転職に詳しいエージェントへの相談

銀行員の転職に詳しい転職エージェントに相談することも、転職の成功に向けた近道となる。

他業界の営業職へと転職したい場合、営業職にはどのような人材が求められているのか、どのようなスキルを活かせるのかを明確にするだけでなく、転職したい業界の動向を正しく把握しなければならない。

しかし、他業界への転職は情報収集が難しい傾向があるため、自分一人では十分な情報が得られない可能性がある。

そのため、銀行員が持っているスキルやその活かし方を正確に理解している、金融業界に詳しい転職エージェントに相談するのが最も効率的だ。

中でも、アドバイザーナビは金融業界に特化した転職エージェントであることから、銀行員の転職に関するノウハウを豊富に持ち合わせている。

アドバイザーナビの転職エージェントは無料で活用できるため、まずは気軽に相談をしてみてほしい。

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