トライオートFXのスワップポイントはいつもらえる？ポイントの計算方法や確認方法も解説

トライオートFXは、インヴァスト証券が提供する自動売買サービスであり、そのスワップポイントの高さでも注目されている。

本記事では、トライオートFXのスワップポイントに焦点を当て、その付与タイミング、計算方法、確認方法について詳しく解説する。

スワップポイントを活用した運用戦略を立てる際に、本記事を貴重な情報源にしていただけるはずだ。

ぜひ、トライオートFXの高水準スワップポイントを活用した、FX投資戦略の構築に役立ててほしい。

トライオートFXのスワップポイントはどのくらい？

ここでは、スワップポイントの基本を確認したうえで、トライオートFXが提供するスワップポイントについて整理していく。

スワップポイントとは何か

FX初心者にとって、スワップポイントは複雑に感じられるかもしれないが、重要な利益獲得の要素であるため、ここでしっかり理解していただきたい。

スワップポイントを理解するための要点

スワップポイントとは、異なる金利を持つ2つの通貨を取引する際に発生する金利差調整分のことだ。

簡単に言えば、高金利通貨を買い、低金利通貨を売って獲得できる利益、あるいはその逆で生じる損失のことである。

スワップポイント取引の概念を理解する

たとえば、低金利の日本円売り、高金利トルコリラ買いのポジションを作ると、決済するまでスワップポイントが毎日得られることになる。

各国政策金利表（2024年6月21日更新、マネックス証券）によれば、日本の政策金利が0.1%であるのに対し、トルコの政策金利は50%だ。

FX会社は、政策金利を反映した短期金利に基づき、独自にスワップポイントを定める。

たとえばトライオートFXの場合、2024年7月1日のトルコリラ円のスワップポイントは、1万通貨あたり「売り:-112.0、買い: 92.0」だ。

スワップポイントに変動がないとした場合、トルコリラ1万通貨の買いポジションを1年間保有し続けるなら、約33,580円（92円×365日）が手元に入ってくる計算になる。

ただし、これはあくまでもスワップポイントの概念を理解するための単純な例である。

実際の取引では、市場金利の変動、為替レートの変動、各国の金融政策の変更などの影響を受けるため、上記のように単純な計算で算出される利益を得ることは難しい。

トライオートFXの主要通貨のスワップポイント

さて、ここからは、トライオートFXのスワップポイントに焦点を当てて解説していく。

トライオートFXは、初心者でも簡単にFXの自動売買ができるという点以外にも、以下のような点が評価されている。

実際、ネット上には、トライオートFXのスワップポイントが高いとの評判が散見された。

この評判は本当だろうか。

まずは、主要通貨ペアのスワップポイントを確認してみよう。

2024年6月27日時点の1万通貨あたり買いスワップ

	トライオートFX	GMO外貨	外為どっとコム	LIGHT FX	松井証券
米ドル/円	230.0	250.0	250	240	263
ユーロ/円	225.0	212.0	220	220	184
英ポンド/円	295.0	301.0	310	305	343
豪ドル/円	130.0	159.0	151	160	143
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上記は、2024年6月27日という任意の1日のデータを抜き出したものだ。

よってこれを一般的な傾向と見るのは難しい。しかし、少なくとも最近の傾向を見る限り、主要通貨ペアについてはトライオートFXの提示が突出して高いわけではない。

トライオートFXは高金利通貨に強い

一方で、高金利通貨として知られるトルコリラや南アフリカランドに目を移すと、トライオートFXは他社を凌駕する高いスワップポイントを提供していることがわかる。

2024年6月27日時点の1万通貨あたり買いスワップ

	トライオートFX	GMO外貨	外為どっとコム	LIGHT FX	松井証券
南アフリカランド/円	22.0	17.2	17.0	20.0	17.0
トルコリラ/円	47.0	37.2	37.0	40.0	45.0
メキシコペソ/円	30.2	314.0	26.0	26.5	26.0
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これらの通貨の長期保有に興味があるなら、トライオートFXは真っ先に検討すべきFX口座だろう。

自動売買機能とあわせて活用することで、さらなる収益向上も狙いにいける。

トライオートFXでスワップポイントが付与されるのはいつか

スワップポイントを重視した取引では、タイミングの理解が非常に重要となる。

ここでは、スワップポイントの基本的な付与の流れを確認し、3倍になる場合やマイナスになる場合についても整理する。

スワップポイントはいつ付くの？反映から出金までの流れを解説

スワップポイントの反映と出金のタイミングを理解することは、効果的な運用戦略を立てるうえで必要だ。

トライオートFXでの取引でスワップポイントは、毎営業日の取引終了後（火曜日から金曜日の午前6時40分、土曜日は午前6時。米国サマータイム期間は1時間早くなる）に発生し、「未実現スワップ」として有効証拠金額・発注可能額に反映される。

未実現スワップは一般的に、ポジション決済まで確定した利益とはならない。そのため、通常は証拠金として使ったり、出金したりすることはできない。

しかし、トライオートFXの「スワップ振替」を利用すれば、好きなタイミングで未実現スワップ（または未実現のスワップポイント利益のみ）を実現損益とすることができる。

つまり、ポジションを決済する前に、スワップポイントを出金したり証拠金として利用したりできるようになるのだ。

スワップ振替の操作は、取引ツールの「建玉照会」画面から簡単に行える。証拠金預託額に反映された後は、他の証拠金と同様にいつでも出金が可能となる。

なお、スワップ振替の履歴等は、日時報告書の中の『証拠金入出金明細』で確認できる。

スワップポイントが3倍になるタイミング

FX取引では、特定の日にスワップポイントが3倍になる「スワップ3倍付与」がある。

トライオートFXでもこの仕組みが適用されており、効果的に活用すれば投資収益を大きく向上させられる。

スワップポイントが3倍になるのは以下のタイミングである。

外国為替市場では週末や決済日調整などを反映して、通常は1日分のポイントが付与されるところ、上記のタイミングでは3日分が一度に付与されることになる。

トライオートFXの自動売買システムを活用して、スワップ3倍付与日に合わせて自動で取引する仕組みを設定するのも一案だ。

ただし、以下の点には注意が必要だ。

マイナスのスワップポイントが発生するケース

FXのスワップポイントは、常にプラスになるわけではなく、特定の状況下ではマイナスになることもある。

たとえば、以下のようなケースだ。

低金利通貨を買い、高金利通貨を売った場合

前述した例とは逆に、低金利の円を買い、高金利のトルコリラを売るポジションを取った場合がこれに該当する。

国の金融政策変更などによる情勢の変化

日本が大幅な利上げを行い、相対的に円金利が上昇した場合、それまでプラスだった他通貨とのスワップポイントがマイナスに転じる可能性がある。

市場の需給バランスの変化

特定の通貨ペアに対する需要が急激に高まった場合など、一時的にFX会社側のコスト上昇が原因でマイナスになる。

短期金融市場の混乱

金融危機などの影響で短期金融市場が混乱すると、理論上プラスになるはずの通貨ペアでもマイナスのスワップポイントが発生するおそれがある。

トライオートFXなら、「スワップポイントがマイナスに転じた場合」や、「スワップポイントの変動幅」などに応じて自動売買システムの戦略を調整できる。

トライオートFXのスワップポイントの計算方法

ここでは、スワップポイントの基本的な計算式と具体的な計算例を使い、理解を深めていこう。

スワップポイントの基本計算式

スワップポイントの算出は、FX会社によって若干の違いはあるが、一般的には以下の要素を考慮して計算される。

基本的な計算式は【スワップポイント（円）＝数量×金利（％）÷365（日）×円評価レート】となる。

スワップポイント計算において参照するのは、短期金利市場の金利であるため、日々変動する。

これにFX会社が独自にマージンを加えるなどの調整を行うため、実際のスワップポイントは理論値と完全に一致するわけではない。

トライオートFXのスワップポイントを使った計算例

ここからは、トライオートFXの実際のスワップポイントを用いて、具体的な計算例を見ていこう。

まず、以下の条件で、米ドル/円の1万通貨の買いポジションを保有するケースを確認する。

スワップレートは、トライオートFXの「1万通貨あたりの1日の買いスワップポイント（2024年6月27日）」を使用し、運用期間中変動がないと仮定した。

運用期間	米ドル/円
1か月	6,900円
1年	83,950円
5年	419,750円
10年	839,500円

この計算例からわかるように、スワップポイントは保有期間が長くなるほど累積される金額が大きくなる。

とくに、長期間にわたる運用では、スワップポイントの影響が顕著に現れる。

このため、スワップポイントを考慮した、長期的な投資戦略を立てることが重要である。

レバレッジを考慮したスワップポイントの実質利回り

トライオートFXではレバレッジを最大25倍まで設定できる。

たとえば、前項の条件で、トレーダーの自己資金（純資産の額）を変化させれば、実際のレバレッジが変化する。

運用期間1年のスワップ合計金額は、83,950円で変わらないが、利回りは大きく異なることがわかる。

実効レバレッジ	純資産	1年利回り	1年後の実効レバレッジ
1倍	1,600,000円	5.2%	1.0倍
10倍	160,000円	52.5%	6.6倍
20倍	80,000円	104.9%	9.8倍
25倍	64,000円	131.2%	10.8倍

レバレッジを活用することで、スワップポイントの実質利回りを大幅に引き上げられる。

しかし、レバレッジを上げることでリスクも同時に増大するため、資金管理とリスク管理は慎重に行うよう注意していただきたい。

トライオートFXのスワップポイントの確認方法

ところで、トライオートFXでは、スワップポイントをどのように確認すれば良いのだろうか。

ここでは、提供されるスワップポイントと、自分の保有ポジションのスワップポイントの確認方法を整理しておく。

スワップポイントの確認方法

トライオートFXでは、スワップポイントを簡単に確認できる複数の方法が用意されている。

トライオートFXが提示するスワップポイントを確認する

トライオートTOPの「マーケット情報 > FXスワップカレンダー」を選択すると、取扱通貨ペアのスワップポイントが月毎に表示できる。

過去3か月のデータも確認できるので、傾向分析にも利用できる。

保有ポジションのスワップポイントを確認する

トライオートFXの取引画面で、以下が確認できる。

スワップポイントで運用する際の注意点

ここまでで、スワップポイント取引の魅力は十分に伝わったと思うが、実際に取引する際にはいくつか注意点がある。

スワップポイントには変動リスクがある

スワップポイントは固定されておらず、市場環境や各国の金融政策によって変動する。この点については、次項で詳しく解説する。

為替変動により利益が相殺されることもある

高金利通貨は為替変動リスクが高い。このため、スワップポイントによる利益が為替差損で相殺されるおそれがある。

レバレッジを使用すると、為替変動リスクが増大する点にも注意が必要だ。

スワップポイントは課税対象である

FXの利益は申告分離課税の対象となる。一定額以上の利益がある場合、確定申告が必要となるため、取引の記録をもとに適切な税務処理を行うことが重要だ。

取引コストで利益が食いつぶされることもある

スプレッド、およびトライオートFXの自動売買機能を使用するためのコストは、必ず確認しておきたい。すべての手数料を考慮して利益率を計算しておくこと。

スワップポイントが変動するタイミング

トライオートFXは、市場動向や他のFX業者の動向に合わせて、定期的に提示スワップポイントを見直す。

スワップポイントの動向を正確に予測することは難しいが、市場金利の動向を把握しておくことで、エントリーやエグジットのタイミングを見極めやすくなる。

スワップポイントは、主に以下のようなタイミングで変動する。

金融政策の変更

各国の中央銀行による金融政策の変更時には、スワップポイントにも反映される。

例として、政策金利の変更や量的緩和政策の開始・終了などが挙げられる

市場の需給バランスの変化

特定の通貨ペアに対する需要が急激に変化した場合、スワップポイントも大きく変動することがある。

地政学的リスクの高まりや、季節性の強い通貨ペアにおける需要変化などが要因となる。

短期金融市場の変動

銀行間での資金の貸し借りを行う短期金融市場の状況が変化すると、それを反映してスワップポイントも変動する。

年末年始などの資金需要が高まる時期や、金融危機による信用不安の高まりなどが該当する。

為替レートの急激な変動

為替レートが大きく変動した場合、それに伴ってスワップポイントも調整されることがある。

予想外の経済指標の発表や政治的イベントによる市場のショックなどが要因となる。

トライオートFXのスワップポイントを味方につけて、資金を24時間働かせよう！

トライオートFXは、初心者にも簡単に自動売買ができるユニークなFX口座である。

加えて、高金利通貨ペアにおけるスワップポイントが他社と比較して高いため、長期運用戦略においては大きなアドバンテージがある。

トライオートFXなら、高いスワップポイントと自動売買システムを組み合わせることで、効率的な資産運用が期待できる。

スワップポイントを活用した運用の実践に興味ある方には、非常に魅力的な選択肢と言えるだろう。

まずは公式サイトで詳しい情報を確認し、実際に試してみてはいかがだろうか。

きっと新たな資産形成の可能性を見出せるはずだ。

トライオートFXのスワップポイントに関するQ&A