- セブン銀行カードローンの返済方法に何があるか知りたい
- セブン銀行カードローンの返済日や返済額について知りたい
- セブン銀行カードローンで返済が遅れてしまったときの対処法を知りたい
セブン銀行カードローンを利用する際に「どのような返済方法があるのかな?」「返済日はいつで、返済額はどう決まるのだろう?」「返済日に遅れてしまったときはどうすれば良い?」などといった疑問を抱えている方も多いのではないだろうか。
結論から言うと、返済方法はセブン銀行ATMでの現金振込や口座振替え、ダイレクトバンキングの3種類である。
また返済日は毎月27日(土日祝日の場合は翌営業日)に設定される。返済額は前月の利用残高に応じて自動的に決まる点に注意が必要だ。
本記事では、セブン銀行カードローンの返済方法や手順、返済日や返済額の確認方法を解説する。
返済が遅れた場合の対処法や返済計画のシミュレーションも紹介するため、ぜひ参考にしていただきたい。
セブン銀行カードローンの返済方法は3つから選べる
セブン銀行カードローンは月々必ず返済が必要な「約定返済」の他に、好きなタイミングで任意の額を追加返済できる「任意返済」がある。
ここでは任意返済で利用できる3つの返済方法を解説する。
なお、任意返済のタイミングは、原則24時間365日いつでも可能だ。手数料は曜日や時間帯にかかわらず無料となるため安心してほしい。
また月々の返済が遅れている場合、任意返済を利用できない点に注意が必要だ。
セブン銀行ATM(現金)での返済方法
現金で任意返済する場合はセブン銀行ATMを利用しよう。セブン銀行ATMは全国のセブン-イレブンやスーパーマーケットなどに設置されている。
現金での返済は、キャッシュカードかスマホATM(My セブン銀行)に限られる。
キャッシュカードの紛失や到着前でも、スマホアプリのMy セブン銀行をダウンロードすればスマホATMから返済可能だ。具体的な返済方法は、以下の通りである。
返済方法 | 現金 |
---|---|
返済手段 | キャッシュカード スマホATM(My セブン銀行) |
一部返済の可否 | 可能 |
全額返済の可否 | 可能 |
返済単位 | 1,000円 |
返済可能時間 | 原則24時間365日 |
キャッシュカードでの返済は1,000円単位となるため、小銭を入金できない点に注意しておこう。
またキャッシュカードでの返済手順は以下の通りだ。
- セブン銀行ATMにキャッシュカードを挿入
- 「ローン」を選択
- 返済金額などを入力し現金を挿入
次にスマホATMでの返済手順は以下の通りである。
- セブン銀行ATMで「引出し・預入れ クレジット取引など」あるいは「スマートフォンでの取引」を選択
- 「スマートフォン」を選択
- Myセブン銀行のアプリのホーム画面で「カードローン」ボタンを選択
- 「返済(任意返済)」を選択
- ATMに表示されたQRコードをアプリでスキャン
- アプリに表示された企業番号をATMに入力
- ATM画面の案内に従い取引
スマホATMでの返済は、事前にアプリのダウンロードと設定が必要となる。しかし一度設定してしまえば以降の利用はスムーズだ。
セブン銀行ATM(口座振替え)での返済方法
口座振替えでの返済も銀行ATMを利用しよう。セブン銀行の普通預金口座からの振替えのため、現金を持ち歩く手間がかからず返済できる。
ただし以下の通り、口座振替えでの返済手段はキャッシュカードのみとなる点に注意が必要だ。
返済方法 | セブン銀行普通預金口座からの振替え |
---|---|
返済手段 | キャッシュカード |
一部返済の可否 | 可能 |
全額返済の可否 | 可能 |
返済単位 | 1円 |
返済可能時間 | 原則24時間365日 |
口座振替の場合、1円単位で返済できるのがメリットだ。
返済手順は以下の通りである。
- セブン銀行ATMにキャッシュカードを挿入
- 「ローン」を選択
- 返済金額などを入力し実行
任意返済を利用しても借入残高が残っている場合、口座から月々の返済額が引かれる。残高不足では口座振替えが行われないため、返済日までに口座残高を確認しておこう。
ダイレクトバンキングでの返済方法
ダイレクトバンキングとは、Web上にある銀行から返済できるサービスだ。セブン銀行ATMに行く必要がなく、24時間365日好きなタイミングで返済可能だ。
ダイレクトバンキングの場合も、口座振替えと同様に1円単位で返済できる。
返済方法 | ダイレクトバンキング |
---|---|
返済手段 | セブン銀行普通預金口座からの振替え |
一部返済の可否 | 可能 |
全額返済の可否 | 可能 |
返済単位 | 1円 |
返済可能時間 | 原則24時間365日 |
ダイレクトバンキングでの返済手順は以下の通りだ。
- ダイレクトバンキングサービスにログイン
- 「カードローントップ」を選択
- 返済方法の選択画面から「一部返済」を選択
- 返済金額を入力し実行
なお、ダイレクトバンキングサービスを使う際は「ダイレクトバンキングご利用カード」に記載されたログイン情報などが必要である。
セブン銀行で口座開設した2週間後に届くため確認しておこう。
セブン銀行カードローンの返済日はいつ?
続いて、セブン銀行カードローンの約定返済日を紹介する。返済日を忘れないための対策も後述するので、押さえておこう。
毎月の返済日は27日(土日祝日の場合は翌営業日)
月々の返済は毎月27日に、セブン銀行の普通預金口座から自動で引き落としされる。ただし27日が土日祝日の場合は翌営業日の引き落としとなる。
仮に口座残高が月々の返済額に満たない場合、引き落としされず延滞となるため注意が必要だ。
詳細は後述するが、返済額は前月の返済日の利用残高に応じて決まる。延滞なく返済できるよう、返済額と口座残高を確認しておこう。
最初の返済日は借入後2回目に到来する27日
月々の返済は毎月27日だが、借入から初回の返済日は、借入後2回目に到来する27日である。仮に借入が月々の返済日当日の場合、翌月27日が返済日となる。例を見てみよう。
借入日 | 初回返済日 |
---|---|
9月10日 | 10月27日 |
9月27日(返済日当日) | 10月27日 |
上記のように、借入が遅れても初回返済日が変わらない点には注意が必要だ。
返済日は変更不可
セブン銀行カードローンでは返済日を変更できない。1日でも返済日を過ぎると延滞扱いとなるため、計画的な返済が重要である。
次章で解説する「返済日を忘れないための方法」を実践し、余計な利息を払わずに済むよう対策しよう。
返済日を忘れないための方法
返済日に遅れないよう後述する対策を取り入れよう。
通知メールサービスを利用する
「通知メールサービス」を利用すると、返済予定日や約定返済に関する通知を受け取れる。
返済日前のリマインダとして活用すれば、延滞を防ぎやすくなるだろう。併せてカレンダーアプリへの記入とリマインダ機能を使った通知を設定しておくと万全だ。
仮に返済を失念した場合でも、通知メールが届くことで延滞期間を最小限に抑えられる。
また、全員に対して配信される「ローンサービスのご返済確認のお知らせ」だけでなく、「ローンサービス審査に関するお知らせ」や「ローンサービス新規・増額申込受付のお知らせ」の通知も受け取れる。
セブン銀行カードローンへの申し込みや、借入額の増額などを検討している場合は設定しておくと便利だ。
毎月自動入金サービスを設定する
「毎月自動入金サービス」とは、他の金融機関の口座から毎月一定額をセブン銀行口座に自動で入金できるサービスだ。
毎月26日になると、指定した銀行口座へ入金される。
返済に必要な金額が自動で口座へ入金されるため、急な出費があった月でも返済計画が滞るリスクを減らせる点がメリットだ。
また一度設定すれば、毎月自動で入金されるため返済漏れを防げる。
ただし、セブン銀行口座に入金が反映されるのは、5営業日後となる点に注意しよう。さらに新規申込の受付期日は、引落日の8営業日前までとなる点にも注意が必要だ。
具体的には、カードローン返済日の13営業日前までに申し込みと入金ができない場合、当月の27日には間に合わない。
仮に返済日に間に合わなかった場合は、翌月以降の利用を検討すると良い。
毎月自動入金サービスの設定は、ダイレクトバンキングサービスから申し込める。審査に通過した際に設定しておこう。
給料の振込先を引き落とし口座に変更する
引き落とし口座残高の不足を防ぐため、給料の振込先をセブン銀行口座に設定しておくのもおすすめだ。
給与口座と返済口座を統一することで、資金の流れが明確化し、複数の口座を管理する手間も省ける。
ただし、給与の振込先口座を変更する場合は、社内での手続きに時間がかかる可能性もある点を考慮しておこう。
仮に引き落とし口座の変更が難しい場合は、給料の振込日に合わせてセブン銀行口座へ返済額を振り込むというルールを決めておくと良い。
セブン銀行カードローンの返済額はどう決まる?
セブン銀行カードローンは月々によって返済額が異なる。月々の返済額の決まり方や具体例を見ていこう。
セブン銀行カードローンの毎月の返済額の決まり方
セブン銀行カードローンの月々の返済額は、残高スライドリボルビング方式で決まる。
残高スライドリボルビング方式とは、前月の返済日時点での借入額に応じて翌月の返済額が決まる仕組みだ。
借入残高が減るにつれて返済額も減るため、返済負担を軽減できるメリットがある。
なお、返済予定額はMy セブン銀行アプリまたはダイレクトバンキングサービスから確認できる。My セブン銀行アプリでの確認手順は以下の通りだ。
- My セブン銀行アプリにログイン
- 口座>ローンを選択
- ローン画面内の「次回の返済」を選択
ダイレクトバンキングサービスでは以下の手順で確認できる。
- ダイレクトバンキングサービスにログイン
- メニューからカードローンを選択
- カードローントップ画面で確認
利用残高別の返済額の具体例
セブン銀行カードローンでは以下の表を基準に最低返済額が決まる。
前月の返済日時点の借入残高 | 最低返済額 |
---|---|
10万円以下 | 2,000円 |
10万円超~20万円以下 | 4,000円 |
20万円超~40万円以下 | 6,000円 |
40万円超~60万円以下 | 8,000円 |
60万円超~80万円以下 | 10,000円 |
80万円超~100万円以下 | 15,000円 |
100万円超~150万円以下 | 20,000円 |
150万円超~200万円以下 | 25,000円 |
200万円超~ | 35,000円 |
例えば借入額が40万円の場合、月々の最低返済額は以下の通りだ。
内容 | 借入/返済額 | 残高 |
---|---|---|
借入 | +400,000円 | 400,000円 |
初回返済 | -6,000円 | 394,000円 |
2回目返済 | -6,000円 | 388,000円 |
前月の借入残高が20万円超〜40万円以下の場合は、最低返済額は6,000円である。このまま返済を続け、返済日時点の借入残高が20万円以下となった場合、最低返済額は4,000円に減る。
借入額が多いほど返済期間が長くなるため利息も増える。できるだけ利息を減らし総返済額を減らしたい場合、追加で返済できる一部返済や全額返済を利用するのがおすすめだ。
セブン銀行カードローンの返済が「遅れそう」もしくは「遅れてしまった」時の対処法
セブン銀行カードローンの返済が遅れそうなときや、遅れてしまった場合はどのように対処すれば良いのだろうか。返済が遅れた場合のリスクを踏まえて対処方法を解説する。
セブン銀行カードローンの返済に遅れるリスク
まずはセブン銀行カードローンの返済に遅れるリスクを見ていこう。
借入額に応じた利息が発生する
セブン銀行カードローンは返済に遅れても延滞損害金が発生しない。しかし借入額に応じた利息が発生する。
さらに「元加方式」が採用されている点に注意が必要だ。元加方式とは、返済日前日までに発生した利息を借入残高へ組み入れることである。
つまり発生した利息が新たな借入金となり、返済が遅れるほど借入残高が増加する。
以下は年利15.0%で50万円を借入れ、2ヵ月返済が遅れた場合の利息である。
延滞期間 | 借入残高 | 発生利息 | 借入残高(元加後) |
---|---|---|---|
借入時 | 500,000円 | 0円 | – |
1ヵ月目 | 500,000円 | 6,250円 | 506,250円 |
2ヵ月目 | 506,250円 | 6,328円 | 512,578円 |
わずか2ヵ月の延滞で利息が約12,578円発生し、借入残高が50万円から512,578円まで増加する。月々の返済が遅れたり延滞が続いたりすると、返済負担が重くなる点に注意しよう。
セブン銀行カードローンから催促の連絡が届く
返済が遅れると、セブン銀行カードローンから以下のいずれかの手段で催促の連絡が届く。
- 圧着はがき
- メール
- 書面
- 自動音声による電話
- URL付SMS
- コンタクトセンターローン担当による電話
はがきや電話での連絡が来るタイミングが悪ければ、家族や職場にバレる可能性もある。延滞を防ぐためにも計画的な返済を心掛けよう。
信用情報に傷が付く可能性がある
返済を延滞した場合、信用情報機関に延滞の事実が登録される。
契約期間中および終了から5年は記録されるため、新規借入や他社のカードローン審査に悪影響を及ぼす可能性がある。
なお、債務整理や強制解約でも信用情報機関に記録が残る。そのため、身の丈に合わない金額の借入は避けよう。
貸付が減額・停止される可能性がある
返済の延滞状況によっては、利用限度額はそのままでも新たな貸付が減額・停止される可能性がある。
また以下に該当する場合は、翌月1日から新規借入が停止され、完済後は契約を解除される。
- 返済日に返済できず、翌々月の約定返済日から15日経過した場合
- 他社のローンやクレジットカードの返済を延滞した場合
セブン銀行が顧客の信用状況が悪化したと判断した場合、事前通知なしに貸付を停止する可能性もある。貸付が停止されても返済は続くため注意が必要だ。
一括返済・財産差し押さえの可能性がある
セブン銀行カードローンから届く催促の連絡を無視し続けていると、一括返済を求められるケースがある。
また一括返済の連絡にも応じないと、法的手続きがおこなわれ財産を差し押さえられるリスクも考えられる。
仮に給与が差し押さえられると、勤務先にセブン銀行カードローンでの借入がバレる可能性もある点も押さえておこう。
返済が遅れそうな場合の対処法
セブン銀行カードローンへの返済が遅れそうな場合、まずは落ち着いて対応しよう。どのように対処すればリスクを防げるのか解説する。
セブン銀行カードローンに連絡する
返済が遅れそうだとわかったら、すぐにセブン銀行カードローンへ連絡しよう。返済の意思があると伝えておくことが重要だ。連絡方法は以下の通りである。
連絡方法 | 利用可能時間 | 連絡先 |
---|---|---|
チャット | 月~土の9:00〜18:00 | セブン銀行Webサイトのチャットサポート |
メール | 24時間365日 | ダイレクトバンキングサービスの問い合わせフォーム |
電話 | 月~土の9:00〜18:00 | 0088-21-1189(通話料無料)03-5610-7730(有料) |
チャットの場合スマホから気軽に相談できる。深夜などの時間帯はメールでの問い合わせならタイミングを気にせずに済む。
急を要する場合は、電話でオペレーターと直接話すのが良い。ただし、オペレーターの対応時間は日曜・祝日を除く月曜〜土曜の9:00〜18:00である点に注意が必要だ。
なお、セブン銀行ATMやダイレクトバンキングは24時間365日返済が可能である。手数料も無料のため、返済期日に間に合いそうな場合はできるだけ早く返済しよう。
債務整理の手続きを検討する
返済に行き詰まりどうしても見通しが立たない場合、最終手段として債務整理の検討も選択肢の一つである。
債務整理とは、借金を整理し返済計画を立て直す手続きだ。
セブン銀行カードローン側に支払い方法を交渉する任意整理や、裁判所に申し立てをし返済を免除してもらう自己破産などがある。
債務整理をすれば返済の負担は減らせるだろう。しかし、債務整理の事実は信用情報期間に記録が残るため、今後の借入が難しくなったり住宅や車が処分されたりする可能性がある。
そのため、あくまでも最終手段として考えるべきだ。弁護士などの専門家にアドバイスを受け、適切な判断をしよう。
返済が遅れてしまった場合の対処法
仮に返済が遅れた場合、どのように対処すればリスクを最大限に抑えられるか解説する。
早急にセブン銀行口座に入金する
返済が遅れたら、早急にセブン銀行の普通預金口座に返済額を入金すべきだ。
確かに、セブン銀行カードローンでは延滞損害金は発生しない。しかし返済が1日でも遅れると延滞分の利息が発生するため、返済額が膨らむリスクがある。
セブン銀行カードローンでは、口座の残高が月々の返済額を超えた時点で自動的に引き落としが行われる仕組みになっている。
そのため確実に返済するには返済額以上の入金が必要だ。なお、任意返済をした月でも月々の返済がおこなわれる点も押さえておこう。
催促の連絡に返信する
セブン銀行カードローンでは返済が遅れると、銀行からの催促の連絡が届くケースがある。
返済期日までに入金を済ませた後でも、入れ違いで連絡が来る可能性があるため必ず対応しよう。
仮に入金を済ませた場合でも、勤務先への連絡や差し押さえなどにつながりかねない。
不要なトラブルを避けたいのであれば、セブン銀行カードローンからの連絡に迅速に対応しよう。
シミュレーションで返済計画を立てて返済遅延を防ごう
返済シミュレーションを活用し具体的な返済計画を立ててから、セブン銀行カードローンを利用しよう。収入や生活スタイルに見合った借入ができ、返済の遅延リスクを減らせる。
借入前に返済計画を立てる重要性
まず借入前に返済計画を立てる重要性を解説したうえで、返済シミュレーションを見ていこう。
金融事故のリスクを減らせる
現実的な返済計画を立てることで、収入や支出に見合った借入額がわかるため金融事故を回避しやすくなる。
一方、無理な計画で借入をすると、延滞などの金融事故の可能性が高まる。信用情報機関に記録が残ると、カードローンの利用制限や他社での借入が難しくなる。
最悪の場合、差し押さえなどにつながりかねないため、利用前には必ず返済計画を立てよう。
総返済額を減らせる
余裕のある返済計画により、総返済額を減らせる可能性がある。
月々の返済額を現実的な範囲で高く設定して返済すれば、元本が減るスピードが早まる分、利息の返済負担も軽減できる。
例えば、ボーナスや臨時収入がある月に、一部返済や全額返済をおこなうのがおすすめだ。予め返済計画に組み込むことで、予定よりも早い完済につながる。
セブン銀行カードローンの借入前には、長期的な視点で返済計画を立て、将来の負担を軽減しよう。
返済額のシミュレーション
月々の返済額や返済期間はどのくらい必要なのだろうか。例として10万円、50万円の借入額でシミュレーションをした結果を解説する。
まず借入額が10万円で年利15.0%の場合、月々の最低返済額2,000円と10,000円での違いを比較してみよう。
返済方法 | 毎月の返済額 | 返済期間 | 総返済額 | 利息総額 |
---|---|---|---|---|
最低額での月々の返済 | 2,000円 | 6年7ヵ月(79回) | 156,297円 | 56,297円 |
月々の返済+任意返済 | 10,000円 | 11ヵ月(11回) | 107,504円 | 7,504円 |
最低返済額の2,000円のみを返済し続けた場合、返済期間が約6年半と長くなる分、利息総額が増える。その結果、総返済額は借入額の約1.5倍となる。
一方、月々10,000円を返済した場合、返済期間を約5年8ヵ月も短縮可能だ。利息の総額も約50,000円減らせるため、返済負担を軽減できるだろう。
次に借入額が30万円で年利15.0%の場合、月々の最低返済額と20,000円での違いを比較してみよう。
返済方法 | 毎月の返済額 | 返済期間 | 総返済額 | 利息総額 |
---|---|---|---|---|
最低額での月々の返済 | 6,000円(20万超〜40万以下) 4,000円(10万超〜20万以下) 2,000円(10万以下) | 13年8ヵ月(164回) | 約570,000円 | 約250,000円 |
月々の返済+任意返済 | 20,000円 | 1年5ヵ月(17回) | 334,323円 | 34,323円 |
最低返済額のみで返済を続けた場合、返済期間が約13年半と長期化する。利息総額が約250,000円となるため、総返済額は借入額の約1.8倍となる。
一方、月々20,000円を返済した場合、返済期間を12年3ヵ月も短縮可能だ。利息の総額も約34,000円まで減らせる。
これらの比較から月々の返済額の増額は、返済期間の短縮や利息の軽減につながるとわかる。
最低額での返済だけでは、長期間にわたり利息が発生するため総返済額が大幅に増える点がリスクである。
総返済額を抑えるためにも、できる限り任意返済を利用し、月々の返済額を増やすのが賢明だ。
とはいえ、無理のない返済額は収入や生活状況に応じて異なるため、増額する場合は現実的な額を設定しよう。
なお、シミュレーションは一度確認して終わりではなく、定期的な見直しも重要である。
特に収入や支出状況が変わった場合は、再度シミュレーションを行い、返済計画が現状に適しているか確認しよう。
セブン銀行カードローンで一部返済や全額返済を効果的に使おう
では具体的に一部返済や全額返済とは、どのような仕組みや効果があるのだろうか。返済期間を短縮し、総返済額を減らす効果もあるためぜひ参考にしてほしい。
一部返済と全額返済の仕組み・効果
セブン銀行カードローンには「一部返済」と「全額返済」という任意返済の仕組みがある。月々の最低返済額に加えて、好きなタイミングで追加返済できる。
まず一部返済とは、借入残高の一部を追加で返済する方法だ。返済は借入残高のみで、利息の返済はできない点に注意しよう。
ただし、月々の最低額の支払いに加えて任意返済をすることで、短縮できた返済期間分の利息は軽減できる。
そのため積極的に一部返済を利用すれば、利息の総支払額を大きく減らせる。
次に全額返済は、借入残高と利息を一度にまとめて返済する方法だ。以降の返済は不要となる。
資金に十分な余裕がある場合は、一部返済ではなく全額返済を選択すると良いだろう。
全額返済を利用すれば、今後利息が発生しなくなるため、総返済額を最小限に抑えられる。
具体的な方法
任意返済はMy セブン銀行アプリ、セブン銀行ATM、ダイレクトバンキングサービスから以下の手順で返済できる。
返済方法 | 操作手順 |
---|---|
My セブン銀行アプリ | アプリを起動ダイレクトバンキングサービスにログイン「一部返済」または「全額返済」を選択 |
セブン銀行ATM | ATMで取引を開始「ローン」→「返済」を選択「一部返済」または「全額返済」を選択 |
Web (ダイレクトバンキングサービス) | ダイレクトバンキングサービスにログイン「ローン」メニューを選択「一部返済」または「全額返済」を選択 |
シミュレーションに基づいた返済計画と併せて、任意返済も検討しよう。
セブン銀行カードローンは返済方法を柔軟に選べる
セブン銀行カードローンの返済方法には、セブン銀行ATMでの入金や口座振替、ダイレクトバンキングの3種類がある。
返済日は毎月27日に設定される。返済日が土日祝日の場合は翌営業日となるため注意が必要だ。
また、返済額は前月の利用残高に応じて自動的に決まる点にも注意しよう。
仮に返済が遅れてしまった場合は、早急にセブン銀行カードローンへ連絡し、返済金額をセブン銀行口座へ入金しておくと良い。
さらに一部返済や全額返済を検討し、できるだけ返済期間を短縮して利息や総返済額を減らす努力もしたほうが良い。
セブン銀行カードローンでの借入を検討しているなら、まずは「かんたん借入診断5秒チェック」を受けてみよう。
3つの質問に答えるだけで、希望の金額を借入可能か診断できる。最短で翌日に借入できるため、申し込みだけでも済ませておいてはどうだろうか。