株式会社ワオナス　北川英之氏　TOPインタビュー

株式会社ワオナスは、仙台を拠点に「ご縁のあるすべての方に、穏やかで愛情のこもったフィナンシャルプランを提供する」という経営理念のもと、活動しています。

今回は、代表取締役の北川氏に、保険業界で働き始めた理由や保険の必要性についてお話を伺いました。

株式会社ワオナスの特徴や歴史

これまでの経歴を教えてください。

2001年に大学を卒業後、総合商社に入社し、偶然にも保険事業部門に配属されました。

そこで初めて保険ビジネスに触れ、大きなやりがいを感じたのですが、商社の一部門であることから、より広いフィールドで挑戦したいと考えるようになりました。

そのタイミングで、外資系生命保険会社であるアリコジャパン（現メットライフ生命）からオファーをいただき、25歳の時に転職を決意しました。

13年間勤務した後、2017年に保険代理店である株式会社ワオナスを設立し、現在、この保険代理店は8年目を迎えています。

また、2019年には別事業として、保険業界に特化した秘書・事務業務のオンラインアシストサービスを提供する株式会社マイクラークを立ち上げ、現在はグループ2社を経営しています。

株式会社ワオナスの社名の由来を教えてください。

ワオナスという社名は私の座右の銘でもある、聖徳太子の17条憲法の第一条「和を以て貴しとなす」という言葉に由来しています。

この言葉は調和や協調を重んじ、互いに協力しあうことの大切さを説いています。

弊社は、社内のチームワークはもちろん、顧客や社会との関係においても「和を以て貴しとなす」というスタイルを貫くことを目指しています。

保険業界に魅力を感じた理由を教えてください。

保険ビジネスは他の業種と異なり、値引きができないため、誠実さや人間性が強く求められる点に魅力を感じました。

さらに、保険は世界中の人々に必要とされる普遍的なサービスであり、その重要な役割に深い意義とやりがいを感じたことが、私が保険業界で働くことを決意した理由です。

設立の経緯や背景を教えてください。

13年間、外資系生命保険会社でファイナンシャルプランナー（FP）として勤務する中で、1社の保険に限らず、複数の金融商品を取り扱うことの重要性を痛感しました。

そのため、乗合代理店として独立し、複数の保険会社の商品を比較・提案できる体制を整えました。

株式会社ワオナスの経営理念を教えてください。

弊社の理念は「ご縁のあるすべての方に穏やかで愛情のこもったファイナンシャルプランを提供する」です。
お金に関する問題は、生活の中で密接に関係しており、避けて通れません。健康と同様に、良好な状態を保つことが幸せな生活に繋がると考えています。

そこで、弊社とご縁のあるお客様が豊かな生活を送るお手伝いをしたいと考えています。その際、押し売りのセールスや自己中心的なアプローチでは、お客様の豊かさを実現できないと感じています。
私たち自身もお客様も、心身ともに豊かな状態でいられるよう、穏やかで愛情のこもったファイナンシャルプランを提供することを目指しています。

御社の特徴や強みを教えてください。

関連会社である保険業界専門のアシスタント会社「マイクラーク」の存在があります。当サービスは事務業務からツール制作までアドバイザーのアシスタントとしてサポートします。

これにより、すべてのファイナンシャルプランナーは、常に質の高いアシスタントサポートを受けながら業務に取り組むことが可能です。

さらに、弊社は日本全国の代理店様をサポートしており、その豊富な経験から得たノウハウを活用したマーケティング、提案手法を学べる点も、ワオナスの大きな強みと考えています。

よく受ける相談内容を教えてください。

弊社には、個人のお客様からの資産運用、NISAやiDeCo、保険の見直しといった幅広い相談が寄せられ、今年に入ってからは、新しいNISAに関するご相談が非常に増えています。そのため、セミナーにご参加いただく方や、直接ご来社される方が増加しています。

私たちは、お客様にとって無駄のないタイミングで、リスクを最小限に抑えたアドバイスを提供できる担当でありたいと考えています。

具体的な提案内容を教えてください。

十分なヒアリングを行い、お客様の潜在化されたニーズの把握を行います。その上でお客様に無理が生じないかを把握し、実現可能かどうかを慎重に検討します。

また、販売後のフォローアップも怠らず、アフターフォロー体制を社内全体でサポートしていくことを徹底しています。

保険について

保険の必要性について教えてください。

生命保険は、家を建てるプロセスに例えられることがよくあります。

まず、若いうちに土地を買っておくようなイメージです。土地を購入することで、将来そこに家を建てる権利を得ることになります。これは、独身の方にとっての最低限の死亡保障や医療保障に相当するでしょう。

次に、将来家族ができたり、守るべきものができた時に家を建てることは、死亡保障を増やしたり、年代に応じて三大疾病の保障を厚くすることと似ています。

さらに将来、家を2階建てにしたり、リフォームして平屋に戻したりすることは、老後の保障の見直しに相当します。介護や相続などの状況に応じて、保険の内容を調整することが求められるでしょう。

このように、全ての世帯にとって、年齢や状況を問わず、何らかの保障は必要だと考えています。たとえ資産家であっても、保険のありがたみは感じられるものですし、保険が役立つ場面は多いはずです。

保険の魅力について

保険に支払った金額に対して、万が一の時には大きな金額が受け取れるという点は、生命保険の大きな特徴であり、魅力だと考えています。このような商品性の金融商品は他にありません。

また、投資性の金融商品と比較すると、生命保険はリスクがある程度抑えられ、保険商品は金融庁の認可で開発されているため、信頼性が高いという安心感があります。

さらに、投資性の保険商品であっても、保険会社が厳選したファンドで運用されるため、安定的な運用が期待できます。たとえば、保障を確保しながら債券の金利を活用して堅実に運用できる点は、他の投資商品にはない魅力です。

また、非課税枠の効率的な活用や受取人を指定できる点などは、生命保険ならではの機能です。
これらの機能を活用することで、生命保険にしかできないさまざまな利点を享受することができます。

最後にお客様へのメッセージをお願いいたします。

一般の方が、自分に最適な保険商品を選び、継続的に管理し、適切なタイミングで見直しを行うことは非常に難しいことです。専門家のサポートを受け、伴走者がいる状態で保険を選ぶことが、長期的に見て最善の選択となると考えています。

是非穏やかで愛情のこもったファイナンシャルプラン設計のお手伝いをさせて頂ければ幸いです。