bitbank(ビットバンク)で必要な手数料はいくら?高いって本当?

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この記事のポイント
  • bitbankは費用体系を理解して使いこなすことがポイント
  • bitbankは手数料以外にも多くのメリットがある
  • アルトコインの流動性も高め

多くの投資家がプラットフォームを選ぶときのポイントのひとつとする手数料。bitbankではどのような費用体系となっているのだろうか。

この記事では、bitbankで発生するコストについて「入金手数料」や「出金手数料」など各項目別に解説していく。

手数料以外のメリットについてもくわしく紹介するため、口座開設を行う際の参考にしていただきたい。

目次

bitbank(ビットバンク)でかかる5つの手数料

bitbankで主に発生するコストとして、下記の5つが挙げられる。

  • 入金手数料
  • 出金手数料
  • 暗号資産の入出金手数料
  • 取引手数料
  • レンディング手数料

それぞれくわしく解説していこう。

入金手数料

bitbankでは、日本円の入金方法は「銀行振込」のみとなっている。入金手数料はかからないが、振込の際にかかる手数料についてはユーザー側が負担する必要がある。

ただし、使い方次第では振込手数料を無料にすることも可能だ。

資金の振込先となる金融機関は、「住信SBIネット銀行」と「GMOあおぞらネット銀行」の2つとなっている。この2行は、どちらも同じ銀行の本支店からの振込であれば手数料がかからない。

入金の際のコストを抑えるためには、どちらかの銀行で口座開設を行うことも検討してみよう。

なお、入金が反映されるタイミングは、振込先の口座に着金次第となっている。銀行の営業時間外に振り込むと、入金が反映されるのが翌営業日となるため注意が必要だ。

24時間いつでも市場がオープンしている暗号資産では、突然取引のチャンスが訪れることも珍しくない。

bitbankではクイック入金などのオンライン上の入金方法がないため、投資資金は前もって入金しておくことがおすすめである。

出金手数料

日本円の出金については、引き出す金額によって手数料が異なる。詳細は下記の通りだ。

出金金額手数料(税込)
3万円未満550円
3万円以上770円

日本円を引き出す際は、550円もしくは770円の手数料が必ず発生する仕組みとなっている。仮に月4回出金手続きを行うと、最大3,080円の手数料がかかる計算となる。

こうしたコストは利益の幅を縮めてしまう要因にもなるため、なるべく出金回数は抑えるようにしたい。

なお、引き出した金額は事前に登録した金融機関口座へ入金される。原則手続きを行った当日中に着金するが、状況によっては5営業日前後の日数がかかることもあるようだ。

他の金融機関へ資金移動を行いたい際は、余裕を持って手続きを進めるようにしよう。

暗号資産の入出金手数料

bitbankでは暗号資産建てでの入金に対応しており、入金手数料もかからない。他の取引所やウォレットから送金する際もコストを気にせずに資金移動が行える。

出金手数料については、各コインによって異なる。ここでは、主なコインの送金手数料を確認しておこう。

スクロールできます
銘柄手数料
BTC(ビットコイン)0.0006 BTC
LTC(ライトコイン)0.0015 LTC
XRP(リップル)0.1 XRP
ETH(イーサリアム)【Ethereum】0.005 ETH
【Arbitrum】0.00042 ETH
【OP Mainnet】0.00042 ETH
MONA(モナコイン)0.001 MONA
BCC(ビットコインキャッシュ)0.001 BCC

イーサリアムではいくつかのネットワークを使って送金することができるが、選ぶネットワークによってかかるコストが異なる。

受け取り側のウォレットや取引所で対応しているネットワークを確認してから手続きを行うようにしよう。

なお、暗号資産の出金は、ネットワーク環境などによって最大1〜2営業日かかることがある。資金移動を行う際は、日本円の出金と同様にスケジュールに余裕を持つようにしよう。

取引手数料

売買の際に発生する取引コストは、必ずチェックしておきたいポイントだ。bitbankでは販売所方式と取引所方式の2つの取引形式を提供しており、それぞれコストが異なる。

まず、販売所については取引手数料が無料となっている。

ただし、提示されている価格には「スプレッド」と呼ばれるコストが上乗せされていることから、投資家は実質このコストを負担する必要がある。

このスプレッドの幅は各運営業者が独自に定めているため、同じコインを売買するときでもどこを利用するかによって発生するコストが異なる。

販売所はシンプルな手続きで売買が行える魅力があるが、取引の際はスプレッドの水準をチェックしておこう。

また、取引所方式ではメイカーとテイカーそれぞれで手数料が異なる。詳細は下記の通りだ。

スクロールできます
メイカーテイカー
-0.02%0.12%

なお、bitbankでは定期的に手数料を優遇するキャンペーンを開催している。キャンペーン期間中は取引手数料が無料になり、コストをかけずに売買を行うことができる。

取引を行う際は、活用できるキャンペーンがないかチェックしてみよう。

レンディング手数料

bitbankでは、「レンディング」と呼ばれるサービスを提供している。レンディングとは、保有している暗号資産を運営側へ貸し出すことで利息を受け取れるサービスだ。

受け取れる利息は最大年率5%で、長期保有したいユーザーにはおすすめのサービスである。

bitbankでは取り扱っているコインのすべてでレンディングに対応しており、投資家は売買以外でも利益を得る大きな機会がある。

レンディングの利用にあたって手数料はかからないものの、中途解約する場合は5%の手数料がかかる。

貸し出した期間などによっては、中途解約することで損失を被る可能性もあるため、利用時はしっかりと運用計画を立てておきたい。

bitbank(ビットバンク)の手数料が高いって本当?

bitbankではしばしば「手数料が高い」という評価を耳にすることがある。しかし、前述の費用体系を見ると、決して一概に「手数料が高い」とはいえないことが分かる。

たとえば、取引所形式の売買ではメイカー側がマイナス手数料となっており、取引方法によっては投資家は報酬を受け取ることができる。

同じく大手のプラットフォームであるbitFlyerでは、取引所形式のコストが「約定数量 × 0.01〜 0.15%(単位: BTC)」となっており、bitbankのようにマイナス手数料は設定されていない。

したがって、メイカー側で取引所を利用するときも、コスト上でのメリットはないといえる。

しかし、bitbankではメイカーとなって売買することで報酬を受け取れるため、コストを節約しながら取引できるメリットがある。

なお、取引所形式のコストについては、くわしく後述している。そちらも併せて参考にしていただきたい。

一方、日本円の入出金手数料についてはやや高めの水準といえる。bitbankでは入金時は振込手数料、出金時は550〜770円(税込)の手数料を負担する必要がある。

振込手数料については使い方次第で節約できるが、出金手数料については必ず負担が発生してしまうこととなる。

たとえば、GMOコインでは入金・出金いずれも手数料無料で行うことができる。コストを気にせず資金移動を行えるため、定期的に資金を動かしたい人にも便利である。

つまり、bitbankではどのような取引を行うかによってコストが大きく異なる。利用の際は費用体系をよく理解したうえで、賢く活用することが重要だ。

bitbank(ビットバンク)は手数料以外にもメリットが多い

bitbankは、手数料以外にも下記のようなメリットがある。

  • アルトコインの流動性が高い
  • セキュリティ水準が高い
  • 取り扱いコインが充実している
  • メイカー手数料を受け取れる
  • 大口取引ユーザーには優遇プログラムがある

それぞれくわしく解説していこう。

アルトコインの流動性が高い

bitbankは、アルトコインの取引量が国内取引所でNo.1となっている(2023年1月〜2024年10月のJVCEA統計情報調べ)。アルトコインとは、ビットコイン以外の暗号資産を指す総称だ。

プラットフォームによっては、「ビットコインの取引は活発だけど、それ以外はあまり売買されていない」ということも珍しくない。特に利用者が少ないプラットフォームではなおさらだ。

取引量が少ないと、投資家には希望した価格帯で取引が成立しづらいデメリットがある。

思わぬ価格水準で注文が約定してしまったり、そもそも注文が成立しなかったりするなど、投資家に与える影響は大きい。

一方、bitbankではビットコイン以外の銘柄も活発に売買されているため、取引所形式でも狙った水準で約定しやすいといえる。

アルトコインへの投資を検討している人にとっては、使いやすいプラットフォームだといえるだろう。

セキュリティ水準が高い

プラットフォームを利用するときに気になるのが、ハッキングなどのリスクに対するセキュリティ水準だ。

暗号資産は「デジタル資産」であることから、ハッキングによる資産流出のリスクとは切り離すことができない。

ただし、bitbankは設立から一度もハッキングなどを受けた記録がなく、安心して利用しやすいといえる。

また、セキュリティ水準については、「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)」の認証を取得している。

情報セキュリティマネジメントシステムとは、セキュリティの高さを評価するものである。

bitbankではこの認証を受けており、外部機関からもセキュリティ水準の高さについて評価を受けていることが分かる。

取り扱いコインが充実している

bitbankでは、下記のコインを取り扱っている。

  • ビットコイン(BTC)
  • ライトコイン(LTC)
  • リップル(XRP)
  • イーサリアム(ETH)
  • モナコイン(MONA)
  • ビットコインキャッシュ(BCC)
  • ステラルーメン(XLM)
  • クアンタム(QTUM)
  • ベーシックアテンショントークン(BAT)
  • オーエムジー(OMG)
  • シンボル(XYM)
  • チェーンリンク(LINK)
  • メイカー(MKR)
  • ボバネットワーク(BOBA)
  • エンジンコイン(ENJ)
  • ポリゴンエコシステムトークン(POL)
  • ポルカドット(DOT)
  • ドージコイン(DOGE)
  • アスター(ASTR)
  • カルダノ(ADA)
  • アバランチ(AVAX)
  • アクシーインフィニティ(AXS)
  • フレア(FLR)
  • ザ・サンドボックス(SAND)
  • エイプコイン(APE)
  • ガラ(GALA)
  • チリーズ(CHZ)
  • オアシス(OAS)
  • ディセントラランド(MANA)
  • ザ・グラフ(GRT)
  • レンダー(RENDER)
  • ビルドアンドビルド(BNB)
  • アービトラム(ARB)
  • オプティミズム(OP)
  • ダイ(DAI)
  • クレイトン(KLAY)
  • イミュータブルエックス(IMX)
  • マスクネットワーク(MASK)
  • ソラナ(SOL)
  • サイバー(CYBER)
  • トロン(TRX)
  • ライブピア(LPT)
  • コスモス(ATOM)

全部で43銘柄を取り扱っており、特に他の取引所では取り扱っていないようなマイナーコインも充実している。

「新興コインに早くから投資したい」、「さまざまな銘柄に分散投資したい」という人に向いているプラットフォームといえる。

メイカー手数料を受け取れる

bitbankでは、前述の通り取引所形式で下記の通りの費用体系が定められている。

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メイカーテイカー
-0.02%0.12%

メイカーとは、指値注文などを行って板(取引所)に流動性を提供するユーザーのことである。一方、テイカーとは板に並んでいる注文の中から売買を行うユーザーを指す。

取引所にとっては、板に流動性を生み出すメイカーはありがたい存在であることから、手数料面でも優遇される傾向にある。

bitbankではメイカー側がマイナス手数料となっており、注文を行うことによって報酬を得られる仕組みとなっている。

つまり、メイカーとなって取引を行えば、手数料を支払うどころかかえって取引所の方から手数料を受け取ることができるのだ。

自ら流動性を生み出す注文は、投資経験が浅い人にとってはややハードルが高いかもしれないが、取引画面に慣れてくればそれほど難しいものではない。

まずは、販売所やテイカーでの取引を行い、流れを掴んできたらメイカーでの売買にもチャレンジしてみよう。

大口取引ユーザーには優遇プログラムがある

bitbankでは「ビットバンク VIPプログラム」と呼ばれる優遇プログラムがある。これは大口取引ユーザーを対象としたもので、主に下記のような優遇を受けられる。

  • 手数料の優遇
  • 専用窓口の設置
  • APIレートのリミット緩和
  • 限定データの提供
  • 限定イベントへの招待
  • 出金上限金額の緩和 など

たとえば、取引手数料では取引量に応じて手数料のキャッシュバックが行われる。

売買を行った際は一度手数料を支払う必要があるものの、翌月にはキャッシュバックによって充当が行われる仕組みだ。

これによって、実質コスト負担なしで売買を行うことができる。そのほか、専用窓口で相談ができるなど、多くのメリットがある。

なお、VIPプログラムの対象となるのは「一定取引量以上のお客様」とされており、具体的な水準については公表されていない。

VIPプログラムの適用は申し込み制となっているため、まとまった取引を行っている場合は、ぜひ専用フォームから申し込んでみよう。

bitbankはアルトコインを積極的に取引したい人におすすめ

bitbankは、マイナーコインを中心としたアルトコインを豊富に取り扱っている。

他の取引所にはないような銘柄も多く取り揃えられており、新しいコインに投資したい人に向いているプラットフォームだ。

また、メイカー側で発注を行えばマイナス手数料が適用され、コストを抑えながら売買することが可能となっている。

新興コインに低コストで投資できる点は、投資家にとって大きなメリットである。

ぜひ、アルトコインで積極的に取引したい人はbitbankの利用を検討してみよう。

手数料を理解したら、bitbank(ビットバンク)で取引を始めよう

bitbankには、「郵送で本人確認」と「サクッと本人確認」の2種類の口座開設の方法がある。ここでは、最短1分で申し込みが完了する「サクッと本人確認」の手順を紹介していこう。

①口座開設フォームより申し込む

まず、bitbankの公式サイトにアクセスし、「新規登録」をタップする。メールアドレスを登録する画面となるため、誤りのないように入力して「登録」をタップしよう。

②パスワードを設定する

入力したメールアドレスへメールが届くため、記載されているURLへと進む。利用規約が表示されるので、内容を確認してから同意欄にチェックを入れる。

同じ画面にパスワードの設定も表示されるため、任意のパスワードを設定しよう。

なお、このパスワードは取引所へ預ける大切な資産を守るものとなる。他のサービスと同じものを使い回すのではなく、セキュリティ性の高いものを設定することがおすすめだ。

また、bitbankでは、パスワードによるログイン認証のほかに「パスキー」でのログインも行える。パスキーとは顔認証や指紋認証でログインできる認証方法だ。

設定する認証方法はパスキーもしくはパスワードどちらかを選べるため、好きな方を選んで設定を行おう。一度設定した認証方法は、口座開設後に変更することも可能だ。

③アプリで口座の種類・国籍を選択する

認証方法の設定ができたら、スマホアプリの「bitbank.ccアプリ」をインストールしてログインを行う。

その後、「個人口座」と「法人口座」の2つの口座種別が表示されるため、「個人口座」を選択して次に進もう。

その後は、国籍の選択画面となる。「日本国籍の方」と「外国籍の方」の2つが表示されるので、該当する方を選んで次に進む。

④本人確認書類を提出する

次に本人確認書類を提出するステップとなる。「サクッと本人確認」を選ぶと、提出する本人確認書類を選択する画面へと進む。

サクッと本人確認で提出できる本人確認書類は下記の通りだ。

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日本国籍の方マイナンバーカード、運転免許証、運転経歴証明書
外国籍の方在留カード

該当する本人確認書類を選んだら、アプリ上で本人確認書類の撮影を行う。マイナンバーカードや運転免許証については、スマホでカードを読み取ることで提出が完了できる。

また、パスワード入力の有無などによっては、顔写真の撮影が必要となるケースもある。画面に表示される指示に従って、顔写真の撮影を行おう。

なお、上記表に該当する本人確認書類を持っていない場合は、「郵送で本人確認」での口座開設となる。

「郵送で本人確認」では、口座開設完了後にbitbankから送付される書類を受け取ることで取引を開始できる仕組みとなっている。

⑤お客さま情報を登録する

次に、氏名や住所、生年月日などの必要事項を入力する。登録画面では、先ほど提出した本人確認書類から自動で基本情報が反映されている。

名前のふりがなや電話番号などは自動入力されないため、空欄箇所を埋めるように入力しよう。

また、自動入力されている内容に誤りがないか確認が必要となる。もし誤入力がある場合は正しい内容に修正しよう。

加えて、取引目的や職業、資産などの入力も求められる。これらの情報は口座開設の審査を行ううえで重要な要素となるため、虚偽の申告を行わずに正しい情報を入力することが重要だ。

⑥口座開設完了

最後に、入力内容の確認画面が表示される。改めて誤りがないか確認したうえで、「お客様情報とご登録の内容に相違がないことを確認しました」にチェックを入れて「登録」をタップする。

その後、口座開設のための審査が実施され、無事に審査に通過すると手続きが完了となる流れだ。

口座開設の審査にかかる時間は、およそ1営業日〜3営業日となっている。ただし、申込状況などによっては1週間程度かかることもあるようだ。

口座開設完了後はbitbankからメールで通知が送られる。通知を受け取ったら取引を開始することが可能だ。

現在開催中のキャンペーン

bitbankでは、「ビットバンク毎日チャレンジ」というキャンペーンを常時開催している。

このキャンペーンは、暗号資産を取引した人を対象に抽選で毎日10名に現金1,000円が当たる概要となっている。

対象となるのは、下記の条件に当てはまるユーザーである。

  • 販売所で暗号資産を1日合計500円以上購入した
  • 取引所で1日合計5,000円以上取引した

キャンペーンの参加にはエントリー手続きが必要となっている。毎日売買を行う前にエントリー手続きを行うことを習慣にしておこう。

bitbankの手数料を理解して賢く使いこなそう

bitbankでは取引所での売買はコストを抑えやすいものの、入出金手数料についてはやや高めの水準といえる。

なるべくコストを削減するためには、入出金の回数を抑えるといった工夫が必要だ。

また、bitbankでは手数料以外にも多くのメリットがある。ぜひこの機会に口座開設を行ってみてはいかがだろうか。

よくある質問

bitbank(ビットバンク)のスプレッドはどのくらいか教えてほしい

bitbankでのスプレッドは随時変動している。スプレッドは流動性や市況などの要因で日々変動している。

時間帯によっては広がりやすいタイミングもあるため、取引の際は必ず事前にスプレッドの水準を確認しておこう。

手数料をなるべく抑える方法を教えてほしい

bitbankでかさみやすいのは入出金手数料だ。

特に出金手数料は1回につき550円〜770円(税込)の手数料がかかり、回数が増えるほどコストの負担も大きくなる。

手数料を抑えるためには、極力1回にまとめて資金移動を行い、頻繁に入出金を行うことは控えるようにしよう。

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