オプトレ！とトライオートFXは何が違う？2つのサービスの違いを解説

オプトレ！とトライオートFXには、「バイナリーオプションとFX」という大きな違いがある。

これらの口座開設で悩んでいる場合、まずはバイナリーオプションで取引するか、FXで取引するかを選ぶ必要がある。

そこで本記事では、オプトレ！とトライオートFXの違いや、特徴、メリットなどを解説する。

バイナリーオプションとFXの違いも解説するので、気になる人はぜひ参考にしてほしい。

オプトレ！とトライオートFXの主な違い

それでは早速、オプトレ！とトライオートFXの主な違いを解説する。

オプトレ！とトライオートFXは「バイナリーオプションとFX」という大きな違いがあるので、しっかりチェックしておこう。

バイナリーオプションとFXの違い

バイナリーオプションとFXは、どちらも為替レートを使って取引する金融商品だ。ただし取引スタイルが大きく異なる。以下はバイナリーオプションとFXの違いをまとめた表だ。

	バイナリーオプション	FX
取引スタイル	一定期間における為替レートの上昇・下降を予測する	1. 為替レートの差益を狙う 2. スワップポイントを獲得する
取引単位	1,000円以下から取引可能	1,000通貨が基本（FXによっては1通貨単位で取引可能）
リスク	証拠金以上の損失は出ない	証拠金以上の損失が出る可能性がある
リターン	数百円〜数万円	数百円〜数百万円
取引可能時間	24時間	24時間
取扱通貨ペア	3〜8通貨ペア	20〜35通貨ペア
レバレッジ	なし	最大25倍
スプレッド	なし	0.18銭〜
取引手数料	基本無料	基本無料（一部有料）

バイナリーオプションとは、特定の通貨ペアにおける為替レートが「上がるか下がるか」を予測して取引をするのが基本スタイルだ。

予測が当たれば1口当たり1,000円がキャッシュアウトされ、外れれば購入金額が損失となる。

一方、FXは通貨ペアの買い・売りで為替差益を獲得するか、ポジション（未決済の約定）を保持してスワップポイントを獲得する2つの取引スタイルがある。

スワップポイントとは為替ペアにおける金利差のことだ。現在、諸外国と比較した日本の金利が低水準にあることから、外貨/円の為替ペアにおいては基本的に買いポジションでのスワップポイントがプラスになり、これが利益としてFX口座に入金される。

オプトレ！はバイナリーオプションにあたり、トライオートFXはFXにあたる。まずはバイナリーオプションで取引したいか、FXで取引したいかを選ぼう。

取引にかかるコストの違い

バイナリーオプションとFXとでは、取引にかかる性質も異なる。

まず、バイナリーオプションは取引手数料が基本的に無料だ。また、FXのようにスプレッドも発生しないため取引に勝ち続ければ実質取引手数料はゼロになる。

一方で、取引に負けてしまうと購入金額が全て損失となるので注意しよう。

また、バイナリーオプションは1口当たり数十円〜990円で購入し、取引に勝つと1口当たり1,000円がペイアウトされる。

1口当たりの購入金額は取引ごとに目標レートが決定され、目標レートと現在の為替レートがどれほど乖離しているかで決まる。

FXのコストについては、取引手数料は基本的に無料だ。実質的な取引コストとなるのは「スプレッド」である。

スプレッドとは為替ペアにおける、買い・売りの差額のことだ。

FXに限らず金融商品では買いよりも売りが安く設定されているため、買った時点で一定のスプレッドが発生する。

たとえば米ドル/円のスプレッドが0.3銭なら、1万通貨あたり30円のスプレッドが発生する。

これがFXにおける実質的な取引コストだ。

ちなみに、トライオートFXの場合は自動売買（システムトレード）を利用すると別途手数料が発生するため注意してほしい。

トライオートFXの自動売買手数料は以下のとおりだ。

FX口座	新規	決済	1,000通貨あたり
1万通貨未満	2.0pips	2.0pips	片道20円（対外貨は0.2外貨）
1万通貨以上10万通貨未満	1.0pips	1.0pips	片道10円（対外貨は0.1外貨）
10万通貨以上50万通貨未満	0.5pips	0.5pips	片道5円（対外貨は0.05外貨）
50万通貨以上	無料

取引通貨量が多いほど手数料は安くなり、50万通貨以上では無料になる。また、手数料は片道なので買い・売りのどちらでも手数料がかかることを覚えておこう。

オプトレ！とトライオートFXの基本情報

オプトレ！とトライオートFXの基本情報は次のとおりだ。

FX口座	オプトレ！	トライオートFX
取引手数料	無料	無料
自動売買手数料	自動取引なし	5円〜/1,000通貨
ロスカット手数料※1	ロスカットなし	無料
取引通貨単位	1口（40〜990円）	1,000通貨
通貨ペア	8通貨ペア	20通貨ペア
スプレッド
米ドル/円	なし	0.3銭
ユーロ/円	なし	0.5銭
英ポンド/円	なし	1.0銭
豪ドル/円	なし	0.6銭
NZドル/円	なし	1.7銭
カナダドル/円	なし	1.9銭
スイスフラン/円	なし	2.0銭
取引可能時間※2	月曜午前7:25～土曜午前5:25	月曜午前7:00〜土曜午前6:50
口座開設日数	最短当日	最短当日
PCツール	◯	◯
スマホツール	◯	◯
証券会社	GMO外貨株式会社	インヴァスト証券
	詳しくはこちら	詳しくはこちら

オプトレ！は1口40円〜990円で購入できるため、資金が1,000円未満でも取引を始められるのが特徴だ。

ただし、リスクは少ないがリターンも少ないため、大きく利益を出すには一定の資金が必要になる。

一方、トライオートFXは1,000通貨単位で取引できる。米ドル/円の取引なら、1ドル＝156円として最低でも15万6,000円の資金が必要だ。

ハードルが高いように感じるが、為替レートが低い通貨ペアを選べば少額からでも投資できる。

たとえばメキシコペソ/円の場合、1ペソ＝9円として9,000円の資金があれば投資可能だ。

選ぶ為替ペアによって必要資金が大きく異なるので、投資したい為替ペアを事前にチェックしておこう。

オプトレ！とトライオートFXのそれぞれの特徴とメリット

続いて、オプトレ！とトライオートFXのそれぞれの特徴とメリットを解説する。

2つの口座の違いをより深く知り、自分に合った口座を開設しよう。

オプトレ！の特徴とメリット

バイナリーオプションで取引できるオプトレ！の特徴は2つある。

1つは「2種類のレンジオプションが選択できること」だ。

オプトレ！の取引方法には、目標レートよりも上か下かを予測する「ラダー」、目標の変動幅に収まるか収まらないかを予測する「レンジ」がある。

オプトレ！は、レンジの中でもさらに「シングル」と「ワイド」の2種類を選べるバイナリーオプションだ。

ワイドレンジはより大きな変動幅を目標として取引できる（収まるか収まらないかを予測する）ため、ラダーやシングルレンジに比べて負けるリスクが少ない。

その分、勝つ可能性も低いが堅実な取引をしたい人に向いている。

オプトレ！のもう1つの特徴は「為替ペアの多さ」だ。バイナリーオプションは取り扱っている為替ペアがそもそも少なく、3〜5為替ペアが一般的だ。

一方、オプトレ！は外貨/外貨を含む8つの為替ペアも選択できるため、バイナリーオプションの中でも選択肢が広い。

取引できる通貨ペアは以下のとおりだ。

バイナリーオプションを取引している人の中には、外貨/円の為替ペアだけでは物足りないという人も多いので、外貨/外貨の為替ペアを選べるのは大きなメリットだろう。

トライオートFXの特徴とメリット

トライオートFXの特徴は「自動売買とマニュアル注文で取引ができる」ことだ。

通常、FXは自動売買専門かマニュアル注文かで分かれている。そのため、トライオートFXのように2つのスタイルで取引できるFXは珍しい。

自動売買のメリットは、好きなトレードルールを選んでFXを自動的に運用できることだ。

FXのストラテジストや人気ブロガー、トライオートFX利用者が作成したトレードルールを選択可能だ。

トレードルールはそれぞれ収益率などのデータが確認できるので、自分にとって「最も利益を上げられそうなトレードールール」を選ぶことができる。

また、上級者になると自分でトレードルールを作成してFXを自動運用することも可能だ。

システムが自動的に買い・売りを繰り返すため、レートとにらめっこしなくても取引できるのは大きなメリットだろう。

マニュアル注文の場合、好きな為替ペアを組み合わせて買い・売りの判断を自分で行えるのが醍醐味だ。

為替レートの波を読んだり、さまざまな情報から予測したり、取引の自由度が高い。

また、日に数十回・100回以上の取引を繰り返すスキャルピング（超短期取引）も行えるので、FXで大きく利益を獲得したい人にとってもメリットがあるだろう。

トライオートFXのもう1つ大きな特徴は、高金利通貨ペアにおけるスワップポイントが高いことだ。

スワップポイントとは通貨ペアの金利差によって得られる利益または損失を指す。

たとえば、トライオートFXにおける南アフリカランド/円のスワップポイントの平均は、買いポジションで322となっている（2024年6月実績）。

つまり1万通貨あたり322円の利益が毎日出る計算だ。

一方、同じ条件でGMOクリック証券（FXネオ）のスワップポイントを調べたところ、平均311だった（2024年6月実績）。

スワップポイントが業界最高水準と言われるGMOクリック証券（FXネオ）を超えているので、高金利通貨ペアを運用する場合はトライオートFXがおすすめだと言える。

オプトレ！とトライオートFXはどちらを選ぶべきか

最後に、オプトレ！とトライオートFXはどちらを選ぶべきか、その判断基準を解説する。

まずはバイナリーオプションかFXか、どちらの取引スタイルで行くかを判断しよう。

バイナリーオプションとFXの判断基準

バイナリーオプションとFXの違いを改めて整理しよう。

	バイナリーオプション	FX
取引スタイル	一定期間における為替レートの上昇・下降を予測する	1. 為替レートの差益を狙う 2. スワップポイントを獲得する
取引単位	1,000円以下から取引可能	1,000通貨が基本（FXによっては1通貨単位で取引可能）
リスク	証拠金以上の損失は出ない	証拠金以上の損失が出る可能性がある
リターン	数百円〜数万円	数百円〜数百万円
取引可能時間	24時間	24時間
取扱通貨ペア	3〜8通貨ペア	20〜35通貨ペア
レバレッジ	なし	最大25倍
スプレッド	なし	0.18銭〜
取引手数料	基本無料	基本無料（一部有料）

バイナリーオプションは購入金額以上の損失が出ないため、比較的リスクの低い取引スタイルだ。

ただし利益を出すのも難しい点に注意してほしい。FXトレーダーの中には「バイナリーオプションは面白みがない」と考える人もいるが、シンプルな取引スタイルの魅力にハマる人も多い。

また注意点として、「バイナリーオプションはギャンブル」と捉える人もいるが、しっかりと為替レートの波を読めば勝てる取引だ。

当てずっぽうで取引をすると勝率は50/50なので、ギャンブル化するか否かは自分の取引方法次第だと覚えておこう。

FXは多彩な取引ができるため、バイナリーオプションよりも人気が高い。ハイリスク・ハイリターンを狙えるし、ローリスク・ローリターンで堅実な取引もできる。

さらに、中長期的なポジション維持でスワップポイントを狙った運用も可能だ。

さまざまな取引スタイルを楽しみたいという人には、FXがおすすめだ。

オプトレ！はこんな人におすすめ

オプトレ！はバイナリーオプションの中でも選択肢が広い。

前述のように8通貨ペアから選べ、取引方法はラダーとレンジ、さらにシングルレンジとワイドレンジが選べるようになっている。

国内バイナリーオプションの中では最も柔軟性が高いと言っていいだろう。

バイナリーオプションのシンプルさに少し物足りなさを感じるという人は、オプトレ！で新たな取引スタイルを試してみるのがいいだろう。

トライオートFXはこんな人におすすめ

トライオートFXは自動売買とマニュアル注文が行える数少ないFXだ。

従って、どちらの取引スタイルも取り入れたい人におすすめする。

スプレッドの狭さについては業界最狭級とは言えないため、スプレッドの狭さを追求するなら他のFXを検討するのがいいだろう（FXネオやSBI FXTRADE）。

やはり、トライオートFXは自動売買とマニュアル注文のどちらも行えるのがメリットなので、さまざまな取引スタイルで利益を上げたい人におすすめだ。

オプトレ！とトライオートFXの違いを知り自分に合った口座を開設しよう

本記事では、オプトレ！とトライオートFXの違いや、特徴、メリットなどを解説した。

その内容を改めてまとめる。

オプトレ！とトライオートFXは、バイナリーオプションとFXという大きな違いがある。

まずはどちらの取引スタイルを望んでいるか、明確にしてから開設する口座を選ぼう。

オプトレ！とトライオートFXの違いに関するQ&A