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50代から加入する貯蓄型保険のすすめ!保険選びのポイントと活用法、おすすめ商品までを徹底解説

この記事で解決できるお悩み
  • 50代が貯蓄型保険を利用するメリットやデメリットが知りたい
  • 50代から貯蓄型保険を選ぶためのポイントが知りたい
  • 50代におすすめの貯蓄型保険を知りたい

50代は定年が近づいてきて、老後の生活を本気で考える年代だ。また子供がいる方は、大学進学する年代でもある。

このようなライフイベントがあるため、お金の不安を抱えている方も多いだろう。さらに50代は健康リスクが若い時よりも高く、保険での備えが重要になってくる。

この記事では50代の保険の役割や貯蓄型保険の必要性と種類、保険選びのポイント、おすすめの保険3種類について解説する。

将来の不安やお金の悩みを抱えている50代の方を参考にしてほしい。

目次

50代における保険の役割と貯蓄型保険の必要性

50代における保険の役割と貯蓄型保険の必要性について以下3つを解説する。

  • 50代が保険に加入する意義
  • 貯蓄型保険の概要や種類
  • 50代における貯蓄型保険の必要性 

50代で保険に加入するか迷っている、貯蓄型保険に興味のある方は参考にしてほしい。

50代が保険に加入する意義

50代が保険に加入する意義は以下の2つだ。

  • 健康リスク
  • 子供の教育費

健康リスク

50代は定年が近くなり、健康リスクが高まる年代だ。厚生労働省の調査によると、50代で入院または通院する割合である受療率(人口10万人対)は、下記の通りだ。

入院外来
男性(50〜54)5513,602
男性(55〜59)7764,368
男性平均9104,971
女性(50〜54)4044,977
女性(55〜59)5515,856
女性平均1,0076,308
参考:厚生労働省「令和2年(2020患者調査の概況 2受療率 」

たとえば男性(50〜54)が10万人いた場合、そのうち入院するのは551人、外来に行くのは3,602人となる。

50代の受療率は、男女ともに平均を下回っている。しかし10代〜40代よりは上昇しているため、健康リスクが高まっているといえる。

以下のような費用は高額療養費制度の対象外だ。

  • 差額ベッド代
  • 先進医療にかかる治療費
  • 入院中の生活費

これらは全額自己負担になるため、貯蓄だけで対応するのは非常に大変だ。そのため健康リスクを懸念するのであれば、保険に加入する意義は十分にある。

子供の教育費

子供の年齢によっては万が一の事態に備えて、教育費の準備が必要になる。50代であれば子供が大学前または在学中というケースも多いだろう。

日本政策金融公庫の調査によると、入学費と4年間の在学費を合計すると、入学する大学によっては800万円以上のお金が必要になる。

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入学費4年間の在学費入学費+在学費
国立大学67.2万円414万円481.2万円
私立大学文系81.8万円608万円689.8万円
私立大学理系88.8万円732.8万円821.6万円
出典:日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査 P5,6」

子供が一人暮らしまたは留年した場合はさらに必要なお金が増える。一家の大黒柱に万が一のことがあると、これらのお金が払えず、子供が大学に通えなくなってしまう。

そのため稼ぎ頭に万が一のことがあったとしても、教育費が支払えるように保険に加入するべきである。

老後資金の準備

50代は定年が近づいてきており、老後資金の準備を考える時期だ。

生命保険文化センターの調査によると、老後の最低限の生活費とゆとりある生活費の金額は次の通りだ。

  • 最低限の日常生活費
    • 月額23.2万円
  • ゆとりある老後生活費
    • 月額37.9万円

一方で日本年金機構によると、67歳以下の夫婦が受け取れる厚生年金の月額は22万4,482円だ。

年金だけでは最低限の日常生活費も賄えない。そのため足りないお金を準備するための手段として、保険を検討しよう。

※平均標準報酬(賞与含む月額換算)43.9万円で、40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準。

貯蓄型保険の概要や種類

そもそも生命保険は「貯蓄型保険」と「掛捨て型保険」の2種類に分けられる。

貯蓄型保険とは、その名の通り貯蓄性がある保険のことだ。満期前に解約すると「解約返戻金」を、満期になると「満期保険金」が支払われる。

契約内容にもよるが、長期で加入するほど受け取れる解約返戻金は多くなる。

支払った保険料よりも支払われる保険料が多いケースもあるため、資産運用に保険を活用する方も珍しくない。

一方で、掛捨て型保険には貯蓄性がない。解約返戻金や満期保険金を受け取れない分、比較的保険料が安価という強みがある。

ここで貯蓄型保険の代表的な商品を以下4つ紹介する。

  • 終身保険
  • 養老保険
  • 個人年金保険
  • 学資保険

終身保険

終身保険は死亡保険の一種で、保障が一生涯続く保険商品だ。被保険者が死亡または高度障害状態になると、保険金が支払われる。

保障期間は一生涯のため満期が設定されておらず、満期保険金は受け取れない。ただし解約時には解約返戻金が支払われる。

そのため万が一の事態に備えつつ、貯蓄も行いたい方に一押しの商品だ。

養老保険

養老保険は生死混合保険とも呼ばれ、以下いずれかのケースで保険金が支払われる商品だ。

  • 解約時
    • 解約返戻金
  • 満期時
    • 満期保険金
  • 死亡または高度障害状態
    • 死亡保険金または高度障害保険金

※死亡保険金、高度障害保険金を受け取ると満期を迎えても満期保険金は支払われない

養老保険は万が一の事態の備えと貯蓄を同時に行える商品だ。ただし保険料の一部が貯蓄に充てられるため、保険期間と保険金額が同じ掛け捨て型の死亡保険と比べると、保険料が割高になる。

個人年金保険

個人年金保険は、一定の年齢に達すると保険金を受け取れる商品だ。個人年金保険は公的年金に対して、私的年金とも呼ばれる。

受け取る年齢や形式、運用方法は契約前に決める。個人年金の種類を下記の表にまとめたので参考にしてほしい。

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受取期間被保険者が死亡したときの扱い
終身年金被保険者が生存している間遺族は受け取れない
有期年金被保険者が生存している間の一定期間遺族は受け取れない
確定年金契約時に定めた年数遺族も受け取れる
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年金額最低保証
定額個人年金保険決まっている保険金・解約返戻金ともにあり
変額個人年金保険変動する保険金・解約返戻金ともにあり

学資保険

学資保険は子供の教育費を準備するための商品だ。契約時に保険金の支払開始年齢を設定する。基本的に大学入学時に保険金が支払われるようにする。

また契約者である親に万が一のことが起きた場合、以後保険金の支払いが免除される。

満期時には満期保険金が受け取れるため、学資保険があれば子供の教育費の心配が小さくなる。

貯蓄型保険といっても最適な商品は、各家庭の状況や目的により異なる。自分と相性の良い商品を選びたい方は、専門家にアドバイスを求めよう。

50代における貯蓄型保険の必要性

基本的に50代は貯蓄型保険が必要だ。

50代はこれまでよりも健康リスクが高くなる。万が一病気やけがを負って仕事ができなくなると、収入が激減してしまう。

差額ベッド代入院中の生活費などは、高額療養費制度の対象外のため、十分な貯蓄がなければ対応できない。

そのため、このようなリスクに備えて貯蓄型保険に加入する必要性は十分にある。

扶養している家族がいるのであれば、万が一の事態に備える必要がある。たとえば子供が独立していない家庭や片働きの家庭が該当する。

上記の家庭は、一家の稼ぎ頭に万が一のことがあると、経済的に困窮してしまう可能性がある。

また進学をはじめとしたお金が必要になるライフイベントに対応できなくなるケースも十分に考えられる。

残された家族の生活を守るためのお金を貯蓄できていない場合は、貯蓄型保険の活用を検討しても良いだろう。

50代向け!貯蓄型保険選びのポイントと活用法

50代といっても、各家庭の状況によって貯蓄型保険を選ぶポイントは異なる。

ここでは50代の中でも独身・既婚(子供なし、子供が独立している)・既婚(子供あり)の3つのケースに分けて、貯蓄型保険を選ぶポイントについて解説する。

独身

独身の方は扶養家族がいないため、終身保険や学資保険といった家族の生活を守るための保険は不要だ。

一方で老後に対する備えが必要になる。個人年金保険を活用すれば、生命保険料控除により節税しながら老後の備えができる。

また変額個人年金保険を活用すれば、運用によってインフレ対策も同時に行える。将来の年金が足りるのか不安な方は、個人年金保険の活用を検討してほしい。

既婚(子供なし、子供が独立している)

昔に加入している保険がある方は、保障内容の見直しを行おう。一般的に必要な保障は、年々減っていく。

つまり何年も保険の見直しをしていない場合は、過剰な保障に対して多額の保険料を支払っていることになる。

保険を見直す際は、保険金額の減額や必要性の薄い特約の解約を行おう。これらを行うことで、月々の保険料を安くでき、家計に余裕ができる。

既婚(子供あり)

子供が独立していない場合は、充実した保障内容が求められる。特に大学へ進学する場合は、入学費と4年間の学費で800万円以上のお金が必要になることもある。

※私立大学の理系に進学したケース

また子供が一人暮らしする場合は、支出がさらに増え、1,000万円以上の備えが必要となるケースも想定できる。

十分な貯蓄がないときに一家の大黒柱に万が一のことが起きると、金銭的な理由で進学を諦めざる負えなくなる家庭も出てくるだろう。

また50代は住宅ローンの支払いや、老後資金の準備で出費が多くなる年代だ。養老保険を活用すると、確実に貯蓄を行いつつ、想定外の事態に備えられる。

50代から加入するべきおすすめの貯蓄型保険

前述の選ぶポイントをもとに、50代におすすめの貯蓄型保険を以下3つ紹介する。

  • 富国生命保険|個人年金保険 みらいプラス
  • オリックス生命|終身保険RISE【ライズ】
  • ソニー生命|養老保険(無配当)

どの保険に加入すれば良いかわからないと悩んでいる方は、参考にしてほしい。

富国生命保険|個人年金保険 みらいプラス

富国生命保険|個人年金保険 みらいプラス」は、0歳〜55歳までが加入できる商品だ。

加入時の年齢や性別に関わらず保険料が一律なので、50代の方でも手軽に加入できる。

また受け取り開始年齢は1歳単位で設定できるため、ライフプランに合わせて柔軟な対応ができることも魅力だ。

また受け取り方式は以下の4つから選択できる。

受取方法概要
定額型一定期間同額の年金が受け取れる
前厚型年金開始後数年間の年金額が充実する
定額型定額の年金が数年間受け取れる
一括受取年金開始時に一括で受け取る

オリックス生命|終身保険RISE【ライズ】

オリックス生命|終身保険RISE【ライズ】」は、保険金額と保険の払込期間を加入者のライフプランに合わせて選べる商品だ。

低解約払戻期間の設定により解約返戻金を抑制し、お手頃な保険料で加入できる。また保険料は加入時から上がらないと明記されていることも魅力だ。

解約返戻金が抑制されているとはいえ貯蓄性があるため、子供の教育費や突発的な支出に対応できる。

お手頃の保険料で終身保険に加入したい方は、検討してほしい商品だ。

ソニー生命|養老保険(無配当)

ソニー生命|養老保険(無配当)」は、加入可能な年齢が3歳〜78歳と幅広いのが特徴だ。

配当金が設定されていないため、割安な保険料で加入ができる。

保険金額は100万円〜7億円と幅広く設定できるため、あらゆるライフプランの備えに有効だ。

また保険金額が一定額を超えると、保険料が割引になるため、充実した保障内容をお得に準備したい方にもおすすめできる。

50代の貯蓄型保険はライフスタイルで決めよう

この記事では50代の保険の役割や貯蓄型保険の必要性と種類、保険選びのポイント、おすすめの保険3種類について解説した。

保険の必要性や最適な保険は各個人の状況や目的により異なる。また記事中では具体的な商品を紹介したがあくまで一例である。

大切なことはあなたにとって相性の良い保険を見つけることだ。

しかし保険の種類は多種多様であり、詳しくない方が最適な保険を見つけるのは非常に難しい。

そのため保険選びに少しでも疑問や不安があれば、保険のスペシャリストへの相談をおすすめしている。

専門的なアドバイスを受けることで、自分に必要な保険を簡単に見つけることができるだろう。

特にマッチングサイト「生命保険ナビ」を活用すれば、全国の保険の専門家からあなたのニーズにあった担当者を選べる。

専門家の意見を聞きながら保険を選びたい方は以下のボタンから申し込んでみてほしい。

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執筆者

2019年に野村證券出身のメンバーで創業。お客様と保険のプロを結ぶマッチングサイト「生命保険ナビ」を運営。「投資家が主語となる金融の世界を作る」をビジョンに掲げている。

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