- あんしんワイドで借りられる金額の上限が知りたい
- あんしんワイドの限度額がどのように決まるのか知りたい
- あんしんワイドの限度額を増やす方法や条件が知りたい
GMOあおぞらネット銀行のあんしんワイドを検討しているが「借入限度額はいくらだろう」「限度額を増やす方法はあるのかな」といった疑問を抱えてる方は多いのではないだろうか。
本記事では、あんしんワイドの借入金額の上限や増額方法を解説している。また、増額するメリット・デメリットも解説している。
ぜひ最後まで読んで、「あんしんワイド」を増額することができるようになってほしい。
あんしんワイドの限度額の基本:いくらまで借りられる?
まずは、あんしんワイドでいくらまで借りられるかを以下3つの観点から解説していこう。
- あんしんワイドの借入限度額
- 初回の借入はいくらまで借入れできるのか
- 他社との利用限度額の違い
あんしんワイドで借入れを考えている方は、ぜひ参考にしてほしい。
あんしんワイドの借入限度額
あんしんワイドの基本的な借入限度額は1,500万円である。しかし、誰でも限度額の1,500万円を借りられる訳ではなく、審査の結果によっては減額される場合もある。
審査に必要な書類は、銀行口座の入出金の履歴のみ(過去2ヶ月分)で、審査は最短2営業日で完了する。
初回の借入はいくらまで借入れできる?
あんしんワイドでは、審査の結果によって初回の借入れが10万円〜1,000万円の範囲で決定する。
ただし、「GMO お得意さま応援ローン特約」が適用される場合は10万円〜50万円が借入限度額となる。
また、以下の2点のいずれかを満たさない場合は、限度額は10万円となる。
- GMOあおぞらネット銀行の法人口座または「freee 入出金管理」のサービスを利用し、申込日前の2か月以上連続で入出金明細があること
- GMOインターネットグループ内でお客様の情報をやり取りすることを了承すること
他社との利用限度額の違い
GMOあおぞらネット銀行「あんしんワイド」と他社のビジネスローンの借入限度額を比較してみよう。
銀行名 | 借入限度額 | |
---|---|---|
GMOあおぞらネット銀行 | 1,500万円 | |
りそな銀行 | 1,000万円 | |
PayPay銀行 | 1,000万円 | |
東京スター銀行 | 1,000万円 | 詳しくはこちら |
横浜銀行 | 5,000万円 | |
三菱UFJ銀行 | 5,000万円 | |
楽天銀行 | 1億円 | 詳しくはこちら |
出典:りそな銀行「活動力」
出典:PayPay銀行「ビジネスローン(法人向け)」
出典:東京スター銀行「スタービジネスカードローン」
出典:横浜銀行「〈はまぎん〉スーパービジネスローン」
出典:三菱UFJ銀行 税理士会提携ビジネスローン「融活力」
出典:楽天銀行「楽天銀行ビジネスローン」
上記のとおり、あんしんワイドの借入限度額は一般的な金額といえる。
あんしんワイドの利用限度額はどうやって決まる?
カードローンにおける借入限度額と利用限度額の違い
まずは、カードローンにおける借入限度額と利用限度額の違いは以下のとおりである。
- 借入限度額
- 金融機関ごとに決められた借入れ金額の上限
- 利用限度額
- 審査結果によって決められる借入れ金額の上限
したがって、誰でも「あんしんワイド」の借入限度額の1,000万円を借りられる訳ではないということである。
あんしんワイドの利用限度額の決り方
前述のとおり、あんしんワイドの限度額は、銀行口座の取引履歴の有無によって決まる。
なお、2ヶ月以上連続であることが申し込みの条件になっている。限度額は申込者が過去にどれだけの資金を運用していたかや、入出金の安定性があるかも影響する。
限度額を高く設定したい場合は、利用明細の確認がされる際に、安定した入出金があることの証明ができるようにしておこう。
あんしんワイドが審査で見るそのほかのポイント
GMOあおぞらネット銀行の「あんしんワイド」は、他社では必要な以下の書類が不要である。
- 決算書
- 事業計画書
- 担保・保証人
また、365日インターネットで申し込みができ、申し込みから借入れまでが最短2営業日で完了する。
これは、なるべく早く借入れしたい方、銀行の窓口に行く時間が無い方にとって大きなメリットと言えるだろう。
あんしんワイドで希望の限度額額を叶えるためのポイント
あんしんワイドの審査では、銀行口座の入出金明細を2ヶ月分提出する必要があるが、なるべく多く入出金の明細を提出したほうがよい。
理由としては、もし提出する期間が業績の悪い時期にあたれば、審査においてマイナスに働く場合があるためである。
特に、季節によって売上が変動する企業や、大きなプロジェクト終了時にまとまった金額が入る企業は、2ヶ月分だけに限定せず、できるだけ多くの明細を提出することが望ましい。
会社の実績をしっかりアピールするために、可能な限り多くの情報を提供することが効果的だ。
あんしんワイドで限度額を増やすための条件と増額のメリット・デメリット
あんしんワイドでは、利用者からの申請によっての限度額の増額はできない。ここからは、増額するためのポイントや増額のメリット・デメリットについて解説していこう。
増額のための4つのポイント
まずは、あんしんワイドで増額するためのポイントは以下の4つである。
- 再審査を待つ
- 取引を増加させる
- 他社と連携する
- freee入出金管理へ定期的にログインする
増額のためのポイント➀再審査を待つ
GMOあおぞらネット銀行のビジネスローン「あんしんワイド」では、契約中に利用者からの申請で融資枠を増やすことはできない。
しかし年に1度、再審査の機会がある。このタイミングで増額の条件を満たしていれば、融資枠を増やすことができることもある。
融資枠の増額を希望する場合、契約更新時の再審査が大きなチャンスといえる。
増額のためのポイント②取引を増加させる
GMOあおぞらネット銀行の口座での取引を増やすことは、融資枠の見直しにおいて重要だ。
銀行側は利用者の取引状況を定期的にチェックしており、取引量が多ければ、別途増額の案内が来ることもある。
取引が多いほど、銀行からの信頼度が高まり、結果として融資枠の増額に繋がる可能性が高くなる。
したがって、融資枠を広げたい場合は、日々の取引を意識的に増やすことが効果的だと言える。
増額のためのポイント③他社との連携をする
他の金融機関を利用している場合でも、その口座の入出金明細を「freee入出金管理 with GMOあおぞらネット銀行」に同期させることが推奨される。
これにより、複数の銀行での取引情報を一元化でき、審査時に豊富なデータを提供できるため、有利に働く可能性が高くなる。
取引が多ければ、信用度が増し、融資枠の見直しや増額のチャンスが広がるため、積極的に活用しよう。
増額のためのポイント④freee入出金管理へ定期的にログインする
「freee入出金管理」を利用している場合は、定期的にログインし、他金融機関の口座との入出金明細連携が途切れないようにすることも大切だ。
これにより、継続的な取引実績を示すことができるため、銀行からの信頼を得られるようになる。
あんしんワイドで増額するメリット
あんしんワイドで限度額を増額するメリットは以下の2つである。
まず1つ目は、選択肢が広がる点である。増額することで、特に急な出費や新たな投資チャンスに迅速に対応できるようになる。
予想外の設備投資や急に必要になった運転資金があっても、限度額が増えていればすぐに対応できるのが大きな強みだ。
融資枠の増額はビジネスの成長をサポートする重要な要素と言えるだろう。
2つ目は、低金利で借入れできる点だ。「あんしんワイド」の金利は0.9%から14.0%と、元から比較的低めに設定されている。
一般的に融資限度額が増えると、借入れ金利は低くなる。限度額を増額することで、大きな資金が必要な場合でも低金利のメリットを活かして、長期的なコスト削減が期待できる。
これにより、資金繰りが安定し、会社の経済的な負担を軽減できる可能性が高くなるだろう。
あんしんワイドで限度額を増額するデメリット・注意点
続いて、あんしんワイドで増額する際の注意点やデメリットについて触れていこう。
1つ目は、赤字決算の場合は増額が難しい点だ。「あんしんワイド」は法人専用のサービスであり、個人事業主や個人は利用できない。
法人としての信用力や実績が重要視されるため、設立したばかりの法人や赤字決算の企業では、希望する増額が難しい場合がある。
2つ目は、無理な借入れによる延滞のリスクだ。増額によって借入枠が広がると、必要以上の金額を借りてしまうリスクがある。
借りたお金にはすべて利息がかかるため、余分に借りると返済の負担が増えてしまう。
返済に困らないようにするためには、しっかりと計画を立て、自分の返済能力に見合った範囲でローンを利用することが大切だ。
無理をせず、必要な額だけを借りることで、安心して返済を進められるだろう。
あんしんワイドの限度額が減額されることはある?
あんしんワイドの減額理由①返済の遅延・延滞がある
返済や延滞があると、限度額が減額されてしまうリスクがある。これは銀行からの信用がなくなってしまうからである。
再審査で希望する限度額を設定したい場合、まず返済期日までにきちんと返済額を口座に入金し、確実に返済を行うことが重要である。
遅延なく返済を続けていることが信用につながり、希望する限度額の設定がしやすくなるだろう。
返済の遅れがないことが、限度額を高く設定するための大きなポイントとなる。
あんしんワイドの減額理由②入出金明細に不安がある
GMOあおぞらネット銀行は、定期的に口座の入出金をチェックしている。
そのため、取引が安定していない場合や、取引内容に大きな変化があった場合には、融資枠が減額される可能性がある。
取引状況がしっかりと安定していることが、融資枠を維持や増額するために重要である。
あんしんワイドの減額理由③事業状況が悪化した
事業状況の悪化も限度額が見直される原因の1つである。特に赤字決算の企業は、リスクが高いと判断されてしまい、融資枠が減ってしまうことがある。
限度額の維持や増額には安定した業績を続けることが大切だ。業績がしっかりしていれば、銀行からの信頼も高まり、融資枠も維持しやすくなる。
あんしんワイドでお金が借りられなくなった!限度額を復活させるには?
あんしんワイドでお金が借りられなくなる理由
一般的に、ビジネスローンでは審査基準を公開していない。しかし、以下の項目に該当する場合は審査に通らないリスクが高くなる。
- 返済能力が不足しているとみなされた
- 申込内容に虚偽の申告がある
- 税金の滞納がある
1度審査に通っていても、再審査の際これらに当てはまってしまうと減額・融資不可能の対象になってしまう。
利用枠を復活させる方法
減額された限度額を復活させるためには、返済の延滞、遅延を解消することが大切である。
未払いがあると信用情報に影響するため、なかなか限度額の復活は難しい。延滞などがある場合は借入れを考える前に、まず返済に集中することが重要である。
あんしんワイドの借入れ限度額は1,500万円で赤字の法人でも借入れができる
あんしんワイドの借入限度額は1,500万円だ。ただし、初回のみ利用限度額が最大で1,000万円に設定される。
これは、信用情報に基づき、返済能力を考慮した上で決定されるからである。
限度額の増額は利用者からの申請できないが、安定した取引がなされていれば銀行側から増額の提案がされる可能性がある。
また、安定した取引履歴が確認できない場合は、減額の恐れがある。しかし本記事で紹介した対策をしていれば減額のリスクを抑える事ができる。
あんしんワイドは、創業期や赤字の法人でも借入れができる。必要書類は最低2ヶ月分の口座の利用明細だけなので借入れのハードルが低い事も大きな魅力だ。
借入れまでの面倒な手続きを少しでもなくしたい方は、ぜひ利用してみてはいかがだろうか。