- GMOコインは低コストで利用しやすいプラットフォーム
- 初心者から上級者まで幅広いニーズに対応
- 出金額の制限には注意が必要
大手金融グループである「GMOフィナンシャルホールディングス」が運営するGMOコイン。100円から手軽に投資できることが魅力のプラットフォームだ。
この記事では、GMOコインの特徴やメリット・デメリットについて紹介する。普段から利用している投資家の評判・口コミも紹介するため、利用先を選定する際の参考にしていただきたい。
GMOコインの基本情報

まずは、GMOコインの概要や取扱銘柄、各種手数料について確認していこう。
GMOコインの概要
GMOコインは「GMOフィナンシャルホールディングス」傘下のサービスだ。
GMOフィナンシャルホールディングスは東証上場企業であり、GMOコイン以外にもGMOクリック証券やGMO外貨などの金融サービスを展開している。
大手金融グループが運営していることは、投資家の安心感にもつながるだろう。
また、GMOコインは仮想通貨取引所としては珍しく、外国為替FXのサービスも併せて提供していることが特徴である。
通常、仮想通貨とFXはそれぞれ独立したサービスとして提供されることが多いため、投資家は取引に応じてサービスを使い分ける必要がある。
しかし、GMOコインでは1つのプラットフォームで仮想通貨とFXの取引が行えることから、より使い勝手のよい取引所といえる。
取扱銘柄一覧表
GMOコインでは、販売所と取引所によって取り扱いコインが異なる。ここでは、「販売所・取引所共通」「販売所のみ」「取引所のみ」に分けて取扱銘柄を紹介しよう。
販売所・取引所共通(21種類) | ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) ビットコインキャッシュ(BCH) ライトコイン(LTC) エックスアールピー(XRP) ステラルーメン(XLM) ベーシックアテンショントークン(BAT) テゾス(XTZ) ポルカドット(DOT) コスモス(ATOM) カルダノ(ADA) メイカー(MKR) ダイ(DAI) チェーンリンク(LINK) ドージコイン(DOGE) ソラナ(SOL) モナコイン(MONA) エンジンコイン(ENJ) クアンタム(QTUM) シンボル(XYM) アバランチ(AVAX) |
---|---|
販売所のみ(3種類) | ファイルコイン(FIL) ザ・サンドボックス(SAND) チリーズ(CHZ) |
取引所のみ(4種類) | ネム(XEM) FCRコイン(FCR) アスター(ASTR) NOT A HOTEL COIN(NAC) |
また、販売所と取引所では売買の流れやコストも異なる。取引の際は、売買したい銘柄や市況、投資意向などを踏まえたうえで取引する方式を選ぶようにしよう。
各種手数料
仮想通貨プラットフォームでは、主に入出金や売買の際に手数料が発生する。
手数料は利益の幅にも直結するポイントとなるため、必ず事前にどれくらいのコストがかかるか確認しておこう。
口座開設手数料 | 無料 |
---|---|
日本円入金手数料 | <即時入金>無料 <振込入金>振込手数料は利用者負担 |
日本円出金手数料 | 無料(大口出金は400円) |
仮想通貨入金手数料 | 無料(送金手数料は利用者負担) |
仮想通貨送金手数料 | 無料 |
取引手数料 (販売所) | 無料(スプレッドあり) |
取引手数料 (取引所) | <BTC、ETH、XRP、DAI> Maker:-0.01% Taker:0.05% <上記以外の銘柄> Maker:-0.03% Taker:0.09% |
GMOコインでは、入出金手数料が安価に設定されている。大口出金となるのは20,000,001円からであるため、まとまった金額を動かさない限りはコストをかけずに資金移動が行える。
また、仮想通貨の入出金についてもコストがかからない。
他のウォレットやプラットフォームへの資金移動を行う際も手数料がかからないため、複数の取引所を利用する投資家にとっても使い勝手の良いプラットフォームといえる。
GMOコインのメリットとは

GMOコインのメリットとして、主に下記のような点が挙げられる。
- 取り扱いコインが豊富
- 取引コストが安価
- 取引方法が充実している
- アプリが2つのモードに対応している
それぞれくわしく解説していこう。
取り扱いコインが豊富
仮想通貨には多くのコインがあり、どの銘柄を売買できるかはプラットフォームによって異なる。
GMOコインでは販売所で24種類、取引所で25種類を取り扱っており、投資家はメジャーコインからマイナーコインまでさまざまな銘柄へ投資することができる。
また、GMOコインは積立サービスに対応しているコインが多いことも特徴だ。
他のプラットフォームでは、積立サービスに対応しているのはメジャーコインのみということも珍しくない。
しかし、GMOコインでは下記の20銘柄すべてで積立投資を行うことができる。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
- エックスアールピー(XRP)
- ステラルーメン(XLM)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
- テゾス(XTZ)
- ポルカドット(DOT)
- コスモス(ATOM)
- カルダノ(ADA)
- メイカー(MKR)
- ダイ(DAI)
- チェーンリンク(LINK)
- ドージコイン(DOGE)
- ソラナ(SOL)
- ファイルコイン(FIL)
- ザ・サンドボックス(SAND)
- チリーズ(CHZ)
- アバランチ(AVAX)
値動きの大きいマイナーコインにも積立投資ができるため、よりリスク分散しながら購入できるメリットがある。
取引コストが安価
仮想通貨投資で資金効率を上げるためには、取引にかかるコストをなるべく抑える必要がある。
特に、入出金手数料や取引手数料は取引の都度発生するものであるため、できるだけ安価に抑えたいポイントである。
その点、GMOコインは基本的に入出金手数料がかからず、資金移動のコストを気にする必要がない。
また、取引所形式の取引手数料については銘柄によって異なっており、詳細は下記の通りだ。
- BTC、ETH、XRP、DAI
- Maker:-0.01%
- Taker:0.05%
- 上記以外の銘柄
- Maker:-0.03%
- Taker:0.09%
Makerの手数料は-0.01%、-0.03%のマイナス手数料となっており、投資家は手数料を支払うのではなく、約定金額に応じた金額を受け取ることができる。
Makerは市場に流動性をもたらす注文になるため、その見返りとして報酬を受け取れる仕組みとなっているのだ。
販売所形式やTaker側の注文に慣れてきたら、Makerとして売買を注文することも検討してみよう。
取引方法が充実している
GMOコインでは、下記のような取引方法を提供している。
- 販売所
- 取引所
- 暗号資産FX
- つみたて暗号資産
- 貸暗号資産ベーシック
- 貸暗号資産プレミアム
- ステーキング
- IEO
通常の現物取引に加えて、レバレッジ取引に対応したFX、積立サービスなどさまざまな方法で仮想通貨投資を楽しむことができる。
また、貸暗号資産とは、保有しているコインを取引所へ貸し出すことで利息を受け取れるサービスだ。
GMOコインでは「ベーシック」と「プレミアム」の2つのサービスがあり、それぞれ利回りや貸出期間、対象銘柄などが異なる。
一定期間仮想通貨を保有する予定がある場合は、貸暗号資産で利回りを得ることもひとつの方法だ。
このようにGMOコインではさまざまな取引スタイルがあり、投資家は投資意向や市況、リスク許容度などによって取引方法を選択することができる。
アプリが2つのモードに対応している
GMOコインが提供するスマホアプリでは、「トレーダーモード」と「ノーマルモード」の2つのモードが搭載されている。
トレーダーモードは高機能チャートを使って取引が行えるツールで、販売所と取引所、FXに対応している。
一方、ノーマルモードはシンプルで視認性の高いデザインで、初めて利用する人でも使いやすいツールとなっている。
1つのアプリで2つのモードが利用できるため、投資家は取引スタイルや投資経験に合わせてモードを選択することができる。
たとえば、はじめはノーマルモードから利用して慣れてきたらトレーダーモードへ移行するのもよいだろう。
また、トレーダーモードでは外国為替FXにも対応しており、仮想通貨以外の取引も行える。複数のアプリをインストールする必要がないのも嬉しいポイントだ。
GMOコインのデメリットとは

一方、下記のようなデメリットも存在する。
- 最低出金額が1万円
- 仮想通貨の最低送金額も高め
- 積立サービスが自動引落に対応していない
それぞれくわしく解説していこう。
最低出金額が1万円
GMOコインでは大口出金でなければ出金手数料がかからないメリットがあるが、1回あたりの出金額は1万円以上に定められている。
1万円未満の金額は引き出しが行えないため、少額投資をメインに利用する人や投資成果をこまめに確認したい初心者にとってはやや不便に感じるかもしれない。
他の取引所ではこうした出金制限を設けていないところもあることから、資金移動の自由度でいうとやや劣るといえるだろう。
とはいえ、出金手数料無料のサービスを維持するためには、ある程度出金に制限をかけるのも無理はないかもしれない。
なお、口座から残高を全額引き出す場合はこの出金制限が適用されない。少額取引の場合は全額を引き出すようにするのもひとつの方法だ。
仮想通貨の最低送金額も高め
GMOコインでは仮想通貨の送金手数料も無料となっており、ウォレットや他のプラットフォームに送る際もコストを気にする必要がない。
ただし、各銘柄によって最低数量が定められている点に注意が必要だ。
ここで、主要なコインの最低数量を確認しておこう。
銘柄 | 最低数量 |
---|---|
ビットコイン | 0.02 BTC / 回 |
イーサリアム | 0.1 ETH / 回 |
ビットコインキャッシュ | 0.02 BCH / 回 |
ライトコイン | 0.1 LTC / 回 |
エックスアールピー | 50 XRP / 回 |
たとえばビットコインの場合、約1,500万円からの出金となる(2025年5月14日現在)。
手数料がかからないメリットがあるものの、少額しか保有していないユーザーにとっては実質的に送金が難しいだろう。
なお、仮想通貨についても口座内の残高を全額送付する場合については、この制限が適用されない。
他のウォレットやプラットフォームへ送金したい場合は、保有分を全て送ることも検討してみよう。
積立サービスが自動引落に対応していない
GMOコインでは積立サービスを提供しており、時間分散をしながら仮想通貨に投資できるメリットがある。
ただし、投資資金は指定口座から自動で引き落とすことができず、積立日までにGMOコインの口座に入金しておく必要がある。
他のプラットフォームの積立サービスでは、指定した口座から自動で引き落としが行われるものが多く、自分で資金移動を行う手間がかからない。
一方、GMOコインでは定期的に資金移動を行う必要があり、「投資に手間をかけたくない」という人には使い勝手が悪く感じられるだろう。
もし入金を忘れてしまうと購入が行えないため、時間分散のメリットを十分に活かすことができない。
毎月きちんと積立投資を行うためには、積立スケジュールを把握して事前に余裕をもって資金を入金しておく習慣をつけることが重要だ。
【評判・口コミ】GMOコインにやばい口コミはあるのか?

弊社では、実際にGMOコインを利用している人を対象にアンケート調査を行った。ここからは、「良い評判」と「悪い評判」に分けて口コミ・評価を紹介していこう。
良い評判・口コミ
アンケート調査では、GMOコインについて下記のような良い評判が寄せられた。

インターフェースがとてもシンプルでわかりやすく取引しやすい。



仮想通貨の取扱銘柄が多いことや金融業界で実績のある会社が運営しているため信頼性が高い。



入出金手数料が基本的に無料。取引の種類が豊富で現物やレバレッジ取引など多様なサービスがある。
普段から利用している投資家からは、取引ツールの機能性にポジティブな評価が聞かれている。
刻一刻と状況が変化する仮想通貨市場において、取引チャンスを逃さずすぐに売買が行えるのは嬉しいポイントだ。
また、取扱銘柄が多いことや取引の種類が豊富であることについても高く評価されている。
投資家は市況や投資意向に合わせて投資先や投資方法を選べるため、取引の機会を広げられるメリットがある。
さらに、入出金手数料を抑えられる点にも良い評価が寄せられている。特に、資金移動を頻繁に行う人にとっては便利なポイントといえる。
悪い評判・口コミ
一方、GMOコインでは下記のようなネガティブな声も聞かれている。



他の仮想通貨の取引所と比較すると送金数を多めに設定しなければならず、余裕を持って資金を工面する必要がある。



17時から18時が出金できない時間となっているため資金移動がすぐできないことがある。最低出金額が1万円とそれ以下では出金できない。



GMOに限ったことではありませんが、トラベルルールにより送金できる取引所がかなり狭まったのが改善してほしい。
仮想通貨の送金は手数料が無料となっているものの、最低送付数量が高めに設定されている。そのため、他の取引所やウォレットを使う人にとっては少し不便を感じるかもしれない。
また、出金金額や時間帯の制限にも不満の声が聞かれた。出金手続きを行う際は、事前に最低出金金額や手続きの受付時間を確認しておくと安心だ。
加えて、最近ではトラベルルールについても考慮する必要がある。トラベルルールとは仮想通貨を送付するときのルールで、資金の動きを追跡しやすくするためのルールである。
これは他の取引所に共通することだが、トラベルルールの導入により仮想通貨を送金できなくなったケースも多い。
複数のプラットフォームを使い分ける際は、GMOコインとの間で送金が可能かどうかも確認しておこう。
GMOコインは初心者から上級者までおすすめの取引所
GMOコインはさまざまな取引方法を取り扱っており、販売所・取引所での売買に加えてレバレッジを用いた信用取引、積立サービスなど幅広い投資方法がある。
そのため、まずは販売所や積立サービスから仮想通貨投資を始め、慣れてきたら取引所や信用取引にチャレンジすることも可能だ。
また、取扱銘柄も多く、豊富な選択肢の中から投資先を選定できるメリットもある。値動きが大きくリスクも高い仮想通貨だからこそ、複数の銘柄に分散投資できるのは嬉しいポイントだ。
加えて、取引ツールも「トレーダーモード」と「ノーマルモード」の2つのモードがあるため、投資経験や投資意向に合わせてモードを使い分けられる。
初心者から上級者まで幅広いニーズに答えられる取引所といえるだろう。
仮想通貨・ビットコイン投資はGMOコインで始めよう!


GMOコインでは、簡単な3つのステップで口座開設が行える。ここからは、口座開設の流れについてくわしく紹介していこう。
また、現在開催中のキャンペーンについても紹介するため、口座開設の際の参考にしていただきたい。
STEP1:アカウントを登録する
まず、GMOコインの公式サイトへアクセスし、「口座開設」をタップする。メールアドレスを登録する画面へ進むため、メールアドレスを入力して「口座を開設する」をタップしよう。
または、「Googleで口座開設」を選ぶとGoogleアカウントを用いて口座開設を行うことも可能だ。都合の良い方法を選ぼう。
その後、入力したメールアドレスへ認証メールが送付される。記載されたURLへ進み、パスワードを設定しよう。
STEP2:情報登録・本人確認書類の提出
氏名や住所、生年月日などの情報を登録する。入力した情報は提出する本人確認書類と併せて確認されるため、必ず正しく入力しよう。
次に、本人確認書類への提出へと進む。
GMOコインでは「アプリでかんたん本人確認」と「ウェブでかんたん本人確認」、「画像アップロードで本人確認」の3つの本人確認の方法がある。
それぞれ提出できる本人確認書類が異なるため、下記表で確認しておこう。
アプリでかんたん本人確認 | ウェブでかんたん本人確認 | 画像アップロードで本人確認 |
---|---|---|
・運転免許証 ・マイナンバーカード ・在留カード ・特別永住者証明書 | ・運転免許証 ・マイナンバーカード ・住民基本台帳カード(顔写真あり) ・在留カード ・特別永住者証明書 ・運転経歴証明書 | ・運転免許証 ・マイナンバーカード ・パスポート ・各種健康保険証 ・住民基本台帳カード(顔写真あり) ・住民票の写し ・住民票記載事項証明書 ・印鑑登録証明書 ・在留カード ・特別永住者証明書 ・運転経歴証明書 |
なお、一番手順が簡単に済むのは「アプリでかんたん本人確認」だ。アプリでかんたん本人確認では、GMOコインのスマホアプリをダウンロード後、画面の指示に従って本人確認書類と顔写真の撮影を行う。
この方法では郵送物の受け取りが不要となっており、最短10分で取引を開始することが可能となっている。
なるべく早く取引を開始したい場合は、アプリでかんたん本人確認を利用することがおすすめである。
STEP3:口座開設コードの受け取り
口座開設が完了すると、口座開設コードが送付される。送付方法は本人確認を行った方法によって異なるため注意が必要だ。
- アプリでかんたん本人確認→メール
- ウェブでかんたん本人確認→メール
- 画像アップロードで本人確認→郵送
届いたメール・書類に「口座開設コード」が記載されているため、画面に入力してログインしたら取引が開始できる。
口座に投資資金を入金したら、販売所や取引所で売買を開始してみよう。
現在開催中のキャンペーン
GMOコインでは、仮想通貨の購入で毎日10人に現金1,000円が抽選で当たるキャンペーンを開催している。
キャンペーンの参加状況は、「販売所で500円以上の仮想通貨を購入すること」もしくは「つみたて暗号資産で1回以上仮想通貨を購入すること」となっている。
条件に該当すると自動でエントリーされ、毎日抽選が実施される。
抽選に当たると、ログイン後「キャンペーン>販売所」と進むと「当選金受取」のボタンが表示される。ボタンをタップすると当選金が口座に反映される仕組みだ。
気軽に仮想通貨投資が行えるうえ、キャンペーンへ参加する楽しみが得られるのは嬉しいポイントである。ぜひ販売所や積立サービスを利用してキャンペーンに参加してみよう。
なお、当選金の受け取りには期限が定められており、当選から7日以内に受け取らない場合は無効となってしまう。キャンペーン参加後は抽選結果をすぐに確認するようにしよう。
GMOコインでビットコイン投資を始めよう


GMOコインは取り扱いコインが豊富であることや取引方法が充実していることから、初心者から上級者まで幅広い投資家が利用しやすいプラットフォームだ。
取引ツールにも「トレーダーモード」と「ノーマルモード」の2つがあるため、自分の投資意向に合わせて使い分けてみよう。
また、GMOコインはコストを安価に抑えやすいことも魅力のひとつである。
特に日本円や仮想通貨の入出金は基本的に手数料無料となっているため、資金移動を頻繁に行う人にもおすすめだ。