- 保険代理店からの転職を考えているが、何から始めればいいのかわからない
- 保険募集人としての経験を活かせる転職先を知りたい
- 保険代理店からの転職活動におけるポイントが知りたい
保険募集人、なかでも生命保険代理店に勤める営業職の方には、転職先としてIFAをおすすめする。
この理由を、生命保険募集人の転職理由や転職先の傾向から説明する。
また転職市場では生命保険募集人への需要は高く、評価される保険募集人の経験やスキルについても解説する。
さらにIFAへの転職を成功させるポイント、転職先としておすすめのIFA法人についても紹介する。
転職を考えている生命保険代理店に勤めている営業職の方は、参考にしよう。
保険募集人が転職する理由

保険募集人の方が転職を考える理由は、保険代理店を取り巻く環境の悪化に起因することが多い。
- 国内の人口減少にともなう、保険市場の縮小
- NISAやiDeCoの影響により、貯蓄型保険へのニーズが減少
- ネット通販型保険の台頭
- 保険販売チャンネルの増加による販売競争の激化
- 同じ金融業である銀行・証券会社・IFA法人での保険販売
- 百貨店、自動車ディーラーなど異業種の参入
- 来店型保険ショップの増加
保険営業の仕事はハードだが、業界全体が好況ならば、契約を取ることで収入や成功経験が得られるはずだ。
しかし生命保険代理店を取り巻く環境は非常に厳しく、残業や土日出勤をしても、簡単には契約に結びつかない状況にある。
また顧客利益を考えず、保険会社から代理店に支払われるマージン率が高い商品を顧客に推奨するなど、代理店の営業方針も問題視されている。
このようなことから保険代理店の倒産も増えており、自社が倒産する前に転職を考えている保険募集人も多い。
保険募集人の転職実態

転職に最適な年齢はどのくらいか?保険募集人の経験は他の企業でも需要があるのか?など、転職を考えるうえでは疑問や不安も多いだろう。
ここでは保険募集人の転職に関して、転職に最適な年齢、転職での市場価値を解説する。
保険募集人の転職希望者は、多くの企業からの需要は高いが、年齢に応じて転職希望者に求められる内容も異なる。
これらのことを理解することが、転職を成功させるための第一歩になるだろう。
さらに保険募集人からの転職が多い業界についても紹介する。
そのなかで冒頭に述べた「転職先としてIFAをおすすめする理由」も述べていく。
IFAへの転職を目指す人は、役立つ情報になるのではないだろうか。
転職の適性年齢
保険募集人の場合は、20代後半から30代が転職に適している年齢だ。
20代前半の転職希望者は在職期間が短いため、企業側は「すぐに退職するのではないか?」と不安視し、採用に消極的になるケースが多い。
一方で20代後半までは、他業界への転職も可能な場合が多く、新たな分野への柔軟性や吸収力が採用判断の基準になる。
30歳を過ぎると、即戦力の人材が求められるため、具体的な実績や専門性などで採用可否が判断される。
40代以降でも転職できるが、経営幹部や管理職としての求人が多く、転職のハードルは非常に高くなる。
これらのことから、20代後半から30代が、転職に向いている時期といえるだろう。
保険募集人の転職における市場価値
「保険募集人の転職希望者は、多くの企業から需要が高い」と先述したが、これは目標達成意識の強いことが理由だ。
保険代理店の営業には、高いノルマが設定されることが多く、給与のなかで歩合の占める割合が多いこともある。
さまざまな顧客と接することで培われたコミュニケーション能力に対する評価も高い。
顧客の課題やライフプランをもとに保険商品を提案するために養われるヒアリング能力は、どのような業界でも重視されるスキルだ。
とくに保険の提案では、販売する保険商品だけではなく社会保障制度や相続税のことなどを、顧客に分かりやすく説明することが求められる。
このため難しい事柄をかみ砕いて、相手にわかりやすく説明するプレゼンテーション能力にも企業側は期待する。
近年の転職先の傾向
保険募集人の転職では営業職、なかでも同業の保険代理店・人材派遣会社・不動産会社への転職が多い。
その一方で、近年IFAへの転職も増えている。
ここではそれぞれの転職先について、各企業のメリットやデメリット、企業を取り巻く環境などを解説する。
これらのことを踏まえて、転職先を考えていこう。
保険代理店(同業他社)
同業他社である保険代理店への転職は、これまでの経験や知識が使えるため、転職する保険募集人は多い。
しかし先に述べたように保険代理店を取り巻く環境は厳しく、おすすめはできない。
一部の保険代理店は、生き残りをかけて有価証券なども扱い、顧客の資産運用のニーズを取り込もうとしている。
しかしそれは資本力のある一部の大手保険代理店に限られている。
保険代理店に転職する場合には、資本力があり、事業展開を考えている大手保険代理店にすべきだろう。
人材派遣会社
コミュニケーション能力に自信のある保険募集人は、保険代理店から、人材派遣会社の営業職に転職する場合も多い。
なかでもITなど技術系人材派遣の場合には、適切な人材を派遣するために、顧客の業務課題をヒアリングする能力が必要になるからだ。
また土日や休日は通常休みになるため、保険代理店の勤務と比べて、ワークライフバランスも改善するだろう。
だが営業ノルマは厳しく、顧客開拓による新規営業だけではなく、契約中の派遣スタッフの値上げなども担当する。
一方で担当する派遣スタッフからの不満、企業からクレームがあった場合には、その対応に多くの時間を取られてしまう。
また国内の人口減少の影響により、地域や業種によっては、働き手がいない(商材がない)という状況も深刻化している。
さらに保険代理店で培われる金融知識のような、営業を通じて専門的知識が得られることもないため、スペシャリストを目指している人には向いていない。
不動産会社
コミュニケーション能力に自信のある人のなかには、不動産会社の営業職に転職する人も多い。
不動産会社の営業職は、主に不動産販売・売買仲介・賃貸仲介に分けられるが、いずれも顧客開拓から契約成立までを担当する。
このため業務を通じて、不動産の専門知識を養うこともできる。
ただし顧客が法人でなければ顧客対応は土日や休日が中心であり、登記や契約上の書類作成も多く、平日でも残業が少なくない。
さらに人口減少にともない、地方を中心に不動産を購入する人や借りる人が減少しており、長期的には不動産市場は縮小すると見られている。
IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)
IFAは顧客に対して有価証券などの金融商品を提案する仕事だが、証券会社と違い、会社から特定の商品の提案を強要されることはない。
IFAのビジネスモデルは、顧客利益を最優先にした提案をすることで、長期的な取引を目指している。
顧客のライフプランをヒアリングして金融商品を提案する点では、保険代理店の営業職の業務と親和性が高い。
生命保険を扱っているIFAもあるため、これまでの業務経験や知識がそのまま活かせることもある。
IFAの業務を通じて、有価証券をはじめとする幅広い金融商品の知識や経験が得られるため、将来独立することも可能だ。
個人投資家の増加にともないIFAの数も増えており、今後も拡大が見込まれていることから、おすすめの転職先といえる。
保険代理店からの転職で活かせる能力とは?

転職の際には、保険代理店での営業経験を通じて得た知識や資格、そして業務経験をアピールすれば効果的だ。
ただし、企業側に関心がないことを懸命にアピールしても意味はない。
自分の業務知識や経験が、企業側にどのような点で貢献できるかを具体的に伝えなければ、転職での効果はない。
転職希望者の業務知識や経験は、企業側の判断材料のひとつだ。
ここでは転職希望者の自己アピールとして、企業側に刺さる、業務知識や経験を解説する。
保険営業での知識と資格
生命保険は、顧客のライフプランをヒアリングのうえ提案するために、FP関連の資格を取得している保険の営業職は多い。※FP関連の資格:ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP、CFP
これらの資格では、顧客資産やライフプランに応じた、資金計画や運用を顧客に助言できるほどの知識が必要になる。
このため転職の際には、個人を顧客とする金融分野の企業には、有効な資格だ。
さらに、年金アドバイザーを取得していれば、年金に関するアドバイスを個人や法人にできるだけの知識がある者とみなされるだろう。
この資格も、生命保険以外に、年金に関わる商品やサービスを扱う銀行や証券会社などに転職する場合に有効な資格だ。
個人顧客への営業経験
資格があっても実務経験がともなっていなければ、単なる「資格マニア」と思われてしまうため、実務経験もアピールしなければならない。
取得資格の説明をする際には顧客開拓など営業経験をアピールしよう。
個人顧客への営業でのヒアリングや顧客提案の際に、ライフプランニングなどのFP関連資格の勉強で得た知識が、どのように活かされたかを説明するようにしよう。
ただし、営業実績を紹介する場合には、成功体験のアピールも重要だが、敢えて失敗談を紹介することも有効だ。
その失敗から何を学び、教訓として業務にどのように活かしているかを説明することで、営業経験の厚みを伝えることもできるだろう。
法人営業の経験
企業型年金保険などで法人営業を担当した経験があれば、保険業界以外でも活躍の場は多い。
個人営業と異なり、法人営業は契約金額が大きいが、契約に至るまでのプロセスは複雑だ。
中小企業であれば経営者の一存で決定する場合が多いが、ある程度の従業員がいる企業になれば、稟議決裁によって組織としての合意を取る。
このため稟議を起案する人、承認する人、最終決裁をする人など顧客社内でも営業する対象が幅広くなる。
また一般的に稟議を起案する人(担当者)は、同業他社との比較検討が求められるため、自社ライバルにも提案を求める。
このためライバルの提案内容を把握し、打ち勝つ提案をしなければ、自社での契約までには至らない。
個人営業と法人営業は活動内容が異なるため、両方の経験があれば、転職先への選択肢の幅も広くなるだろう。
保険代理店からIFAへの転職を成功させるためのポイント

これまで転職の際に、保険代理店の営業職が持つ強み、転職に有効な知識・資格や経験を述べてきた。
ここでは転職先として人気が高いIFAへの転職を、成功させるためのポイントを解説する。
保険代理店の営業とIFAは、顧客のライフプランをヒアリングし、その結果を提案に織り込む点など類似点が多い。
このため保険営業の業務経験やスキルをアピールすることは、IFAへの転職に有効だ。
また資産運用に関する基礎知識やIFAの業務理解があれば、企業側の評価はさらに高くなるだろう。
これらを踏まえて、書類選考に向けた履歴書や職務経歴書の作成、そして面接でアピールすべき点を説明する。
ライフプランのヒアリング能力
保険代理店の営業が、個人のライフプランをヒアリングすることから始まる点では、IFAも同様だ。
自分に万一のことがあったときの保障、子供の進学や老後の生活といったライフイベントのための貯蓄に頭を悩ませている人は多い。
この課題に対して、保険商品を販売するのが保険代理店であり、課題に備えた資産形成のプランを提案するのがIFAだ。
このため面接の際に、ヒアリングで気をつけていること、顧客から本音で話してもらうために工夫していることなどを具体的にアピールすることは有効だ。
顧客課題から契約につなげるまでのスキル
顧客課題が把握できても、保険商品を設計し、顧客に提案できなければ保険の契約にはつながらない。
提案の際には、提案する保険商品の優位性を競合商品との比較を交えて説明しなければ、顧客に納得感は与えられないだろう。
IFAの業務でも、提案する金融商品のメリットを説明し、顧客が納得しなければ投資はしない。
これまでの営業経験のなかで具体的な商談例を紹介しながら、顧客課題の把握から顧客提案を経て、契約に至るまでのエピソードを端的に説明すると良いだろう。
自慢話をするのではなく、苦労話をすれば、採用担当者の共感も得られるはずだ。
資産運用についての理解
生命保険の場合には、変額保険など資産運用型の保険商品を扱った経験がなければ、資産運用の知識は乏しいかもしれない。
しかし、以下のような資産運用に関する一般的な理解を持っていれば、採用担当者に好印象を与えることもある。
- 資産運用の基本的な知識、メリットや注意点
- 顧客を取り巻く環境の理解
- 資産運用への関心が高まっている背景(老後2,000万円問題、NISA制度の拡充など)
- 各種税制優遇制度の知識
- NISAやiDeCoの各メリットと相違点など、ほか
もし自分の資産形成のためにNISAやiDeCoを利用していたならば、その経験談を伝えよう。
その経験談を話すことでも、資産運用に関して一定の知識があることを、企業側に伝えられる。
新たな分野への吸収力
面接の際には、吸収力が高いことをアピールしよう。
転職後には業務に必要な専門知識や社内ルールなど覚えることが多いが、企業側は転職希望者が積極的に吸収し、早く戦力になれる人材かも見定めている。
吸収力の高さをアピールすることも重要だが、そのとき企業側から「どんな所か具体的に説明してください」と質問されるかもしれない。
その場合は、以下に記載した「吸収力の速い人の特徴例」や「回答例」を参考にして、自分にあてはまることや過去の経験談を紹介するようにしよう。
- 物事の本質を見極めるようにしている
- 最初に本質を理解するため全体像の把握が早い
- さまざまな事柄のつながりを整理しながら、ポイントを理解するようにしている
- 複雑なことでも構造化しながら理解をするため、早期に網羅的理解ができる
- 疑問点があれば、すぐに調べる
- 早期に疑問点を解決し、わからないことをそのままにしない
- 物事を多面的に見る傾向がある
- ひとつの視点に固執せず、多角的視点で把握しようとするため理解が速い
わたしは吸収力が高い方だと思います。
前職で新しいシステムが導入された際には、まずマニュアルから「業務に必要な機能」を洗い出し、最初に理解しました。その後で「必要な機能」と「他の機能」との関連性を、順次把握するようにしました。その結果、システムを導入した翌日には、そのシステムを業務で使えるようになりました。
「IFA」という仕事に対する理解
企業側は、IFAという仕事とのミスマッチを避けるために、転職希望者に業務内容の理解を確認する。
そのときはIFAの仕事内容の説明だけではなく、保険の営業との違い、その仕事を通じて「自分がやりたいこと」もアピールしよう。
それらも伝えることで、仕事に対する理解の深さが、企業側に伝えられる。
もし企業側から「IFAという仕事をどのような仕事だと思っていますか?」という質問があった場合には、以下のような回答をするとよいだろう。
資産運用により、お客様のライフプランを実現するために、最適な金融商品を提案する仕事だと理解しています。
これまでの仕事では、お客様のライフプランに対して「保障」という形でしかお手伝いできませんでした。
しかしさまざまな金融商品を提案できるIFAでは、お客様のライフプラン実現のために、真の意味でお手伝いできる仕事だと考えています。
「IFAの仕事内容が自分を成長させる」といったポジティブな点を伝えよう。
転職後のビジネスプランの提示
転職後の活動内容を考えて、面接の際に、自分のビジネスプランを示すことも効果的だ。
IFAでは、受け身ではなく、計画を持って主体的に活動できることが求められる。
例えば新規開拓のためセミナーを企画・開催し、見込み客を作り、契約に至るまでのプランを時間軸に沿って説明してもいいだろう。
仮にそのビジネスプランの内容に、多少の誤りがあっても構わない。
採用担当者には、転職後の意気込みが必ず伝わるはずだ。
エージェントの利用
保険代理店に勤務しながら、転職活動を効率的に行うには、エージェントの利用も検討するべきだ。
エージェントとは、企業と転職希望者の間に立って、転職を仲介する会社のことだ。
エージェントには求人の情報だけではなく、転職市場の情報が豊富にあり、エージェントに登録した転職希望者はこれらの情報が得られる。
またエージェントの担当者は企業の紹介だけではなく、キャリアアドバイス、履歴書・職務経歴書や面接への助言もしてくれる。
IFAに転職する場合には、金融分野に特化したエージェントが向いている。
このようなエージェントではIFAの求人も多く、金融分野の企業に勤めていたスタッフも少なくないため、最適なサポートをしてくれるはずだ。
仲介手数料などの費用は企業側が負担するため、転職希望者は無料で登録・利用できるので、エージェントの利用をおすすめする。
保険募集人におすすめのIFA法人

IFA法人は全国に682社もあり、その数はさらに増加の傾向にある(令和6年7月31日時点)。
IFAに転職したいと思っているが、数多くのIFA法人のなかから、どの会社を選べば良いか悩んでいる人も多いだろう。
ここでは、おすすめするIFA法人を2社ほど紹介する。
さらに転職先として、IFA法人を選ぶうえでの注意点も解説するので、転職先選びの参考にしてほしい。
転職先としてIFA法人を選ぶうえでの注意点
IFA法人の雇用形態には、正社員として雇用される形態、個人事業主(フリーランス)として業務委託契約を結んで働く形態の2種類がある。
前者は正社員として毎月給与が得られるが、後者は固定給ではなく成果に応じた報酬を受け取ることになる。
業務委託では、多くの契約を取るなどして成果を上げれば正社員以上の収入が得られるが、そうでなければ収入は激減する。
IFAとして経験と人脈があり成果を上げられる自信があれば、業務委託をおすすめするが、そうでなければ正社員採用をするIFAに勤めた方が良い。
IFA法人からの求人では、業務委託契約の求人が多いので、注意しよう。
おすすめするIFA法人:①株式会社Fan
この会社は大手IFA法人の1社であり、幅広い金融サービスを展開している会社だ。
保険業界からの転職者は証券会社や銀行に次いで多く、保険事業にも注力しているため、保険業界に勤めていた人も活躍できるだろう。
社員に占める女性比率は47%と多く、産休・育休の取得率は100%と女性にとっても働きやすい職場といえる。
セミナーからの新規顧客が全体の半分を占め、自己開拓の顧客は6%と少ないため、業務では顧客提案に注力できる。
また社内には、正社員と業務委託社員の2種類のIFAがいる。
正社員としてIFAに転職して、経験と人脈ができれば、歩合制の業務委託社員になって収入を高めることもできるだろう。
会社概要と特徴
まずFanの会社概要を紹介する。
創立 | 2008年12月 | |
---|---|---|
事業内容 | 金融商品仲介業 銀行代理業 宅地建物取引業 生命保険・損害保険代理店 企業型確定拠出年金コンサルティング Webインテグレーション | |
仲介口座数 | 20,388口座※ | |
預かり資産 | 1,515億円※ | |
提携企業 | 証券 | SBI証券 楽天証券 |
生命保険 | 東京海上日動あんしん生命保険 マニュライフ生命保険 日本生命保険相互会社 メットライフ生命保険 SOMPOひまわり生命保険 FWD生命保険 楽天生命保険 オリックス生命保険 はなさく生命保険 ライフネット生命保険 アクサ生命保険 | |
損害保険 | 楽天損害保険 ソニー損害保険 | |
銀行 | ソニー銀行 | |
不動産 | 野村不動産 積水ハウス不動産グループ | |
税務・法律 | ストラーダ税理士法人 咲くやこの花法律事務所、 | |
その他 | ウェルスナビ:自動資産運用サービス SBIベネフィット・システムズ:企業型確定拠出年金 ファミトラ:家族信託 楽天モバイル:携帯電話 | |
拠点 | 富山県(本社) 東京都 栃木県 大阪府 兵庫県 愛知県 静岡県 石川県 福岡県 佐賀県 |
この会社は、IFA(金融商品仲介業)を中心に、さまざまな金融サービスを提供し、顧客をトータルサポートする。
税理士事務所や弁護士事務所とも提携しているため、顧客が抱える相続に関する法律や税務上の問題にも対応する。
扱う金融商品が多岐にわたるために、覚えるべき商品知識も多くなるが、転職後は主事業であるIFAの知識を身に着けることに専念しよう。
他の金融商品については、同僚や提携企業のサポートを得ながら、少しずつ自分のサービスの幅を広げていこう。
なおこの会社は地方都市にも拠点展開をしているが、基本的に転勤はない。
求める人物像
Fanが求める人材は、以下の通りだ。
- Fanのビジョンに共感できる人
- 思いやりをもって他者と接することができる人
- 向上心と、知識への探究心がある人
- お客様を第一に考え、真に必要な運用を提案できる人
- 他者の考えや想いを聞き、本質を見極められる人
- 社会のための取り組みに、一生懸命になれる人
自分に当てはまる点や共感できることがあれば、この会社に応募してみよう。
また面接の際には、志望動機として、この「自分に当てはまる点や共感できること」を説明するようにしよう。
おすすめするIFA法人:②ファイナンシャルスタンダード株式会社
この会社も大手IFA法人の1社であり、ゴールベースプランニングを前提に、顧客の資産形成に向けた長期的サポートを行う会社だ。
※ゴールベースプランニング:1990年頃にアメリカで普及した資産運用の考え方。子供の進学や老後の資金など最初に運用目的を定め、その目標を実現するために必要な金額や時間を設定する。
そこで設定された目標金額や時間に応じた投資金額や運用期間、さらには目標とすべき運用利回りなどを導き出し、運用計画を作成する手法。
「売ったらそれでおしまい」ではなく、契約後も顧客と定期的に面談を行い、市場や顧客ニーズの変化に応じて、修正提案も行う。
このように顧客利益を最優先に考えて、IFAは長期的に顧客を担当するため、採用は原則正社員のみとしている。
顧客を長期間担当し、自分を成長させたいと考えている人には、向いているIFA法人だ。
会社概要と特徴
ファイナンシャルスタンダードについても、会社概要を見ていこう。
創立 | 2012年10月 | |
---|---|---|
事業内容 | 金融商品仲介業 金融商品取引業(投資助言・代理業) 生命保険代理店 不動産仲介業 資産形成・資産運用コンサルティングサービス 不動産コンサルティングサービス 相続コンサルティングサービス | |
仲介口座数 | 6,719口座※ | |
預かり資産 | 1,512億円※ | |
提携企業 | 証券 | 楽天証券 |
生命保険 | 日本生命保険 メットライフ生命保険 東京海上日動あんしん生命保険 SOMPOひまわり生命保険 ソニー生命保険 アクサ生命保険 マニュライフ生命保険 はなさく生命保険 メディケア生命保険 | |
その他 | スマートプラス:自動資産運用サービス | |
拠点 | 東京(本社) 大阪 福岡 愛知県(2024年開設予定) |
この会社も多くの生命保険会社と提携し、事業の一角を担っているため、保険会社での業務経験や知識も活かせるだろう。
実際に、生命保険の営業経験者の採用にも積極的だ。
この会社では「ファイナンシャルアドバイザーとしての価値を高め続ける」ことを経営理念にしている。
このため保険営業の経験や知識を活かしながら、顧客からの要求に対して、IFAとしての知識や経験を高めていくことが求められる。
求める人物像
この会社では、顧客に対して「お客様との7つの約束」を掲げている。
- 私たちはファイナンシャルアドバイザーとしての付加価値を追求します。
- お客様とゴール(目標)を共有したコンサルティングを提供します。
- FSカルテとFSカンファレンスによるコンサルティングプロセスを実現します。
- お客様がアセットマネジメント(資産運用)をライフスタイルの一部にできるよう創意工夫します。
- 資産の包括的なアドバイスの実現を目指します。
- プロとして学び続け進化し続けます。
- 人にフォーカスした会社運営を目指します。
- FSカルテ:最初に顧客ヒアリングをした結果をまとめた情報
- FSカンファレンス:顧客担当者だけではなくチームで議論し、提案内容を精査する社内会議。会議では顧客本位の提案になるよう、また担当者の主観的判断にならないようコンプライアンスの視点も含め議論する
この会社の採用では、企業側は、以下のような人物像を求めている。
- コミュニケーションを大切にしている人
- 積極的に行動できる人
- 幅広い角度から物事を考えられる人
上述した「お客様との7つの約束」に賛同でき、企業側が求めている人物像に当てはまる人は、応募を検討してみよう。
保険代理店からIFAへの転職はアドバイザーナビに相談しよう

この記事では生命保険代理店に勤める営業職に向けて、転職の実態を解説したうえで、転職先としてIFAをおすすめする理由を述べてきた。
保険代理店の経験を活かしながら、自分の能力を発揮させ、さらに成長できる仕事がIFAだ。
転職希望者のなかには、多くのIFA法人から自分に最適な会社を見つけ出し、転職を成功させることができるのかと不安を感じる人もいるだろう。
そのようなときには、弊社アドバイザーナビに相談してほしい。
弊社は、金融分野に特化した転職エージェントであり、IFA法人への転職の仲介実績も豊富だ。
また弊社代表をはじめ多くのスタッフは金融業界の出身者であり、保険代理店に勤める転職希望者の悩みや不安を理解し、寄り添った対応を行う。
まずは気軽に連絡してほしい。