- 楽天ウォレットは楽天ポイントで暗号資産が買える
- 取引手数料も比較的安め
- 販売所形式のみである点には注意が必要
楽天グループが提供する「楽天ウォレット」は暗号資産取引所サービスである。他の楽天サービスとも連携しやすく、楽天ユーザーならぜひ利用したい取引所だ。
この記事では、楽天ウォレットの特徴や手数料、メリット・デメリットについてくわしく解説する。
実際に利用している投資家からの口コミも併せて紹介するため、口座開設を行うときの参考にしていただきたい。
楽天ウォレットとは?特徴、取扱銘柄、取引の種類を紹介

楽天ウォレットの基本情報は下記の通りである。
取扱銘柄数 | 11銘柄 |
---|---|
販売所手数料(BTC) | 無料(スプレッドあり) |
取引手数料(BTC) | -(取引所なし) |
レバレッジ | 最大2倍 |
入金手数料 | 無料(振込手数料は利用者負担) |
出金手数料 | 300円(税込) (※楽天キャッシュへのチャージなら手数料無料) |
スマホアプリ | ◯ |
まずは、楽天ウォレットの特徴について紹介していこう。
楽天ウォレットとは
楽天ウォレットとは、楽天グループが提供する暗号資産取引所サービスである。
楽天グループでは楽天銀行や楽天キャッシュなど多くの金融サービスを展開しており、楽天ウォレットもそれらのサービスと連携していることが特徴だ。
たとえば、楽天ウォレットで保有している暗号資産はそのまま楽天キャッシュにチャージすることができる。
楽天キャッシュとは電子マネーサービスで、ショッピングや外食など多くの加盟店で利用することが可能だ。
チャージに手数料はかからないため、暗号資産を日常生活で活用できるメリットがある。
また、楽天銀行の口座と連携すれば土日祝日でもリアルタイム入出金が利用できる。
暗号資産は株式と違って土日祝日もマーケットが変動するため、いつでもすぐに入出金が行えるのは便利な点である。
楽天ウォレットの取引方法
暗号資産の取引には主に「販売所形式」と「取引所形式」の2種類がある。
販売所形式とは運営側を相手に売買を行う方法で、投資家はあらかじめ提示された価格によって売買を行う。
一方、取引所形式はユーザー同士が直接売買を行う方法で、「売りたい」「買いたい」という需要と供給が一致することで売買が成立する。
楽天ウォレットでは取引所形式は取り扱っておらず、販売所形式のみとなっている。
また、別途証拠金口座を開設すれば「証拠金取引」を行うことも可能だ。
証拠金取引とは、現金を証拠金として差し入れることで、実際よりも大きな金額で取引ができる仕組みである。
たとえば、10万円の証拠金でレバレッジ2倍をかけると、20万円分の取引が行えるようになる。
その分リスクが大きくなる点には注意が必要だが、少額取引でもまとまった利益が狙える点はメリットといえる。
楽天ウォレットの取扱銘柄
楽天ウォレットでは、全部で11銘柄を取り扱っている。なお、銘柄によって利用できる取引方法が異なる。詳細は下記の通りだ。
取引方法 | 銘柄 |
---|---|
現物・証拠金取引いずれも可 | ・ビットコイン(BTC) ・イーサリアム(ETH) ・ビットコインキャッシュ(BCH) |
現物取引のみ | ・OAS ・POL |
証拠金取引のみ | ・ライトコイン(LTC) ・エックス・アール・ピー(XRP) ・カルダノ(ADA) ・ポルカドット(DOT) ・ステラルーメン(XLM) ・テゾス(XTZ) |
取扱銘柄はそれほど多いわけではないが、ビットコインやイーサリアム、ビットコインキャッシュなどのメジャーコインでは現物取引・証拠金取引のいずれも可能となっている。
また、OASISやPOLなど比較的新しい銘柄も取り扱っており、今後も取扱銘柄が拡充されていく期待がある。
楽天ウォレットの手数料

取引所を利用する際は、事前に必ず手数料についてチェックしておきたい。取引でかかるコストは、資金効率にも直結するためだ。
仮に売買で利益が出たとしても、コストがかさむと利幅を圧迫する要因にもなりかねない。手元の資金をより有効活用するためには、なるべく低コストで利用できる取引所を選ぶことが重要だ。
下記表に楽天ウォレットでかかる主な手数料をまとめている。
入金手数料 | 無料(振込手数料は利用者負担) |
---|---|
出金手数料 | 300円(税込) (※楽天キャッシュへのチャージなら手数料無料) |
取引手数料 | 販売所:無料(スプレッドあり) 証拠金取引:Maker/-0.01%、Taker/0% |
つみたて取引手数料 | -(積立サービスなし) |
暗号資産の入出金手数料 | 入庫:無料 出庫:0.001 BTC(銘柄によって異なる) |
それぞれくわしく解説していこう。
入金手数料
楽天ウォレットでは「振込入金」と「楽天銀行からのリアルタイム入金」の2つの入金方法がある。手数料はいずれも無料だ。
まず、振込入金は専用の振込先入金口座に振込を行う方法で、投資家は普段利用している金融機関から資金を振り込むことができる。
入金手数料は無料となっているものの、振込手数料については利用者負担となる。
入金の都度手数料がかかってしまうため、なるべく振込手数料が安価な金融機関を利用したり、まとめて入金を行ったりするようにしよう。
また、リアルタイム入金は、楽天銀行の口座と連携して入金を行う方法だ。事前に楽天銀行の口座を登録しておけば、24時間いつでもすぐに入金が反映される。
たとえば、大手取引所のCoincheckでは、コンビニ入金やクイック入金で1回につき770円以上の手数料がかかる。
金額によっては1,000円以上の手数料がかかることもあるので、楽天ウォレットは低コストで入金しやすいといえる。
出金手数料
出金手続きは1回につき300円(税込)の手数料がかかる。
楽天銀行だけでなく他の銀行の口座へ出金することもできるが、楽天銀行の場合はリアルタイムで出金が反映されるメリットがある。
また、金融機関口座への出金ではなく、楽天キャッシュの残高にチャージすることも可能だ。楽天キャッシュとは電子マネーサービスで、チャージするにあたって手数料はかからない。
チャージした残高は加盟店での買い物、外食のほかに楽天サービスでの支払いなど幅広いシーンで利用することができる。
なお、楽天キャッシュへのチャージは、保有している暗号資産から直接行うこともできる。
金融機関口座へ出金するときのように「売却→振込」という手続きを踏む必要がないので、すぐに買い物に利用したいときにも便利だ。
たとえば、bitFlyerでは、出金にあたって最大770円の手数料がかかる。
楽天ウォレットよりも安価に出金できるのは「三井住友銀行の口座に3万円未満の出金を行うとき」のみで、それ以外は出金先や金額に応じて440〜770円の手数料がかかる。
このように、楽天ウォレットでは出金方法のバリエーションが多いことに加えて、コストも抑えやすいメリットがある。
取引手数料
楽天ウォレットでは、取引所形式での現物取引と証拠金取引によってコストが異なる。
現物取引の場合は、売買にあたって手数料がかからない。ただし、売買する価格にはあらかじめ「スプレッド」と呼ばれるコストが上乗せされている点に注意が必要だ。
一方、証拠金取引はMaker側が-0.01%、Taker側が0%となっている。
Makerとは、自ら板に注文を出すユーザーのことである。取引所に流動性を与える存在であることから、コスト面で優遇されやすい傾向にある。
楽天ウォレットは-0.01%のマイナス手数料であるため、Makerとして注文を出すことでむしろ報酬をもらえる仕組みとなっている。
また、Takerについても0%となっており、売買にあたってコストは発生しない。
このように、スプレッドの広がりには注意する必要があるものの、楽天ウォレットでは比較的低コストで売買できるといえる。
暗号資産の入出金手数料
暗号資産の入庫についてはコストがかからない。出庫元の送金手数料は負担する必要があるが、他のウォレットや取引所から資金移動する際もコストを気にしなくて済む。
出庫については銘柄によって手数料が異なっており、詳細は下記の通りだ。
- 0.001BTC
- 0.01ETH
- 0.001BCH
- 20OAS
- 1POL
出庫手数料は送金の都度かかるため、他のウォレットや取引所に資金移動する際は、どれくらいのコストがかかるか必ずチェックしておこう。
楽天ウォレットのメリット【良い評判・口コミ】

弊社では、実際に楽天ウォレットを利用している投資家を対象にアンケート調査を行った。その結果から、主に以下のようなメリットがあることが分かった。
- 各種手数料が無料でコストを抑えられる
- 楽天ポイントで暗号資産を購入可能&取引でポイントが貯まる
- 楽天銀行の口座があれば開設手続きがスムーズ
- シンプルな取引ツールで初心者にも分かりやすい
- 楽天グループの安心感があり強固なセキュリティ体制が整っている
それぞれ実際の評判・口コミを引用しながらくわしく紹介していこう。
各種手数料が無料でコストを抑えられる!
取引所を選ぶとき、手数料を重要な比較ポイントとしている人も多い。楽天ウォレットでは、各種手数料について次のような評判・口コミが寄せられている。

取引手数料が安いので利益を出しやすかったです。



手数料が発生しないので経済的な負担があまり大きくない点が気に入っています。
楽天ウォレットでは販売所形式の取引のみとなっており、売買にあたって取引手数料はかからない。
スプレッドは負担する必要があるものの、シンプルな取引で売買したい人にとってはおすすめだ。
また、入出金についてはいずれも手数料無料で利用できる方法が用意されており、コスト負担なしで資金移動を行うことができる。
そのため、他の取引所やウォレットを利用しながら資金移動を行いたい人にも使い勝手がいいといえるだろう。
楽天ポイントで暗号資産を購入可能&取引でポイントが貯まる!
楽天ウォレットは、楽天ポイントを活用できることも魅力のひとつだ。アンケート調査では、次のような声が寄せられている。



楽天ポイントを仮想通貨にできることが良い。



楽天ポイントを使って取引できるので、買い物と同じ感覚で手軽に購入できるのがありがたいです。損失が出てもポイントを使っているのであまり落ち込まないのも良い点だと感じています。



楽天ポイントを使って仮想通貨の購入ができるため、ポイント活用の幅が広がり、初心者でも気軽に投資を始めやすいのが魅力です。
ポイ活が普及している現在ではさまざまなポイントサービスがあるが、なかには「ポイントが貯まってもあまり使い道がない」というケースも少なくない。
その点、楽天ウォレットでは暗号資産の購入に充てられるため、貯まったポイントを資産運用に活かすことが可能だ。
「なかなか暗号資産投資を始めるきっかけがない」という人も、まずはポイント投資から始めてみるのもおすすめである。
楽天銀行の口座があれば開設手続きがスムーズ
取引所の口座開設はどこもオンライン上で行えるものの、本人確認書類の提出が必要となりつい億劫に感じてしまうことも少なくない。
楽天ウォレットでは、口座開設手続きについて下記のような評判が寄せられている。



楽天銀行をメインにしていると、口座を作るまでのアクセスがスムーズで親和性が高い。



楽天銀行などを利用していたら、身分証明書などを用意しなくてもすぐに利用できるので楽天経済圏の方だったら始めやすい。
楽天ウォレットでは、楽天銀行に口座を保有していると本人確認書類の提出が不要となる。
口座番号や本人情報などの必要事項を入力するだけで口座開設が完了するため、すぐに取引を始めたい人やなるべく手続きを簡潔にしたい人におすすめだ。
なお、口座開設のくわしい手順については本記事内で後述している。必要書類なども紹介しているので、そちらも併せて参考にしていただきたい。
初心者にも分かりやすい!シンプルな取引ツール
短時間で大きく市場動向が変化する暗号資産では、ツールの利便性についても重要なポイントである。楽天ウォレットでは、ツールの使い勝手について下記のような口コミが寄せられている。



取引ツールが使いやすくて快適にトレードできる所に大きな魅力を感じました。



アプリのインターフェースはシンプルで直感的に使える設計になっています。履歴の確認や取引の操作が簡単にできるところが魅力的です。



ウォレットのサービス自体は初めてでも分かりやすくて良い。
楽天ウォレットではスマホアプリ用のツールが無料で提供されており、いつでも手軽に取引を楽しむことができる。
また、ツールの使用感は初心者でも分かりやすいシンプルな作りとなっており、投資経験が浅い人でも操作に悩むことは少ないだろう。
なお、証拠金取引については使用するアプリが別途用意されている。証拠金取引を行う際は、「証拠金取引アプリ」をインストールするようにしよう。
楽天グループの安心感!強固なセキュリティ体制
暗号資産取引を行う際に必ず注意したいのがセキュリティ体制だ。暗号資産取引所ではハッキングにより資産流出が起きることがあり、国内でも同様の被害が起きている。
ハッキングのリスクをゼロにすることは難しいものの、利用の際はしっかりとセキュリティが施されているプラットフォームを選ぶようにしたい。
楽天ウォレットでは、セキュリティ面について下記のような口コミが寄せられている。



大手の業者と言うこともありセキュリティー面でしっかりしている。



セキュリティーがしっかりしていて安心して使える。



楽天グループで、ほかの買い物なども楽天をよく使うのでまとめて利用しやすい。安心感がある。
楽天ウォレットでは楽天グループが構築してきたセキュリティ技術が導入されており、ログインの際は二要素認証が必須とされている。
二要素認証では、顔認証や指紋認証なども利用できるため、第三者による不正アクセスを防ぎながら利用することが可能だ。
楽天ウォレットのデメリット【悪い評判・口コミ】


さまざまなメリットがある楽天ウォレットだが、アンケート調査の結果を見てみると、次のようなネガティブな評判も寄せられていることが分かった。
- 取扱銘柄が少なめ
- 売買は販売所形式のみ
それぞれ実際の口コミも紹介しながらくわしく解説していこう。
取扱銘柄が少なめ|今後の拡充に期待
暗号資産には数多くの銘柄があり、取引所によって取り扱っている種類が異なる。楽天ウォレットの取扱銘柄については、下記のような評判が聞かれた。



取引できる種類がビットコインやイーサリアムなどメジャーどころしかない点です。もう少しバリエーションがあると、暗号資産投資の選択肢がふえて嬉しいなと思います。



取引銘柄の数が他の会社よりも少なめなので興味がある銘柄の取引を行えないところは難点だと感じています。



他の会社に比べて仮想通貨の種類がとても少ないので、もう少し増やしてほしいです。
楽天ウォレットの取扱銘柄は全部で11種類となっており、他の大手取引所と比較するとやや少なめといえる。
ビットコインやイーサリアムなどのメジャーコインは揃っているものの、多くの選択肢の中から投資先を探したい人にとっては少し物足りないかもしれない。
しかし、OASやPOLなどの比較的新しいコインも取り扱っていることから、今後取扱銘柄が拡充される期待はあるといえる。
売買は販売所形式のみ|分かりやすさを求める人に向いている
暗号資産では主に販売所形式と取引所形式の2つの取引方法があるが、楽天ウォレットでは販売所形式のみとなっている。
その点について、ユーザーからは下記のような評判が聞かれている。



販売所形式でしか取引ができない点は残念でした。



現物取引しか対応していないため、本格的なトレードを求めるユーザーには物足りなさを感じることがあります。
販売所形式は取引所形式に比べてシンプルで分かりやすいメリットがあるものの、市場の動きを見ながら指値注文を出したい人や、より低コストで取引したい人にとっては物足りない部分がある。
そのため、ユーザー同士で直接売買を行う取引所形式を希望する投資家向けというより、シンプルで簡潔な取引を求める初心者向きといえるだろう。
もちろん販売所形式が悪いというわけではなく、投資経験が浅い人や手軽に取引を行いたい人にはむしろ販売所形式が向いているといえる。
楽天ウォレットがおすすめな人の特徴


これまで紹介した特徴を踏まえると、楽天ウォレットは次のような人におすすめといえる。
- 楽天ポイントを活用したい人
- 普段から楽天経済圏を利用している人
- まずは販売所形式から始めてみたい人
楽天ウォレットは楽天ポイントで暗号資産を購入することができる。
「興味はあってもなかなか始めるきっかけがない」という人は、まずはポイント投資から始めてみるのもよいだろう。
また、楽天ウォレットは楽天銀行や楽天ウォレットと連携することでより利便性が向上する。
取引によって楽天市場でのポイント還元率がアップするサービスもあるので、普段から楽天経済圏を利用している人には使い勝手が良いといえる。
加えて、楽天ウォレットは現物取引が販売所形式のみとなっていることも特徴である。
提示された価格で売買を行うシンプルな仕組みであるため、初めて暗号資産投資にチャレンジする人や、気軽に売買を行いたい人には向いている取引所だ。
楽天ウォレットの口座開設の流れ


楽天ウォレットでは、主に下記の流れに沿って口座開設の手続きを行う。
- STEP1:楽天会員の登録を行う
- STEP2:楽天会員でログインする
- STEP3:交付書面を確認する
- STEP4:必要事項を登録する
- STEP5:本人確認を行う
それぞれくわしく手続きの流れを解説していこう。
STEP1:楽天会員の登録を行う
楽天ウォレットの公式サイトにアクセスし、「口座開設」をタップする。すると、「楽天会員の方はこちら」と「楽天会員でない方はこちら」のボタンが表示される。
楽天ウォレットを利用するためには、まず楽天会員の登録を行う必要がある。楽天会員でない場合は「楽天会員でない方はこちら」をタップして進もう。
続けて会員登録の画面となるため、メールアドレスを登録して会員登録を行う。
すでに楽天会員となっている場合は、「楽天会員の方はこちら」をタップして次に進もう。
STEP2:楽天会員でログインする
楽天会員に登録手続きが完了したら、ログイン画面へ進む。すでに会員登録が完了している人も、「ユーザーID」と「パスワード」を入力して「次へ」をタップする。
STEP3:交付書面を確認する
次に、各種交付書面の確認画面へと進む。暗号資産口座の開設では、各種リスクや手数料に関する説明を理解した上で手続きを行う必要がある。
画面に表示される交付書面にはそうした重要事項が記載されているため、必ず目を通して内容を確認しよう。
交付書面は、全部で下記の6種類となっている。
- 書面の電磁的方法による交付等取扱規程
- 個人情報保護方針
- 楽天ウォレット総合取引約款及び残高表示サービス利用規約
- 暗号資産取引契約締結前交付書面(現物取引・証拠金取引)
- 暗号資産店頭証拠金取引に係る確認書
- 反社会的勢力でないことの確約に関する同意書
これらをすべて確認したら、画面下部の「上記規約等を確認し規約及び個人情報保護方針に同意します」の横にチェックを入れて次に進む。
なお、ここで確認した各種交付書面は公式サイトやアプリでいつでも確認することが可能だ。
後から内容を再度確認したい場合や疑問点が生じた場合は、いつでも閲覧することができる。
STEP4:必要事項を登録する
次に、楽天ウォレットIDとパスワードの設定を行う。
楽天会員と同じものを設定することも可能だが、セキュリティ面を考慮すると異なるID、パスワードを設定することがおすすめだ。
続いて、内部者取引の確認や勤務先、外国PEPsの該当の確認などを行う。登録した内容をもとに口座開設の審査が行われるため、誤りのないように正確に入力を行おう。
STEP5:本人確認を行う
次に、本人確認のステップへと進む。本人確認の方法は「楽天銀行の口座がある場合」と「楽天銀行の口座がない場合」の2つのパターンに分かれる。
楽天銀行の口座がある場合
すでに楽天銀行の口座がある場合は、「楽天銀行の口座をお持ちの方」をタップして進む。
続いて、楽天銀行口座の支店番号と口座番号を入力する画面となる。事前にキャッシュカードを手元に準備しておくとスムーズだ。
「確認」をタップしたら本人確認が完了だ。楽天銀行の口座がある場合は本人確認書類の提出が不要となるため、スムーズに口座開設を行うことができる。
楽天銀行の口座がない場合
楽天銀行の口座がない場合は、「楽天銀行の口座をお持ちでない方」をタップして「らくらく本人確認」へと進む。
らくらく本人確認で必要となるものは、下記の通りだ。
- 運転免許証
- 在留カード
- スマートフォン
続いての画面で「本人確認を行う」のボタンが表示されるため、タップして次へ進む。
そのまま、運転免許証や在留カードに加えて顔写真を撮影する画面へと遷移するので、画面の指示に従って撮影を行おう。
本人確認書類の提出が完了したら、口座開設の手続きは完了だ。楽天ウォレット側で口座開設の審査が行われ、無事に通過したら取引が開始できる流れとなる。
楽天ウォレットでの入金・出金


楽天ウォレットでは、入出金ともに複数の手段が用意されている。ここでは、それぞれどのような方法が利用できるのかくわしく紹介していこう。
入金について
楽天ウォレットでは、「リアルタイム入金」と「振込入金」の2つの入金方法が利用できる。
リアルタイム入金 | 振込入金 | |
---|---|---|
入金反映 | 即時 | 数分 |
最低入金金額 | 1,000円 | – |
入金受付時間 | 24時間365日 | 出金元の金融機関に準じる |
リアルタイム入金は楽天銀行の口座から入金する方法で、即時反映されることが特徴だ。
メンテナンスを除いて24時間365日いつでも利用できるので、市場動向が急変したときもすぐに資金移動できる利便性がある。
一方、振込入金は楽天銀行以外の金融機関から入金する方法だ。手数料はかからないものの、振込手数料は負担する必要がある。
また、通常は振込手続きから数分程度で入金が反映されるものの、振込情報が誤っている場合などは反映までに数営業日かかることがある点に注意が必要だ。
出金について
出金方法は、「リアルタイム出金」と「その他金融機関口座への出金」、「楽天キャッシュへのチャージ」の3種類がある。
リアルタイム出金 | 指定金融機関口座への出金 | 楽天キャッシュへのチャージ | |
---|---|---|---|
出金反映 | 3銀行営業日以内 | 3銀行営業日以内 | 即時 |
最低出金金額 | 1円 | 1円 | 1,000円 |
出金受付時間 | 24時間365日 | 24時間365日 | 24時間365日 |
リアルタイム出金と指定金融機関口座への出金については、いずれも1回あたり300円の手数料がかかる。しかし、楽天キャッシュへのチャージは手数料がかからない。
1回につき10万円までしか出金できない制限はあるものの、コストを抑えるためには楽天キャッシュも併用することを検討してみよう。
楽天ウォレットで暗号資産取引を楽しもう


楽天ウォレットは、楽天ポイントや楽天銀行など楽天の関連サービスとの連携機能が多い取引所だ。
楽天ポイントで暗号資産を購入することもできるので、初めて暗号資産取引にチャレンジする人も気軽に売買を始めやすい。
また、入出金の方法によっては手数料をかけずに資金移動をできるため、コストを抑えたい人にも向いている。
口座開設はオンライン上で手軽に行えるので、ぜひこの機会に楽天ウォレットの利用を検討してみよう。
よくある質問

