- FX PLUSの特徴が知りたい
- FX PLUSのメリット・デメリットを知りたい
- FX PLUSの取引条件や利用方法を確認したい
FX PLUSは、マネックス証券が提供する店頭外国為替証拠金取引サービスだ。
結論からいうと、FX PLUSは1,000通貨から少額でFXを始めたい人、マネックス証券の証券総合取引口座とあわせて管理したい人、ロスカットレベルを自分で選びたい人に向いている。
一方で、取扱通貨ペア数は16種類のため、より多くのマイナー通貨を取引したい人や、キャンペーンの条件だけでFX口座を選びたい人は、他社口座も含めて比較した方がよい。
FXは、レバレッジを使って大きな金額を取引できる一方、相場急変時には預けた証拠金を上回る損失が発生する可能性がある。ロスカット制度があっても、損失を完全に防げるわけではない。
本記事では、FX PLUSの特徴、メリット・デメリット、スプレッド、取引条件、口座開設手順、注意点を公式情報に基づいて整理する。
FX PLUSの特徴|1,000通貨・16通貨ペア・取引手数料無料
FX PLUSの主な特徴は、以下のとおりだ。
| 項目 | FX PLUSの内容 | 確認したいポイント |
|---|---|---|
| 取扱通貨ペア | 16種類 | 取引したい通貨ペアがあるか確認する |
| 取引単位 | 1,000通貨以上、1,000通貨単位 | 少額取引を始めやすい |
| 1注文あたりの最大取引数量 | 300万通貨(USD/JPYは100万通貨) | 大口取引の場合は上限を確認する |
| 最大建玉数量 | 5,000万通貨 | 建玉管理が必要 |
| 最大建玉件数 | 1,500件 | 多数の注文を管理する人は確認する |
| 最大レバレッジ | 約25倍(一部通貨ペアは約12.5倍) | 通貨ペアごとの証拠金率を確認する |
| 証拠金 | 円・米ドル・ユーロ | 外貨証拠金を使えるが条件あり |
| ロスカットレベル | 50%・60%・70%・100%から選択可能 | 初期設定は100% |
| 取引手数料 | 無料 | スプレッドや外貨出金などのコストも確認する |
まずは、FX PLUSの特徴を3つに分けて確認しよう。
- 1,000通貨から取引できる
- 取引手数料・口座管理料が無料
- 米ドル・ユーロも証拠金として利用できる
1,000通貨から取引できる
FX PLUSは、全16通貨ペアを1,000通貨以上・1,000通貨単位で取引できる。
1,000通貨単位で取引できると、10,000通貨単位の商品よりも小さい金額から始めやすい。特に、FX初心者が取引ツールや注文方法に慣れる段階では、取引数量を小さくできる点はメリットになる。
ただし、少額で始められるからといってリスクが小さいとは限らない。レバレッジを高くかけると、為替変動による損益の変化も大きくなる。
最初は取引数量を抑え、必要証拠金、ロスカットレベル、スプレッド、スワップポイントの仕組みを理解してから取引量を増やすのが現実的だ。
取引手数料・口座管理料が無料
FX PLUSでは、口座管理料、口座維持費用、取引手数料が無料とされている。
ただし、FXの実質的な取引コストは取引手数料だけではない。買値と売値の差であるスプレッドがあり、相場状況によってスプレッドが拡大することもある。
また、外貨入出金やデリバリー(現物受渡取引)では別途コストが発生する場合がある。手数料を確認する際は、以下のように分けて考えると分かりやすい。
| 費用項目 | FX PLUSでの扱い | 注意点 |
|---|---|---|
| 口座管理料 | 無料 | 公式ルールで確認 |
| 取引手数料 | 無料 | スプレッドは別途実質コストになる |
| 外貨入金 | 送金元銀行の手数料は利用者負担 | 受取銀行でかかる手数料はマネックス証券負担 |
| 外貨出金 | 1件あたり2,000円 | 最低金額は100米ドルまたは100ユーロ |
| コンバージョン | 手数料はないが、採用価格に外貨調達コストが加味される | 20ポイントがあらかじめ加味される |
| デリバリー | 通貨数に応じて手数料がかかる | 1,000〜9,000通貨は2,000円/1,000通貨、10,000通貨以上は200円/1,000通貨 |
「取引手数料が無料」と「すべてのコストが無料」は別だ。実際の取引では、スプレッド、外貨出金、両替、デリバリーの条件も確認しておこう。
米ドル・ユーロも証拠金として利用できる
FX PLUSでは、円だけでなく、米ドル・ユーロも証拠金として預け入れられる。
外貨建て資産を保有している人にとって、米ドル・ユーロを証拠金として利用できる点は特徴の一つだ。
ただし、外貨入出金には条件がある。外貨入出金は国内送金のみ、かつ電話注文のみで受け付けられる。利用する場合は、マネックス証券のお客様ダイヤルへ確認が必要だ。
- 外貨入出金は米ドル・ユーロが対象
- 外貨入出金は国内送金のみ、電話注文のみ
- 送金元銀行の手数料は利用者負担
- 外貨出金は1件あたり2,000円
- 証券総合取引口座の外貨預り金をFX PLUS口座へ振替ることはできない
- 入金した外貨を米国株や外貨建てMMFの買付に利用することはできない
外貨証拠金を活用したい人は、入出金方法、電話受付時間、外貨出金手数料、コンバージョンのコストを事前に確認しておこう。
FX PLUSのメリット・デメリット
FX PLUSのメリットとデメリットは、以下のように整理できる。
| 項目 | 内容 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| メリット | 1,000通貨から取引できる | 少額から始めやすいが、レバレッジ管理は必要 |
| メリット | 取引手数料が無料 | スプレッドや外貨出金コストも見る |
| メリット | 取引ツールが複数ある | PC・スマホ・ブラウザの使いやすさを確認する |
| メリット | ロスカットレベルを選べる | 50%・60%・70%・100%から選択できる |
| デメリット | 通貨ペア数が16種類 | マイナー通貨を幅広く取引したい人には物足りない場合がある |
| デメリット | 外貨入出金は条件がある | 国内送金・電話注文・外貨出金手数料を確認する |
| デメリット | 急変時はロスカットでも損失を完全に防げない | 元本超過損やスリッページの可能性がある |
FX PLUSのメリット|取引ツールとロスカット設定
- 取引ツールが複数ある
- 自分でロスカットレベルを選択できる
- 取引数量を1,000通貨単位で調整できる
FX PLUSでは、以下の3つの取引ツールを利用できる。
| 取引ツール | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| MonexTraderFX | インストール不要のPC向け高機能ツール。テクニカル指標、複数銘柄の比較、チャート上の経済指標表示、チャート発注などに対応 | PCでチャート分析をしながら取引したい人 |
| MonexTraderFX スマートフォン | スマートフォン向けFX取引アプリ。外出先で発注やチャート確認ができる | スマホで取引機会を逃したくない人 |
| FX PLUS WEBブラウザ | PCにインストールせずブラウザで利用できる。証券総合取引口座からシングルサインオンでログイン可能 | 初心者やシンプルな操作を重視する人 |
PCで分析したい人、スマートフォンで外出先から取引したい人、ブラウザでシンプルに操作したい人など、利用目的に応じてツールを選びやすい。
また、FX PLUSではロスカットレベルを50%・60%・70%・100%から選択できる。初期設定は100%だ。
ロスカットレベルを高く設定すると、証拠金維持率が比較的高い段階でロスカットされるため、損失拡大を抑えやすい。一方、低く設定するとロスカットまでの余裕は広がるが、損失額が大きくなる可能性もある。
FX PLUSのデメリット|通貨ペア数と外貨入出金条件に注意
- 取扱通貨ペアは16種類
- 外貨入出金は国内送金・電話注文のみ
- スプレッドは相場状況で拡大する可能性がある
FX PLUSの取扱通貨ペアは以下の16種類だ。
- 米ドル/円
- ユーロ/円
- 豪ドル/円
- NZドル/円
- カナダドル/円
- 英ポンド/円
- スイスフラン/円
- シンガポールドル/円
- 南アフリカランド/円
- 香港ドル/円
- ユーロ/米ドル
- 英ポンド/米ドル
- 豪ドル/米ドル
- トルコリラ/円
- 中国元(オフショア)/円
- メキシコペソ/円
米ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円などの主要通貨ペアに加えて、南アフリカランド/円、トルコリラ/円、メキシコペソ/円なども取引できる。
一方で、より多くのマイナー通貨や高金利通貨を取引したい人にとっては、16通貨ペアでは物足りない場合がある。取引したい通貨ペアが決まっている場合は、口座開設前に必ず取扱いを確認しよう。
FX PLUSの評価ポイント|向いている人・慎重に検討したい人
FX PLUSは、取引ツールやロスカット設定に特徴がある一方、通貨ペア数や外貨入出金条件には注意が必要だ。
特徴を踏まえると、向いている人・慎重に検討したい人は以下のように整理できる。
| タイプ | 当てはまる人 | 理由 |
|---|---|---|
| 向いている人 | 1,000通貨から少額で始めたい人 | 全16通貨ペアで1,000通貨単位に対応している |
| 向いている人 | PC・スマホ・ブラウザを使い分けたい人 | 3種類の取引ツールが用意されている |
| 向いている人 | ロスカットレベルを自分で選びたい人 | 50%・60%・70%・100%から選択できる |
| 向いている人 | 米ドル・ユーロを証拠金として使いたい人 | 条件付きで外貨証拠金を利用できる |
| 慎重に検討したい人 | 幅広い通貨ペアを取引したい人 | 取扱通貨ペアは16種類に限られる |
| 慎重に検討したい人 | 外貨入出金を頻繁に行いたい人 | 外貨入出金は電話注文のみで、外貨出金手数料もかかる |
| 慎重に検討したい人 | 短時間の売買を頻繁に繰り返す人 | スプレッド拡大、スリッページ、取引ルールを確認する必要がある |
メリットとして注目される点
FX PLUSのメリットとして注目されるのは、主に以下の3つだ。
- 1,000通貨から取引できるため、取引数量を調整しやすい
- 取引ツールが複数あり、PC・スマホ・ブラウザで使い分けられる
- ロスカットレベルを投資スタンスに合わせて選べる
FX初心者の場合、いきなり大きな取引数量で始めるのは避けたい。FX PLUSは1,000通貨単位で取引できるため、まずは少額で注文方法や証拠金管理に慣れたい人に向いている。
また、MonexTraderFX、MonexTraderFX スマートフォン、FX PLUS WEBブラウザを使い分けられるため、取引環境を自分のスタイルに合わせやすい。
注意点として注目される点
一方で、注意点は以下のとおりだ。
- 取扱通貨ペアは16種類
- 外貨入出金は国内送金・電話注文のみ
- 相場急変時にはスプレッド拡大やスリッページが起こる可能性がある
- ロスカットがあっても元本超過損を防げるとは限らない
特に、ロスカットレベルを50%に設定した場合、ロスカットまでの余裕は広がるが、その分、損失が大きくなる可能性がある。
リスクを抑えるには、ロスカットレベルだけでなく、取引数量を小さくする、証拠金を多めに入れる、逆指値注文を使うなど、複数の方法を組み合わせることが重要だ。
なお、おすすめのFX口座については以下の記事でも紹介しているので、気になった方はチェックしてみよう。

FX PLUSのキャンペーン情報
FX PLUSでは、時期によりキャンペーンが実施される場合がある。
ただし、キャンペーンは期間、対象者、エントリー条件、取引数量、特典付与時期が変わりやすい。古いキャンペーン情報をそのまま見て判断すると、対象外になる可能性がある。
参加前に確認したい項目は以下のとおりだ。
- キャンペーンの開催期間
- エントリーが必要か
- 新規口座開設者のみ対象か、既存口座保有者も対象か
- 対象となる通貨ペア・注文方法・取引数量
- キャッシュバックや特典の付与時期
- IFAサービス経由や不正取引など、対象外条件の有無
キャンペーン目的で取引数量を増やすと、為替変動による損失が特典額を上回る可能性がある。キャンペーンはあくまで補助的な要素として考え、取引ルールとリスクを理解したうえで参加しよう。
FX PLUSの取引条件
FX PLUSを利用する前に、取引単位、レバレッジ、スワップポイント、注文方法を確認しておこう。
取引単位・取引数量・レバレッジ
FX PLUSの取引単位やレバレッジは以下のとおりだ。
| 取引単位 | 1,000通貨以上、1,000通貨単位 |
|---|---|
| 1注文あたりの最大取引数量 | 300万通貨(USD/JPYは100万通貨) |
| 最大建玉数量 | 5,000万通貨 |
| 最大建玉件数 | 1,500件 |
| 最大レバレッジ | 約25倍(一部通貨ペアは約12.5倍) |
| 必要証拠金率 | 主要通貨ペアは4%、ZAR/JPY・TRY/JPY・CNH/JPY・MXN/JPY・HKD/JPYは8% |
必要証拠金率4%の場合、最大レバレッジは約25倍、必要証拠金率8%の場合、最大レバレッジは約12.5倍となる。
レバレッジを高くすると資金効率は上がるが、損益の変動も大きくなる。初心者は、取引数量を抑え、証拠金維持率に余裕を持たせることを意識したい。
スワップポイント
スワップポイントとは、2国間の金利差をもとに発生する受払いのことだ。
一般的には、金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売るとスワップポイントを受け取れる場合がある。反対に、金利の高い通貨を売る場合は、スワップポイントを支払うことがある。
ただし、スワップポイントは各国の金利、通貨ペア、相場環境によって変動する。受け取りだった通貨ペアが支払いに転じることもあるため、スワップ狙いの長期保有では定期的な確認が必要だ。
FX PLUSでは、スワップポイントはロールオーバー時に発生し、実際の受取り・支払いはポジションを決済したときに行われると案内されている。
注文方法
FX PLUSでは、複数の注文方法が用意されている。
| 注文方法 | 概要 | 主な使い方 |
|---|---|---|
| ファスト注文 | 提示されたレートをクリックして発注する | スピード重視で取引したいとき |
| 成行注文 | 注文価格を指定せずに発注する | すぐに売買したいとき |
| 一括決済注文 | 保有ポジションを一括で決済する | 複数建玉をまとめて閉じたいとき |
| 指値注文 | 有利な価格を指定して発注する | 希望価格まで待ちたいとき |
| 逆指値注文 | 不利な価格を指定して発注する | 損切りやトレンド追随に使う |
| トレール注文 | 逆指値注文を有利な方向へ追尾する | 利益を伸ばしつつ損失を限定したいとき |
| IFD注文 | 新規注文と決済注文をセットで出す | 新規と決済を同時に予約したいとき |
| OCO注文 | 2つの注文の一方が約定すると他方が取消される | 利確・損切りの両方を設定したいとき |
| IFDOCO注文 | 新規注文と決済時のOCO注文を同時に出す | エントリーから出口までまとめて管理したいとき |
| クイック注文 | 新規・決済・ドテン注文を自動選択する | 少ない操作で取引したいとき |
注文方法や利用できる機能は、取引ツールによって異なる場合がある。実際に使う前に、利用するツールの操作ガイドで確認しよう。
また、ファスト注文、成行注文、逆指値注文、ロスカット注文などではスリッページが発生する可能性がある。注文時点の価格と実際の約定価格が異なることがあるため、重要指標発表時や相場急変時は特に注意が必要だ。
FX PLUSのスプレッド
スプレッドとは、通貨ペアの買値と売値の差額であり、FX取引における実質的な取引コストだ。
マネックス証券公式ページでは、FX PLUSの各通貨ペアのスプレッドについて「原則固定・例外あり」と案内されている。ただし、固定された数値ではなく、相場状況により拡大する可能性がある。
公式ページで確認できるスプレッドは以下のとおりだ。
| 通貨ペア | スプレッド |
|---|---|
| 米ドル/円 | 0.2〜0.9銭 |
| ユーロ/円 | 0.5銭 |
| 豪ドル/円 | 0.6銭 |
| 英ポンド/円 | 1.3銭 |
| ユーロ/米ドル | 0.4pips |
| 英ポンド/米ドル | 1.2pips |
| 豪ドル/米ドル | 1.0pips |
| 南アフリカランド/円 | 1.0銭 |
| トルコリラ/円 | 2.7銭 |
| メキシコペソ/円 | 0.3銭 |
| NZドル/円 | 1.5銭 |
| スイスフラン/円 | 2.5銭 |
| カナダドル/円 | 2.0銭 |
| 香港ドル/円 | 2.8銭 |
| シンガポールドル/円 | 2.0銭 |
| 中国元(オフショア)/円 | 1.7銭 |
※スプレッドは標準的な数値で、固定されたものではありません。相場状況により拡大する可能性があります。
スプレッドは、月曜日の取引開始時、経済指標発表時、クリスマス、年末年始、イースター、ゴールデンウィークなどに拡大する可能性がある。
スプレッドにより生じるコストは、スプレッドを円換算した金額に取引数量を掛けることで概算できる。
たとえば米ドル/円を1,000通貨取引し、スプレッドが0.2銭の場合、スプレッドコストは0.002円×1,000通貨=2円となる。10,000通貨なら20円、100,000通貨なら200円だ。
頻繁に短期売買する人ほど、スプレッドの差が取引成績に影響しやすい。スプレッドは取引手数料と同じように、実質的なコストとして確認しよう。
FX PLUSとその他のFX口座の違い
FX口座を選ぶ際は、FX PLUSだけを単独で見るのではなく、他社口座とも比較することが大切だ。
特に比較したいのは、以下の項目である。
- 取扱通貨ペア数
- 最低取引単位
- スプレッド
- 取引ツールの使いやすさ
- ロスカットルール
- 入出金方法と手数料
- 税金・確定申告用の報告書作成機能
他の主要FX口座との主な違い
FX PLUSの特徴的な点は、円だけでなく米ドル・ユーロも証拠金として利用できることと、ロスカットレベルを4段階から選べることだ。
一方で、通貨ペア数は16種類であり、より多くの通貨ペアを取引したい場合は他社口座も比較したい。
| 比較項目 | FX PLUS | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 最低取引単位 | 1,000通貨 | 少額で始めたい人に向く |
| 通貨ペア数 | 16種類 | 主要通貨中心。マイナー通貨重視なら他社も比較 |
| 証拠金 | 円・米ドル・ユーロ | 外貨証拠金を使えるが、外貨入出金には条件あり |
| ロスカットレベル | 50%・60%・70%・100% | 初期設定は100% |
| 取引ツール | PC・スマホ・ブラウザ | 自分の取引スタイルに合うか確認 |
「どのFX口座が一番よいか」は、取引スタイルによって変わる。FX PLUSは、マネックス証券の口座を使いながら、少額取引と取引ツールの使い分けを重視する人に向きやすい。
FX PLUSでのFX取引がおすすめな人
FX PLUSでのFX取引を検討しやすいのは、以下に当てはまる人だ。
- 1,000通貨単位で取引量を調整したい人
- 外出先でもスマートフォンで取引したい人
- PCでは高機能ツール、初心者向けにはブラウザツールを使い分けたい人
- ロスカットレベルを投資スタンスに合わせて設定したい人
- 米ドル・ユーロも証拠金として使いたい人
反対に、取扱通貨ペア数の多さを最優先する人、外貨入出金を頻繁に行いたい人、キャンペーン条件を重視して短期間で大量取引したい人は、利用条件を慎重に確認しよう。
FX PLUSの口座開設と審査
FX PLUSを利用するには、マネックス証券の証券総合取引口座とFX PLUS口座が必要だ。
証券総合取引口座を持っているかどうかで、手続きの流れが異なる。
口座開設の流れ
証券総合取引口座をすでに持っている場合は、Webサイト上でFX PLUS口座の申込みを行える。
マネックス証券の証券総合取引口座を持っていない場合は、まず証券総合取引口座の申込みが必要だ。申込フォームでFX PLUS口座の「同時に申込む」を選択すると、証券総合取引口座の申込み完了後、そのままFX PLUS口座の申込みに進める。
- 証券総合取引口座を開設する
- FX PLUS口座を同時申込、またはログイン後に追加申込する
- 契約締結前交付書面やリスク説明を確認する
- 投資目的・資産状況・投資経験などの質問に回答する
- 審査を受ける
- FX PLUS口座開設後、取引ツールにログインする
なお、証券総合取引口座の申込みは、オンライン口座開設または郵送による口座開設から選べる。必要書類や本人確認方法は申込方法によって異なるため、事前に確認しておこう。
FX PLUS口座を開設できない人
公式ページでは、FX PLUS口座を開設できない人として以下が挙げられている。
- 未成年の方
- FXサービスを提供する会社に勤務している方
- FX業務、または金融商品仲介業務に従事している方
また、FX PLUS口座の開設には一定の審査がある。審査結果によっては開設できない場合もあるため、申込時の情報は正確に入力しよう。
審査で入力する主な情報
FX PLUSの明確な審査基準は公表されていない。
ただし、申込時には以下のような情報の入力が求められる。
- 職業に関する情報
- 年収や金融資産
- 投資目的
- 投資経験
- FX取引に関する理解状況
FXは全ての人に適した投資商品ではない。現在の収入、金融資産、投資目的、運用期間、リスク許容度を確認したうえで、無理のない範囲で検討しよう。
FX PLUSの税金と確定申告
FX PLUSの取引で利益が出た場合、税金や確定申告も確認しておきたい。
国税庁は、外国為替証拠金取引の差益について、他の所得と区分し「先物取引に係る雑所得等」として申告分離課税の対象になると説明している。
税率は、所得税15%、住民税5%に加えて、復興特別所得税がかかる。実務上は20.315%として説明されることが多い。
また、差金決済による差損が生じた場合、他の「先物取引に係る雑所得等」との損益通算は可能だが、それ以外の所得との損益通算はできない。一定の要件を満たせば、損失の繰越控除を利用できる場合もある。
FX PLUSでは、確定申告時に利用できる期間損益報告書をブラウザツールから作成できる。普段スマートフォンアプリを使っている人も、必要に応じてブラウザツールから期間損益報告書を作成しよう。
取引ツールが豊富なFX PLUSは少額取引とリスク管理を重視する人向け
本記事では、FX PLUSの特徴、メリット・デメリット、スプレッド、取引条件、口座開設手順について解説した。
FX PLUSは、1,000通貨から取引でき、取引手数料が無料で、円・米ドル・ユーロを証拠金として利用できる点が特徴だ。
また、MonexTraderFX、MonexTraderFX スマートフォン、FX PLUS WEBブラウザの3つの取引ツールを利用でき、ロスカットレベルも50%・60%・70%・100%から選べる。
一方で、取扱通貨ペアは16種類であり、外貨入出金は国内送金・電話注文のみ、外貨出金には1件あたり2,000円の手数料がかかる。幅広い通貨ペアを取引したい人や、外貨入出金を頻繁に使いたい人は、他社口座も比較しておこう。
FX PLUSを検討する際は、以下を確認すると判断しやすい。
- 取引したい通貨ペアがあるか
- 1,000通貨単位で取引数量を調整したいか
- スプレッドやスリッページを理解しているか
- ロスカットレベルと証拠金維持率を管理できるか
- 外貨入出金の条件や手数料に納得できるか
- 確定申告に必要な損益管理を行えるか
FXは、相場変動、スワップポイントの変化、スプレッド拡大、スリッページ、元本超過損などのリスクがある商品だ。取引前に契約締結前交付書面とリスク説明を確認し、自分の資金状況に合う範囲で利用しよう。
FX PLUSに関するQ&A
FX PLUSの入出金手数料はいくらですか?
FX PLUSの取引手数料・口座管理料は無料です。
一方、外貨入出金やデリバリーでは費用がかかる場合があります。外貨入金では送金元銀行の手数料が利用者負担となり、外貨出金では1件あたり2,000円の出金手数料がかかります。
日本円の入出金でも、利用する入出金方法によって取扱いが異なる場合があるため、公式の入出金案内で確認してください。
FX PLUSでスキャルピング取引はできますか?
短時間に売買を繰り返す取引は、取引ルールやシステム負荷、約定条件に影響する可能性があります。
FX PLUSでスキャルピングのような短期売買を行う場合は、事前に取引ルール、約款、システム利用条件を確認してください。
また、短期売買ではスプレッド、スリッページ、約定タイミングの影響を受けやすいため、コストとリスクを把握したうえで取引しましょう。
FX PLUSの口座開設にはどれくらい時間がかかりますか?
口座開設にかかる時間は、申込方法、本人確認書類、審査状況によって異なります。
すでにマネックス証券の証券総合取引口座を持っている場合は、Web上でFX PLUS口座の申込みができます。証券総合取引口座を持っていない場合は、まず証券総合取引口座の開設が必要です。
できるだけ早く取引したい場合は、オンライン口座開設で必要書類を不備なく提出しましょう。
FX PLUSでレバレッジ倍率は変更できますか?
FX PLUSでは、通貨ペアごとの必要証拠金率により最大レバレッジが決まります。個人口座では、主要通貨ペアは必要証拠金率4%、一部通貨ペアは8%です。
取引数量や証拠金額を調整することで、実質的なレバレッジを下げることは可能です。
レバレッジを高くすると損益の変動が大きくなるため、初心者は取引数量を抑え、証拠金維持率に余裕を持たせることをおすすめします。
FX PLUSで自動売買はできますか?
自動売買機能の有無や利用条件は、取引ツールや取引ルールの変更により変わる可能性があります。
FX PLUSで利用できる注文方法には、ファスト注文、成行、指値、逆指値、トレール、IFD、OCO、IFDOCO、クイックなどがあります。
自動売買を目的に口座を選ぶ場合は、公式の取引ツール案内と利用規定で、対応機能を事前に確認してください。
FX PLUSの口座を解約する方法を教えてください。
FX PLUS口座の解約には、マネックス証券所定の手続きが必要です。
未決済の建玉、未約定注文、残高、外貨証拠金がある場合は、解約手続きに制限が生じる可能性があります。
解約前に、建玉の決済、注文取消、証拠金の出金、期間損益報告書の保存を済ませておくと、後の確認がしやすくなります。
出典
マネックス証券「FX PLUS 取引ルール」
マネックス証券「FX PLUS スプレッド」
マネックス証券「FX PLUS 各種手数料」
マネックス証券「FX PLUS 入出金」
マネックス証券「FX PLUS トレードツール」
マネックス証券「FXの口座開設方法」
マネックス証券「FX PLUS 注文の種類」
マネックス証券「FX PLUS 期間損益報告書の作成」
マネックス証券「【FX PLUS】契約締結前交付書面ご確認のお願い」(公開日:2026年4月6日)
マネックス証券「FXってなに?FXをはじめるなら基礎を学ぼう!」(公開日:2026年2月26日)
マネックス証券「FX PLUSの外貨入金、外貨出金について教えてください。」(更新日:2022年10月28日)
国税庁「No.1521 外国為替証拠金取引(FX)の課税関係」(更新日:2025年4月1日)
国税庁「No.1522 先物取引に係る雑所得等の課税の特例」(更新日:2025年4月1日)

