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【厳選】経理への転職におすすめのエージェント11選!賢い活用方法も解説

この記事で解決できるお悩み
  • 経理への転職にエージェントへ相談するメリットが知りたい
  • 経理への転職に強い転職エージェントが知りたい
  • 経理への転職でエージェントを賢く活用する方法が知りたい

この記事では、企業の経理部門に転職を希望している人に向けて、おすすめの転職エージェントを紹介する。

転職する場合には、エージェントを利用することが多いが、利用するメリットやエージェントの活用方法も説明する。

一方で世間には、さまざまなエージェントがあるため、どの会社やサービスを選べばよいか迷ってしまうこともあるだろう。

このため、自分にあったエージェントの選び方、そしてエージェントを利用するうえで注意すべき点も解説する。

よりよい転職活動を行い、転職に成功するためにエージェントを利用しようと考えている人は、参考にしてほしい。

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目次

経理の転職エージェント相談すべき理由

最初に、企業の経理部門へ転職するためにエージェントを利用すべき理由を解説する。

企業に直接応募したり転職サイトを利用して、転職を成功させた人は多い。

しかしエージェントを利用すれば、転職活動は効率的に行えるうえ、転職に成功する可能性も高まるだろう。

ここでは、エージェントを利用することで得られるメリットを解説する。

転職市場や企業のニーズを知り、自分の市場価値がわかる

エージェントなど転職業界の企業に勤務していなければ、転職市場の最新動向を知ることは難しい。

企業の経理分野に転職する場合には、転職市場や企業のニーズを把握できなければ、自分の経験やスキルを正確に評価することは困難だ。

つまり自分では「企業ニーズが高い」と思ったスキルでも需要がない場合もあれば、「たいしたことではない」と思っていた経験が、多くの企業から求められていることもある。

さらに企業の経理部門からの求人は、企業ごとに募集する背景が異なることが多い。

欠員補充のための求人もあれば、海外展開のために国際税務のスペシャリストを求めているケース、外部コンサルへの委託業務を内製化するための募集などもある。

このため同じ内容の経理業務の求人案件が複数あっても、募集背景が異なれば、企業から求められる経験やスキルも変わってくる。

このようにエージェントを利用して、転職市場や企業のニーズを知ることで、転職における自分の市場価値を正確に把握できるだろう。

非公開の求人案件が確認できる

転職サイトをみれば、多数の求人案件が掲載されているが、転職エージェントでは非公開の求人案件を保有していることが多い。

なかでも自社への転職実績が多いエージェントは、その企業から高い信頼を獲得している。

このため求人企業は、そのエージェントだけに社内状況を説明して、企業のニーズにマッチした人材確保を個別に依頼することもある。

ただしエージェントが非公開の求人案件を多数保有していても、求職者が企業の要求にあわなければ、求人案件を紹介されることはない。

このためエージェントに転職相談をする場合には、自分の経験やスキル、そして転職を希望する分野を正確に伝えよう。

その求職者からの情報をもとに、非公開案件も含めて、エージェントは最適な求人案件を紹介してくれるはずだ。

求人企業の社内の雰囲気、その企業が求める人物像が把握できる

転職エージェントは求人企業の社内の雰囲気、その企業が求めている人物像などを教えてくれることがある。

このような情報があれば、求職者は面接でのアピールポイントを事前に整理できるうえ、転職後のミスマッチも防げるはずだ。

このような情報は、エージェントを利用しなければ、得られない情報といえるだろう。

面接のフィードバックが受けられる

企業での面接に落ちた場合、求職者が不採用と判断された理由を知ることは難しい。

しかし、求職者と求人企業の間に転職エージェントがいれば、その理由はエージェントに伝わることが多い。

それは、企業が不採用の理由を伝えたうえで、引き続きエージェントに求職者の紹介を求めるからだ。

エージェントはこの情報を求職者にも教えてくれるため、その後に行われる他社の面接のときには、指摘事項を改善して面接に臨めるだろう。

さらにエージェント側でも、企業側からの評価を参考にして、より求職者に適した求人案件を提案してくれるはずだ。

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経理の転職におすすめの転職エージェント11

ここでは企業の経理部門へ転職する際に、おすすめのエージェントを紹介する。

ここで紹介するエージェントは、すべて経理部門への転職において、仲介実績が多い企業やサービスだ。

これらのエージェントには、それぞれ特徴がある。

その特徴を理解して、自分に最適なエージェントを選ぶようにしよう。

MS-Japan(MS Agent)

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転職サービスMS Agent
運営会社株式会社MS-Japan(エムエス ジャパン)
求人数10,000件以上
対応分野経理・財務
人事・総務
法務
経営企画
弁護士
公認会計士
税理士
対応エリア47都道府県
相談料金無料

このサービスは、株式会社MS-Japanが展開している転職エージェントサービスであり、企業経理部門への転職に強みを持つ。

同社は1990年に設立され、翌年から会計事務所の人材支援事業を開始しており、経理分野での転職では老舗企業でもある。

MS-Japan(MS Agent)は、上場企業の9割との取引実績があり、10,000件以上の求人案件を抱えている。

このサービスに登録すれば、キャリア全般のアドバイスなどを、キャリアアドバイザーから受けられる。

一方で求人案件ごとの対応は、各企業の担当者が受け持つため、スピード感のある転職支援を実現している。

しかし転職先によっては、相性が合わない担当者がつく場合があるかもしれない。

その場合にはキャリアアドバイザーに相談し、担当者を変更してもらうこともできる。

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BEET-AGENT

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転職サービスBEET-AGENT
運営会社株式会社アシロ
求人数1315件
(非公開求人:4,000件以上)
対応分野管理部門
対応エリア北海道・東北[北海道 宮城県 福島県]
関東[東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 群馬県]
北陸・甲信越[富山県 福井県 長野県]
東海[岐阜県 静岡県 愛知県 三重県]
関西[滋賀県 京都府]
中国・四国[鳥取県 広島県 香川県 愛媛県]
九州・沖縄[福岡県 宮崎県]
相談料金不明

このサービスは、人材紹介会社である株式会社アシロが運営する、一般企業の経理や財務部門への転職向けエージェントサービスだ。

このサービスでは、キャリアアドバイザーと企業担当の両方を、1人のスタッフが受け持つスタイルになる。

つまり求職者側と企業側の両窓口を1人のスタッフが担当することで、情報のズレが抑えられるため、求人企業と求職者のミスマッチが少ないという特徴がある。

またキャリアアドバイザーは求人企業のニーズを的確に把握しているため、応募書類の添削指導や面談対策を受ければ、内定の可能性も高まるだろう。

その一方でキャリアアドバイザーは、1人で企業と求職者の双方に対応するため、対応力や対応案件数には限りがある。

具体的にいえば、求職者からの連絡に対するレスポンスが遅れることや、一度に多くの企業へ応募する場合は断られることもある。

ハイスタ会計士

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転職サービスハイスタ会計士
運営会社株式会社アシロ
求人数不明
対応分野公認会計士/USCPA
対応エリア不明
相談料金無料

このサービスも株式会社アシロが運営するエージェントサービスだが、BEET-AGENTと比べて、公認会計士や税理士などの有資格者向けの求人に特化している。

公認会計士や税理士といった経理の上位資格者だけではなく、税理士の科目試験合格者や簿記2級以上の資格保有者の求人も扱っている。

一方で経理業務の経験が全くない未経験者の求人案件は、非常に少ない。

有資格者の人には最適な求人案件を紹介してくれるが、未経験者の場合には、別のエージェントを利用した方がよいだろう。

ジャスネットキャリア

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転職サービスジャスネットキャリア
運営会社ジャスネットコミュニケーションズ株式会社
求人数7,000社以上
対応分野会計
税務
経理
財務
対応エリア47都道府県
相談料金不明

このサービスは、ジャスネットコミュニケーションズ株式会社が運営している転職エージェントサービスだ。

この会社は1996年に設立された、経理分野に特化したサービスであり、これまで7,000社を超える企業への転職を支援してきた。

また厚生労働省が認定する職業紹介優良事業者でもあるため、転職市場においても、高い評価を得ている。

さらにジャスネットキャリアでは正社員のみならず、契約社員やパート・アルバイト、業務委託などさまざまな雇用形態の求人案件を保有している。

このため、自分が希望する働き方に応じた雇用形態の仕事を、見つけられるだろう。

だがさまざまな種類の求人案件があることで、自分のキャリアに対する明確なビジョンを持っていなければ、応募先に迷ってしまうことにもなりかねない。

  • 職業紹介優良事業者:法令遵守のうえ、求職者と企業のマッチング・入社・定着において、一定の基準を満たしていると厚生労働省が認定した事業者

WARCエージェント

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転職サービスWARC AGENT
運営会社株式会社WARC
求人数1,000社以上
対応分野CFO
管理部長
経理財務
常勤監査役・内部監査
情報システム
公認会計士・FAS
経営企画
人事労務
法務・弁護士
IR・PRの転職支援
対応エリア不明
相談料金無料

このサービスは株式会社WARCが運営する、ベンチャー企業やIT企業の経営管理部門への転職に特化したエージェントサービスだ。

IPO準備企業からの求人案件も多く、企業の株式上場と上場後の運営を通じて、経理の経験やスキルを高めたい人に向いている。

1,000社以上の企業からの求人を受けており、その1/3は年収1,000万円以上の求人案件であるため、このサービスを利用して転職すれば収入アップも目指せるだろう。

一方で2020年に開始したサービスであることから、ベンチャー企業やIT企業以外への求人案件数には、物足りなさを感じるかもしれない。

また、このエージェントには高年収の求人案件が多いが、これは高いスキルや豊富な経験を持つ「即戦力の人材」が求められている求人案件が多いことを意味する。

このため転職によってスキルや経験を高めていきたいと考えている若手、あるいは転職後に新たな分野の知識を得たいと考えている人には、適した求人案件は少ないかもしれない。

SYNCA

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転職サービスSYNCA(WARCエージェント)
運営会社株式会社WARC
求人数2,500件以上
対応分野公認会計士
CFO
IPO準備室室長
管理部責任者
経理マネージャー・リーダー
経営企画
管理部門職全般
情シス
対応エリア不明
相談料金無料

SYNCAも株式会社WARCが運営するサービスだが、転職エージェントというよりも、企業の経理部門への転職を希望する求職者と求人企業をつなぐプラットフォームだ。。

このサービスに登録すれば求人企業に応募することもできるが、求職者の登録情報に関心を持った企業から、求職者へ直接スカウトメールが届くこともある。

このため一般的に公開されていない、隠れた求人案件に応募できる場合もある。

しかし、このサービスにはキャリアアドバイザーが存在しないため、前の章で説明したエージェントによるメリットは得られない。

客観的な助言を参考にして転職先を検討したいならば、キャリアアドバイザーがサポートしてくれるエージェントと併用して、SYNCAを利用することをおすすめする。

転ナビ経理

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転職サービス転ナビ経理
運営会社株式会社ビジネスビジョン
求人数1,000社以上
対応分野経理
対応エリア不明
相談料金無料

このサービスも、求職者と企業の経理部門をつなぐ転職プラットフォームだ。

株式会社ビジネスビジョンが運営するこのサービスも登録すれば、企業からのスカウトメールを待つことも、求人企業に直接応募することもできる。

だが転ナビ経理の特徴は、個人が特定されない匿名でのプロフィール登録が可能な点だ。

このため在籍中の企業やそのグループ会社の採用担当者に、自分がエージェントに登録していることが知られることはない。

しかし求人案件は、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県の求人が中心であるため、1都3県以外での転職を考えている人には向いていない。

またこのサービスでは、以下の点で求人企業側はコストを抑えた採用ができるため、採用予算を少なくしたい企業からの求人案件が多い傾向がある。

転ナビ経理の費用:求人企業が支払う費用
  • サービス利用開始にともなう初期費用:無料
  • 入社時の成功報酬:採用者の年収の18%
    ※一般的なエージェントでの成功報酬は、採用者の年収の30~40%ほど
  • 入社から3ヶ月以内に採用者が退職した場合:手数料(成功報酬)は100%返金

前述したSYNCAと同じく、キャリアアドバイザーからの客観的な助言は受けられないため、他社の転職エージェントと併用して転ナビ経理を利用するようにした方がよいだろう。

JACリクルートメント(ジェイ・エイ・シー リクルートメント)

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転職サービスJACリクルートメント
運営会社株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント
求人数約45,000件
対応分野金融
コンサルティング・シンクタンク・事務所
不動産
その他多数
対応エリア47都道府県
相談料金無料

この転職エージェントは、海外進出する日系企業の人材採用を支援するために、1975年に創業された企業だ。

現在では国内12拠点・海外18拠点に事業を展開しており、国内企業の海外拠点や外資系企業からの求人案件も多い。

また経理分野に限らず、さまざまな業種の求人案件を扱っていることから、これまで自分では気づかなかった業種への転職の可能性も得られるかもしれない。

だが、これまで紹介してきた経理分野への転職に特化した会社やサービスと比べて、経理分野での転職市場における知見や転職実績は劣ってしまう。

また求人案件の内容は、管理職やスペシャリストなどの「ハイクラス人材」が中心であり、未経験者や若手への求人案件は少ない傾向にある。

以上のことから経理部門への転職に関しては、グローバルな分野で活躍したい人、あるいは管理職への転職を希望している人には向いているだろう。

ヒュープロ

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転職サービスヒュープロ
運営会社株式会社ヒュープロ
求人数12,054件(2024年12月時点)
対応分野税理士
公認会計士
経理・財務
社労士・人事労務
対応エリア47都道府県
相談料金無料

この転職エージェントは、企業の経理部門をはじめとする管理部門への転職に強みを持ち、幅広い企業の求人案件を保有している。

LINEを使っても転職相談ができるうえ、求職者への相談やサポートは、平日・土曜日の21時まで対応してくれる。

このため、転職活動のための時間が確保しにくい、忙しい人でも気軽に利用できるだろう。

さらに「最速転職」を掲げるヒュープロでは、AIや独自のアルゴリズムを活用した自動マッチングシステムによって、求職者に最適な求人案件をスピーディーに提案してくれる。

またヒュープロの社員は、平均年齢も25歳(管理職は28歳)と全体的に若い。

だがシニアやミドル層の人は、自分と一回り以上も年齢の違うキャリアアドバイザーに、自分のキャリアを相談することになる。

このことに、心細さや不安を感じるならば、このエージェントは向いていないかもしれない。

レックスアドバイザーズ

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転職サービスレックスアドバイザーズ
運営会社株式会社レックスアドバイザーズ
求人数2,751 件
対応分野公認会計士・税理士
対応エリア47都道府県
相談料金無料

この会社も、企業の経理や財務部門への転職に強みを持つエージェントだ。

なかでも、シニアやマネージャークラスでの転職実績は多い。

電話での転職相談、さらにはZoomを使った履歴書や職務経歴書の添削指導も行っているため、忙しい人や地方に住む人でも気軽に利用できるだろう。

このエージェントを利用して転職した人の満足度は高く、2021年から3年連続して96%の人から「サポートに満足している」というアンケートの結果もある。

このようにエージェントのサポートは手厚いが、人によっては「エージェントからの連絡が多すぎる」と感じる人もいるようだ。

このことからシニアやミドル層の人で、転職が初めての場合には、懇切丁寧な対応は有難く感じるだろう。

しかしエージェントからの連絡が多いことが苦手な人には、向いていないかもしれない。

アガルートキャリア

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転職サービスアガルートキャリア
運営会社株式会社ファンオブライフ
求人数291,537件(2024年7月時点)
対応分野士業
その他多数
対応エリア47都道府県
相談料金無料

このサービスは株式会社ファンオブライフが運営するエージェントサービスであり、経理部門をはじめとする企業の管理部門への転職実績が豊富だ。

育児・託児支援制度のある企業、フレックス制度や時短勤務が可能な企業など、ワークライフバランスを改善したい人に適した求人案件も多い。

さらに有名企業の求人案件のなかには、地方に住んでいる人でも勤務が可能なフルリモートワークの求人もある。

ただし、このエージェントの求人もハイクラス人材向けの案件が中心であるため、若手や未経験者に適した求人案件は少ないかもしれない。

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理の転職を相談するエージェントの選び方

ここまで、経理分野の転職においてエージェントを利用するメリット、そしておすすめのエージェントを紹介した。

だが、さまざまなタイプのエージェントがあるため、どのエージェントを選べばよいか迷ってしまう人もいるのではないだろうか。

ここでは、エージェントを選ぶためのポイントを段階的に解説する。

自分に最適なエージェントを探すときの参考にしてほしい。

STEP1:自分の転職方針にあったエージェントのタイプを整理する

さまざまな転職エージェントには、それぞれに強みがある反面、自分に向いていない点もあるはずだ。

各エージェントのホームページからサービス内容を確認することが、自分に最適なエージェントを見つけるための第一歩になる。

エージェントのなかには、先に紹介したJACリクルートメントなどのように、さまざまな業種の求人案件を扱っている「総合型エージェント」がある。

一方で、経理業務など特定の分野の転職に特化した「特化型エージェント」もある。

経理業務にこだわらず自分の可能性を探りたい場合には、前者を選ぶとよいが、経理分野に転職することにブレがなければ後者を選ぶべきだ。

このように自分の転職方針を明確にして、最適なエージェントのタイプを選ぶようにしよう。

STEP2:エージェントのサポート体制を理解する

総合型エージェントであっても、特化型エージェントであっても、サポート体制はさまざまだ。

先述したMS-Japan(MS Agent)のようなキャリアアドバイザーと各企業の担当者が別にいて、それぞれが求職者をサポートするエージェントを「分業型」と呼ぶ。

またBEET-AGENTのようにキャリアアドバイザーと企業担当を1人で担当するスタイルを、「一気通貫型」という。

分業型と一気通貫型には、いずれにもメリットとデメリットがあるので、自分にあったサポート体制を提供してくれるエージェントを選ぼう。

例えば急いで転職したい場合ならば、複数の企業担当者が同時並行で企業にアプローチしてくれる分業型が向いている。

一方で転職企業を絞り込んでいる場合には、その企業と求職者の間で情報のズレが少ない一気通貫型が適しているだろう。

このように総合型エージェントと特化型エージェントのいずれかを決めた後には、そのなかから分業型と一気通貫型、いずれのサポート体制のエージェントにするかを明確にしよう。

ここまでのことをまとめると、転職エージェントは、以下の4つのいずれかに大別される。

  • 総合型・分業型エージェント
  • 総合型・一気通貫型エージェント
  • 特化型・分業型エージェント
  • 特化型・一気通貫型エージェント

STEP3:エージェントの転職実績を確認する

上記4つのエージェントのなかでも、会社やサービスによって、特徴は異なる。

企業の経理部門に転職するならば、どのような企業への転職実績が多いかを確認しよう。

大手企業に多くの転職実績を持つ会社もあれば、IPO準備企業やベンチャー企業への転職に強みを持つサービスもある。

もしライフワークバランスを改善したいならば、大手企業への転職を検討することをおすすめする。

しかしビジネスパーソンとして、経験やスキルを高めたいのであれば、IPO準備企業やベンチャー企業が適しているだろう。

このように自分が希望する転職先への実績が豊富なエージェント会社やサービスを、複数ピックアップしよう。

STEP4:エージェントを訪問して、キャリアアドバイザーと転職相談を行う

STEP3でピックアップしたエージェントを順次訪問して、キャリアアドバイザーと転職相談を行おう。

転職相談は、Zoomや電話でも対応してくれる会社もあるが、できるだけ実際に訪問することをおすすめする。

訪問してみれば、社内の雰囲気やエージェントの対応から、ホームページで受けたイメージと異なる印象を受ける場合もあるだろう。

もし悪い意味で当初想像していたイメージと異なっていた場合には、「まだ転職する決心ができていないので」とキャリアアドバイザーに伝えて、求職者登録をしなくてもよい。

しかしエージェントを訪問した結果、思っていた以上によい印象を受けたならば、そのエージェントに登録して転職活動を開始しよう。

転職活動を進めていくうえで、エージェントの会社やキャリアアドバイザーとの「相性」は、決して軽視できないポイントでもあるからだ。

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経理の転職をエージェントに相談するときに気をつけるポイント

利用する転職エージェントが決まったら、さまざまなことを相談しながら、転職活動を進めていくことになる。

ただし、このとき気をつけるべきこともある。

ここではエージェントと転職活動を進める際に、注意すべき点を説明する。

自分の希望条件に優先順位をつける

転職エージェントに、自分の希望条件を、はっきりと伝えよう。

転職をする理由は年収やキャリアのアップ、ライフワークバランスの改善やUターンなど人それぞれ異なるため、他人であるキャリアアドバイザーにはわからないからだ。

だがすべての希望が叶えられる転職先に出会えることは難しく、仮にそのような求人を見つけたとしても、その会社に入社できるとは限らない。

このため、転職先に対する自分の希望条件を、まずリストアップしよう。

そしてリストアップした条件に優先順位を付けて、そのなかで「絶対に譲れないこと」と「妥協できること」を整理する。

その内容をエージェントに提示して、求人企業を調べてもらうように依頼すれば、自分の希望に近い求人案件を紹介してくれるだろう。

転職時期を明確にする

転職する希望時期を決めて、それを転職エージェントに伝えよう。

このことが求職者とエージェントの間で、共有されていなければ、トラブルの原因になるからだ。

例えば、求職者側はじっくり時間をかけて転職を成功させたいと思っていても、エージェント側は次々と求人案件を紹介することにもなりかねない。

逆に求職者側は急いで転職したいと考えていても、その認識がエージェント側になければ頻繁な連絡は控えるため、連絡が少ないエージェントの対応にイライラしてしまうだろう。

このためエージェントに求人案件の紹介を依頼する際には、自分の転職希望時期も伝えるようにしよう。

場合によっては担当者変更をエージェント側に依頼する

ここまで述べてきたように、エージェントへ希望条件や転職予定時期を正確に伝えなければ、効率的な転職活動ができない恐れがある。

だがエージェントのなかには、自分の意向に反する対応をする担当者もいる。

例えば、事前に「絶対に譲れないこと」を説明していたにもかかわらず、それを無視した求人案件ばかりを紹介する担当者もいる。

また「内定をもらっても現在の業務が忙しいため、すぐには退職できない」と伝えていたが、内定が出れば、まったく企業とは調整もせず一方的に退職を急かす担当者もいる。

一般的にエージェントでは、企業に求職者が入社したタイミングで、成功報酬として手数料が受け取れる取り決めになっている。

このため求職者のことを考えずに、成約実績を上げることだけを考えているエージェントの担当者は、そのような対応をする場合が多い。

転職する当事者のことを考慮せず、自分の成績だけを優先する対応を取る担当者は、担当を変えてもらうようにエージェント側に申し入れるようにしよう。

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経理の転職でエージェントをうまく活用する方法

前の章では転職エージェントを利用する際の注意点を述べてきたが、エージェントを有効活用すれば、効果的な転職活動が行える。

ここでは、よりよい転職活動を行うために、効果的にエージェントを活用する方法を紹介する。

エージェントに、自分の転職活動をサポートしてもらう場合には、参考にしよう。

客観的視点から自分の強みと弱みを評価してもらう

転職活動において、自分では強みと思っている経験やスキルが、実際の転職市場や求人企業側ではあまり需要が高くないこともある。

その逆に、たいした経験やスキルではないと思っていたことでも、高く評価されることもある。

また求職者の性格や個性が、状況によってポジティブに発揮される場合もあれば、ネガティブに映ることもある。

このように自分の強みや弱みを自分だけで判断するよりも、客観的視点での評価を参考にした方が、よりよい転職活動が行えるはずだ。

エージェントは、自分の強みや弱みを、求人企業の視点でも評価してくれる。

さらにその評価結果をもとに、自分の強みが最大限に発揮される環境(転職先)も紹介してくれる。

このようなメリットを得るため、エージェントに客観的視点から、自分の強みと弱みを評価してもらおう。

応募書類や面接の対策指導を受ける

エージェントに、応募書類や面接の対策指導を受けるようにしよう。

これは求人企業のニーズを、求職者以上に把握しているからだ。

企業から内定を得るために、必要以上に背伸びをする必要はないが、企業が望む人物像は意識した方がよい。

エージェントは、求人企業の要求を踏まえて、応募書類や面接の対策指導をしてくれる。

エージェントに応募書類や面接の対策指導を受ければ、最適な応募書類を企業に提出でき、効果的な面接を行うことができるだろう、

複数のエージェントを利用する

急いで転職をしたい場合には、複数のエージェントを利用することも検討しよう。

先述したようにエージェントには、さまざまなタイプがある。

企業の経理部門へ転職するならば、経理分野に特化した「分業型エージェント」と「一気通貫型エージェント」を併用することも検討しよう。

両者には、それぞれ長所と短所があるが、併用することで効率的な転職活動が実施できるだろう。

ただし、あまりに多くのエージェントを利用すると、連絡のやり取りや管理が煩雑になってしまう恐れがある。

このため利用するエージェントの数は、多くとも3〜4に留めるようにした方が無難だ。

内定後の条件交渉の際には、窓口になってもらう

企業から内定をもらった後に、企業側に融通をきかせてもらいたいことがあれば、それを交渉することは可能だ。

しかし内定がもらえた企業に直接交渉することで、入社前に悪い印象を与えてしまうのではないかと、心配することもあるだろう。

そのような場合にはエージェントを窓口にして、企業と交渉するようにしよう。

大幅な年収アップや入社時期の変更は難しいが、多少の調整は可能になるケースもある。

また転職先に入社することで引っ越しが必要になった場合には、引っ越し費用や住宅の初期費用を会社側で負担してくれる場合もある。

また在職中の会社から引き留めにあった場合でもエージェントに相談すれば、転職先と調整しながら、求職者にアドバイスもしてくれる。

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経理の分野に特化した転職エージェントを利用しよう

この記事では企業の経理部門への転職を考えている人に向けて、転職エージェントを利用するメリットとともに、おすすめのエージェントを紹介した。

エージェントのサービス内容やサポート体制を調べて、自分の転職方針とマッチした会社やサービスを見極めたうえで、利用するようにしよう。

また利用する際には、自分の希望条件や転職希望時期を明確にしたうえで、最初にエージェントに伝えればトラブルになることはない。

また求人企業側の視点を持ったエージェントからの客観的な助言を参考にすれば、転職活動は効率的に進められるだろう。

なかでも経理分野に特化したエージェントは、その分野に特化した知見と実績を持っているため、自分の転職活動に最適なサポートをしてくれるはずだ。

企業の経理部門への転職を考えている人は、経理分野に特化したエージェントに相談してみよう。

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